8 / 47
第8話【秘密の基地】
しおりを挟む
『なあ、クレア。秘密基地とやらはまだか?』
「もう少しよ」
「さっきから、そればかりだな』
俺が振り返ると森の向こうで空が赤く揺らいでいた。
崩れたマリアンヌの館が派手に燃えているんだな。
確かにあれだけ派手に燃えていれば、村人だって見に来るだろうさ。
そこで、『あっ、ゴーレムだ!」とか「ダークエルフだ!!」って騒ぎになるのを避けるために俺たちはクレアの秘密基地に向かっているのだ。
まあ、モンスターの定めだね。
本当は人間なのにさ……。
それにしてもクレアの歩みが遅くなってる。
荷物が重たくって疲れてきたのかな。
森の中だし、足場も悪いしね。
『なあ、クレア』
「なに……?」
クレアは振り返らず、歩みも止めずに返答を返した。
『重いなら、荷物を持とうか?』
『えっ……』
クレアが足を止めた。
意外な言葉だったのか、振り返ってから俺の顔を見詰める。
『ほら、俺ってば、体力無限じゃん、筋力も18だしさ。荷物は俺が持つよ』
「いいのか?」
『いいぞ』
クレアはバックパックを下ろす。
そして、近くに横倒しになった樹木に腰かけた。
「少し休憩もいいか。足が疲れてな……」
俺はバックパックを背負いながら言う。
『そんなに疲れたのか?』
木に腰かけたクレアはメイド服のロングスカートを捲って足を擦りだす。
おおっ、しなやかな細い足だな!!
『あれっ……』
俺はクレアの足に異変を見付けた。
それは、クレアが擦っている右足が膝下から木製なのだ。
『義足、なのか……?』
クレアは義足の繋ぎ目を擦りながら言う。
「私は150年程前の戦争で、産まれたばかりで両親を喪い、孤児だったのをマリアンヌ様に拾われて、弟子としてそだったの。その時から右足は義足よ」
『事故か、病気か?』
「知らないわ。マリアンヌ様に拾われた時には片足がなかったって話なの。だから、私にはゴーレムの技術をマリアンヌ様から学んで義足を維持するしかなかったのよ。体の成長に合わせて義足も交換しないといけなかったからね」
『そうなんだ……』
「だから、あんまり長いこと歩いたり走ったりしていると、義足の付け根が地肌と擦れて痛くなるのよ」
俺はバックパックを下ろすとしゃがんでから言った。
『おぶってやるぞ』
俺は少し照れ臭そうに言った。
するとクレアが立ち上がる。
「ありがとう、アナベル。それじゃあ……」
そう述べるとクレアが俺に近付いて来た。
これは、マジかっ!!
おんぶで密着だ!!
即ち、俺は背中でクレアのオッパイと接触するのだ!!
あっ!!
忘れてた!!
俺は感触無効なんだ!!
ここはボーナスポイントを使って感触追加を取っちまうか!!
そんな感じで俺がハラハラしていると、クレアが俺の肩に股がった。
「えっ、なんで?」
そのまま俺の首を足で挟むように股がり肩車の体勢になる。
『なにっ、そっちか。肩車なのか!!』
「えっ、何か可笑しいか?」
『可笑しいけれど、これはこれで有りだ!!』
俺はこっそり念じた。
感触追加スキルを取ります!!
【感触追加を習得しました】
アナウンスも入るのかよ。
そして、俺の首筋に温かい感触が甦ってきた。
これが、クレアの温もり!!
これが、女性の秘密の温もりか!!
なけなしのボーナスポイントを浪費して獲得したかいがあったってもんだぜ!!
超感激だ!!
超感触だ!!
超極楽だ!!
そのままクレアを肩車したまま俺は森を進んだ。
「こら、アナベル。枝に気をつけろ」
『ああ、ごめんごめん』
俺はゆっくり進んだ。
この天国を堪能するために──。
少しでも長く堪能するために、俺はゆっくり歩いた。
すると坂道で唐突にクレアが言った。
「アナベル、到着したわよ。おろしてちょうだい」
『えっ?』
そこは何もない森の中である。
見えるのは緩やかな斜面に繁る木々や草木だけだった。
『ここが秘密基地なのか?』
「いいから下ろして」
『いや、下ろさない』
「何故……?」
だってまだまだ天国の温かさを堪能したいんだもの。
俺は駄々を捏ねる。
『秘密基地はどこだ。秘密基地を見るまで下ろさないからな』
「分かったわよ」
俺に肩車されたクレアが呪文を唱え始める。
クレアは俺の頭の上で、何やらぶつくさと呪文を唱えていた。
すると、眼前の坂に繁っていた草木がモコモコと動物のように動き出した。
そして、草木が退くと、斜面に古びた木製の扉がひとつ現れる。
『本当にあったんだ……』
「ここが秘密基地の入り口よ。さあ、下ろしてちょうだい」
仕方ないので俺はクレアを下ろしてやった。
名残惜しい……。
そして、クレアは扉に近付くと鍵を開けた。
ガチャリと鍵の音が鳴る。
「マリアンヌ様が屋敷を隠すのに使っていた結界魔法よりはレベルが低いけれど、森の中ですもの、隠蔽魔法でも、そうそう見付からないわ」
『隠蔽魔法か……。なるほどね……』
魔法にもいろいろあるんだな。
『さあ、入りましょう」
そう言い残すとクレアは扉を開いて中に入って行った。
俺が扉の奥を覗き込むと、薄暗い階段だった。
木で作られた粗末な階段だ。
壁も天井も土が剥き出しだった。
所々植物の根っ子が生え出ている。
『穴熊の巣だな、まるで』
『文句を言わないで、兎に角入ってよ」
俺はクレアに続いて階段を下りようとした。
その時である。
俺の背後で音が鳴った。
誰かが枯れ枝を踏み折る音だった。
『誰か居る……』
俺は振り返ると森の闇を見回した。
人影が何体か居る。
引き返したクレアが戻ってきて言う。
『追い付かれたわ……。私の歩みが遅かったからね……」
『村人に追い付かれたのか?』
「村人じゃあないわよ」
『じゃあ、何さ?』
「パペットゴーストよ。この森の亡霊ね」
「もう少しよ」
「さっきから、そればかりだな』
俺が振り返ると森の向こうで空が赤く揺らいでいた。
崩れたマリアンヌの館が派手に燃えているんだな。
確かにあれだけ派手に燃えていれば、村人だって見に来るだろうさ。
そこで、『あっ、ゴーレムだ!」とか「ダークエルフだ!!」って騒ぎになるのを避けるために俺たちはクレアの秘密基地に向かっているのだ。
まあ、モンスターの定めだね。
本当は人間なのにさ……。
それにしてもクレアの歩みが遅くなってる。
荷物が重たくって疲れてきたのかな。
森の中だし、足場も悪いしね。
『なあ、クレア』
「なに……?」
クレアは振り返らず、歩みも止めずに返答を返した。
『重いなら、荷物を持とうか?』
『えっ……』
クレアが足を止めた。
意外な言葉だったのか、振り返ってから俺の顔を見詰める。
『ほら、俺ってば、体力無限じゃん、筋力も18だしさ。荷物は俺が持つよ』
「いいのか?」
『いいぞ』
クレアはバックパックを下ろす。
そして、近くに横倒しになった樹木に腰かけた。
「少し休憩もいいか。足が疲れてな……」
俺はバックパックを背負いながら言う。
『そんなに疲れたのか?』
木に腰かけたクレアはメイド服のロングスカートを捲って足を擦りだす。
おおっ、しなやかな細い足だな!!
『あれっ……』
俺はクレアの足に異変を見付けた。
それは、クレアが擦っている右足が膝下から木製なのだ。
『義足、なのか……?』
クレアは義足の繋ぎ目を擦りながら言う。
「私は150年程前の戦争で、産まれたばかりで両親を喪い、孤児だったのをマリアンヌ様に拾われて、弟子としてそだったの。その時から右足は義足よ」
『事故か、病気か?』
「知らないわ。マリアンヌ様に拾われた時には片足がなかったって話なの。だから、私にはゴーレムの技術をマリアンヌ様から学んで義足を維持するしかなかったのよ。体の成長に合わせて義足も交換しないといけなかったからね」
『そうなんだ……』
「だから、あんまり長いこと歩いたり走ったりしていると、義足の付け根が地肌と擦れて痛くなるのよ」
俺はバックパックを下ろすとしゃがんでから言った。
『おぶってやるぞ』
俺は少し照れ臭そうに言った。
するとクレアが立ち上がる。
「ありがとう、アナベル。それじゃあ……」
そう述べるとクレアが俺に近付いて来た。
これは、マジかっ!!
おんぶで密着だ!!
即ち、俺は背中でクレアのオッパイと接触するのだ!!
あっ!!
忘れてた!!
俺は感触無効なんだ!!
ここはボーナスポイントを使って感触追加を取っちまうか!!
そんな感じで俺がハラハラしていると、クレアが俺の肩に股がった。
「えっ、なんで?」
そのまま俺の首を足で挟むように股がり肩車の体勢になる。
『なにっ、そっちか。肩車なのか!!』
「えっ、何か可笑しいか?」
『可笑しいけれど、これはこれで有りだ!!』
俺はこっそり念じた。
感触追加スキルを取ります!!
【感触追加を習得しました】
アナウンスも入るのかよ。
そして、俺の首筋に温かい感触が甦ってきた。
これが、クレアの温もり!!
これが、女性の秘密の温もりか!!
なけなしのボーナスポイントを浪費して獲得したかいがあったってもんだぜ!!
超感激だ!!
超感触だ!!
超極楽だ!!
そのままクレアを肩車したまま俺は森を進んだ。
「こら、アナベル。枝に気をつけろ」
『ああ、ごめんごめん』
俺はゆっくり進んだ。
この天国を堪能するために──。
少しでも長く堪能するために、俺はゆっくり歩いた。
すると坂道で唐突にクレアが言った。
「アナベル、到着したわよ。おろしてちょうだい」
『えっ?』
そこは何もない森の中である。
見えるのは緩やかな斜面に繁る木々や草木だけだった。
『ここが秘密基地なのか?』
「いいから下ろして」
『いや、下ろさない』
「何故……?」
だってまだまだ天国の温かさを堪能したいんだもの。
俺は駄々を捏ねる。
『秘密基地はどこだ。秘密基地を見るまで下ろさないからな』
「分かったわよ」
俺に肩車されたクレアが呪文を唱え始める。
クレアは俺の頭の上で、何やらぶつくさと呪文を唱えていた。
すると、眼前の坂に繁っていた草木がモコモコと動物のように動き出した。
そして、草木が退くと、斜面に古びた木製の扉がひとつ現れる。
『本当にあったんだ……』
「ここが秘密基地の入り口よ。さあ、下ろしてちょうだい」
仕方ないので俺はクレアを下ろしてやった。
名残惜しい……。
そして、クレアは扉に近付くと鍵を開けた。
ガチャリと鍵の音が鳴る。
「マリアンヌ様が屋敷を隠すのに使っていた結界魔法よりはレベルが低いけれど、森の中ですもの、隠蔽魔法でも、そうそう見付からないわ」
『隠蔽魔法か……。なるほどね……』
魔法にもいろいろあるんだな。
『さあ、入りましょう」
そう言い残すとクレアは扉を開いて中に入って行った。
俺が扉の奥を覗き込むと、薄暗い階段だった。
木で作られた粗末な階段だ。
壁も天井も土が剥き出しだった。
所々植物の根っ子が生え出ている。
『穴熊の巣だな、まるで』
『文句を言わないで、兎に角入ってよ」
俺はクレアに続いて階段を下りようとした。
その時である。
俺の背後で音が鳴った。
誰かが枯れ枝を踏み折る音だった。
『誰か居る……』
俺は振り返ると森の闇を見回した。
人影が何体か居る。
引き返したクレアが戻ってきて言う。
『追い付かれたわ……。私の歩みが遅かったからね……」
『村人に追い付かれたのか?』
「村人じゃあないわよ」
『じゃあ、何さ?』
「パペットゴーストよ。この森の亡霊ね」
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界で普通の高校生として過ごしていた「白崎レナ」は謎の空間の亀裂に飲み込まれ、狭間の世界と呼ばれる空間に移動していた。彼はそこで世界の「管理者」と名乗る女性と出会い、彼女と何時でも交信できる能力を授かり、異世界に転生される。
次に彼が意識を取り戻した時には見知らぬ女性と男性が激しく口論しており、会話の内容から自分達から誕生した赤子は呪われた子供であり、王位を継ぐ権利はないと男性が怒鳴り散らしている事を知る。そして子供というのが自分自身である事にレナは気付き、彼は母親と供に追い出された。
時は流れ、成長したレナは自分がこの世界では不遇職として扱われている「支援魔術師」と「錬金術師」の職業を習得している事が判明し、更に彼は一般的には扱われていないスキルばかり習得してしまう。多くの人間から見下され、実の姉弟からも馬鹿にされてしまうが、彼は決して挫けずに自分の能力を信じて生き抜く――
――後にレナは自分の得た職業とスキルの真の力を「世界の管理者」を名乗る女性のアイリスに伝えられ、自分を見下していた人間から逆に見上げられる立場になる事を彼は知らない。
※タイトルを変更しました。(旧題:不遇職に役立たずスキルと馬鹿にされましたが、実際はそれほど悪くはありません)。書籍化に伴い、一部の話を取り下げました。また、近い内に大幅な取り下げが行われます。
※11月22日に第一巻が発売されます!!また、書籍版では主人公の名前が「レナ」→「レイト」に変更しています。
元Sランクパーティーのサポーターは引退後に英雄学園の講師に就職した。〜教え子達は見た目は美少女だが、能力は残念な子達だった。〜
アノマロカリス
ファンタジー
主人公のテルパは、Sランク冒険者パーティーの有能なサポーターだった。
だが、そんな彼は…?
Sランクパーティーから役立たずとして追い出された…訳ではなく、災害級の魔獣にパーティーが挑み…
パーティーの半数に多大なる被害が出て、活動が出来なくなった。
その後パーティーリーダーが解散を言い渡し、メンバー達はそれぞれの道を進む事になった。
テルパは有能なサポーターで、中級までの攻撃魔法や回復魔法に補助魔法が使えていた。
いざという時の為に攻撃する手段も兼ね揃えていた。
そんな有能なテルパなら、他の冒険者から引っ張りだこになるかと思いきや?
ギルドマスターからの依頼で、魔王を討伐する為の養成学園の新人講師に選ばれたのだった。
そんなテルパの受け持つ生徒達だが…?
サポーターという仕事を馬鹿にして舐め切っていた。
態度やプライドばかり高くて、手に余る5人のアブノーマルな女の子達だった。
テルパは果たして、教え子達と打ち解けてから、立派に育つのだろうか?
【題名通りの女の子達は、第二章から登場します。】
今回もHOTランキングは、最高6位でした。
皆様、有り難う御座います。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる