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第44話【滑空の組投】
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ダンジョン内の高い天井を縦横無尽に飛び交う三体のガーゴイルたちが俺たちを混乱させようと素早くも複雑に滑空していた。
石の壁や柱に隠れては姿を表すように飛び交っている。
俺は天井を見上げながらテレパシーを飛ばす。
『あの羽有りカッパどもが、困惑を狙ってやがるな!』
クレアが首を傾げながら訊いてきた。
「カッパ? カッパとは何だ?」
『あ~、カッパとかって居ないのね、この世界にはさ~』
「カッパたる種族は聞いたことがないぞ」
『俺の産まれた国だとカッパっては飲み屋街にちょくちょく現れる両生類のモンスターで、酒を煽りながらキュウリばかり食うえろい野郎のことだ!』
「要するにスケベな男性ってことだな」
『それを巷ではエロガッパと呼ぶのだ!』
俺がほちゃらけていると一体のガーゴイルが俺の背後に急降下してきた。
「キョェエエエ!!」
『それで隙を突いたつもりか!』
俺はバスタードソードを上段に振り上げた。
その振り被りの変則打で背後から迫り来るガーゴイルをバスタードソードの刀身で狙う。
『そりゃ!』
半分は適当な一振りだったが、見事にタイミングが合ってしまったガーゴイルがバスタードソードの一突きに肩を刺される。
俺の背後から首でも狙っていたのだろう。
とにかくビンゴって感じであった。
するとバスタードソードの刀身を肩に食らったガーゴイルが「きゃっ!」っと悲鳴を上げる。
その叫びと同時にバスタードソードを振り回しながら俺も振り返る。
『ううりや~~!!』
ガーゴイルの肩から抜けたバスタードソードが今度はガーゴイルの両足を横振り斬打で切り落とした。
「キョェエエエ!」っと叫んだガーゴイルが切断された両足から鮮血を散らしてダウンする。
俺は床の上をのたうち回るガーゴイルを見下ろす角度から追撃した。
『リジェネレートする前に殺す。そりゃ!』
大きな縦振りの一撃でガーゴイルの頭を真っ二つにカチ割ってやる。
バスタードソードの刀身は頭蓋骨を割り、首を過ぎて、胸の前まで切り裂いていた。
流石は筋力19の馬鹿力だぜ。
剣技が未熟でも当たればダメージも大きいってわけだ。
『流石にここまで切り裂けば、リジェネレーターでも死ぬだろう!?』
頭を割ったガーゴイルが本当に死んだかを俺が凝視しながら確認していると、突如クレアが叫んだ。
「エロガッパ、危ない!」
『えっ?』
「間違えた。アナベル危ない!!」
『えええっ!?!?』
叫んだクレアのほうを俺がチラリと見た瞬間だった。
俺の背後にガーゴイルがスチャリと下りて来る。
今度は完全に隙と心の動揺をつかれていた。
『やべぇ、今度は背後を取られたぞ!!』
俺が振り返るよりも早くガーゴイルが俺の腰に両手を回してクラッチを組んできた。
完全に腰を掴まれバックを取られている。
オーガほどではないが凄い力だ。
『組まれた!?』
この体制は、プロレスならば、バックドロップかジャーマンスープレックスの体勢だ。
『ちくしょう!』
腰を落として力むガーゴイル。
「ふぐぐぐぐぅ!!」
まさかガーゴイルにプロレス技で投げられるのかと思った刹那である。
俺の体がフワリと持ち上げられた。
『投げられる!』
だが、俺の予想と違って後方に倒れるようには投げられなかった。
ガーゴイルは俺を抱え上げながら真上の空に飛び上がったのだ。
一瞬で俺は10メートル以上は持ち上げられていた。
『うおっ、飛んでいる!?』
そして、俺の持っていたバスタードソードの刃先が天井に触れた瞬間だった。
世界が逆さまに回転した。
そして、頭から急降下する。
『不味い、落とされた!!』
そう、俺は腰を抱えられたまま天井の高さから真っ逆さまに投げられているのだ。
もう、ジャーマンスープレックスとか、高角度ジャーマンとか、エベレストジャーマンとかですら目ではない高さから落とされている。
プロレスの四角いリングのコーナーポスト最上段からジャーマンスープレックスで場外に投げられている感じだった。
いや、それ以上の高さだろう。
しかも、俺の腰を抱えて居るガーゴイルは離れない。
高さに自分の体重を足したダメージを狙っているのだろう。
俺が知っている限り、そんなデンジャラスなプロレス技は見たことがない。
イコール……。
『これは死ねる!!』
すると俺の腰を抱えているガーゴイルが人語を叫んだ。
「ガーゴイル式高角度百舌鳥落としスープレックスだぁぁあああ!!」
『なにそれ!!!』
ヤバイ!!
これは受け身も不能な投げ技だ。
高過ぎる。
流石の俺も、この高さから落とされたら頭が砕けてしまう。
頭どころか胴体もバラバラになってまうぞ。
「クラッシュュュユユユ!!」
『ぐはっ!!!』
激突。
視界が大地震のように激しく揺れた。
バゴンっと派手な激音も轟いた。
刹那、俺の視界にも皹が走る。
石床に叩きつけられて頭が砕けたのが分かった。
首が捥げたのも分かった。
そして、俺の視界に俺の胴体が見えた。
頭が捥げて寝そべる俺の身体が痙攣している。
その横でガーゴイルがふらつきながら立ち上がった。
こいつも俺の体を地面に叩きつける瞬間まで離れなかったんだ。
故に幾分かのダメージを追ったのだろう。
あれ、でも、なんで俺はこの光景が見えているんだ?
幽体離脱とかかな??
いや、違うな。
俺は視線の先を砕け落ちた頭に向けた。
糸?
赤い糸が砕けた首から延び出ている。
あの糸は、クレアが木人からこの体に移してくれた時に、俺のコアから延び出ていた糸だな。
確か神経の糸のはず。
つ~~ことは、頭は砕けたけと俺の神経はまだ眼球と繋がっているのか?
それで見えているのかな?
動けないけど繋がっている?
いや、動ける。
指が動いた。
手足も動きそうだ。
頭が砕けているが胴体は動けるぞ。
あっ、ガーゴイルが俺に背中を向けてクレアを見てやがる。
『それは俺のおっぱいだ!!』
隙有り!
俺は砕けた頭を神経だけで引きずりながら機敏に立ち上がり、側に立っていたガーゴイルに掴みかかった。
背後からガーゴイルに抱き付くと両腕で首を締め上げる。
『スリーパーホールドじゃあ!!』
「グゲゲゲェェェ!!」
『締め落としたるぞ!!』
俺が気合いで両腕を強く締め上げた時である。
胸元でゴキリと骨が砕ける粉砕音が聞こえた。
するとスリーパーホールドで苦しんでいたガーゴイルの体から力が抜け落ちる。
落ちたわけではない、首の骨が折れたのだ。
『あら、首が折れちゃった……』
俺が死に脱力したガーゴイルを解放してやると、ガーゴイルの亡骸が足元に崩れ落ちた。
するとどこからか「キョェエエエ!!」っとガーゴイルの断末魔が聞こえてくる。
おそらくクレアが残りの一体を屠ったのだろう。
流石はクレアちゃんだぜ。
無駄に乳が大きなわけがないってことだ。
クレアならガーゴイルの一体ぐらい余裕だよね、
それにしても……。
俺のスリーパーホールドはもうスリーパーではないな。
デッドリーホールドだぜ。
窒息どころか首の骨を折っちゃってるもの。
それよりも早くクレアに頭をアーティファクトリペアで直してもらおう。
前が見えずらいどころか、ほとんど何も見えないぞ。
頭がどっちを向いているか、眼球がどちらを見ているのかが良く分からない。
たぶん、失くなった首から神経糸だけで頭部の破片や眼球が、立ち尽くしふらつく俺の体に、だらしなくぶら下がっているんだろうな……。
生身なら、まさにスプラッタゾンビだぜ。
『ク~レ~ア~、ど~こ~だ~?』
「うむ、キモイな……」
俺はオタオタと手を伸ばしながらクレアを探した。
『ど~こ~、クレア~?』
「もうちょっと右だ」
『こっちかな~?』
「過ぎてしまったぞ。もうちょっと左だな」
『あっ、捕まえた~。うわ~、柔らか~い』
「それは柱に串刺しにしたガーゴイルの死体だぞ」
『うわっ、キモ!!』
本当に頭が砕けるって体験はゴーレムじゃないと出来ない貴重な体験だわな……。
石の壁や柱に隠れては姿を表すように飛び交っている。
俺は天井を見上げながらテレパシーを飛ばす。
『あの羽有りカッパどもが、困惑を狙ってやがるな!』
クレアが首を傾げながら訊いてきた。
「カッパ? カッパとは何だ?」
『あ~、カッパとかって居ないのね、この世界にはさ~』
「カッパたる種族は聞いたことがないぞ」
『俺の産まれた国だとカッパっては飲み屋街にちょくちょく現れる両生類のモンスターで、酒を煽りながらキュウリばかり食うえろい野郎のことだ!』
「要するにスケベな男性ってことだな」
『それを巷ではエロガッパと呼ぶのだ!』
俺がほちゃらけていると一体のガーゴイルが俺の背後に急降下してきた。
「キョェエエエ!!」
『それで隙を突いたつもりか!』
俺はバスタードソードを上段に振り上げた。
その振り被りの変則打で背後から迫り来るガーゴイルをバスタードソードの刀身で狙う。
『そりゃ!』
半分は適当な一振りだったが、見事にタイミングが合ってしまったガーゴイルがバスタードソードの一突きに肩を刺される。
俺の背後から首でも狙っていたのだろう。
とにかくビンゴって感じであった。
するとバスタードソードの刀身を肩に食らったガーゴイルが「きゃっ!」っと悲鳴を上げる。
その叫びと同時にバスタードソードを振り回しながら俺も振り返る。
『ううりや~~!!』
ガーゴイルの肩から抜けたバスタードソードが今度はガーゴイルの両足を横振り斬打で切り落とした。
「キョェエエエ!」っと叫んだガーゴイルが切断された両足から鮮血を散らしてダウンする。
俺は床の上をのたうち回るガーゴイルを見下ろす角度から追撃した。
『リジェネレートする前に殺す。そりゃ!』
大きな縦振りの一撃でガーゴイルの頭を真っ二つにカチ割ってやる。
バスタードソードの刀身は頭蓋骨を割り、首を過ぎて、胸の前まで切り裂いていた。
流石は筋力19の馬鹿力だぜ。
剣技が未熟でも当たればダメージも大きいってわけだ。
『流石にここまで切り裂けば、リジェネレーターでも死ぬだろう!?』
頭を割ったガーゴイルが本当に死んだかを俺が凝視しながら確認していると、突如クレアが叫んだ。
「エロガッパ、危ない!」
『えっ?』
「間違えた。アナベル危ない!!」
『えええっ!?!?』
叫んだクレアのほうを俺がチラリと見た瞬間だった。
俺の背後にガーゴイルがスチャリと下りて来る。
今度は完全に隙と心の動揺をつかれていた。
『やべぇ、今度は背後を取られたぞ!!』
俺が振り返るよりも早くガーゴイルが俺の腰に両手を回してクラッチを組んできた。
完全に腰を掴まれバックを取られている。
オーガほどではないが凄い力だ。
『組まれた!?』
この体制は、プロレスならば、バックドロップかジャーマンスープレックスの体勢だ。
『ちくしょう!』
腰を落として力むガーゴイル。
「ふぐぐぐぐぅ!!」
まさかガーゴイルにプロレス技で投げられるのかと思った刹那である。
俺の体がフワリと持ち上げられた。
『投げられる!』
だが、俺の予想と違って後方に倒れるようには投げられなかった。
ガーゴイルは俺を抱え上げながら真上の空に飛び上がったのだ。
一瞬で俺は10メートル以上は持ち上げられていた。
『うおっ、飛んでいる!?』
そして、俺の持っていたバスタードソードの刃先が天井に触れた瞬間だった。
世界が逆さまに回転した。
そして、頭から急降下する。
『不味い、落とされた!!』
そう、俺は腰を抱えられたまま天井の高さから真っ逆さまに投げられているのだ。
もう、ジャーマンスープレックスとか、高角度ジャーマンとか、エベレストジャーマンとかですら目ではない高さから落とされている。
プロレスの四角いリングのコーナーポスト最上段からジャーマンスープレックスで場外に投げられている感じだった。
いや、それ以上の高さだろう。
しかも、俺の腰を抱えて居るガーゴイルは離れない。
高さに自分の体重を足したダメージを狙っているのだろう。
俺が知っている限り、そんなデンジャラスなプロレス技は見たことがない。
イコール……。
『これは死ねる!!』
すると俺の腰を抱えているガーゴイルが人語を叫んだ。
「ガーゴイル式高角度百舌鳥落としスープレックスだぁぁあああ!!」
『なにそれ!!!』
ヤバイ!!
これは受け身も不能な投げ技だ。
高過ぎる。
流石の俺も、この高さから落とされたら頭が砕けてしまう。
頭どころか胴体もバラバラになってまうぞ。
「クラッシュュュユユユ!!」
『ぐはっ!!!』
激突。
視界が大地震のように激しく揺れた。
バゴンっと派手な激音も轟いた。
刹那、俺の視界にも皹が走る。
石床に叩きつけられて頭が砕けたのが分かった。
首が捥げたのも分かった。
そして、俺の視界に俺の胴体が見えた。
頭が捥げて寝そべる俺の身体が痙攣している。
その横でガーゴイルがふらつきながら立ち上がった。
こいつも俺の体を地面に叩きつける瞬間まで離れなかったんだ。
故に幾分かのダメージを追ったのだろう。
あれ、でも、なんで俺はこの光景が見えているんだ?
幽体離脱とかかな??
いや、違うな。
俺は視線の先を砕け落ちた頭に向けた。
糸?
赤い糸が砕けた首から延び出ている。
あの糸は、クレアが木人からこの体に移してくれた時に、俺のコアから延び出ていた糸だな。
確か神経の糸のはず。
つ~~ことは、頭は砕けたけと俺の神経はまだ眼球と繋がっているのか?
それで見えているのかな?
動けないけど繋がっている?
いや、動ける。
指が動いた。
手足も動きそうだ。
頭が砕けているが胴体は動けるぞ。
あっ、ガーゴイルが俺に背中を向けてクレアを見てやがる。
『それは俺のおっぱいだ!!』
隙有り!
俺は砕けた頭を神経だけで引きずりながら機敏に立ち上がり、側に立っていたガーゴイルに掴みかかった。
背後からガーゴイルに抱き付くと両腕で首を締め上げる。
『スリーパーホールドじゃあ!!』
「グゲゲゲェェェ!!」
『締め落としたるぞ!!』
俺が気合いで両腕を強く締め上げた時である。
胸元でゴキリと骨が砕ける粉砕音が聞こえた。
するとスリーパーホールドで苦しんでいたガーゴイルの体から力が抜け落ちる。
落ちたわけではない、首の骨が折れたのだ。
『あら、首が折れちゃった……』
俺が死に脱力したガーゴイルを解放してやると、ガーゴイルの亡骸が足元に崩れ落ちた。
するとどこからか「キョェエエエ!!」っとガーゴイルの断末魔が聞こえてくる。
おそらくクレアが残りの一体を屠ったのだろう。
流石はクレアちゃんだぜ。
無駄に乳が大きなわけがないってことだ。
クレアならガーゴイルの一体ぐらい余裕だよね、
それにしても……。
俺のスリーパーホールドはもうスリーパーではないな。
デッドリーホールドだぜ。
窒息どころか首の骨を折っちゃってるもの。
それよりも早くクレアに頭をアーティファクトリペアで直してもらおう。
前が見えずらいどころか、ほとんど何も見えないぞ。
頭がどっちを向いているか、眼球がどちらを見ているのかが良く分からない。
たぶん、失くなった首から神経糸だけで頭部の破片や眼球が、立ち尽くしふらつく俺の体に、だらしなくぶら下がっているんだろうな……。
生身なら、まさにスプラッタゾンビだぜ。
『ク~レ~ア~、ど~こ~だ~?』
「うむ、キモイな……」
俺はオタオタと手を伸ばしながらクレアを探した。
『ど~こ~、クレア~?』
「もうちょっと右だ」
『こっちかな~?』
「過ぎてしまったぞ。もうちょっと左だな」
『あっ、捕まえた~。うわ~、柔らか~い』
「それは柱に串刺しにしたガーゴイルの死体だぞ」
『うわっ、キモ!!』
本当に頭が砕けるって体験はゴーレムじゃないと出来ない貴重な体験だわな……。
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