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深い交わり③
しおりを挟むレインさんに頭を撫でられ、後ろからぎゅっと抱きしめられた。
子供みたいにただ甘やかされるのは、何年ぶりだろう?
胸に巣食う寂寥感、どうしようもない孤独感を埋めるかのように触れる手のひらが、ただただ温かく、優しくて……。
「大丈夫です……マナツ様。貴女が淫らに感じているのは全て魔力譲渡のせいです。生命維持の為に必要なことです。罪悪感を持たなくていいんです。だから僕とグレンに全てを委ねて……愛でられて。沢山満たして差し上げますよ」
「マナツ……今はただ俺たちを感じてくれ」
二人とも快楽に流される私が、後で罪悪感を持たないように逃げ場を作ってくれる。
「あっ!!ああっ!」
グレンさんが私の太ももを掴むとゆるゆると抽送を始めた。私の中を我が物顔で出入りする固くて太いモノ。
大きすぎて中を広げられる違和感が凄い。
それなのに、嬉しいと媚肉が肉棒に戦慄きまとわりつく。奥に出してと欲しがってる。
「ぐっ、くそっ!マナツ!奥が熱い…狭い…気持ち良すぎる!腰が溶ける、止まらない!!」
緩い動きが鋭さを増して、子宮口を暴力的に快楽で殴り、奥にめり込んでくる。愛液がコンコンと滲み出て、その動きを先導する。
「マナツ様、沢山気持ちよくなって下さい」
耳許で低く囁き。
レインさんは胸先を指で引っ掻き捏ねる。その反対の指で花芽を押し潰ぶし、ひねり回した。
ずくんとした強烈な刺激が背骨から頭に突き抜ける。白く視界がチカチカ明滅する。ぎゅっと子宮が収縮した。
はっと、グレンさんが息を吐いた。快楽に耐え眉間の皺を深めて。滴る汗が私の胸にお腹に降り注ぐ。
「ふっ……くっ…たまらない」
更に中で膨張した陰茎が私の中で暴れまわる。
「あんっ!!やぁん!!おっきいっ!おなか、苦しいからぁっ!!ーーああっ。」
享楽に押し流され、だらしなし喘いだ。
「ふふ……素晴らしいです」
耳に興奮したレインさんの荒い吐息が流しこまれた。瞳は青くドロリと濁り、仄暗さと恍惚の混ざりあった色。
「喘ぐ、マナツ様も可愛らしい……ほらココにグレンが居ますよ。しっかりグレンの形を覚えて下さいね」
花芽を虐めていたレインさんの手が、下這えを撫で、私のお腹、ちょうど子宮の上をぐっと、手のひらで押さえた。
「ひゃっ!!ああっ!!押さないでぇっ!ああっんっ。」
「ぐっ!!マナツ……凄い…締まるっ」
グレンさんの形に膨らんだ膣壁がその分、収縮する。ただでさえ狭い中がすぼみグレンさんの形、熱、質感をなおさら鮮明に強調する。
体が、かっと熱くなった。
今、目の前の雄と交わっているのだと、まざまざと知らしめられる。
「ああっ、マナツ!好きだ!!中に……中に出すぞ」
どちゅん、どちゅん、どちゅん、と責め立てられる。どうしようもなくグショグショと中が濡れる。 子宮が果てを意識して、奥に欲しいと強く強く痙攣した。
「ーーひゃん!ーあ、あっ!ああっ!んっ!!ああぁっー!!」
レインさんが喘ぐ声ごと私の口内を唇で塞ぎ、舌を絡めて、唾液を注ぎ込まれた。
気持ちいいがおかしい。
ずっと甘くイキ続けて、体の痙攣が止まらない。鮮烈な快楽に脳はきっと溶けてしまった。
ぐちゅぐちゅと下も上も犯され、淫靡な音と三人分の荒い息使いしか聞こえない。
ずんずんとグレンさんに子宮口の奥の奥を穿たれて、レインさんに子宮を上から強く押され、苦しいほど。
でも、それすら、快楽に変わってー。
「出るっ!!」
ドクンとグレンさんがはぜて、お腹の奥にびゅ、びゅ、と熱い熱い飛沫を浴びた。
「ーーんん!ああああんぃっ!」
淫らな悦感に白く白く快感が尾を引いて、風船が弾けるように、パァンっと熱が弾けた。
体を仰け反らせて、私は絶頂した。私の体をレインさんが背後から支えてくれた。
「マナツ様、上手にイケましたね」
はあっと荒く息を吐き、絶頂の余韻に震える体をぎゅっと抱きしめられた。首筋を舐められ敏感な皮膚が粟立つ。腰に硬くて長いレインさんの陰茎を擦りつけられる。先走りを付けられ濡れてしまう。
「……んっ。ふぁ」
深い交わりに聖なる力を貪欲に体が、吸収する。
魔力譲渡の影響で、乳首がビンと立ち上がり、花芽を充血させた。子宮がキュンキュンと震え、膣壁が戦慄き、中が蠕動した。
欲しい……もっと……たくさん。
その動きは射精して、小さくなったグレンさんのを貪欲に刺激した。
「くっ……マナツっ。はあ」
グレンさんの陰茎が余韻に震えた。反動で中に出された精子が結合部から流れる。
レインさんが私の腰を持ち上げた。名残惜しそうにひくつくグレンさんの陰茎が私から出ていく。膣壁が虚しく戦慄いた。
空いた穴から精子がとぷっと溢れ、開いたままの蜜口が寂しいとぱくぱくした。
「あっん………出てる……グレンさんの……」
流れる体液さえ気持ちよさに変えてしまう、浅ましい体。結合部を押さえ涙を流し身悶えた。
「……勿体ないですね……グレンがこんなに出したのに」
「きゃっ!」
穏やかだったレインさんの雰囲気が反転した。
唇の端をつり上げ仄暗く笑うと私の体をうつ伏せにして、お尻を高く持ち上げた。
「出ないように蓋をしましょう」
「えっ!嘘っ!レインさん……待って!あぁあぁん!!」
ぐぷっとレインさんの陰茎がなんの躊躇も戸惑いもなく定められたことのように、私を真っ直ぐ貫いた。
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