204 / 385
第二百三話 過酷な訓練
しおりを挟む
うん。 やはり皆飲み込みが早すぎるね。
こんなに基礎が出来ているのならもうワンステップ訓練の質を上げても良いかな?
「メイカ、皆を集めてくれるかな?」
「テイル…さ、ま、わかりま…わかった」
言葉はもう丁寧にしなくていいって言ったら今度は言葉が詰まりに詰まって可哀想なのでメイカは丁寧な口調のままでも良いのかもしれない。
お、皆集まるのがとても早いな。
統率力と言うかなんというか。
「うん、集まったね。 誰一人諦めずこの過酷な基礎練を耐え抜いた事を誇りに思うよ。 じゃあ、この剣術において次のステップに入る…前に。 一人ずつ、死の寸前を見て貰うよ」
一同が怯え始めた。
この殺気は流石にこのメンツでも来るモノがあったのか。
正直耐えきれると思っていたんだけれど。 これでは次のステップへと進めない。
「…戦いで殺気を向けられても君達は震えてるだけなのかな?」
「「「「ッ!?」」」」
「ち、違います!」
反論出来たのはメイカだけ…ね。
「そう。 じゃあ」
次の瞬間にはメイカの首の横には俺の刀が掠めていく。
「月影一心流秘技、突月」
そのままの流れで一人ずつ様々な技で獲っていく。
ふむ、反撃を入れようとしてくる姿勢のある子もいたのは収穫だ。
「じゃあ、恐怖心と速度を知った君達にはペアを作ってもらう。 これから基礎のみで打ち合ってもらう。 たまにそれだけで技を知る子も居るからね」
バランスの良いペアになったと思ったけどメイカとナナはやはりペアになったか。
皆の訓練用の刀を錬成してあげる事にする。
「これ使って打ち合いしてね。 滅茶苦茶重いと思うけど…刃は丸くしてあるから切れないし、怪我をしてもうちには優秀な聖女が居るから怪我しても大丈夫だからね」
皆無言になっている。
先程のがあまりにも堪えてしまったのだろうか。
ちょっと可哀想だった気がしなくもないが。
「テイル君? これはちょっとやりすぎじゃないかしら?」
多分さっきの俺よりも俺の後ろに並び立つこの鬼の様な表情の美少女達が怖くて声も出なかったんだろうな…。
俺は悟ってしまった。
「すみません…」
そうして、俺は延々と説教を受けながら打ち合いうを眺め、少し経ったら執務室に箱詰めにされてキングが手伝ってくれると言う一連の流れになってしまっているのであった。
「あれ? 君達、この元素って言うのはこういう理論で成り立っているんじゃないかな?」
つらつらと紙に理論を書き並べ立てていく【怠惰】は錬金術師達とも意気投合して、かなり打ち解けているどころか色々役にたっている様であった。
「【怠惰】さんはとても素晴らしい能力をお持ちですね…。 錬金術師では無いのにすぐに錬金術を行使出来る程になられるとは」
「テイル君のを見て覚えたって言うのもあるけど、君達の理解力が素晴らしかったから僕も早く覚えられたんだよ。 僕の力だけじゃないさ」
「私達を虐げて来た人達にも聞かせてやりたいですよ…」
「あはは、テイル君が活躍すれば皆は十分じゃないのかい? と言うか、それよりもこの酒造に関しては錬金術師だけじゃなくて魔法師…いや、賢者と薬師が居ればすぐに解決しそうだね。 あとは何が問題だと思う?」
少し考える様な表情をする錬金術師達。
すると新入りの錬金術師が恐る恐る話し始める。
「お酒自体の材料もそうですが…樽などの材料…でしょうか?」
「正解! 多分きっとテイル君は知っているはずだからそれは聞いておこうか」
「おーい、ワシも混ぜてくれー!」
賢者もどんどんと威厳が無くなっていくのであった。
こんなに基礎が出来ているのならもうワンステップ訓練の質を上げても良いかな?
「メイカ、皆を集めてくれるかな?」
「テイル…さ、ま、わかりま…わかった」
言葉はもう丁寧にしなくていいって言ったら今度は言葉が詰まりに詰まって可哀想なのでメイカは丁寧な口調のままでも良いのかもしれない。
お、皆集まるのがとても早いな。
統率力と言うかなんというか。
「うん、集まったね。 誰一人諦めずこの過酷な基礎練を耐え抜いた事を誇りに思うよ。 じゃあ、この剣術において次のステップに入る…前に。 一人ずつ、死の寸前を見て貰うよ」
一同が怯え始めた。
この殺気は流石にこのメンツでも来るモノがあったのか。
正直耐えきれると思っていたんだけれど。 これでは次のステップへと進めない。
「…戦いで殺気を向けられても君達は震えてるだけなのかな?」
「「「「ッ!?」」」」
「ち、違います!」
反論出来たのはメイカだけ…ね。
「そう。 じゃあ」
次の瞬間にはメイカの首の横には俺の刀が掠めていく。
「月影一心流秘技、突月」
そのままの流れで一人ずつ様々な技で獲っていく。
ふむ、反撃を入れようとしてくる姿勢のある子もいたのは収穫だ。
「じゃあ、恐怖心と速度を知った君達にはペアを作ってもらう。 これから基礎のみで打ち合ってもらう。 たまにそれだけで技を知る子も居るからね」
バランスの良いペアになったと思ったけどメイカとナナはやはりペアになったか。
皆の訓練用の刀を錬成してあげる事にする。
「これ使って打ち合いしてね。 滅茶苦茶重いと思うけど…刃は丸くしてあるから切れないし、怪我をしてもうちには優秀な聖女が居るから怪我しても大丈夫だからね」
皆無言になっている。
先程のがあまりにも堪えてしまったのだろうか。
ちょっと可哀想だった気がしなくもないが。
「テイル君? これはちょっとやりすぎじゃないかしら?」
多分さっきの俺よりも俺の後ろに並び立つこの鬼の様な表情の美少女達が怖くて声も出なかったんだろうな…。
俺は悟ってしまった。
「すみません…」
そうして、俺は延々と説教を受けながら打ち合いうを眺め、少し経ったら執務室に箱詰めにされてキングが手伝ってくれると言う一連の流れになってしまっているのであった。
「あれ? 君達、この元素って言うのはこういう理論で成り立っているんじゃないかな?」
つらつらと紙に理論を書き並べ立てていく【怠惰】は錬金術師達とも意気投合して、かなり打ち解けているどころか色々役にたっている様であった。
「【怠惰】さんはとても素晴らしい能力をお持ちですね…。 錬金術師では無いのにすぐに錬金術を行使出来る程になられるとは」
「テイル君のを見て覚えたって言うのもあるけど、君達の理解力が素晴らしかったから僕も早く覚えられたんだよ。 僕の力だけじゃないさ」
「私達を虐げて来た人達にも聞かせてやりたいですよ…」
「あはは、テイル君が活躍すれば皆は十分じゃないのかい? と言うか、それよりもこの酒造に関しては錬金術師だけじゃなくて魔法師…いや、賢者と薬師が居ればすぐに解決しそうだね。 あとは何が問題だと思う?」
少し考える様な表情をする錬金術師達。
すると新入りの錬金術師が恐る恐る話し始める。
「お酒自体の材料もそうですが…樽などの材料…でしょうか?」
「正解! 多分きっとテイル君は知っているはずだからそれは聞いておこうか」
「おーい、ワシも混ぜてくれー!」
賢者もどんどんと威厳が無くなっていくのであった。
2
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界亜人熟女ハーレム製作者
†真・筋坊主 しんなるきんちゃん†
ファンタジー
異世界転生して亜人の熟女ハーレムを作る話です
【注意】この作品は全てフィクションであり実在、歴史上の人物、場所、概念とは異なります。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる