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第二百二十八話 遠見
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「何が面白い物が見れる…だよ。 私の時間がどれだけ貴重だと思ってるんだ【憤怒】は…。 まぁ…正直言ってしまえば私達と互角に殺りあえるのって神くらいだし。 どうせその子も私達と戦ったら壊しちゃうんだろうな」
「何を独り言を…。 その癖はやめた方が良いぞ。 見ろ…始まっている」
魔道具から映し出される映像を見て驚愕する【傲慢】
「貴様のそんな顔が見れるとはな。 久々に愉快と言う感情が湧き上がってくるものだ」
「何故彼らは私達が何とか追い込めた龍達を圧倒しているんだ? …しかも、これ本気じゃない」
「貴様にしては目の付け所が良いな。 この少年だけで無い、賢者も、【怠惰】も…【暴食】ですらも周りへの被害を最小限に抑えつつ戦っている様だ。 彼らが…いや、この英雄の少年…テイルと言うらしいが…彼が一度の瞬きで終わらせていただろうな」
「それ大罪全員でも勝ち目ある?」
【憤怒】は少しばかり考える。
別に何かあっても彼が抑えてくれるだろうと考えて口を開く。
「現状なら拮抗出来て【暴食】、次点で【怠惰】が善戦する…程度か」
「なにそれ…私はそこにすら行けてないって事?」
「残念ながら…な」
「はは、あはは。 面白いね。 あいつらがそんなに強かったなんてね。 この映像だけでも確かに実感する。 ムカツクね、凄く凄くムカツク」
「ほう、ならば彼らと敵対するのか?」
「は? 馬鹿じゃないの。 見返すくらい強くなればいいだけでしょう?」
【憤怒】は何かが外れてしまった様に笑い出す。
「何が可笑しいのさ?」
「すまん。 悪気はないんだ。 しかし、お前も変わったな」
魔道具に映し出される映像を眺めながら懐かしそうに呟く【憤怒】
「そういう君だってそうでしょう?」
「あぁ、そうかも知れんな。 だが、変わったとしたら極々最近だろう」
「そう思うよ。 で、この映像を見てて不信に思った点があるんだけど良い?」
「ん? なんだ」
「こいつの上司もどっか遠くから見てるみたい。 しかも…この世界から」
【憤怒】が怒りのオーラを纏い始める。
「ほう、我らの息の届く場所で狼藉を…いい度胸だな」
「変わったとか言ったけど前言撤回だねぇ。 標的は二…。 座標としてはここからは遠い…ね。 と言うよりも二手に分かれているみたいだ」
「なぁ、【傲慢】…そろそろ我々も人類と和解すべきと思わないか?」
「急にどうしたの?」
「良いから答えろ。 今は気が短い」
赤く猛る炎の様なオーラがどんどんと濃密なモノとなっていく様から【憤怒】が相当怒っている事が見て取れる。
「あぁ、私もそう思ってはいるかもね。 でも、私が至高の存在な事は忘れてはいけないな」
「そうか。 ならば彼らの敵の首を手土産としようではないか。 初代賢者よ」
「そうだね。 分かったよ。 古代勇者君?」
そう呼び合うとお互いにその場から消えて居なくなった。
「全く、あいつはあの時から全然変わらないじゃないか。 何が古代勇者だ…。 俺は錬金術師じゃないのに勇者にされたっていうのに…」
そう独り言ちながら初代勇者から引き継いだ様々な術を駆使し、敵の居るであろう場所へと向かい駆けて行く。
「何を独り言を…。 その癖はやめた方が良いぞ。 見ろ…始まっている」
魔道具から映し出される映像を見て驚愕する【傲慢】
「貴様のそんな顔が見れるとはな。 久々に愉快と言う感情が湧き上がってくるものだ」
「何故彼らは私達が何とか追い込めた龍達を圧倒しているんだ? …しかも、これ本気じゃない」
「貴様にしては目の付け所が良いな。 この少年だけで無い、賢者も、【怠惰】も…【暴食】ですらも周りへの被害を最小限に抑えつつ戦っている様だ。 彼らが…いや、この英雄の少年…テイルと言うらしいが…彼が一度の瞬きで終わらせていただろうな」
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【憤怒】は少しばかり考える。
別に何かあっても彼が抑えてくれるだろうと考えて口を開く。
「現状なら拮抗出来て【暴食】、次点で【怠惰】が善戦する…程度か」
「なにそれ…私はそこにすら行けてないって事?」
「残念ながら…な」
「はは、あはは。 面白いね。 あいつらがそんなに強かったなんてね。 この映像だけでも確かに実感する。 ムカツクね、凄く凄くムカツク」
「ほう、ならば彼らと敵対するのか?」
「は? 馬鹿じゃないの。 見返すくらい強くなればいいだけでしょう?」
【憤怒】は何かが外れてしまった様に笑い出す。
「何が可笑しいのさ?」
「すまん。 悪気はないんだ。 しかし、お前も変わったな」
魔道具に映し出される映像を眺めながら懐かしそうに呟く【憤怒】
「そういう君だってそうでしょう?」
「あぁ、そうかも知れんな。 だが、変わったとしたら極々最近だろう」
「そう思うよ。 で、この映像を見てて不信に思った点があるんだけど良い?」
「ん? なんだ」
「こいつの上司もどっか遠くから見てるみたい。 しかも…この世界から」
【憤怒】が怒りのオーラを纏い始める。
「ほう、我らの息の届く場所で狼藉を…いい度胸だな」
「変わったとか言ったけど前言撤回だねぇ。 標的は二…。 座標としてはここからは遠い…ね。 と言うよりも二手に分かれているみたいだ」
「なぁ、【傲慢】…そろそろ我々も人類と和解すべきと思わないか?」
「急にどうしたの?」
「良いから答えろ。 今は気が短い」
赤く猛る炎の様なオーラがどんどんと濃密なモノとなっていく様から【憤怒】が相当怒っている事が見て取れる。
「あぁ、私もそう思ってはいるかもね。 でも、私が至高の存在な事は忘れてはいけないな」
「そうか。 ならば彼らの敵の首を手土産としようではないか。 初代賢者よ」
「そうだね。 分かったよ。 古代勇者君?」
そう呼び合うとお互いにその場から消えて居なくなった。
「全く、あいつはあの時から全然変わらないじゃないか。 何が古代勇者だ…。 俺は錬金術師じゃないのに勇者にされたっていうのに…」
そう独り言ちながら初代勇者から引き継いだ様々な術を駆使し、敵の居るであろう場所へと向かい駆けて行く。
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