24 / 47
第24話【左腕の改造】
しおりを挟む
冒険者たちが帰ったあとに、クレアは小麦を練り上げると釜戸でパンを焼き始めた。
そして、パンを焼きながら待っている時間を椅子に腰掛けながら破けたメイド服を裁縫で縫い合わせている。
『服は魔法で直せないのね』
「私にも不得意な魔法があってな」
そんなクレアを余所に俺はステータススクロールでスキルをチェックしてみる。
『うむ、成長しているスキルがあるぞ』
俺はログを見た。
──────────
喧嘩技Lv2がLv3に上昇しました。
掴取技Lv1がLv2に上昇しました。
握力強化Lv2がLv3に上昇しました。
傀儡魔法Lv1がLv2に上昇しました。
新スキル、拳闘技Lv1、蹴闘技Lv1、投闘技Lv1、防御技Lv1を習得しました。
──────────
なんか幾つか新スキルも覚えてやがるぞ。
でも、ほとんど素手で戦った時のスキルばかりだな。
俺は武道家なのか?
まあ、いいか。
それに握力強化がレベルアップしたから筋力も1増えてるぞ。
筋力18が19になったぜ。
より一層パワフルになりましたがな。
あと傀儡魔法のレベルも上がってるぜ。
これはラッキーかな。
さて、残りのボーナスポイントは~。
ログ確認~。
──────────
冒険者を倒して15点獲得。
冒険者を倒して15点獲得。
冒険者を倒して10点獲得。
ボーナスポイントで掴取技Lv1を獲得しました。
冒険者を倒して20点獲得。
ミッション、冒険者を撃破しろを完了。ボーナスポイント100点を獲得。
──────────
なるほど、なるほど~。
これでボーナスポイントの残高は124ポイントか~。
このポイントは何かあった時のために貯金しておくかな。
『さてさて、俺は外で壊された畑の柵を直してくるからさ』
「ああ、分かった、アナベル」
俺は大工道具を抱えて外に出た。
そんな感じで今日も日が暮れる。
それから何事もなく一週間ぐらいが過ぎた。
俺が畑に水を暮れているとクレアが洞窟ハウスから出てくる。
「なあ、アナベル。ちょっといいか」
『なんだ、クレア?』
俺がクレアの側に近寄ると、クレアは俺の左肩をいじくりだした。
『な、なんだよ?』
「ちょっと腕を外すぞ」
『えっ、外すの?』
そう言うとクレアは呪文を唱えながら俺の左肩を外した。
『取り外しが出来るのかよ』
「ちょっとこの腕を代わりに付けてみないか」
そう言ってクレアが出したのは、外した腕と見立ては変わらない木製の腕だった。
その腕を俺の了解を聞かないうちに装着する。
「どうだ?」
『どうだって……』
俺は右手を眼前でグウパーグウパーと繰り返した。
なんの変化もない。
動きやすいわけでもないし、パワフルになった感覚もない。
何も変わらないとしか言えなかった。
クレアが言う。
「前に戦った時に貴様は素手だったからな。少し不憫に思えてな」
『不憫……?』
確かにクレアが見ている時には武器を使った事がないっけな~。
「その腕には暗器が仕込んである。武器を出すと念じてみろ。それだけで暗器が飛び出るぞ」
『どれどれ~』
俺は早速念じてみた。
すると左腕の尺骨部分から刃物が斜めに飛び出した。
それは手首の下辺りを軸に折り畳みナイフのように伸び出る。
長さ20センチぐらいの緩やかに湾曲したブレードだ。
そして肩からも三本の鍵積めのような短い刃物が飛び出していた。
刃物の長さは5センチ程度だが三本並んでいる。
俺は腕から伸び出た刃物を眺めながら呟く。
『これは、バ○ー・リスキニハーデン・セイバー……』
「骨の代わりに鉄骨を内蔵して固定している。──どうだ?」
俺は畑の柵に近付くと、左腕を振るった。
すると10センチほどの木の柵がスパりと斬れる。
『すげ~、凄い切れ味だな……』
「魔法で鍛えた刃物だからな」
『マジックアイテムなのか』
俺は切断した木の柵を凝視した。
切断面は鮮やかだ。
そこからも相当の切れ味なんだと分かる。
そして、今度は『武器よ仕舞え』と念じると、それだけで暗器は折り畳まれて腕の中に消えた。
『これ、いいね~』
「古代のゴーレムで暗器を内蔵しているゴーレムが要るのだが、思考を持たないゴーレムがどうやって暗器を出し入れしているのかが不明でな。マリアンヌ様も悩んでいた疑問だ。やはり貴様には思考があるから暗器が使えるようだな」
『おまえ、俺で実験していないか?』
「そのための貴様だ。何か問題でもあるのか?」
『いえ、ありません……』
「まあ、これは手始めだ。これからまだまだいろいろな仕掛けを作って行くぞ」
『はい、わかりましたよ~だ』
俺は言いながら暗器の出し入れを繰り返した。
それにしてもスムーズに動く刃だな。
俺が暗器で遊んでいると、クレアが声色を変えて言った。
「アナベル、誰か来るぞ……」
『えっ……?』
クレアは真剣な眼差しで森の奥を睨んでいた。
おそらく風を読んで気配を感じ取っているのだろう。
俺も森の中を警戒しながら身構えた。
暗器を出したままである。
──に、しても。
また、冒険者だろうか?
それともモンスターが迷い混んできたのかな?
洞窟ハウス前に緊張感が走った。
だが、森の中から歩み出てきたのは、農夫風の村人だった。
貧乏そうな身なりでバーコード頭のじいさんだ。
『なんだ、このじいさん?』
「気配は一人だ。他には居ないぞ」
老人は洞窟ハウス前の庭に踏み込むと、俺たちに恐る恐る話し掛けてきた。
「す、すまぬが、ここに傀儡の魔女様が住んでいると聞いてきたのじゃが……」
なるほどね。
グフザクが約束を果たしているのだろう。
俺はクレアを指差しながら答える。
『傀儡の魔女は彼女だ。二代目だけどね』
老人は肩に下げていた鞄から紙袋を出すと、それをこちらに差し出しながら言う。
「これは我が家で育てている豚から作ったベーコンですだ。これと傷薬を交換してもらえませんかのぉ……」
『物々交換かよ』
するとクレアが言う。
「傷薬が欲しいのか。何故だ?」
老人は怯えながらも答えた。
「孫息子が馬に牽かれて足の骨を折りましてのぉ……」
「いつの話だ?」
「昨日の話でございます……」
「熱は出ているか?」
「はい、出ていますだ……」
「少し待っておれ」
そして、クレアが踵を返して洞窟ハウスに戻って行った。
俺はクレアの後ろに続いて訊いてみる。
『どうする。薬をくれてやるのか?』
「いや、村まで出向く」
『えっ、本当か?』
「貴様も私の護衛について来い。だからローブを纏い姿を隠せ。ゴーレムだと知れたら五月蝿いからな」
『了解だ……。でもお前は?』
ゴーレムの姿が怖がられるのは理解出来るが、同じようにダークエルフもヤバいだろう。
「私は隠蔽魔法で姿を変える」
『隠蔽魔法って便利だな……。ズルい』
俺がフード付きのローブを頭から被るとクレアが皮の鞄を俺に投げてきた。
「診察道具だ。荷物持ちを頼んだぞ」
『診察するのか?』
「子供が足を骨折しているのだ。場合によっては切断しないとならないかも知れない。早く処置しないと命が危ないかも知れないのだぞ」
俺が居た前の世界では、足を折ったぐらいでは、なかなか人は死なない。
それは抗生物質が発達しているからだ。
でも、抗生物質が開発されるまえは、少しの切り傷や骨折で人が死ぬケースは珍しくなかったと聞く。
この異世界では抗生物質なんていう万能薬はないのだろう。
足を骨折しただけで、ほっとけば人は死ぬのだ。
それが子供であれば尚の事ながら危険である。
クレアが洞窟ハウスを出る前に爪先をコンコンと岩の床に突く。
その音は木材の硬い音だった。
義足の音だ。
クレアが言う。
「子供なのに、足を失い自由にかけっこも出来なくなったら可哀想だろ。さあ、急ぐぞアナベル」
クレアは洞窟ハウスを飛び出して行った。
『なるほどね~』
クレアも子供のころは、かけっこで遊びたかったんだろう。
『いつもは冷たい氷の美女だが、本当はおっぱいのように温かい女なんだろうな~』
そして、パンを焼きながら待っている時間を椅子に腰掛けながら破けたメイド服を裁縫で縫い合わせている。
『服は魔法で直せないのね』
「私にも不得意な魔法があってな」
そんなクレアを余所に俺はステータススクロールでスキルをチェックしてみる。
『うむ、成長しているスキルがあるぞ』
俺はログを見た。
──────────
喧嘩技Lv2がLv3に上昇しました。
掴取技Lv1がLv2に上昇しました。
握力強化Lv2がLv3に上昇しました。
傀儡魔法Lv1がLv2に上昇しました。
新スキル、拳闘技Lv1、蹴闘技Lv1、投闘技Lv1、防御技Lv1を習得しました。
──────────
なんか幾つか新スキルも覚えてやがるぞ。
でも、ほとんど素手で戦った時のスキルばかりだな。
俺は武道家なのか?
まあ、いいか。
それに握力強化がレベルアップしたから筋力も1増えてるぞ。
筋力18が19になったぜ。
より一層パワフルになりましたがな。
あと傀儡魔法のレベルも上がってるぜ。
これはラッキーかな。
さて、残りのボーナスポイントは~。
ログ確認~。
──────────
冒険者を倒して15点獲得。
冒険者を倒して15点獲得。
冒険者を倒して10点獲得。
ボーナスポイントで掴取技Lv1を獲得しました。
冒険者を倒して20点獲得。
ミッション、冒険者を撃破しろを完了。ボーナスポイント100点を獲得。
──────────
なるほど、なるほど~。
これでボーナスポイントの残高は124ポイントか~。
このポイントは何かあった時のために貯金しておくかな。
『さてさて、俺は外で壊された畑の柵を直してくるからさ』
「ああ、分かった、アナベル」
俺は大工道具を抱えて外に出た。
そんな感じで今日も日が暮れる。
それから何事もなく一週間ぐらいが過ぎた。
俺が畑に水を暮れているとクレアが洞窟ハウスから出てくる。
「なあ、アナベル。ちょっといいか」
『なんだ、クレア?』
俺がクレアの側に近寄ると、クレアは俺の左肩をいじくりだした。
『な、なんだよ?』
「ちょっと腕を外すぞ」
『えっ、外すの?』
そう言うとクレアは呪文を唱えながら俺の左肩を外した。
『取り外しが出来るのかよ』
「ちょっとこの腕を代わりに付けてみないか」
そう言ってクレアが出したのは、外した腕と見立ては変わらない木製の腕だった。
その腕を俺の了解を聞かないうちに装着する。
「どうだ?」
『どうだって……』
俺は右手を眼前でグウパーグウパーと繰り返した。
なんの変化もない。
動きやすいわけでもないし、パワフルになった感覚もない。
何も変わらないとしか言えなかった。
クレアが言う。
「前に戦った時に貴様は素手だったからな。少し不憫に思えてな」
『不憫……?』
確かにクレアが見ている時には武器を使った事がないっけな~。
「その腕には暗器が仕込んである。武器を出すと念じてみろ。それだけで暗器が飛び出るぞ」
『どれどれ~』
俺は早速念じてみた。
すると左腕の尺骨部分から刃物が斜めに飛び出した。
それは手首の下辺りを軸に折り畳みナイフのように伸び出る。
長さ20センチぐらいの緩やかに湾曲したブレードだ。
そして肩からも三本の鍵積めのような短い刃物が飛び出していた。
刃物の長さは5センチ程度だが三本並んでいる。
俺は腕から伸び出た刃物を眺めながら呟く。
『これは、バ○ー・リスキニハーデン・セイバー……』
「骨の代わりに鉄骨を内蔵して固定している。──どうだ?」
俺は畑の柵に近付くと、左腕を振るった。
すると10センチほどの木の柵がスパりと斬れる。
『すげ~、凄い切れ味だな……』
「魔法で鍛えた刃物だからな」
『マジックアイテムなのか』
俺は切断した木の柵を凝視した。
切断面は鮮やかだ。
そこからも相当の切れ味なんだと分かる。
そして、今度は『武器よ仕舞え』と念じると、それだけで暗器は折り畳まれて腕の中に消えた。
『これ、いいね~』
「古代のゴーレムで暗器を内蔵しているゴーレムが要るのだが、思考を持たないゴーレムがどうやって暗器を出し入れしているのかが不明でな。マリアンヌ様も悩んでいた疑問だ。やはり貴様には思考があるから暗器が使えるようだな」
『おまえ、俺で実験していないか?』
「そのための貴様だ。何か問題でもあるのか?」
『いえ、ありません……』
「まあ、これは手始めだ。これからまだまだいろいろな仕掛けを作って行くぞ」
『はい、わかりましたよ~だ』
俺は言いながら暗器の出し入れを繰り返した。
それにしてもスムーズに動く刃だな。
俺が暗器で遊んでいると、クレアが声色を変えて言った。
「アナベル、誰か来るぞ……」
『えっ……?』
クレアは真剣な眼差しで森の奥を睨んでいた。
おそらく風を読んで気配を感じ取っているのだろう。
俺も森の中を警戒しながら身構えた。
暗器を出したままである。
──に、しても。
また、冒険者だろうか?
それともモンスターが迷い混んできたのかな?
洞窟ハウス前に緊張感が走った。
だが、森の中から歩み出てきたのは、農夫風の村人だった。
貧乏そうな身なりでバーコード頭のじいさんだ。
『なんだ、このじいさん?』
「気配は一人だ。他には居ないぞ」
老人は洞窟ハウス前の庭に踏み込むと、俺たちに恐る恐る話し掛けてきた。
「す、すまぬが、ここに傀儡の魔女様が住んでいると聞いてきたのじゃが……」
なるほどね。
グフザクが約束を果たしているのだろう。
俺はクレアを指差しながら答える。
『傀儡の魔女は彼女だ。二代目だけどね』
老人は肩に下げていた鞄から紙袋を出すと、それをこちらに差し出しながら言う。
「これは我が家で育てている豚から作ったベーコンですだ。これと傷薬を交換してもらえませんかのぉ……」
『物々交換かよ』
するとクレアが言う。
「傷薬が欲しいのか。何故だ?」
老人は怯えながらも答えた。
「孫息子が馬に牽かれて足の骨を折りましてのぉ……」
「いつの話だ?」
「昨日の話でございます……」
「熱は出ているか?」
「はい、出ていますだ……」
「少し待っておれ」
そして、クレアが踵を返して洞窟ハウスに戻って行った。
俺はクレアの後ろに続いて訊いてみる。
『どうする。薬をくれてやるのか?』
「いや、村まで出向く」
『えっ、本当か?』
「貴様も私の護衛について来い。だからローブを纏い姿を隠せ。ゴーレムだと知れたら五月蝿いからな」
『了解だ……。でもお前は?』
ゴーレムの姿が怖がられるのは理解出来るが、同じようにダークエルフもヤバいだろう。
「私は隠蔽魔法で姿を変える」
『隠蔽魔法って便利だな……。ズルい』
俺がフード付きのローブを頭から被るとクレアが皮の鞄を俺に投げてきた。
「診察道具だ。荷物持ちを頼んだぞ」
『診察するのか?』
「子供が足を骨折しているのだ。場合によっては切断しないとならないかも知れない。早く処置しないと命が危ないかも知れないのだぞ」
俺が居た前の世界では、足を折ったぐらいでは、なかなか人は死なない。
それは抗生物質が発達しているからだ。
でも、抗生物質が開発されるまえは、少しの切り傷や骨折で人が死ぬケースは珍しくなかったと聞く。
この異世界では抗生物質なんていう万能薬はないのだろう。
足を骨折しただけで、ほっとけば人は死ぬのだ。
それが子供であれば尚の事ながら危険である。
クレアが洞窟ハウスを出る前に爪先をコンコンと岩の床に突く。
その音は木材の硬い音だった。
義足の音だ。
クレアが言う。
「子供なのに、足を失い自由にかけっこも出来なくなったら可哀想だろ。さあ、急ぐぞアナベル」
クレアは洞窟ハウスを飛び出して行った。
『なるほどね~』
クレアも子供のころは、かけっこで遊びたかったんだろう。
『いつもは冷たい氷の美女だが、本当はおっぱいのように温かい女なんだろうな~』
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
転生王子はダラけたい
朝比奈 和
ファンタジー
大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。
束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!
と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!
ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!
ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり!
※2016年11月。第1巻
2017年 4月。第2巻
2017年 9月。第3巻
2017年12月。第4巻
2018年 3月。第5巻
2018年 8月。第6巻
2018年12月。第7巻
2019年 5月。第8巻
2019年10月。第9巻
2020年 6月。第10巻
2020年12月。第11巻 出版しました。
PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。
投稿継続中です。よろしくお願いします!
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

元Sランクパーティーのサポーターは引退後に英雄学園の講師に就職した。〜教え子達は見た目は美少女だが、能力は残念な子達だった。〜
アノマロカリス
ファンタジー
主人公のテルパは、Sランク冒険者パーティーの有能なサポーターだった。
だが、そんな彼は…?
Sランクパーティーから役立たずとして追い出された…訳ではなく、災害級の魔獣にパーティーが挑み…
パーティーの半数に多大なる被害が出て、活動が出来なくなった。
その後パーティーリーダーが解散を言い渡し、メンバー達はそれぞれの道を進む事になった。
テルパは有能なサポーターで、中級までの攻撃魔法や回復魔法に補助魔法が使えていた。
いざという時の為に攻撃する手段も兼ね揃えていた。
そんな有能なテルパなら、他の冒険者から引っ張りだこになるかと思いきや?
ギルドマスターからの依頼で、魔王を討伐する為の養成学園の新人講師に選ばれたのだった。
そんなテルパの受け持つ生徒達だが…?
サポーターという仕事を馬鹿にして舐め切っていた。
態度やプライドばかり高くて、手に余る5人のアブノーマルな女の子達だった。
テルパは果たして、教え子達と打ち解けてから、立派に育つのだろうか?
【題名通りの女の子達は、第二章から登場します。】
今回もHOTランキングは、最高6位でした。
皆様、有り難う御座います。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる