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3章 イーグルフロストの異変
14 作戦成功
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ミリアの元気なノックについ微笑む。
「ミリア? 起きてるわよ。入って」
勢いよくドアが開き、ミリアが小走りで部屋に入ってくる。
「クレア、良かった! もう大丈夫なの? 熱って聞いたけど」
「うん、もう大丈夫。そうだ、私どれくらい寝てたの?」
「数時間くらいだよ」
思ったより時間がたってなくて安心した。実は丸一日寝てたとかだったらどうしようと思っていたから。
「そうだ、ミリアさん。ギルドマスターはなんとおっしゃっていましたか?」
「あ、そうだそれを言いに来たの。ちゃんと報告してきたよ。報酬も貰ったし宴も開くとか言ってる」
「宴、ですか?」
「寒くて娯楽のないド田舎だからね~すぐ宴だとか言って騒ぎたがるの。あ、で報酬なんだけど、レナードが配分するからヒューゴ呼んで来てってさ」
報酬……そういえば掃討作戦立てて、集まってくれたシャーリー、ブレイクと顔合わせした時、ギルドマスターが言ってたな。
掃討作戦が成功したらギルドからも報酬を出すって。
イーグルフロストの事件を解決するのに他国の人間の力を借りるどころか、冒険者への報酬も出させるなんて流石に心苦しいから、だって。それでシャーリーたちも含めて契約を結び直したんだよね。
「クレア、もう大丈夫そう? 配分が終わったらそのまま宴を開く予定らしいんだけど、元気ならぜひ参加してほしいなって。トーマスも起きたし、お礼が言いたいらしいの」
(トーマスって洞窟前でミリアたちと出会った時、洞窟から逃げてきてた人だっけ。もう起き上がれるようになったんだったらよかった)
「ありがとう、ミリア。問題ないから、参加させてもらうわ」
私はベッドから降り、ヒューゴたちと一緒にギルドに向かった。
といっても、この宿屋はギルドの隣に立っているからすぐに着く。
ギルドの会議室のようになっている一室を借りて、報酬の配分を済ませた。
一時的なパーティだからこそ、こういうのは正確にやらないといけない。
(まあ、馴染みのパーティだからって報酬の配分で揉めないってわけでもないんだけどね……)
嫌なことを思い出すが、すぐに頭を振って忘れる。
ヒューゴは契約通りグレイシャリスの拳や他の素材を多く受け取った。残りのみんなで報奨金やその他の素材、ついでに拾っていた鉱石などを山分けする。
「それにしても、本当に取り分はそれでいいのか?」
レナードがヒューゴに問いかける。
「グレイシャリスの拳はレアとはいえ、需要がそんなにない。売りにくいんじゃないか? 素材全部売った額より報奨金の方が圧倒的に高い気がするんだが」
「それは……そうですよね。ヒューゴさんとクレアさんのお力がなければかなり危険な依頼でしたし、契約内容に沿っているとはいえ申し訳ない気もするのですけど」
シャーリーも追従した。ヒューゴはグレイシャリスの拳を眺めながら答える。
「大丈夫ですよ。偏屈ですが腕のいい鍛冶屋に納品する予定ですから。こういう加工しづらい素材でも問題ないでしょう」
「そっか、ヒューゴたちはギルド以外にも売れるもんね。ギルドに卸すとたまーに足元見られちゃうし、直接売れるのいいなー!」
やっぱりヒューゴのような商売はガルシアでも珍しかったらしい。ミリアだけじゃなくブレイクたちも驚いていた。
「でもなんか鍛冶屋の知り合いがいるのいいよな。武器のオーダーメイド頼みやすそうじゃん。いい武器できたら売りに来てくれよ!」
「ええ、ぜひ。ガルシアにもまた来たいですし」
ヒューゴは安定の商人スマイルで答えた。エーデルランドにいた頃も、こうしてオーダーメイド武器を求める冒険者と職人の仲立ちしてたもんね……。
まあ、本当は冒険者自身が職人と交渉できると1番いいんだけど、荒くれ者が多い冒険者と偏屈で傲慢なのが多いらしい職人だとどうも問題が起きやすいらしい。
「あれ、そういえばヒューゴさんたちはエーデルランドご出身なんでしたっけ?」
「ええ。今回は素材の仕入れのために来てたんです。みなさんのおかげで無事いいものが手に入りましたし、そろそろ帰国しようかと」
(そっか、もう旅に出て2週間以上……目的も達成したし、そろそろ帰らないといけないんだ)
「えー寂しい! あと一年くらいいたら? ここ、すっごいなにもない田舎だけど」
「おいミリア、田舎いうな」
呆れた様子のレナードを見ながら、みんなが笑った。
(名残惜しいな……)
掃討作戦の準備期間を入れても、たった数日の付き合い。
なのに、この騒がしさがなぜか今までずっとあったもののように馴染んでいるのを感じた。
(……みんなは今どうしてるのかな)
こんな騒がしさの中なのに、やっぱりあのエドワードのパーティのことがつい脳裏を掠めてしまう。
「皆さん、そろそろ宴が始まりますのでいらっしゃってください~」
私たちを呼びに来た受付嬢に誘導され、宴会場と化したギルドのコミュニティスペースへ歩き始める。
この数時間後、今まさに思い出していた前のパーティメンバー……エリカたちと再会することになるなんて思いもせず、私は気持ちを切り替えた。
「ミリア? 起きてるわよ。入って」
勢いよくドアが開き、ミリアが小走りで部屋に入ってくる。
「クレア、良かった! もう大丈夫なの? 熱って聞いたけど」
「うん、もう大丈夫。そうだ、私どれくらい寝てたの?」
「数時間くらいだよ」
思ったより時間がたってなくて安心した。実は丸一日寝てたとかだったらどうしようと思っていたから。
「そうだ、ミリアさん。ギルドマスターはなんとおっしゃっていましたか?」
「あ、そうだそれを言いに来たの。ちゃんと報告してきたよ。報酬も貰ったし宴も開くとか言ってる」
「宴、ですか?」
「寒くて娯楽のないド田舎だからね~すぐ宴だとか言って騒ぎたがるの。あ、で報酬なんだけど、レナードが配分するからヒューゴ呼んで来てってさ」
報酬……そういえば掃討作戦立てて、集まってくれたシャーリー、ブレイクと顔合わせした時、ギルドマスターが言ってたな。
掃討作戦が成功したらギルドからも報酬を出すって。
イーグルフロストの事件を解決するのに他国の人間の力を借りるどころか、冒険者への報酬も出させるなんて流石に心苦しいから、だって。それでシャーリーたちも含めて契約を結び直したんだよね。
「クレア、もう大丈夫そう? 配分が終わったらそのまま宴を開く予定らしいんだけど、元気ならぜひ参加してほしいなって。トーマスも起きたし、お礼が言いたいらしいの」
(トーマスって洞窟前でミリアたちと出会った時、洞窟から逃げてきてた人だっけ。もう起き上がれるようになったんだったらよかった)
「ありがとう、ミリア。問題ないから、参加させてもらうわ」
私はベッドから降り、ヒューゴたちと一緒にギルドに向かった。
といっても、この宿屋はギルドの隣に立っているからすぐに着く。
ギルドの会議室のようになっている一室を借りて、報酬の配分を済ませた。
一時的なパーティだからこそ、こういうのは正確にやらないといけない。
(まあ、馴染みのパーティだからって報酬の配分で揉めないってわけでもないんだけどね……)
嫌なことを思い出すが、すぐに頭を振って忘れる。
ヒューゴは契約通りグレイシャリスの拳や他の素材を多く受け取った。残りのみんなで報奨金やその他の素材、ついでに拾っていた鉱石などを山分けする。
「それにしても、本当に取り分はそれでいいのか?」
レナードがヒューゴに問いかける。
「グレイシャリスの拳はレアとはいえ、需要がそんなにない。売りにくいんじゃないか? 素材全部売った額より報奨金の方が圧倒的に高い気がするんだが」
「それは……そうですよね。ヒューゴさんとクレアさんのお力がなければかなり危険な依頼でしたし、契約内容に沿っているとはいえ申し訳ない気もするのですけど」
シャーリーも追従した。ヒューゴはグレイシャリスの拳を眺めながら答える。
「大丈夫ですよ。偏屈ですが腕のいい鍛冶屋に納品する予定ですから。こういう加工しづらい素材でも問題ないでしょう」
「そっか、ヒューゴたちはギルド以外にも売れるもんね。ギルドに卸すとたまーに足元見られちゃうし、直接売れるのいいなー!」
やっぱりヒューゴのような商売はガルシアでも珍しかったらしい。ミリアだけじゃなくブレイクたちも驚いていた。
「でもなんか鍛冶屋の知り合いがいるのいいよな。武器のオーダーメイド頼みやすそうじゃん。いい武器できたら売りに来てくれよ!」
「ええ、ぜひ。ガルシアにもまた来たいですし」
ヒューゴは安定の商人スマイルで答えた。エーデルランドにいた頃も、こうしてオーダーメイド武器を求める冒険者と職人の仲立ちしてたもんね……。
まあ、本当は冒険者自身が職人と交渉できると1番いいんだけど、荒くれ者が多い冒険者と偏屈で傲慢なのが多いらしい職人だとどうも問題が起きやすいらしい。
「あれ、そういえばヒューゴさんたちはエーデルランドご出身なんでしたっけ?」
「ええ。今回は素材の仕入れのために来てたんです。みなさんのおかげで無事いいものが手に入りましたし、そろそろ帰国しようかと」
(そっか、もう旅に出て2週間以上……目的も達成したし、そろそろ帰らないといけないんだ)
「えー寂しい! あと一年くらいいたら? ここ、すっごいなにもない田舎だけど」
「おいミリア、田舎いうな」
呆れた様子のレナードを見ながら、みんなが笑った。
(名残惜しいな……)
掃討作戦の準備期間を入れても、たった数日の付き合い。
なのに、この騒がしさがなぜか今までずっとあったもののように馴染んでいるのを感じた。
(……みんなは今どうしてるのかな)
こんな騒がしさの中なのに、やっぱりあのエドワードのパーティのことがつい脳裏を掠めてしまう。
「皆さん、そろそろ宴が始まりますのでいらっしゃってください~」
私たちを呼びに来た受付嬢に誘導され、宴会場と化したギルドのコミュニティスペースへ歩き始める。
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