55 / 57
55【クリスタルレイク村の初日】
しおりを挟む
俺たち冒険者ギルドの討伐隊がクリスタルレイク村に到着すると、大勢の村人たちに出迎えられた。その雰囲気は祭りだけあって賑やかだ。まるで英雄たちの凱旋のように歓迎ムードで出迎えられる。
「いやいやいやぁ~。これはこれはギランタウンの冒険者ギルドご一行様、よくぞ我がクリスタルレイク村にお越しになられました。今年もジャイアントレイクロブスター討伐、宜しくお願いしますぞぉ~」
群がる村人たちの中から村長だと思われるデブい中年男性がもみ手をモミモミしながら先頭のドリトルに話し掛けて来た。ドリトルが馬上から降りると村長と二人で何やら話し出す。するとしばらくして振り向いたドリトルが冒険者たちに指示を飛ばした。
「よーし、男衆はテントの設営だ。女性陣は荷物を宿屋に運び込んでくれ~」
その指示を聴いた人々が各々の準備を始める。そして、荷物を抱えたジェシカとラブリリスが揃って宿屋に入って行った。俺も彼女たちの後ろに続こうとしたがスカーフェイスの野郎に首根っこを掴まれて止められる。
「お前は男だろ。こっちで野宿の準備だぞ」
「えっ、なんで……。俺も宿屋でゆっくりしたいぞ」
「女性は宿屋で宿泊。男性はテントで野宿。当然じゃないか」
「なんでだよ!?」
「部屋が足りないんだよ。だからだ」
「あー、なるほどね。物理的な理由ですか……」
「俺たち野郎どもは今日を含めた4日間はテント暮らしだ」
俺は顎に手を当てて悪どい笑みを浮かべる。
「なるほど……。ならば4日間は夜這いのチャンスがあるわけだ。ニャリ」
ミゼラちゃんが冷めた眼差しでアビゲイルに述べる。
「アビゲイルさん、この4日間は寝ずの番でアトラス先生を見張ってください。決して犯罪行為には走らせないように……」
『畏まりました、ミゼラ様』
「えっ、アビゲイルが俺を裏切るのか!?」
『夜はすべての女性が私のライバルです、マスター』
「ええっ、嫉妬ですか!?」
なんてことでしょう。アビゲイルの中に乙女が芽生え始めていやがる。これは厄介だ……。早めに対策を打たなければなるまい。
「それよりも──」
俺はジェシカたちが入っていった宿屋の門前を見上げていた。注目を集める物がある。
「でけー……」
そこには巨大な剥製が看板として飾られていた。それはジャイアントレイクロブスターのハサミである。左腕のハサミだけなのだが、やたらと大きい。肘部分からハサミの先まで10メートルはある。
「なんて大きなハサミなんだよ……」
ジャイアントレイクロブスターの体長は1.5メートルから2メートルだと聞いていた。ジャイアントレイクロブスタークイーンであっても体長10メートル程度だと聞いている。なのに宿屋の入り口に飾られている剥製はハサミだけで10メートルはあるのだ。これだと、このハサミを持っていたジャイアントレイクロブスターは20メートル以上の体長を有していたことになる。それは普通より大きすぎる体長だ。
「ぁ……」
俺が間抜け面で巨大ハサミを見上げていると、後ろからデブい村長に話し掛けられた。その口調は自慢気である。
「どうです、立派なハサミでしょう」
「な、なんだ、この大きさは……?」
デブい村長はタプタプと顎の肉を揺らしながら自慢気に語り出した。
「15年前に出現したジャイアントレイクロブスタークイーンのハサミです。彼女は巨大化のユニークスキルを有してましてね。ピンチになったときに巨大化したのですよ。それをギルドマスターのダリゴレル様がお仲間たちと一緒に倒したのです。これは、その時の戦利品です。記念に今でも宿屋の看板として使っていましてね。この村のシンボルですな」
「ユニークスキルで巨大化だと……」
これだけ巨大化したジャイアントレイクロブスタークイーンを倒した当時の冒険者たちは相当強かったのだろう。
「古参、侮れん……」
するとアビゲイルが報告してきた。
『テントの設営が終わりました、マスター』
「おお、サンキュー」
俺は設営し終わったテントを見回した。俺のテントの隣にはラインハルトがテントを貼っていた。反対側には黒装束の野郎たちがテントを貼っている。
「なんだよ、こんな連中と一緒かよ……」
俺がついつい溢した愚痴がテントを設営していた黒ターバンの男子に届いてしまう。すると鋭い眼光で睨まれた。少し怖い。
「まあ、テントは寝るだけだから、ご近所なんて関係無いか……」
すると次々と設営が終わっていくテント群。テントの設営を終えた冒険者たちから賑やかに酒を飲み始めた。女性たちは大鍋でスープを煮込み始める。
俺はスキップしながらジェシカに背後から忍び寄った。
「ジェ~シカ、何を作ってるのかな~♡」
俺がハートマークを振り撒きながらジェシカに忍び寄ると彼女が敏捷に振り返る。その手には出刃包丁が握られていたのだが、その刃先が俺の眼前を一文字に通り越した。
殺気っ!
「あら、アトラス。今調理中だから話し掛けないで、手加減できないからさ」
「は、はい……」
俺は鼻先に突き出された刃先から逃げるように後ずさった。動物の肉と一緒に刻まれたら堪らない。ここは一旦調理が終わるのを待とう。
そんなこんなしているうちに周囲は暗くなり始めた。だが焚き火があちらこちらで炊かれて村の広場を照らし出す。そのころには多くの冒険者たちが酒を煽って出来上がっていた。持ってきた酒樽が既に二つも空になっている。裸で踊る野郎たちも居た。
「こんなに飲んで、こいつら明日使い物になるのかよ……」
俺が酒を煽る冒険者たちを心配していると、唐突に酔っぱらいに絡まれた。
「アトラスニャー!」
「ぬぬっ!」
唐突に背後から抱き付かれた。抱き付いてきたのはアニマル冒険団のタイガーキャットである。モフモフの毛皮と一緒に小さな胸を俺の背中に押し付けてきた。
「アトラスはホカホカのお天道様の匂いがするニャー!」
「おい、ちょっとやめろよ……」
っと、言ったが悪い気はしない。タイガーキャットは頭が緩そうだがビジュアルは可愛らしい。そんな乙女に抱き付かれて嬉しくないわけがない。
すると今度は女僧侶のレイチェルが俺に飛び掛かってきた。タイガーキャットと同じように俺に抱き付いてきたのだ。しかし、こっちは胸が大きい。その温盛が堪らない。
「うわぁ~、本当だぁ~。アトラス君ってお日様の香りがする~♡」
「お、おい、マジでやめろよ……」
なんだろう。これも両手に花なのだろうか?
知性が低い花だが花には代わらない。しかも片方は豊満な巨乳である。悪い気どころか天国であった。
しかし、ピンク色の極楽気分を打ち破るように鋭い殺気が俺に向けられた。俺はその殺気の元を凝視する。
「「ジジィーーー……」」
「いや、これは、その……」
殺気の先にはジェシカとミゼラちゃんが立っていた。しかもその眼差しは殺伐と冷たい。背後には負のオーラが由来で後方の景色を濁していた。
嫉妬!
これは嫉妬なのか!?
ならば、喜ばしいことではないのだろうか……。乙女に言い寄られながら別の乙女に嫉妬される。これは天国なシュチエーションのはず。
だが、それ以上に俺の中の危機管理センサーがブーブーと小五月蝿く警報を鳴らしてピンチを知らしていた。これは、ヤバい……。
するとジェシカとミゼラちゃんがアビゲイルに耳打ちする。
「ほら、アビゲイルちゃん。貴方のマスターが女遊びを働いてるわよ」
「アビゲイルさん、こんなときはどうしたら良いのか知ってますか?」
『存じません』
二人の乙女がゴーレム娘を怪しく諭している。その表情は悪どい。目尻が非道の形に歪んでいた。
「こんな時は、激しくしばいて良いのよ」
『いつものジェシカ様のようにですか?』
「「その通り」」
「そんな訳あるか!!」
するとアビゲイルが姿勢を落とした。両手を前に置く。そして、上半身を落とした姿勢で下半身を突き上げる。陸上競技の短距離走で見られるクラウチングスタートのホームだ。このまま全速力で突っ込んでくる気だろう。
「ちょ、ちょっと待てアビゲイル!」
『問答無用です、マスター』
「あんたらも放してくれ、レイチェルさんにタイガーキャット!」
「にゃんでぇー。もっとフカフカしたいニャー」
「レイチェルも~♡」
俺は二人の女性に抱き付かれて動けない。特にタイガーキャットの腕力は俺より強くって振り払える気がしないのだ。このままではアビゲイルの全力の突っ込みを食らってしまう。ゴーレムの突っ込みを俺のような華奢なマジックユーザーが正面から受けたら死んでまうだろう。少なくても病院送りだ。
「ア、アビゲイル、俺の命令を聞け!」
『お断りします、マスター』
「断るのッ!?」
『発射』
途端、アビゲイルが弾丸のように真っ直ぐなダッシュで突っ込んできた。しかも頭からだ。速いし重そうだし、何より怖い。
「げふっ!!!」
ドゴーーーンと音が鳴る。
強烈なスーパー頭突きアタックが俺の体を撥ね飛ばした。レイチェルとタイガーキャットの間から俺の体だけがスポリと抜けて飛んでいく。そして俺の体は民家の壁に激突すると壁にめり込むような形で止まっていた。
「ぅ、うぅ……」
当然ながら俺は気絶した。
こうしてキャンプ一日目が終わる。俺が目覚めたのは次の日の朝だった。夜這いのチャンスを1日無駄にする。それが悔やまれた。
「いやいやいやぁ~。これはこれはギランタウンの冒険者ギルドご一行様、よくぞ我がクリスタルレイク村にお越しになられました。今年もジャイアントレイクロブスター討伐、宜しくお願いしますぞぉ~」
群がる村人たちの中から村長だと思われるデブい中年男性がもみ手をモミモミしながら先頭のドリトルに話し掛けて来た。ドリトルが馬上から降りると村長と二人で何やら話し出す。するとしばらくして振り向いたドリトルが冒険者たちに指示を飛ばした。
「よーし、男衆はテントの設営だ。女性陣は荷物を宿屋に運び込んでくれ~」
その指示を聴いた人々が各々の準備を始める。そして、荷物を抱えたジェシカとラブリリスが揃って宿屋に入って行った。俺も彼女たちの後ろに続こうとしたがスカーフェイスの野郎に首根っこを掴まれて止められる。
「お前は男だろ。こっちで野宿の準備だぞ」
「えっ、なんで……。俺も宿屋でゆっくりしたいぞ」
「女性は宿屋で宿泊。男性はテントで野宿。当然じゃないか」
「なんでだよ!?」
「部屋が足りないんだよ。だからだ」
「あー、なるほどね。物理的な理由ですか……」
「俺たち野郎どもは今日を含めた4日間はテント暮らしだ」
俺は顎に手を当てて悪どい笑みを浮かべる。
「なるほど……。ならば4日間は夜這いのチャンスがあるわけだ。ニャリ」
ミゼラちゃんが冷めた眼差しでアビゲイルに述べる。
「アビゲイルさん、この4日間は寝ずの番でアトラス先生を見張ってください。決して犯罪行為には走らせないように……」
『畏まりました、ミゼラ様』
「えっ、アビゲイルが俺を裏切るのか!?」
『夜はすべての女性が私のライバルです、マスター』
「ええっ、嫉妬ですか!?」
なんてことでしょう。アビゲイルの中に乙女が芽生え始めていやがる。これは厄介だ……。早めに対策を打たなければなるまい。
「それよりも──」
俺はジェシカたちが入っていった宿屋の門前を見上げていた。注目を集める物がある。
「でけー……」
そこには巨大な剥製が看板として飾られていた。それはジャイアントレイクロブスターのハサミである。左腕のハサミだけなのだが、やたらと大きい。肘部分からハサミの先まで10メートルはある。
「なんて大きなハサミなんだよ……」
ジャイアントレイクロブスターの体長は1.5メートルから2メートルだと聞いていた。ジャイアントレイクロブスタークイーンであっても体長10メートル程度だと聞いている。なのに宿屋の入り口に飾られている剥製はハサミだけで10メートルはあるのだ。これだと、このハサミを持っていたジャイアントレイクロブスターは20メートル以上の体長を有していたことになる。それは普通より大きすぎる体長だ。
「ぁ……」
俺が間抜け面で巨大ハサミを見上げていると、後ろからデブい村長に話し掛けられた。その口調は自慢気である。
「どうです、立派なハサミでしょう」
「な、なんだ、この大きさは……?」
デブい村長はタプタプと顎の肉を揺らしながら自慢気に語り出した。
「15年前に出現したジャイアントレイクロブスタークイーンのハサミです。彼女は巨大化のユニークスキルを有してましてね。ピンチになったときに巨大化したのですよ。それをギルドマスターのダリゴレル様がお仲間たちと一緒に倒したのです。これは、その時の戦利品です。記念に今でも宿屋の看板として使っていましてね。この村のシンボルですな」
「ユニークスキルで巨大化だと……」
これだけ巨大化したジャイアントレイクロブスタークイーンを倒した当時の冒険者たちは相当強かったのだろう。
「古参、侮れん……」
するとアビゲイルが報告してきた。
『テントの設営が終わりました、マスター』
「おお、サンキュー」
俺は設営し終わったテントを見回した。俺のテントの隣にはラインハルトがテントを貼っていた。反対側には黒装束の野郎たちがテントを貼っている。
「なんだよ、こんな連中と一緒かよ……」
俺がついつい溢した愚痴がテントを設営していた黒ターバンの男子に届いてしまう。すると鋭い眼光で睨まれた。少し怖い。
「まあ、テントは寝るだけだから、ご近所なんて関係無いか……」
すると次々と設営が終わっていくテント群。テントの設営を終えた冒険者たちから賑やかに酒を飲み始めた。女性たちは大鍋でスープを煮込み始める。
俺はスキップしながらジェシカに背後から忍び寄った。
「ジェ~シカ、何を作ってるのかな~♡」
俺がハートマークを振り撒きながらジェシカに忍び寄ると彼女が敏捷に振り返る。その手には出刃包丁が握られていたのだが、その刃先が俺の眼前を一文字に通り越した。
殺気っ!
「あら、アトラス。今調理中だから話し掛けないで、手加減できないからさ」
「は、はい……」
俺は鼻先に突き出された刃先から逃げるように後ずさった。動物の肉と一緒に刻まれたら堪らない。ここは一旦調理が終わるのを待とう。
そんなこんなしているうちに周囲は暗くなり始めた。だが焚き火があちらこちらで炊かれて村の広場を照らし出す。そのころには多くの冒険者たちが酒を煽って出来上がっていた。持ってきた酒樽が既に二つも空になっている。裸で踊る野郎たちも居た。
「こんなに飲んで、こいつら明日使い物になるのかよ……」
俺が酒を煽る冒険者たちを心配していると、唐突に酔っぱらいに絡まれた。
「アトラスニャー!」
「ぬぬっ!」
唐突に背後から抱き付かれた。抱き付いてきたのはアニマル冒険団のタイガーキャットである。モフモフの毛皮と一緒に小さな胸を俺の背中に押し付けてきた。
「アトラスはホカホカのお天道様の匂いがするニャー!」
「おい、ちょっとやめろよ……」
っと、言ったが悪い気はしない。タイガーキャットは頭が緩そうだがビジュアルは可愛らしい。そんな乙女に抱き付かれて嬉しくないわけがない。
すると今度は女僧侶のレイチェルが俺に飛び掛かってきた。タイガーキャットと同じように俺に抱き付いてきたのだ。しかし、こっちは胸が大きい。その温盛が堪らない。
「うわぁ~、本当だぁ~。アトラス君ってお日様の香りがする~♡」
「お、おい、マジでやめろよ……」
なんだろう。これも両手に花なのだろうか?
知性が低い花だが花には代わらない。しかも片方は豊満な巨乳である。悪い気どころか天国であった。
しかし、ピンク色の極楽気分を打ち破るように鋭い殺気が俺に向けられた。俺はその殺気の元を凝視する。
「「ジジィーーー……」」
「いや、これは、その……」
殺気の先にはジェシカとミゼラちゃんが立っていた。しかもその眼差しは殺伐と冷たい。背後には負のオーラが由来で後方の景色を濁していた。
嫉妬!
これは嫉妬なのか!?
ならば、喜ばしいことではないのだろうか……。乙女に言い寄られながら別の乙女に嫉妬される。これは天国なシュチエーションのはず。
だが、それ以上に俺の中の危機管理センサーがブーブーと小五月蝿く警報を鳴らしてピンチを知らしていた。これは、ヤバい……。
するとジェシカとミゼラちゃんがアビゲイルに耳打ちする。
「ほら、アビゲイルちゃん。貴方のマスターが女遊びを働いてるわよ」
「アビゲイルさん、こんなときはどうしたら良いのか知ってますか?」
『存じません』
二人の乙女がゴーレム娘を怪しく諭している。その表情は悪どい。目尻が非道の形に歪んでいた。
「こんな時は、激しくしばいて良いのよ」
『いつものジェシカ様のようにですか?』
「「その通り」」
「そんな訳あるか!!」
するとアビゲイルが姿勢を落とした。両手を前に置く。そして、上半身を落とした姿勢で下半身を突き上げる。陸上競技の短距離走で見られるクラウチングスタートのホームだ。このまま全速力で突っ込んでくる気だろう。
「ちょ、ちょっと待てアビゲイル!」
『問答無用です、マスター』
「あんたらも放してくれ、レイチェルさんにタイガーキャット!」
「にゃんでぇー。もっとフカフカしたいニャー」
「レイチェルも~♡」
俺は二人の女性に抱き付かれて動けない。特にタイガーキャットの腕力は俺より強くって振り払える気がしないのだ。このままではアビゲイルの全力の突っ込みを食らってしまう。ゴーレムの突っ込みを俺のような華奢なマジックユーザーが正面から受けたら死んでまうだろう。少なくても病院送りだ。
「ア、アビゲイル、俺の命令を聞け!」
『お断りします、マスター』
「断るのッ!?」
『発射』
途端、アビゲイルが弾丸のように真っ直ぐなダッシュで突っ込んできた。しかも頭からだ。速いし重そうだし、何より怖い。
「げふっ!!!」
ドゴーーーンと音が鳴る。
強烈なスーパー頭突きアタックが俺の体を撥ね飛ばした。レイチェルとタイガーキャットの間から俺の体だけがスポリと抜けて飛んでいく。そして俺の体は民家の壁に激突すると壁にめり込むような形で止まっていた。
「ぅ、うぅ……」
当然ながら俺は気絶した。
こうしてキャンプ一日目が終わる。俺が目覚めたのは次の日の朝だった。夜這いのチャンスを1日無駄にする。それが悔やまれた。
0
お気に入りに追加
83
あなたにおすすめの小説
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
S級騎士の俺が精鋭部隊の隊長に任命されたが、部下がみんな年上のS級女騎士だった
ミズノみすぎ
ファンタジー
「黒騎士ゼクード・フォルス。君を竜狩り精鋭部隊【ドラゴンキラー隊】の隊長に任命する」
15歳の春。
念願のS級騎士になった俺は、いきなり国王様からそんな命令を下された。
「隊長とか面倒くさいんですけど」
S級騎士はモテるって聞いたからなったけど、隊長とかそんな重いポジションは……
「部下は美女揃いだぞ?」
「やらせていただきます!」
こうして俺は仕方なく隊長となった。
渡された部隊名簿を見ると隊員は俺を含めた女騎士3人の計4人構成となっていた。
女騎士二人は17歳。
もう一人の女騎士は19歳(俺の担任の先生)。
「あの……みんな年上なんですが」
「だが美人揃いだぞ?」
「がんばります!」
とは言ったものの。
俺のような若輩者の部下にされて、彼女たちに文句はないのだろうか?
と思っていた翌日の朝。
実家の玄関を部下となる女騎士が叩いてきた!
★のマークがついた話数にはイラストや4コマなどが後書きに記載されています。
※2023年11月25日に書籍が発売!
イラストレーターはiltusa先生です!
※コミカライズも進行中!
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ハズレギフト『キノコマスター』は実は最強のギフトでした~これって聖剣ですか? いえ、これは聖剣ではありません。キノコです~
びーぜろ@転移世界のアウトサイダー発売中
ファンタジー
孤児院生まれのノースは、十歳の時、教会でハズレギフト『キノコマスター』を授かってしまう。
他の孤児院生まれのルームメイトたちは『剣聖』や『魔法士』『鍛冶師』といった優遇スキルを授かったのに、なんで僕だけ……。
孤児院のルームメイトが国に士官されていくのを横目に、僕は冒険者として生きていく事を決意した。
しかし、冒険者ギルドに向かおうとするも、孤児院生活が長く、どこにあるのかわからない。とりあえず街に向かって出発するも街に行くどころか森で迷う始末。仕方がなく野宿することにした。
それにしてもお腹がすいたと、森の中を探し、偶々見つけたキノコを手に取った時『キノコマスター』のギフトが発動。
ギフトのレベルが上る度に、作る事のできるキノコが増えていって……。
気付けば、ステータス上昇効果のあるキノコや不老長寿の効果のあるキノコまで……。
「こ、これは聖剣……なんでこんな所に……」
「いえ、違います。それは聖剣っぽい形のキノコです」
ハズレギフト『キノコマスター』を駆使して、主人公ノースが成り上がる異世界ファンタジーが今始まる。
毎日朝7時更新となります!
よろしくお願い致します。
物語としては、次の通り進んでいきます。
1話~19話 ノース自分の能力を知る。
20話~31話 辺境の街「アベコベ」
32話~ ようやく辺境の街に主人公が向かう
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる