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53【集合・後編】
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アニマル冒険団パーティーの他に目立ったのは黒装束の一団である。
黒い衣装に統一された怪しげな一団。人数は男女半々で6名。その中に説明会で出会った黒尽くめの少年も混ざっていた。
黒尽くめの少年は身長が160センチ程度で少し低い。俺と代わらないぐらいに伺えた。
顔は黒ターバンと黒マフラーで隠していて分からないが目元は鋭かった。この歳でありながらいくつもの修羅場を乗り越えてきただろう眼差しである。
その横に立つ少女も黒尽くめ。少年と同じく黒ターバンと黒マフラーで顔を隠している。だが、華奢で細い体型から可愛さが漏れ出していた。おそらく白いフリフリのゴスロリドレスのほうが良く似合うだろう少女である。武器は背中にショートスピアを背負っているから中距離戦闘キャラなのだろう。
更に二人の女性も黒衣を纏っていたが、二人とも露出度が高いお揃いの衣装だった。まるで双子のなりである。
フード付きローブを被り顔には黒いベールを下げている。故に口元は見えないが切れ長の眼差しからはお色気がだだ漏れだった。更にはローブの前から肌ける身なりは煌びやかなビキニにロングブーツ。胸元も太腿も隠していない。それらを総合するかぎり、二人は踊り子ではないかと考えられた。
聞いたことがある。踊り子風の暗殺者の話。踊りながらターゲットを誘惑して隙を突いて相手を殺すプロの殺し屋。まあ、昔っから使われている古びた暗殺術だ。だとするならば、このお色気黒装束ねえーちゃんズはころしやなのかな?
残り二人は長身の戦士風。背は高いが太くはない。バスケット選手のような体型の黒戦士だった。長めのブレードを背負っている。うん、モブだね。
その他に目立ったパーティーと言えばラインハルトのパーティーだろうか。4人組でラインハルトの他は全員女性だ。しかも美人が二人。
説明会で出会ったガーベラも黙ってればそれなりに可愛いいのだが、その他の二人はかなりの美人揃いだった。
二人とも年頃は20歳ぐらいだろうか。一人は神官風で、一人は等族風の出で立ちだった。
神官風の美女は桃色の髪でツインテール。笑顔がやたらと眩しくて無垢な天使のように伺えた。しかも乳が大きい。巨乳だ。少しテンションが高すぎるような雰囲気だが、その明るさが魅力的だった。何より無垢な巨乳が堪らない。
片やシーフ風の彼女は健康的な魅力に溢れた黒髪の女性だった。ショートカットで首筋を刈り上げているが清々しい。眼差しは凛々しいが瞳の奥に優しさが見えるのだ。瞳の色だけで姉御肌なのが分かるぐらいである。
更に身なりがエロい。
革ジャンにスポーツブラでヘソ出しルック。腹筋なんて、くっきりと割れている。下半身は革のタイトスカートにロングブーツで太腿を露わにしていた。その太腿をナメナメしたいぐらいだ。ただ、少し乳が小ぶりなのが残念である。それでも彼女は凄く美人だ。僧侶風の彼女も超美人であった。
まあ、美人はこのぐらいだろうか……。あとの女子冒険者はモブばかりだ。目立った美人は少ない。しかし、付き合ってくれるのならば俺だって男だ。やぶさかではない。
いやいや、今回俺は美人を探しに来たわけではないのだ。目的を違えてはならないだろう。
だが、ギルド全体の美人さんをチェックしておいて損はないだろうさ。いずれこの情報が役に立つ時が来るかも知れない。いや、きっと来る。来るはずだ。こなければ嘘である。
「おーい、アートーラースー」
「なんだ、ジェシカか」
俺が呼ばれて冒険者ギルドの酒場に入って行くと受け付けカウンターでジェシカが待っていた。その隣にフルプレートアーマーのラブリリスが立っていた。難しい顔で俺を睨んでいる。
「なんだよ、ジェシカ。デートのお誘いか?」
「違うわよ。出発前の参加者チェックよ。早くここにサインして」
「はいはい、わかりましたよ~」
俺はカウンターに置かれた参加者名簿にサインする。そして、羽ペンを置くとジェシカに訊いた。
「ジェシカ、今回の参加者人数って何人なんだ?」
するとジェシカに代わって名簿を持っていたラブリリスが答えてくれた。
「115人ですね。去年よりも8人ほど多いですわ」
「ほほう、115人か……。それで、うち女性は何人だ?」
「ていっ!」
ジェシカが俺の頭にチョップを落とす。なにするんねん、このおっぱいは……。
するとラブリリスが答える。
「冒険者が85人で、一般人の後方支援者が30人ね」
「結構戦力が集まったんだな。これが冒険者ギルドの総戦力か」
「違うわよ」
「えっ、そうなの?」
祭りの参加者名簿をカウンターに置いたラブリリスが説明してくれる。
「祭りには参加しないギルドメンバーも少なくないから、今日集まっているのはギルドメンバーの三分の二ぐらいかしら」
「ああ~。やっぱり参加しないボッチも少なくないのね」
「そんなことよりもミゼラちゃん」
唐突にジェシカがミゼラに問いかけた。
「ミゼラちゃんは、ちゃんと水着を持ってきた?」
えっ、水着???
「はい、ちゃんと買ってきましたよ、水着」
「水着!?」
俺は目を剥いて驚いた。何故にここで水着の話が出てくるのかが謎だった。だが捨て置けないキーワードである。
「ジェ、ジェシカ。なんで水着が必要なんだ!」
「あら、アトラスは聞いてないの?」
「何を!?」
目を血走らせる俺とは異なりジェシカは当然のように言う。
「討伐期限の三日目が終わったら皆でバーベキューを湖でやるから、泳げる人は水着を用意してねって言ってあったでしょう」
「き、聞いてないぞ!」
「あら、そう」
し、知らなかった。この討伐イベントの陰に、そんなビッグイベントが隠されていたなんて!
それって間違い無くの水着回だよね!
しかもギルドメンバー勢揃いの水着回だよね!
ウハウハ回で視聴率バク上がりの回だよね!
ある意味での神回だ!
するとアンジュが笑顔で言う。
「あたいもアトラスのフィギュアから剥ぎ取った水着を持ってきたよ~♡」
更にアビゲイルが続く。
『安心してください、マスター。私はメイド服の下に、既に水着を着用しております』
「お前ら準備いいな!」
するとゴリラ顔の女棋士カルラも頬を赤らめながら言う。
「わ、わたくしも、水着を用意しましたぞ……」
「あ、あんたはいいからさ……」
「しかも、ビキニです……」
「いや、マジでいいから……」
ゴリラのビキニなんて見たくない……。マジ、怖い……。
だが、ジャイアントレイクロブスター討伐後の水着イベントがあると言うのならば喜んで参加しよう!!
黒い衣装に統一された怪しげな一団。人数は男女半々で6名。その中に説明会で出会った黒尽くめの少年も混ざっていた。
黒尽くめの少年は身長が160センチ程度で少し低い。俺と代わらないぐらいに伺えた。
顔は黒ターバンと黒マフラーで隠していて分からないが目元は鋭かった。この歳でありながらいくつもの修羅場を乗り越えてきただろう眼差しである。
その横に立つ少女も黒尽くめ。少年と同じく黒ターバンと黒マフラーで顔を隠している。だが、華奢で細い体型から可愛さが漏れ出していた。おそらく白いフリフリのゴスロリドレスのほうが良く似合うだろう少女である。武器は背中にショートスピアを背負っているから中距離戦闘キャラなのだろう。
更に二人の女性も黒衣を纏っていたが、二人とも露出度が高いお揃いの衣装だった。まるで双子のなりである。
フード付きローブを被り顔には黒いベールを下げている。故に口元は見えないが切れ長の眼差しからはお色気がだだ漏れだった。更にはローブの前から肌ける身なりは煌びやかなビキニにロングブーツ。胸元も太腿も隠していない。それらを総合するかぎり、二人は踊り子ではないかと考えられた。
聞いたことがある。踊り子風の暗殺者の話。踊りながらターゲットを誘惑して隙を突いて相手を殺すプロの殺し屋。まあ、昔っから使われている古びた暗殺術だ。だとするならば、このお色気黒装束ねえーちゃんズはころしやなのかな?
残り二人は長身の戦士風。背は高いが太くはない。バスケット選手のような体型の黒戦士だった。長めのブレードを背負っている。うん、モブだね。
その他に目立ったパーティーと言えばラインハルトのパーティーだろうか。4人組でラインハルトの他は全員女性だ。しかも美人が二人。
説明会で出会ったガーベラも黙ってればそれなりに可愛いいのだが、その他の二人はかなりの美人揃いだった。
二人とも年頃は20歳ぐらいだろうか。一人は神官風で、一人は等族風の出で立ちだった。
神官風の美女は桃色の髪でツインテール。笑顔がやたらと眩しくて無垢な天使のように伺えた。しかも乳が大きい。巨乳だ。少しテンションが高すぎるような雰囲気だが、その明るさが魅力的だった。何より無垢な巨乳が堪らない。
片やシーフ風の彼女は健康的な魅力に溢れた黒髪の女性だった。ショートカットで首筋を刈り上げているが清々しい。眼差しは凛々しいが瞳の奥に優しさが見えるのだ。瞳の色だけで姉御肌なのが分かるぐらいである。
更に身なりがエロい。
革ジャンにスポーツブラでヘソ出しルック。腹筋なんて、くっきりと割れている。下半身は革のタイトスカートにロングブーツで太腿を露わにしていた。その太腿をナメナメしたいぐらいだ。ただ、少し乳が小ぶりなのが残念である。それでも彼女は凄く美人だ。僧侶風の彼女も超美人であった。
まあ、美人はこのぐらいだろうか……。あとの女子冒険者はモブばかりだ。目立った美人は少ない。しかし、付き合ってくれるのならば俺だって男だ。やぶさかではない。
いやいや、今回俺は美人を探しに来たわけではないのだ。目的を違えてはならないだろう。
だが、ギルド全体の美人さんをチェックしておいて損はないだろうさ。いずれこの情報が役に立つ時が来るかも知れない。いや、きっと来る。来るはずだ。こなければ嘘である。
「おーい、アートーラースー」
「なんだ、ジェシカか」
俺が呼ばれて冒険者ギルドの酒場に入って行くと受け付けカウンターでジェシカが待っていた。その隣にフルプレートアーマーのラブリリスが立っていた。難しい顔で俺を睨んでいる。
「なんだよ、ジェシカ。デートのお誘いか?」
「違うわよ。出発前の参加者チェックよ。早くここにサインして」
「はいはい、わかりましたよ~」
俺はカウンターに置かれた参加者名簿にサインする。そして、羽ペンを置くとジェシカに訊いた。
「ジェシカ、今回の参加者人数って何人なんだ?」
するとジェシカに代わって名簿を持っていたラブリリスが答えてくれた。
「115人ですね。去年よりも8人ほど多いですわ」
「ほほう、115人か……。それで、うち女性は何人だ?」
「ていっ!」
ジェシカが俺の頭にチョップを落とす。なにするんねん、このおっぱいは……。
するとラブリリスが答える。
「冒険者が85人で、一般人の後方支援者が30人ね」
「結構戦力が集まったんだな。これが冒険者ギルドの総戦力か」
「違うわよ」
「えっ、そうなの?」
祭りの参加者名簿をカウンターに置いたラブリリスが説明してくれる。
「祭りには参加しないギルドメンバーも少なくないから、今日集まっているのはギルドメンバーの三分の二ぐらいかしら」
「ああ~。やっぱり参加しないボッチも少なくないのね」
「そんなことよりもミゼラちゃん」
唐突にジェシカがミゼラに問いかけた。
「ミゼラちゃんは、ちゃんと水着を持ってきた?」
えっ、水着???
「はい、ちゃんと買ってきましたよ、水着」
「水着!?」
俺は目を剥いて驚いた。何故にここで水着の話が出てくるのかが謎だった。だが捨て置けないキーワードである。
「ジェ、ジェシカ。なんで水着が必要なんだ!」
「あら、アトラスは聞いてないの?」
「何を!?」
目を血走らせる俺とは異なりジェシカは当然のように言う。
「討伐期限の三日目が終わったら皆でバーベキューを湖でやるから、泳げる人は水着を用意してねって言ってあったでしょう」
「き、聞いてないぞ!」
「あら、そう」
し、知らなかった。この討伐イベントの陰に、そんなビッグイベントが隠されていたなんて!
それって間違い無くの水着回だよね!
しかもギルドメンバー勢揃いの水着回だよね!
ウハウハ回で視聴率バク上がりの回だよね!
ある意味での神回だ!
するとアンジュが笑顔で言う。
「あたいもアトラスのフィギュアから剥ぎ取った水着を持ってきたよ~♡」
更にアビゲイルが続く。
『安心してください、マスター。私はメイド服の下に、既に水着を着用しております』
「お前ら準備いいな!」
するとゴリラ顔の女棋士カルラも頬を赤らめながら言う。
「わ、わたくしも、水着を用意しましたぞ……」
「あ、あんたはいいからさ……」
「しかも、ビキニです……」
「いや、マジでいいから……」
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