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第24話 開く扉
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では、実際、どんな方法でどういった事故に見せかけるか……
計画は店の外で実行されなくてはならない。
俺が真っ先に考えたのは、闇サイトと呼ばれるもので、そこで何かしら実行方法の情報を得られるのではないかと考えた。
しかし、噂には聞くが、本当にそんなものがあるのだろうか?
だいたい、そういったサイトが実際どういうものかもよく分かっていない。
違法な情報を扱っている危険なサイト、そんな程度の漠然としたイメージしかなかった。
俺はセミナーが終わると、ネットカフェに向かった。
だが、当然、闇サイト自体がそんな簡単に見つかるわけもなく、ジャーナリストらしき人物の闇サイトにまつわる記事や、自称裏事情通のような人物の書いたブログ記事みたいなものばかりだった。
それらの中には、あからさまに妄想や噂の域を超えないような内容のものも多かったが、なるべく信憑性がありそうなものを探して読んでいった。
結局は、ジャーナリストやライターのニュース記事みたいなものしか見つけられなかったのだが、その内容から、本当にこんな人間がいるのかというような陰惨な事件を知り、自分が安易に人を殺そうなどと考えてしまった事が怖くなった。
そしてふと気づくと、闇サイトにたどり着くどころか、いつのまのかエロ動画を再生していた。
ひとつ分かった事は、ダークウェブという専用の特別なブラウザがあり、闇サイトにはそれを使ってアクセスするものらしいという事だけだった。
俺は朝帰りどころか、終電よりも一時間以上早い電車に乗り、最寄りの駅から暗い夜道を陰鬱な気持ちで歩いていた。
このまま帰ると、内に隠した後ろ暗い気持ちを美樹に見透かされそうな気がしたので、俺は自分の店で少し酔ってから自宅マンションに帰ることにした。
しかし、それはそれで、なんで俺がこんな気を使わなければいけないんだ、という思いが湧き上がり、再び美樹が疎ましく思えてきた。
一度、疎ましく思う気持ちが蘇ると、せっかく収束した感情が再びもたげてきて強くなるいっぽうだった。
自分は美樹の掌の上で転がされている――
そんな被害者のような気分だった。
ちくしょう……
俺は呟くと、酒を求める脚は速度を上げていった。
店のドアに鍵を差し込んで回すと、その手応えに違和感を感じた。
すぐにその違和感の正体が分かり、俺がドアノブを回すとドアは抵抗なく動いた。
美樹がいるのか――?
俺はドアを開きかけた手を止めた。その日は掃除の日ではなかったので、美樹に鍵を渡してはいなかった。
美樹には、つきあって半年くらいした頃から、毎日の開店前の掃除とは別に、店内を細かく掃除するため、定休日のうち月に一度店の鍵を渡していた。
最初、美樹からその提案をされた時、普段から開店前に掃除をしているので必要ない、とそれとなしに断った。自分の城に踏み込まれるような、そんな気分になるからだった。
しかし美樹は、綺麗にしていないと福が来ない、だとか確かそんな呪いじみたことを言ってごねた。
その頃の俺にはまだ、美樹を甲斐々々しく思う気持ちがあったのだろう、だからつい鍵を貸してしまったのだが……
まさか、それが後々、この時になって最悪の自体となって自分に返ってくるとは、当然だが全く予想していなかった。
空き巣かも?
そんなふうに別の可能性を頭によぎらせた時にはすでに俺はドアを開けていた。
計画は店の外で実行されなくてはならない。
俺が真っ先に考えたのは、闇サイトと呼ばれるもので、そこで何かしら実行方法の情報を得られるのではないかと考えた。
しかし、噂には聞くが、本当にそんなものがあるのだろうか?
だいたい、そういったサイトが実際どういうものかもよく分かっていない。
違法な情報を扱っている危険なサイト、そんな程度の漠然としたイメージしかなかった。
俺はセミナーが終わると、ネットカフェに向かった。
だが、当然、闇サイト自体がそんな簡単に見つかるわけもなく、ジャーナリストらしき人物の闇サイトにまつわる記事や、自称裏事情通のような人物の書いたブログ記事みたいなものばかりだった。
それらの中には、あからさまに妄想や噂の域を超えないような内容のものも多かったが、なるべく信憑性がありそうなものを探して読んでいった。
結局は、ジャーナリストやライターのニュース記事みたいなものしか見つけられなかったのだが、その内容から、本当にこんな人間がいるのかというような陰惨な事件を知り、自分が安易に人を殺そうなどと考えてしまった事が怖くなった。
そしてふと気づくと、闇サイトにたどり着くどころか、いつのまのかエロ動画を再生していた。
ひとつ分かった事は、ダークウェブという専用の特別なブラウザがあり、闇サイトにはそれを使ってアクセスするものらしいという事だけだった。
俺は朝帰りどころか、終電よりも一時間以上早い電車に乗り、最寄りの駅から暗い夜道を陰鬱な気持ちで歩いていた。
このまま帰ると、内に隠した後ろ暗い気持ちを美樹に見透かされそうな気がしたので、俺は自分の店で少し酔ってから自宅マンションに帰ることにした。
しかし、それはそれで、なんで俺がこんな気を使わなければいけないんだ、という思いが湧き上がり、再び美樹が疎ましく思えてきた。
一度、疎ましく思う気持ちが蘇ると、せっかく収束した感情が再びもたげてきて強くなるいっぽうだった。
自分は美樹の掌の上で転がされている――
そんな被害者のような気分だった。
ちくしょう……
俺は呟くと、酒を求める脚は速度を上げていった。
店のドアに鍵を差し込んで回すと、その手応えに違和感を感じた。
すぐにその違和感の正体が分かり、俺がドアノブを回すとドアは抵抗なく動いた。
美樹がいるのか――?
俺はドアを開きかけた手を止めた。その日は掃除の日ではなかったので、美樹に鍵を渡してはいなかった。
美樹には、つきあって半年くらいした頃から、毎日の開店前の掃除とは別に、店内を細かく掃除するため、定休日のうち月に一度店の鍵を渡していた。
最初、美樹からその提案をされた時、普段から開店前に掃除をしているので必要ない、とそれとなしに断った。自分の城に踏み込まれるような、そんな気分になるからだった。
しかし美樹は、綺麗にしていないと福が来ない、だとか確かそんな呪いじみたことを言ってごねた。
その頃の俺にはまだ、美樹を甲斐々々しく思う気持ちがあったのだろう、だからつい鍵を貸してしまったのだが……
まさか、それが後々、この時になって最悪の自体となって自分に返ってくるとは、当然だが全く予想していなかった。
空き巣かも?
そんなふうに別の可能性を頭によぎらせた時にはすでに俺はドアを開けていた。
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