23 / 74
甘い閨を貴方に③
しおりを挟むうああ、凄い!旦那さまの精子、量が多すぎです。ドロリとして喉に張り付いて!この前の媚薬事件より濃厚なのは溜まっていたからですか?
精子に口の中を占領され、飲むことも吐き出すことも出来ず。涙目で口を押さえ俯く私に、旦那さまが着ていたバスローブを脱ぐと渡してくれた。
「……こんなもの飲まなくて大丈夫です。これに吐き出して下さい」
真っ白い綺麗なバスローブを受けとる。でも……これに吐くのも違うような気がする。奥さまとして有り余る旦那さまの精を粛々と受け入れて見せよう!
「ふっ、ううっ………ゴクンっ、あっ!はぅ、うーっ。」苦くて喉に引っ掛かるけど、泣きそうになりながら、なんとか飲み込んだ
「なっ!!飲んだのですか?あの量を全部?……見せて下さい!」
涙をこらえコクンと頷くと、口をおずおず開けて旦那さまに空っぽの口の中を見せた。
「本当に……飲んで、います」
信じられないと大きく見開かれた瞳。旦那さまは大きく息を吐くと、片手で自分の口を覆う。
「……困りましたね……これは想定外です」
何が想定外なのかわからないけど、前髪をくしゃりと掴み、困惑している様子。
「ううーっ。酷いです!旦那さまが喜んでくれると思ったから……飲んだのにっ」
大好きな旦那さまのだから飲めたけど、その本人に引かれたら飲み損である。
「……私が……喜ぶ……から?」
「そうですよ!旦那さまが大好きだから……大切だから、大事だから喜んで欲しいんです」
旦那さまの両頬に手を添えて伝わるように。
「……大好き……大切……大事……私が??……篭絡作戦ではなく?」旦那さまは噛み砕くように呟いた。
「ああっ!!もう!面倒臭いです旦那さまっ!
あんなに毎日好き好き言ったのに何一つ信じていないんですか?」
無性に旦那さまに伝わっていないことに腹がたって。
私は、左手で膝裏を掴むと大きく足を割り開く。反対の右手をおまんこに当てると指で濡れそぼるひだを開いて旦那さまに中身を見せつけた。
俗に言う『おまんこくぱぁ』である。
「旦那さまが大好きだから精子だって飲むし、閨で触れあえたら、嬉しくてこんなにたくさん濡れちゃう。……奥に旦那さまが欲しくておまんこぱくぱく開いちゃうのんです」
顔から火がでそう、バグつく心臓の音がうるさい。こんな大事な場所を無防備に差し出す姿、死ぬほど恥ずかしい。けど、言葉で愛を紡ぐより旦那さまには伝わるような気がする。
「……本人に淫靡に濡れて陰核が膨らんで、ひだが充血しています。膣穴が開いて赤くひくひくした粘膜が見えます」
うわわ、しょ、詳細を説明しないで~っ!
旦那さまの顔がくっつきそうなほど近い。『くぱぁ』状態のソコを食い入るように見ている。ジリジリと焼かれるような視線。開いた瞳孔。はーっ、はーっ、と興奮した熱い息がかかる。太ももを柔らかい獣耳が触れた。
「んっ!あんっ!」
息の動きだけで中が蠢く蜜がトロリと溢れた。お腹の奥がせつない、欲しいときゅうと訴えてる。埋めて欲しくて腰か自然に揺れちゃう。
「……くっ、触ってもいないのに、溢れてきました」
旦那さまの喉からシリウスくんのゴロゴロ音とは異なる、喉笛を震わせる不思議な音が聞こえた。
「お願い旦那さま……もう限界です。な、中が切なくて。旦那さまの入れて下さい!」
「……わかりました……入れます」
そう言った旦那さまの顔が私のアソコに埋まる。
「えっ?あっ!はぅぅっ!!なんでっ!ああっーー!!」
にゅぷっと旦那さまの猫舌がおまんこの中に入ってきた。ざらざらした舌が、中の浅い膣壁をこ削げるように動く。ざらざら部分が粘膜をザリザリ擦りあげて、少し痛いのに気持ちいいっ!
ぬぷぬぷと蜜口を出し入れされ、高い鼻が埋まるほど、ぐっと深く中に舌を入れられた。ザリザリザリと中を擦られたらもう、堪らない。
とぷりとぷり溢れて止まらない蜜。膣がわななき旦那さまの舌をくううっと食い閉める。目の前が白く染まる。
「あっ!、あっ!
入れてって舌じゃぁ、ないのにーっ!!旦那さまの舌が、凄く気持ちいいっ!ひゃんっ!んっぁ。イクっ!!イっちゃう」
どこかに飛ばされそうで、股間に埋まる旦那さまの頭を掴んだ。獣耳が潰れて横に倒れる。生理的な涙が零れる。白い大きな快楽が走り、パチンと弾けた。足先がクルンと丸まり、虚空を蹴り簡単にイッてしまう。
「…ふっ、舌じゃないと言ってましたが?呆気なく絶頂したようですね?」
旦那さまは私の股間から顔をあげるとニヤリと笑う。そして手の甲で、べたっりとついた私の蜜を拭った。
あわわ、もう!見ていられない。
今さらながら自分が恥ずかしい。
両手で顔を覆い、開いていた足を閉じた。絶頂した余韻に浸りながら、いけない物を見てしまったような背徳感に悶える。
うう、私ので綺麗な旦那さまを汚してしまいました~。
悶えている私の太ももを大きな手が掴む。左右にぐっと割り開かれた。
「え?旦那さま?あっ、んっぁ!」
イッたばかりで濡れ濡れの敏感な入り口に硬いおちんぽの先があてがわれていた。一度出したのに、大きく太く硬く質量を増やした剛直が。
「くっ、貴女が入れて欲しいのは、これですよね?」穂先がコツンと入り口を突っついた。
「ひゃ!!はぁん!そうっ、そうです!」
くちゅりと私の粘液と旦那さまの粘液が我先に交わる。期待するように膣が震える。招くように腰を揺らした。
「はーっ、ふーっ!いやらしい奥さんですね」
両手で痛いほど強く腰を捕まれた。余裕のない剛直が早急に入ってきた。どちゅんと最奥を穿つ。太くて硬いおちんぽに膣壁が押しやられて圧迫感が凄い。
絶頂した為か、初めてじゃないからか痛みはまったくない。欲しかった物に中を埋められてる。ただ中に旦那さまが居るのが嬉しい。じいんと甘く結合部から痺れる。膣が収縮し旦那さまの形を感じるのさえ気持ちいい。どくどく拍動する自分とは違う生き物の存在に酔いしれた。
58
お気に入りに追加
286
あなたにおすすめの小説
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
傲慢令嬢は、猫かぶりをやめてみた。お好きなように呼んでくださいませ。愛しいひとが私のことをわかってくださるなら、それで十分ですもの。
石河 翠
恋愛
高飛車で傲慢な令嬢として有名だった侯爵令嬢のダイアナは、婚約者から婚約を破棄される直前、階段から落ちて頭を打ち、記憶喪失になった上、体が不自由になってしまう。
そのまま修道院に身を寄せることになったダイアナだが、彼女はその暮らしを嬉々として受け入れる。妾の子であり、貴族暮らしに馴染めなかったダイアナには、修道院での暮らしこそ理想だったのだ。
新しい婚約者とうまくいかない元婚約者がダイアナに接触してくるが、彼女は突き放す。身勝手な言い分の元婚約者に対し、彼女は怒りを露にし……。
初恋のひとのために貴族教育を頑張っていたヒロインと、健気なヒロインを見守ってきたヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、別サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

冷徹義兄の密やかな熱愛
橋本彩里(Ayari)
恋愛
十六歳の時に母が再婚しフローラは侯爵家の一員となったが、ある日、義兄のクリフォードと彼の親友の話を偶然聞いてしまう。
普段から冷徹な義兄に「いい加減我慢の限界だ」と視界に入れるのも疲れるほど嫌われていると知り、これ以上嫌われたくないと家を出ることを決意するのだが、それを知ったクリフォードの態度が急変し……。
※王道ヒーローではありません

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。

【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。
朝日みらい
恋愛
王太子殿下との婚約から洩れてしまった伯爵令嬢のセーリーヌ。
宮廷の大広間で突然現れた賊に襲われた彼女は、殿下をかばって大けがを負ってしまう。
彼女に同情した近衛騎士団長のアドニス侯爵は熱心にお見舞いをしてくれるのだが、その熱意がセーリーヌの折れそうな心まで癒していく。
加えて、セーリーヌを振ったはずの王太子殿下が、親密な二人に絡んできて、ややこしい展開になり……。
果たして、セーリーヌとアドニス侯爵の関係はどうなるのでしょう?
悪役令嬢の逆襲
すけさん
恋愛
断罪される1年前に前世の記憶が甦る!
前世は三十代の子持ちのおばちゃんだった。
素行は悪かった悪役令嬢は、急におばちゃんチックな思想が芽生え恋に友情に新たな一面を見せ始めた事で、断罪を回避するべく奮闘する!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる