【番外編完結】聖女のお仕事は竜神様のお手当てです。

豆丸

文字の大きさ
上 下
58 / 87

深い交わり②

しおりを挟む
 
  
 魔力譲渡の影響で敏感になった体がジリジリと二人の視線に炙られて。 
 中がきゅんと半分ほど埋め込まれた陰茎を締め上げる。 

「くっ、」 
 グレンさんが苦しげなうめき声をあげて、堪らないと息を吐く。 

「グレン、直ぐに出そうなら場所を変わりましょうか?……マナツ様を気持ち良くさせる前に、グレンの聖なる力が枯渇しそうですね」 

「俺は大丈夫だ!まだ交代はしない。このままでマナツ様を気持ち良くさせてみせる」  
 私の両胸の膨らみをガシッとわし掴むと力強くもみだした。 
 
「い、痛っ!」 
 
「すまない、マナツ様」 
 
「マナツ様……交わりのは久しぶりですか?」 
 こくりと頷くと「グレン、女性器は繊細なのです。優しく丁寧に……このようにすると喜びますよ」  
 レインさんが後ろから私の柔肉を包み込むとやわやわと繊細な手つきで揉んだ。もどかしいほど、優しい。 
  
「マナツ様は、胸も可愛らしい」 
 気持ちよく甘く触れて、砂糖のように溶かしていく。 
 優しいだけでなく、時々頂きを指の腹で強く押し潰し、指先でぎゅっと摘まんでコスコス擦る。 
 
「グレン、時折強く攻めることも大切です」
 
「あっ!あん!ああっ!んっ」 
 緩急をつけて頂きを責められて、じんじんとした快感が胸から、子宮に反響しグレンさんのをまた絞めてしまう。トロリと膣内が潤いグレンさんのを絡めとる。 

 ぶるりとグレンさんの陰茎が震えた。 

「レイン!待て!こんなの直ぐに出てしまう」  
 鍛えた腹筋に力を入れて、苦悶の表情を浮かべグレンさんは込み上げる射精感に耐えていた。 

 グレンさんの眉間の皺、吐き出される息、滴る汗さえ私に快楽をもたらす。 
 聖なる力が枯渇し、欲しがる体。魔力譲渡の影響で余計に敏感に快楽を求めてしまう。 

「グレンさん……出して。お願い……あっ」  
 潤む視界で涙ながらにグレンさんに懇願した。 

「グレン……マナツ様がご所望です。また中にたっぷり出してあげて下さい」 
 レインさんは、片手で私の胸をなぶる。もう片方の手をグレンさんを咥えたままの私の肥大した花芽に触れた。情けなく膨らんだソコをグレンさんに見せつけるように指先で開いて晒す。 

「ほら、グレン、見て下さい!マナツ様の花芽が、幼い男児のように膨らんでいるのがわかりますか?」  

「いや!グレンさん恥ずかしいわ!そんなトコ見ないで!」 
 隠そうと股間に伸ばした手をグレンさんに有無を言わさず押さえつけらた。 

「……くっ!ああっ、わかる。赤く熟れ果実のようだ」血走った焼けつくようにな瞳で炙られて、花芽がひくつく。 
 
「いやあぁ」 
 恥ずかしくて見ていられない。ぎゅっと目を閉じた。 

「マナツ様、恥ずかしがることはありませんよ。ここもここも貴女は綺麗です」 
 レインさんが頂きを花芽を優しく撫でる。耳許で吐息とともに甘く囁かれる言葉。ぞくぞくと身を震わせる。 

「グレン。女性が子宮でイクのは難しいですが、ココ…敏感な花芽なら多くの女性が絶頂を味わえます。内皮を優しく剥いて中を出して差し上げて下さい」 
  
 レインさんはグレンさんが一度出した精子と私の愛液を潤滑油に果物の皮を剥くように私の花芽を裸にしてしまう。 

「舌で舐めてもいいですし、指の腹で……こんなふうに優しく虐めて差し上げて下さい」 
 グリグリと親指の腹で押され、同時に胸の頂きを捻り捏り引っぱられ、気持ちいいがせりあがる。 

「あんっ!ーああっ!ひっん!レインさん!だめ!それ、いやあ!い、一緒に責めないでぇー」 
 与えられた快楽に身悶え。頭が白く惚け視界が白くなり、怖くて閉じた目を開けてしまう。 
  
 こんなの強い快楽、耐えられない……直ぐに絶頂してしまう。 

 淫らに喘いでいると赤い欲望にまみれたグレンさんと視線が交差する。 

 見ている……イキそうな私を……。 

「あっ!!あん!いやん!グレンさん!お願い……見ないで!恥ずかしいの」 
 泣いて懇願しでもレインさんの手は止まらない。  グレンさんの視線は痛いほど私の痴態に注がれて。
  
「くそっ!! 
 マナツ!なんてイヤらしいんだ!」
 ぐっ、ぐっ、ぐっと、私の腰を掴むと半分ほど埋め込まれた陰茎をさらに奥に突き刺した。 
 
「ああっ、おっきいの」
 グレンさんのは、一般的成人女性より小柄な私の体には到底大き過ぎる。  
 初めてじゃないのに未知の場所を開拓されている感覚、内臓が押しやられ甘くにがく苦しい。 

 どちゅ、どちゅ、どちゅ、と奥を目指すグレンさんは容赦なく私を穿った。
 
「はっ、ふふ。マナツ様……もっと奥に……際奥に、グレンを招き入れて……受け入れて、あげて下さい」
 レインさんはグレンさんを補助するように私の体を惚けさせる。敏感な花芽を胸をなぶり私の快楽を引きずり出していく。 

 ああっ、気持ちいい。 

「ほら、こっちを向いて…舌を出して」 
 顔を横に向けられ綺麗なレインさんの唇が私の唇を塞ぐ。 
「ああっ、ふっ」
 普段の穏やかな彼を想像出来ない荒々しい噛みつくような口づけ。舌を絡め、唾液を嚥下し、口内をなぶる嵐のような。 
 酸欠で苦しいのに呼吸すら飲み込まれて。臀部に押し当てたレインさんの固くて長いモノ。濡れている先、熱くてはぜそう。

「ーーーーーああっ!!」 

 どちゅん!! 

 ひときわ大きく穿たれ、根本までグレンさんのを呑み込んだ。 
 中に、子宮口の入り口にグレンさんの存在を感じる。グレンさんの赤い下生えと私の黒い下生えがぶつかり合う。 
  
 どうしようもなく淫靡な光景に、膣壁がゾワリと意識しないのに戦慄く。
 
「ーーはっ、ぐっ。全部入ったぞ」 
 グレンさんが感嘆な声をあげ、ぶるりと身を震わせた。 
 
「はあっ……素晴らしいです、マナツ様。小さな入口が懸命に広がりグレンのを咥え込んでいますよ」 
 
「ーーあっ。あん。こ、こんなのぉ……」  
  
 拍動する生々しい雄に貫ぬかれ、あまつさえもう一人の雄にそれを見られているーー背徳感に気が狂いそうなのに、貪欲な体はそれを悦んでいる。
 
 
「全部咥えて偉いですね」 
 グレンさんはヨシヨシと涙を流し喘ぐ私の頭を撫でてくれた。


  
 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです

白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。 ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。 「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」 ある日、アリシアは見てしまう。 夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを! 「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」 「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」 夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。 自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。 ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。 ※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。

悪役令嬢、追放先の貧乏診療所をおばあちゃんの知恵で立て直したら大聖女にジョブチェン?! 〜『医者の嫁』ライフ満喫計画がまったく進捗しない件〜

華梨ふらわー
恋愛
第二王子との婚約を破棄されてしまった主人公・グレイス。しかし婚約破棄された瞬間、自分が乙女ゲーム『どきどきプリンセスッ!2』の世界に悪役令嬢として転生したことに気付く。婚約破棄に怒り狂った父親に絶縁され、貧乏診療所の医師との結婚させられることに。 日本では主婦のヒエラルキーにおいて上位に位置する『医者の嫁』。意外に悪くない追放先……と思いきや、貧乏すぎて患者より先に診療所が倒れそう。現代医学の知識でチートするのが王道だが、前世も現世でも医療知識は皆無。仕方ないので前世、大好きだったおばあちゃんが教えてくれた知恵で診療所を立て直す!次第に周囲から尊敬され、悪役令嬢から大聖女として崇められるように。 しかし婚約者の医者はなぜか結婚を頑なに拒む。診療所は立て直せそうですが、『医者の嫁』ハッピーセレブライフ計画は全く進捗しないんですが…。 続編『悪役令嬢、モフモフ温泉をおばあちゃんの知恵で立て直したら王妃にジョブチェン?! 〜やっぱり『医者の嫁』ライフ満喫計画がまったく進捗しない件~』を6月15日から連載スタートしました。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/500576978/161276574 完結しているのですが、【キースのメモ】を追記しております。 おばあちゃんの知恵やレシピをまとめたものになります。 合わせてお楽しみいただければと思います。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

廃妃の再婚

束原ミヤコ
恋愛
伯爵家の令嬢としてうまれたフィアナは、母を亡くしてからというもの 父にも第二夫人にも、そして腹違いの妹にも邪険に扱われていた。 ある日フィアナは、川で倒れている青年を助ける。 それから四年後、フィアナの元に国王から結婚の申し込みがくる。 身分差を気にしながらも断ることができず、フィアナは王妃となった。 あの時助けた青年は、国王になっていたのである。 「君を永遠に愛する」と約束をした国王カトル・エスタニアは 結婚してすぐに辺境にて部族の反乱が起こり、平定戦に向かう。 帰還したカトルは、族長の娘であり『精霊の愛し子』と呼ばれている美しい女性イルサナを連れていた。 カトルはイルサナを寵愛しはじめる。 王城にて居場所を失ったフィアナは、聖騎士ユリシアスに下賜されることになる。 ユリシアスは先の戦いで怪我を負い、顔の半分を包帯で覆っている寡黙な男だった。 引け目を感じながらフィアナはユリシアスと過ごすことになる。 ユリシアスと過ごすうち、フィアナは彼と惹かれ合っていく。 だがユリシアスは何かを隠しているようだ。 それはカトルの抱える、真実だった──。

【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!

楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。 (リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……) 遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──! (かわいい、好きです、愛してます) (誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?) 二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない! ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。 (まさか。もしかして、心の声が聞こえている?) リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる? 二人の恋の結末はどうなっちゃうの?! 心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。 ✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。 ✳︎小説家になろうにも投稿しています♪

将来を誓い合った王子様は聖女と結ばれるそうです

きぬがやあきら
恋愛
「聖女になれなかったなりそこない。こんなところまで追って来るとはな。そんなに俺を忘れられないなら、一度くらい抱いてやろうか?」 5歳のオリヴィエは、神殿で出会ったアルディアの皇太子、ルーカスと恋に落ちた。アルディア王国では、皇太子が代々聖女を妻に迎える慣わしだ。しかし、13歳の選別式を迎えたオリヴィエは、聖女を落選してしまった。 その上盲目の知恵者オルガノに、若くして命を落とすと予言されたオリヴィエは、せめてルーカスの傍にいたいと、ルーカスが団長を務める聖騎士への道へと足を踏み入れる。しかし、やっとの思いで再開したルーカスは、昔の約束を忘れてしまったのではと錯覚するほど冷たい対応で――?

覚悟はありますか?

翔王(とわ)
恋愛
私は王太子の婚約者として10年以上すぎ、王太子妃教育も終わり、学園卒業後に結婚し王妃教育が始まる間近に1人の令嬢が発した言葉で王族貴族社会が荒れた……。 「あたし、王太子妃になりたいんですぅ。」 ご都合主義な創作作品です。 異世界版ギャル風な感じの話し方も混じりますのでご了承ください。 恋愛カテゴリーにしてますが、恋愛要素は薄めです。

男装騎士はエリート騎士団長から離れられません!

Canaan
恋愛
女性騎士で伯爵令嬢のテレサは配置換えで騎士団長となった陰険エリート魔術師・エリオットに反発心を抱いていた。剣で戦わない団長なんてありえない! そんなテレサだったが、ある日、魔法薬の事故でエリオットから一定以上の距離をとろうとすると、淫らな気分に襲われる体質になってしまい!? 目の前で発情する彼女を見たエリオットは仕方なく『治療』をはじめるが、男だと思い込んでいたテレサが女性だと気が付き……。インテリ騎士の硬い指先が、火照った肌を滑る。誰にも触れられたことのない場所を優しくほぐされると、身体はとろとろに蕩けてしまって――。二十四時間離れられない二人の恋の行く末は?

処理中です...