31 / 47
第31話【地雷の暗器】
しおりを挟む
俺はアッバーワクー城から帰ってきた晩に、夜がふけるまで本を読んでいた。
クレアは自分の寝室で寝ている。
俺は睡眠無効スキルのために寝ないから、いつも夜はひとりで寂しいのだ。
『空手道馬鹿百段は何度読んでも面白いな~。まったく飽きないぜ!』
この小説を読むのは三度目だ。
この洞窟ハウスには娯楽が少ない。
クレアの書庫には勉強になる本はたくさんあったが、娯楽要素が高い本は稀である。
何かの間違いで迷い込んだぐらいでしかないのだ。
だから俺は空手道馬鹿百段を何度も何度も何度も読んでいる。
だが、流石に三度も読むと飽きてきた。
俺は本を閉じると夜の庭先に出て行く。
外は月と星が煌めく明るい夜だった。
森の中から虫の音が聴こえてくる。
でも、俺には月や星を愛でるロマンチックな趣味はない。
虫と語り合うマニアックな趣味もない。
なので、庭先に立つと大きく股を開いてズシリと腰を落とした。
空手を真似る。
両腕の肘から曲げて脇を閉める。
強く握りしめた両拳を腰の脇に添えた。
『空手道、体馬の構え!』
馬に股がるような構えから体馬の構えと言われているらしい。
または騎馬立ちと呼ぶ流派もあるとか──。
そんな風に、空手道馬鹿百段に書いてあった。
まあ、とにかくだ。
体馬からの~。
『ふんっ!!』
下半身はどっしりと踏ん張り固定したまま、腰と肩の回転の後に右腕を真っ直ぐ捻りながら正拳を突き出す。
その一打でバシンっと拳がなった。
拳を放った直後、衝撃に備えて全身を硬直させる。
『右中段正拳突きだぜ!』
続いて同じように左腕で正拳突きを放った。
俺は連続で左右の正拳突きを繰り出す練習を続ける。
『空手道馬鹿百段の主人公ゴンザレスは、左右の正拳突きを毎日千本ずつ特訓しているんだよな。本当に馬鹿だわ~』
あの小説がフィクションなのは、いくら俺が異世界に転生してくるほどに厨二病だろうとも分かっている空想だ。
しかし、あの小説内では、それが継続できてこそ、空手の達人に近付けると言っていた。
ならば、実験である。
真似してみよう。
俺には時間がある。
クレアが寝ちゃったら暇なのだ。
本ばかり読んでいられるほど俺は読書の虫ではない。
集中力も続かない。
ラノベだったら読んでられたかも知れないが、この世界にはラノベはないのだ。
真面目な小説ですら殆ど少ない。
だから、とにかく夜は暇になる。
『このまま朝まで正拳突きを特訓して、千本目指そうかな~』
そんなわけで俺は正拳突きの練習に励んだ。
気分は酔拳の映画を観た後に、映画館を出てくる客が全員酔ってもいないのに千鳥足で酔拳を真似ているかのような感覚であった。
もっと分かりやすく言えば、ヤクザ映画の後に全員チンピラ風に歩いて映画館を出て来るような感覚だろうか。
要するに、今、俺には空手ブームが到来しているのだ。
空手マンになりきっている。
『このブームに乗っかって空手を習得してやるぞ!!』
そう俺は意気込んだ。
そして、朝が来る。
そのころには、俺は畑を鍬で耕していた。
空手は飽きた……。
空手ブーム終了である。
『熱するのも早ければ、冷めるのも早いのが、真の漢なり!!』
──って、ことにしておきます。
「おはよう、アナベル」
あっ、クレアが洞窟ハウスから出てきた。
寝惚け眼のクレアはスケスケなパープルネグリジェの下にブラックのエロエロランジェリーな下着をちらつかせながら立っていた。
手にはマグカップ、口には歯ブラシを咥えている。
うむ、朝からエロくて美しいクレアさんだな!!
よーーーし、遠慮無くガン見してやるぞッ!!
俺の嫌らしい視線に気付かないクレアは咥えていた歯ブラシを口から出すと俺に言った。
「なあ、アナベル。ちょっと家に入れ。見せたい物がある」
『なんだ、クレアの全裸か?』
「違う」
クレアは無表情のまま踵を返して家の中に入って行った。
『まったく……。少しは照れてくれよな。これではセクハラしている俺が変態みたいじゃあないか……』
俺は愚痴りながら家に入った。
するとリビングのテーブルの上に木製ゴーレムの手足が置いてあった。
腕が一本、足が二本だ。
『見せたい物って、これか?』
「そうだ」
『クレアのおっぱいとかじゃなくて、このガラクタか?』
「そうだ。だが、ガラクタではないぞ」
『じゃあ、なんなのさ?』
「暗器が内蔵された、貴様のパーツだ」
『なんだ、俺の新しい手足かよ』
「昨日の朝に、貴様に装着した左腕は、暗器の他に骨が金属製だったのだが、これは試作品の更に試作品だ。骨格はないが、腕にブレード、踵に刃が仕込んである。ないよりはましだろうから、オーガ討伐の前に装着していくぞ」
『なるほど、武装アップってわけかい』
俺は自分の左腕を動かしながら言った。
『それにしても、この左腕って鉄骨が入ってたのかよ』
「他のパーツには骨格が入っていない。だから特注の試作品だったのだ」
『それで、他の試作品の試作品には骨格追加の改造が間に合っていないと』
「そうだ」
言いながらクレアは俺の手足を魔法で取り外し始めた。
そして、パーツ交換作業を勝手に始める。
しばらく俺は、なすがままに手足を交換された。
そして、直ぐにパーツ交換作業は終わった。
俺が念ずると右腕の尺骨の下から左腕と同じように湾曲したブレードが飛び出した。
更に両足の膝からも短い刃が飛び出る。
『これが新たな暗器ですか、なるほどね。ないよりましな武器だな』
両腕のブレード、両足膝の刃、それに左肩の鉤爪か──。
『更にこれを貼っていけ』
クレアが小さな紙に画かれた魔法陣を数枚ほどテーブルの上に投げ出した。
それは5センチ四方ぐらいの紙だった。
片面に魔法陣が画かれている。
それらが10数枚ある。
『なに、この魔法陣?』
「地雷用トラップの魔法陣だ。魔力を注いで地面や壁に設置しておくタイプだ」
『地雷用って事は、踏んだり触れたりしたら爆発するのか?』
「当然だ。これを貴様に貼り付ける」
『俺に自爆しろと……。酷くねぇ?』
「そうだ、自爆しろ」
『お前は鬼だな……。オーガ以上の鬼だぞ……」
「勘違いするな。この爆発魔法陣は、魔法陣側にしか火力が放出されない。だから体に貼っていても、殆ど本体には衝撃が及ばない」
『殆どってことは、少しは衝撃が俺にも来るんだろ……?』
「普通の人間なら皮膚が焼けたり裂けたりするかも知れない。痛みで悶えるかも知れんな」
『ダメじゃん……』
「だが、貴様には痛覚無効があるだろ。だから多分だが大丈夫だ」
『多分かよ……』
クレアが魔法陣の紙を一枚取って、自分の手の平に乗せた。
「これをノリで貼り、更に包帯で隠す。そして、敵に触れて点火する」
『それで、至近距離からチュドーーンってわけかい……』
「そうだ」
『小火力を最大限に活かす戦法だな』
合理的ではある。
『でも、そんな物を手に付けてたら、私生活がまともに送れないじゃあないか?』
これでは寝ているクレアの乳や尻を、こっそり突っつけないじゃあないか。
乳や尻を撫で撫でしていて爆発したら大惨事だぞ。
乳がもげてしまう……。
「だから言っただろう。武器として使う寸前に魔力を注入してから仕様するんだ。魔力が注入されていなければ、スイッチはOFFのままだからな、暴発はしない。なんの問題もない」
『なるほど……。でえ、どうやって魔力を注入するんだ?』
「それはこれから練習だ」
『練習ですか……』
「何事もすべては練習だからな」
『面倒臭い……』
俺は魔力操作のコツを簡単に教わった。
そんなこんなで俺が魔力操作の練習をしている間にクレアがオーガ討伐の準備を整えて来る。
そして、一時間後──。
クレアの準備も済んだらしい。
「よし、行くぞ、アナベル」
自室から出てきたクレアは黒レザーの革ジャンを着ていた。
その下は黒のノンワイヤーブラの上にシースルー的な鎖帷子だ。
お臍がチラチラ見えている。
そして、下半身は短い黒の黒皮のタイトスカートに黒のガーターストッキング。
履き物は黒レザーのロングブーツだった。
そして髪型は長い銀髪をポニーテールに纏めている。
『ポ、ポニーテールっ!!!』
総合するに、エロいダークエルフの女子っぽくってグッドである。
特にポニーテールが男の子のハートを串刺しにしていた。
なんともサービス精神旺盛な衣装でしょうか!!
俺はクレアの格好を見て、手の平の爆弾魔法陣を不発させてしまう。
チュドンっと爆音が轟いた。
その火力で少し顔が焦げてしまう。
「まだコントロール出来ないのか?」
『ごめん、なかなか集中出来なくてさ……』
うむ、エロい!!
今日のクレアさんはサービス満点であります!!
なんか、オーガ退治の前に俺の青春が空回りしそうだぞ……。
クレアは自分の寝室で寝ている。
俺は睡眠無効スキルのために寝ないから、いつも夜はひとりで寂しいのだ。
『空手道馬鹿百段は何度読んでも面白いな~。まったく飽きないぜ!』
この小説を読むのは三度目だ。
この洞窟ハウスには娯楽が少ない。
クレアの書庫には勉強になる本はたくさんあったが、娯楽要素が高い本は稀である。
何かの間違いで迷い込んだぐらいでしかないのだ。
だから俺は空手道馬鹿百段を何度も何度も何度も読んでいる。
だが、流石に三度も読むと飽きてきた。
俺は本を閉じると夜の庭先に出て行く。
外は月と星が煌めく明るい夜だった。
森の中から虫の音が聴こえてくる。
でも、俺には月や星を愛でるロマンチックな趣味はない。
虫と語り合うマニアックな趣味もない。
なので、庭先に立つと大きく股を開いてズシリと腰を落とした。
空手を真似る。
両腕の肘から曲げて脇を閉める。
強く握りしめた両拳を腰の脇に添えた。
『空手道、体馬の構え!』
馬に股がるような構えから体馬の構えと言われているらしい。
または騎馬立ちと呼ぶ流派もあるとか──。
そんな風に、空手道馬鹿百段に書いてあった。
まあ、とにかくだ。
体馬からの~。
『ふんっ!!』
下半身はどっしりと踏ん張り固定したまま、腰と肩の回転の後に右腕を真っ直ぐ捻りながら正拳を突き出す。
その一打でバシンっと拳がなった。
拳を放った直後、衝撃に備えて全身を硬直させる。
『右中段正拳突きだぜ!』
続いて同じように左腕で正拳突きを放った。
俺は連続で左右の正拳突きを繰り出す練習を続ける。
『空手道馬鹿百段の主人公ゴンザレスは、左右の正拳突きを毎日千本ずつ特訓しているんだよな。本当に馬鹿だわ~』
あの小説がフィクションなのは、いくら俺が異世界に転生してくるほどに厨二病だろうとも分かっている空想だ。
しかし、あの小説内では、それが継続できてこそ、空手の達人に近付けると言っていた。
ならば、実験である。
真似してみよう。
俺には時間がある。
クレアが寝ちゃったら暇なのだ。
本ばかり読んでいられるほど俺は読書の虫ではない。
集中力も続かない。
ラノベだったら読んでられたかも知れないが、この世界にはラノベはないのだ。
真面目な小説ですら殆ど少ない。
だから、とにかく夜は暇になる。
『このまま朝まで正拳突きを特訓して、千本目指そうかな~』
そんなわけで俺は正拳突きの練習に励んだ。
気分は酔拳の映画を観た後に、映画館を出てくる客が全員酔ってもいないのに千鳥足で酔拳を真似ているかのような感覚であった。
もっと分かりやすく言えば、ヤクザ映画の後に全員チンピラ風に歩いて映画館を出て来るような感覚だろうか。
要するに、今、俺には空手ブームが到来しているのだ。
空手マンになりきっている。
『このブームに乗っかって空手を習得してやるぞ!!』
そう俺は意気込んだ。
そして、朝が来る。
そのころには、俺は畑を鍬で耕していた。
空手は飽きた……。
空手ブーム終了である。
『熱するのも早ければ、冷めるのも早いのが、真の漢なり!!』
──って、ことにしておきます。
「おはよう、アナベル」
あっ、クレアが洞窟ハウスから出てきた。
寝惚け眼のクレアはスケスケなパープルネグリジェの下にブラックのエロエロランジェリーな下着をちらつかせながら立っていた。
手にはマグカップ、口には歯ブラシを咥えている。
うむ、朝からエロくて美しいクレアさんだな!!
よーーーし、遠慮無くガン見してやるぞッ!!
俺の嫌らしい視線に気付かないクレアは咥えていた歯ブラシを口から出すと俺に言った。
「なあ、アナベル。ちょっと家に入れ。見せたい物がある」
『なんだ、クレアの全裸か?』
「違う」
クレアは無表情のまま踵を返して家の中に入って行った。
『まったく……。少しは照れてくれよな。これではセクハラしている俺が変態みたいじゃあないか……』
俺は愚痴りながら家に入った。
するとリビングのテーブルの上に木製ゴーレムの手足が置いてあった。
腕が一本、足が二本だ。
『見せたい物って、これか?』
「そうだ」
『クレアのおっぱいとかじゃなくて、このガラクタか?』
「そうだ。だが、ガラクタではないぞ」
『じゃあ、なんなのさ?』
「暗器が内蔵された、貴様のパーツだ」
『なんだ、俺の新しい手足かよ』
「昨日の朝に、貴様に装着した左腕は、暗器の他に骨が金属製だったのだが、これは試作品の更に試作品だ。骨格はないが、腕にブレード、踵に刃が仕込んである。ないよりはましだろうから、オーガ討伐の前に装着していくぞ」
『なるほど、武装アップってわけかい』
俺は自分の左腕を動かしながら言った。
『それにしても、この左腕って鉄骨が入ってたのかよ』
「他のパーツには骨格が入っていない。だから特注の試作品だったのだ」
『それで、他の試作品の試作品には骨格追加の改造が間に合っていないと』
「そうだ」
言いながらクレアは俺の手足を魔法で取り外し始めた。
そして、パーツ交換作業を勝手に始める。
しばらく俺は、なすがままに手足を交換された。
そして、直ぐにパーツ交換作業は終わった。
俺が念ずると右腕の尺骨の下から左腕と同じように湾曲したブレードが飛び出した。
更に両足の膝からも短い刃が飛び出る。
『これが新たな暗器ですか、なるほどね。ないよりましな武器だな』
両腕のブレード、両足膝の刃、それに左肩の鉤爪か──。
『更にこれを貼っていけ』
クレアが小さな紙に画かれた魔法陣を数枚ほどテーブルの上に投げ出した。
それは5センチ四方ぐらいの紙だった。
片面に魔法陣が画かれている。
それらが10数枚ある。
『なに、この魔法陣?』
「地雷用トラップの魔法陣だ。魔力を注いで地面や壁に設置しておくタイプだ」
『地雷用って事は、踏んだり触れたりしたら爆発するのか?』
「当然だ。これを貴様に貼り付ける」
『俺に自爆しろと……。酷くねぇ?』
「そうだ、自爆しろ」
『お前は鬼だな……。オーガ以上の鬼だぞ……」
「勘違いするな。この爆発魔法陣は、魔法陣側にしか火力が放出されない。だから体に貼っていても、殆ど本体には衝撃が及ばない」
『殆どってことは、少しは衝撃が俺にも来るんだろ……?』
「普通の人間なら皮膚が焼けたり裂けたりするかも知れない。痛みで悶えるかも知れんな」
『ダメじゃん……』
「だが、貴様には痛覚無効があるだろ。だから多分だが大丈夫だ」
『多分かよ……』
クレアが魔法陣の紙を一枚取って、自分の手の平に乗せた。
「これをノリで貼り、更に包帯で隠す。そして、敵に触れて点火する」
『それで、至近距離からチュドーーンってわけかい……』
「そうだ」
『小火力を最大限に活かす戦法だな』
合理的ではある。
『でも、そんな物を手に付けてたら、私生活がまともに送れないじゃあないか?』
これでは寝ているクレアの乳や尻を、こっそり突っつけないじゃあないか。
乳や尻を撫で撫でしていて爆発したら大惨事だぞ。
乳がもげてしまう……。
「だから言っただろう。武器として使う寸前に魔力を注入してから仕様するんだ。魔力が注入されていなければ、スイッチはOFFのままだからな、暴発はしない。なんの問題もない」
『なるほど……。でえ、どうやって魔力を注入するんだ?』
「それはこれから練習だ」
『練習ですか……』
「何事もすべては練習だからな」
『面倒臭い……』
俺は魔力操作のコツを簡単に教わった。
そんなこんなで俺が魔力操作の練習をしている間にクレアがオーガ討伐の準備を整えて来る。
そして、一時間後──。
クレアの準備も済んだらしい。
「よし、行くぞ、アナベル」
自室から出てきたクレアは黒レザーの革ジャンを着ていた。
その下は黒のノンワイヤーブラの上にシースルー的な鎖帷子だ。
お臍がチラチラ見えている。
そして、下半身は短い黒の黒皮のタイトスカートに黒のガーターストッキング。
履き物は黒レザーのロングブーツだった。
そして髪型は長い銀髪をポニーテールに纏めている。
『ポ、ポニーテールっ!!!』
総合するに、エロいダークエルフの女子っぽくってグッドである。
特にポニーテールが男の子のハートを串刺しにしていた。
なんともサービス精神旺盛な衣装でしょうか!!
俺はクレアの格好を見て、手の平の爆弾魔法陣を不発させてしまう。
チュドンっと爆音が轟いた。
その火力で少し顔が焦げてしまう。
「まだコントロール出来ないのか?」
『ごめん、なかなか集中出来なくてさ……』
うむ、エロい!!
今日のクレアさんはサービス満点であります!!
なんか、オーガ退治の前に俺の青春が空回りしそうだぞ……。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
転生王子はダラけたい
朝比奈 和
ファンタジー
大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。
束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!
と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!
ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!
ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり!
※2016年11月。第1巻
2017年 4月。第2巻
2017年 9月。第3巻
2017年12月。第4巻
2018年 3月。第5巻
2018年 8月。第6巻
2018年12月。第7巻
2019年 5月。第8巻
2019年10月。第9巻
2020年 6月。第10巻
2020年12月。第11巻 出版しました。
PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。
投稿継続中です。よろしくお願いします!
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界で普通の高校生として過ごしていた「白崎レナ」は謎の空間の亀裂に飲み込まれ、狭間の世界と呼ばれる空間に移動していた。彼はそこで世界の「管理者」と名乗る女性と出会い、彼女と何時でも交信できる能力を授かり、異世界に転生される。
次に彼が意識を取り戻した時には見知らぬ女性と男性が激しく口論しており、会話の内容から自分達から誕生した赤子は呪われた子供であり、王位を継ぐ権利はないと男性が怒鳴り散らしている事を知る。そして子供というのが自分自身である事にレナは気付き、彼は母親と供に追い出された。
時は流れ、成長したレナは自分がこの世界では不遇職として扱われている「支援魔術師」と「錬金術師」の職業を習得している事が判明し、更に彼は一般的には扱われていないスキルばかり習得してしまう。多くの人間から見下され、実の姉弟からも馬鹿にされてしまうが、彼は決して挫けずに自分の能力を信じて生き抜く――
――後にレナは自分の得た職業とスキルの真の力を「世界の管理者」を名乗る女性のアイリスに伝えられ、自分を見下していた人間から逆に見上げられる立場になる事を彼は知らない。
※タイトルを変更しました。(旧題:不遇職に役立たずスキルと馬鹿にされましたが、実際はそれほど悪くはありません)。書籍化に伴い、一部の話を取り下げました。また、近い内に大幅な取り下げが行われます。
※11月22日に第一巻が発売されます!!また、書籍版では主人公の名前が「レナ」→「レイト」に変更しています。
元Sランクパーティーのサポーターは引退後に英雄学園の講師に就職した。〜教え子達は見た目は美少女だが、能力は残念な子達だった。〜
アノマロカリス
ファンタジー
主人公のテルパは、Sランク冒険者パーティーの有能なサポーターだった。
だが、そんな彼は…?
Sランクパーティーから役立たずとして追い出された…訳ではなく、災害級の魔獣にパーティーが挑み…
パーティーの半数に多大なる被害が出て、活動が出来なくなった。
その後パーティーリーダーが解散を言い渡し、メンバー達はそれぞれの道を進む事になった。
テルパは有能なサポーターで、中級までの攻撃魔法や回復魔法に補助魔法が使えていた。
いざという時の為に攻撃する手段も兼ね揃えていた。
そんな有能なテルパなら、他の冒険者から引っ張りだこになるかと思いきや?
ギルドマスターからの依頼で、魔王を討伐する為の養成学園の新人講師に選ばれたのだった。
そんなテルパの受け持つ生徒達だが…?
サポーターという仕事を馬鹿にして舐め切っていた。
態度やプライドばかり高くて、手に余る5人のアブノーマルな女の子達だった。
テルパは果たして、教え子達と打ち解けてから、立派に育つのだろうか?
【題名通りの女の子達は、第二章から登場します。】
今回もHOTランキングは、最高6位でした。
皆様、有り難う御座います。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる