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42【コープスモール②】
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背中からダウンするトロールスケルトンの巨体。その左こめかみと顎先に深い亀裂が走っていた。
傷はそれだけではなく、右腕は肘から失い、左脚は膝関節から可笑しな方向に曲がっている。
そのすべてがアビゲイルのパンチで受けたダメージであった。
その倒れたトロールスケルトンにアビゲイルがジャンプから飛び掛かる。そして、アビゲイルはトロールスケルトンの太い首を跨ぐように馬乗りになった。マウントポジションだ。
そこからの連打。拳の連打が空爆のように上からトロールスケルトンの頭部に振ってくる。
フック、ストレート、左右のパンチ。それらは存分にトロールスケルトンの頭を殴り続けた。滅多打ちである。
そして、割れていた顎が砕け落ちて、罅が入っていたこめかみから亀裂が広がっていく。やがてトロールスケルトンの顔面が崩れ落ちて、その大穴から真っ赤な光体が露になった。
その光体に振りかぶった拳を勢い良く打ち下ろすアビゲイル。赤い光は拳で潰されると魔風を散らして消え失せる。それを最後にトロールスケルトンは動かなくなった。巨大な屍から負のオーラが消え失せたのだ。
顔が陥没する巨大なスケルトンの受けから立ち退いたアビゲイルが辺りを見回す。すると辺りを徘徊していた複数のスケルトンたちも居なくなっていた。ガイルとグランドールにすべて退治されたのだろう。
これで決着だ。周囲は静けさを取り戻して夜の夏虫が鳴いていた。
呆気ない決着だった。そもそもスケルトン風情では、アビゲイルや騎士たちに勝てる相手ではなかったのだろう。実力の差が明らかだった。
もしもアビゲイルがトロールスケルトンを倒さなくってもデズモンド公爵ならばトロールスケルトンを容易く退治出来ていただろうさ。それは観ていて分かる。
「さてと、今度は俺の出番だな」
俺は静かになった周りを見回すと、少し離れたところに繁っている林に視線を向けた。あの林には何度か踏み行ったことがある。何せ家の真ん前の林だからな。
「彼処かな──」
後はスケルトンたちを操っていたネクロマンサーを見付けるだけだ。そして、ネクロマンサーがアンデッドの側に居ないとなると近隣のどこかに隠れていると推測するのが自然だろう。
ならば、一番隠れやすいのは、あの林だ。彼処ならば俺の屋敷が隠れながら監視出来るはず。他の麦畑はまだまだ麦の背丈が低くって隠れるのには無向きである。
「よし、行くぞ」
『畏まりました、マスター』
俺は走って林まで接近する。その後ろにアビゲイルが続く。そして、林に飛び込んだ俺はネクロマンサーを探した。
「ネクロマンサーが死体を操るのならば、さほど遠くにも行けないはずだ。遠隔捜査も100メートルがやっとだろう。ならば、この辺に隠れていると思うんだけどな……」
しかし、ネクロマンサーの姿は林の中には見当たらない。狭くて小さな林だから隠れて居れば直ぐに見付けられると思ったのだが甘かった。コープスモールと言うネクロマンサーは逃走能力も高いようだ。もう逃げてしまったのだろうか、姿が見えない。
『マスター、敵を追いますか?』
「どこに逃げたか分かるか?」
『残念ながら私には追跡能力は備わっていません、マスター』
「だよね~」
アビゲイルには、そんな便利な能力は備わっていない。何せ俺が備えた覚えがないんだもん。そもそもアビゲイルには戦闘力しか期待していないのだ。
「ちっ、折角戦利品に期待していたのによ……」
するとガイルとグランドールの二人が俺に追い付いて林に入ってきた。そして俺に問いかける。
「敵のネクロマンサーは居りましたか?」
「いや、残念ながら逃げられたようだ」
「それは残念であります……」
「「「んん?」」」
しかし、俺たち三人があるものに気付く。それは林の地面から突き出した一本の竹の棒だった。
杉林に竹の棒。それは明らかに不自然な風景。何せこの辺には竹なんて生えている場所は無いのだ。
「なんで、こんなところに竹が?」
「「さあ……」」
俺たち三人は土から飛び出た竹の棒を囲んで眺めた。そして、ガイルが近くに落ちていた葉っぱを竹の上にソッと乗せる。すると何故か竹の上の葉っぱが浮き上がるのだ。竹の穴の上で葉っぱが下からの風に揺れて上下していた。
「騎士殿、これはなんでしょうね?」
「さあ、なんで御座いましょう、アトラス殿」
俺たち三人は顔を見合わせてニッコリ微笑む。そして、わざとらしく言った。
「な~~んか、オシッコしたくなってきたな~」
「奇遇ですな、アトラス殿。私も戦闘明けのせいか、急に尿をもようし始めましたぞ」
「ガイル、私もだ。急にオシッコがしたくなってきたぞ」
「じゃあ、皆で連れションと洒落こみますか?」
「「いいですな、アトラス殿」」
こうして俺たち男三人は林の中で連れションをすることになった。アビゲイルがそんな三人を少し離れた場所から眺めている。そして、地面から不自然に延びでる竹棒の穴を狙ってオシッコを飛ばす三人の男たち。
俺たち三人のオシッコは直ぐに竹棒の穴からあふれでた。
すると───。
「ぷっはーーー!!」
唐突に地面から男が飛び出してきた。その表情は青ざめて必死。息が荒い。しかし俺たちの尿は止まらない。そのまま地面から生え出た男の顔面を尿砲で汚し続けた。
「ぷへぇ、やめてやめて、とめてとめて!!」
必死に尿砲から逃れようとする男に俺たち三人は一滴も残さずオシッコをぶっかけた。
そして、わざとらしく述べる。
「おやおや、唐突に地面から男が生え出たぞ?」
「この辺には男を地面に埋める風習でもあるのですか」
「そんなのあるわけ無いじゃん」
すると、わざとらしい俺たちの会話を聴いていた男が怒鳴った。
「気が付いているなら、さっさと捕まえろよな!」
「「うるさい、黙れ!」」
二人の騎士が同時にコープスモールの顔面をぶん殴った。ガントレットを装着した拳だ。鋼の音が激しく鳴った。すると顔を打たれたコープスモールが仰け反りながら吹っ飛ぶと大の字で倒れ込む。そのまま気絶してしまった。
これで、完全決着である。
傷はそれだけではなく、右腕は肘から失い、左脚は膝関節から可笑しな方向に曲がっている。
そのすべてがアビゲイルのパンチで受けたダメージであった。
その倒れたトロールスケルトンにアビゲイルがジャンプから飛び掛かる。そして、アビゲイルはトロールスケルトンの太い首を跨ぐように馬乗りになった。マウントポジションだ。
そこからの連打。拳の連打が空爆のように上からトロールスケルトンの頭部に振ってくる。
フック、ストレート、左右のパンチ。それらは存分にトロールスケルトンの頭を殴り続けた。滅多打ちである。
そして、割れていた顎が砕け落ちて、罅が入っていたこめかみから亀裂が広がっていく。やがてトロールスケルトンの顔面が崩れ落ちて、その大穴から真っ赤な光体が露になった。
その光体に振りかぶった拳を勢い良く打ち下ろすアビゲイル。赤い光は拳で潰されると魔風を散らして消え失せる。それを最後にトロールスケルトンは動かなくなった。巨大な屍から負のオーラが消え失せたのだ。
顔が陥没する巨大なスケルトンの受けから立ち退いたアビゲイルが辺りを見回す。すると辺りを徘徊していた複数のスケルトンたちも居なくなっていた。ガイルとグランドールにすべて退治されたのだろう。
これで決着だ。周囲は静けさを取り戻して夜の夏虫が鳴いていた。
呆気ない決着だった。そもそもスケルトン風情では、アビゲイルや騎士たちに勝てる相手ではなかったのだろう。実力の差が明らかだった。
もしもアビゲイルがトロールスケルトンを倒さなくってもデズモンド公爵ならばトロールスケルトンを容易く退治出来ていただろうさ。それは観ていて分かる。
「さてと、今度は俺の出番だな」
俺は静かになった周りを見回すと、少し離れたところに繁っている林に視線を向けた。あの林には何度か踏み行ったことがある。何せ家の真ん前の林だからな。
「彼処かな──」
後はスケルトンたちを操っていたネクロマンサーを見付けるだけだ。そして、ネクロマンサーがアンデッドの側に居ないとなると近隣のどこかに隠れていると推測するのが自然だろう。
ならば、一番隠れやすいのは、あの林だ。彼処ならば俺の屋敷が隠れながら監視出来るはず。他の麦畑はまだまだ麦の背丈が低くって隠れるのには無向きである。
「よし、行くぞ」
『畏まりました、マスター』
俺は走って林まで接近する。その後ろにアビゲイルが続く。そして、林に飛び込んだ俺はネクロマンサーを探した。
「ネクロマンサーが死体を操るのならば、さほど遠くにも行けないはずだ。遠隔捜査も100メートルがやっとだろう。ならば、この辺に隠れていると思うんだけどな……」
しかし、ネクロマンサーの姿は林の中には見当たらない。狭くて小さな林だから隠れて居れば直ぐに見付けられると思ったのだが甘かった。コープスモールと言うネクロマンサーは逃走能力も高いようだ。もう逃げてしまったのだろうか、姿が見えない。
『マスター、敵を追いますか?』
「どこに逃げたか分かるか?」
『残念ながら私には追跡能力は備わっていません、マスター』
「だよね~」
アビゲイルには、そんな便利な能力は備わっていない。何せ俺が備えた覚えがないんだもん。そもそもアビゲイルには戦闘力しか期待していないのだ。
「ちっ、折角戦利品に期待していたのによ……」
するとガイルとグランドールの二人が俺に追い付いて林に入ってきた。そして俺に問いかける。
「敵のネクロマンサーは居りましたか?」
「いや、残念ながら逃げられたようだ」
「それは残念であります……」
「「「んん?」」」
しかし、俺たち三人があるものに気付く。それは林の地面から突き出した一本の竹の棒だった。
杉林に竹の棒。それは明らかに不自然な風景。何せこの辺には竹なんて生えている場所は無いのだ。
「なんで、こんなところに竹が?」
「「さあ……」」
俺たち三人は土から飛び出た竹の棒を囲んで眺めた。そして、ガイルが近くに落ちていた葉っぱを竹の上にソッと乗せる。すると何故か竹の上の葉っぱが浮き上がるのだ。竹の穴の上で葉っぱが下からの風に揺れて上下していた。
「騎士殿、これはなんでしょうね?」
「さあ、なんで御座いましょう、アトラス殿」
俺たち三人は顔を見合わせてニッコリ微笑む。そして、わざとらしく言った。
「な~~んか、オシッコしたくなってきたな~」
「奇遇ですな、アトラス殿。私も戦闘明けのせいか、急に尿をもようし始めましたぞ」
「ガイル、私もだ。急にオシッコがしたくなってきたぞ」
「じゃあ、皆で連れションと洒落こみますか?」
「「いいですな、アトラス殿」」
こうして俺たち男三人は林の中で連れションをすることになった。アビゲイルがそんな三人を少し離れた場所から眺めている。そして、地面から不自然に延びでる竹棒の穴を狙ってオシッコを飛ばす三人の男たち。
俺たち三人のオシッコは直ぐに竹棒の穴からあふれでた。
すると───。
「ぷっはーーー!!」
唐突に地面から男が飛び出してきた。その表情は青ざめて必死。息が荒い。しかし俺たちの尿は止まらない。そのまま地面から生え出た男の顔面を尿砲で汚し続けた。
「ぷへぇ、やめてやめて、とめてとめて!!」
必死に尿砲から逃れようとする男に俺たち三人は一滴も残さずオシッコをぶっかけた。
そして、わざとらしく述べる。
「おやおや、唐突に地面から男が生え出たぞ?」
「この辺には男を地面に埋める風習でもあるのですか」
「そんなのあるわけ無いじゃん」
すると、わざとらしい俺たちの会話を聴いていた男が怒鳴った。
「気が付いているなら、さっさと捕まえろよな!」
「「うるさい、黙れ!」」
二人の騎士が同時にコープスモールの顔面をぶん殴った。ガントレットを装着した拳だ。鋼の音が激しく鳴った。すると顔を打たれたコープスモールが仰け反りながら吹っ飛ぶと大の字で倒れ込む。そのまま気絶してしまった。
これで、完全決着である。
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