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第3話【殺意の妖精】
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館の裏口側に、極上のお宝が干されていた。
それは女性物の黒いセクシーランジェリーパンツだ。
干された下着から推測できる。
この館には乙女が住んでいるぞ。
しかも、かなりレベルの高い美しい女性だ。
間違いない!
俺は下着に顔を近付けクンカクンカとしてみた。
しかし──。
『なんて事だ。俺には鼻が無いぞ!!』
匂いが嗅げないのだ。
悔しい。
鼻が無い悔しさを噛み締めた事は初めてである。
『ならば!!』
ウッドボールで下着を触る。
だが、しかし──。
『感触も無いじゃあねぇか!!』
畜生、手に感覚が無いのだ。
手だけじゃあない。
何を触っても、何処を触っても感触が感じられない。
チ◯コを触っても何も感じない。
それどころかチ◯コ本体すら無いのだ。
なんで俺は木人なんだ。
無念だ、無念だぞ!!
嗅覚も感触もチ◯コも無いのかよ……。
これでは何も感じられないじやあないか!?
これでは乙女が放つうなじの香りも嗅げないし、下着のスベスベな生地感をネトネトと触りまくって楽しめない。
それに夜の秘め事はどうしたら良いのだ。
なんたる不便だ……。
『それよりも、館に入ってみるか』
俺は絶望に促されながらも館の裏口に進んだ。
裏口の扉が開いている。
『戸締まりが無用心だな~』
俺は下着の主に釣られて屋敷に入った。
人を探す。
とにかく、ここが何処で、俺は誰なのか質問したいのだ。
『台所……、だな』
綺麗だ。
掃除がちゃんと行き届いていた。
生活感も見られる。
やはり清楚な乙女系の美人が住んでいるな。
確信を抱きながら俺は台所を過ぎて奥に進んだ。
廊下だ。
右には窓が並び、左には扉が並んでいる。
だが、人の気配は感じられない。
美女の気配も感じられない。
静かで物音ひとつしない。
俺が歩くと自分の体重に床板がキイキイと鳴る。
その軋む音がオドロオドロしく聞こえた。
更に俺は館の奥に進んだ。
とにかく、人を探す。
出来れば麗しい乙女を探す。
『あっ、誰か居る……?』
人影だ。
長い廊下の向こうから誰か歩いて来る。
ロングスカートだ。
シルエットからして女性だな。
しかもメイド服!
『超ビンゴっ!!』
黒くて長いスカートに、フリルの付いた純白のエプロン。
そして、白いカチューシャ。
長い銀髪を腰まで伸ばしてシャープな顔立ちには眼鏡を掛けている。
美人だ。
切れ長の瞳に長い妖精耳。
エルフかな?
更に胸が大きくスタイルが官能的だった。
なんともボッ、キュン、ボンなセクシーな女性である。
何よりクールな美人だ。
俺好みのストライクだ。
そのような美しい女性が足音ひとつ立てずに歩いて来る。
銀縁眼鏡のレンズが窓から差し込む月明かりで光って見えた。
彼女は冷静でしゃべりもしない。
ただ、片手には長い刃物を持っている。
『あれれ……』
窓から差し込む月明かりが刀身を殺伐と光らせた。
細身の剣。
洋風で言えばレイピアだ。
何よりメイド服の彼女は眼鏡越しに俺を鋭い眼光で見詰めている。
いや、睨んでいる……。
その鋭い瞳から警戒心が感じられた。
そして、彼女は冷たい口調で話し掛けてくる。
「こんな時間帯に、賊ですか。押し込み強盗ですか?」
何を言ってるんだ、この眼鏡っ娘は?
『賊? 強盗?』
あれ、俺は勘違いされているのかな?
夜な夜な女性の家に無断で上がり込んでいるのだ、強盗だと思われても仕方ないのかな?
てか、言い訳できね~……。
この状況からして強盗だと思われても可笑しくねえぞ。
だって俺、現在不法侵入中だもんな。
この誤解を解かなければ……。
そして出た俺の言い訳は──。
『すみませ~ん、道に迷いまして~……』
事実だ。
だが、これが通じるかな?
するとメイド服の彼女は銀縁眼鏡のズレを直してから俺を睨み付けながら言った。
「テレパシー……?」
テレパシー?
何を言ってるのかな?
「マジックトーチ」
すると彼女の掌上に小さな炎が燃え上がる。
その小炎をこちらに向けてまじまじと俺の姿を灯りで照らしながら観察していた。
「あなたは地下倉庫のウッドゴーレム……?」
『ウッドゴーレム……?』
なに、それ?
「何故にマリオネットゴーストが館に入ってこれるのかしら。もう、結界が崩れかけているのね……」
『マリオネットゴーストって、なにさ?』
俺が首を傾げるとメイド服の彼女も首を傾げた。
それからレイピアの刀身を上げた彼女が切っ先を俺に向けながら言う。
「まあ、どちらにしろマリオネットゴーストならば除霊するしかないわね。切り刻んで!」
『ちょっと待てや!』
眼鏡メイドが切りかかって来た。
銀縁眼鏡が光って、口元が三日月型に吊り上がっている。
狂気だ!!
俺は踵を返して逃げだした。
怖いっ!!
必死に走る。
『うわぁわぁわぁわぁ~~!!』
俺は来た廊下を戻って台所に逃げ込んだ。
だが、眼鏡メイドは鬼気迫る表情で追ってくる。
「待ちなさい、賊がっ!!」
『いやいや、待たないわ。殺される!!』
俺は台所を飛び出して館の外に出た。
そこでコケる。
スッテ~~ンと転んだ。
そして追い付かれる。
「さあ、私に切り刻まれて成仏なさい!」
『ひぃぃいいい~~!!』
転んだまま俺が振り返ると眼鏡メイドが連続殺人鬼のような笑みでレイピアを振り上げていた。
や、やられる……。
殺される……。
死んだばかりなのに、また死にとうございません!!
ちょっと美女の匂いに釣られて自宅に不法侵入したぐらいで殺されてたまるか!!
そんなの納得いかねぇぞ!!
その時である。
『待ちなさい、クレア』
制止の声。
「『えっ!?」』
突如、声が聞こえた。
眼鏡メイドの声でも俺の声でもなかった。
弱々しい年配の女性の声だった。
その声に眼鏡メイドの動きも止まる。
彼女は上げていたレイピアを静かに下げた。
そして眼鏡メイドが夜空を見上げながら言う。
「何故ですか、マリアンヌ様?」
マリアンヌって誰よ!?
『クレア、その者を私の部屋にお連れして』
この人、クレアって言うんだ。
「お部屋にですか!?」
お部屋に?
女性の部屋に?
『その者はマリオネットゴーストでもウッドゴーレムでもございませんよ』
「では、何者ですか?」
それは俺も訊きたい。
『転生者よ』
「転生者!?』
空を見上げていた眼鏡メイドがクイッと俺のほうを見ると凝視した。
その瞳には驚きの色がありありと見える。
『俺、やっぱり転生者なのね……』
そう、俺は転生者らしい……。
木人だけど……。
それは女性物の黒いセクシーランジェリーパンツだ。
干された下着から推測できる。
この館には乙女が住んでいるぞ。
しかも、かなりレベルの高い美しい女性だ。
間違いない!
俺は下着に顔を近付けクンカクンカとしてみた。
しかし──。
『なんて事だ。俺には鼻が無いぞ!!』
匂いが嗅げないのだ。
悔しい。
鼻が無い悔しさを噛み締めた事は初めてである。
『ならば!!』
ウッドボールで下着を触る。
だが、しかし──。
『感触も無いじゃあねぇか!!』
畜生、手に感覚が無いのだ。
手だけじゃあない。
何を触っても、何処を触っても感触が感じられない。
チ◯コを触っても何も感じない。
それどころかチ◯コ本体すら無いのだ。
なんで俺は木人なんだ。
無念だ、無念だぞ!!
嗅覚も感触もチ◯コも無いのかよ……。
これでは何も感じられないじやあないか!?
これでは乙女が放つうなじの香りも嗅げないし、下着のスベスベな生地感をネトネトと触りまくって楽しめない。
それに夜の秘め事はどうしたら良いのだ。
なんたる不便だ……。
『それよりも、館に入ってみるか』
俺は絶望に促されながらも館の裏口に進んだ。
裏口の扉が開いている。
『戸締まりが無用心だな~』
俺は下着の主に釣られて屋敷に入った。
人を探す。
とにかく、ここが何処で、俺は誰なのか質問したいのだ。
『台所……、だな』
綺麗だ。
掃除がちゃんと行き届いていた。
生活感も見られる。
やはり清楚な乙女系の美人が住んでいるな。
確信を抱きながら俺は台所を過ぎて奥に進んだ。
廊下だ。
右には窓が並び、左には扉が並んでいる。
だが、人の気配は感じられない。
美女の気配も感じられない。
静かで物音ひとつしない。
俺が歩くと自分の体重に床板がキイキイと鳴る。
その軋む音がオドロオドロしく聞こえた。
更に俺は館の奥に進んだ。
とにかく、人を探す。
出来れば麗しい乙女を探す。
『あっ、誰か居る……?』
人影だ。
長い廊下の向こうから誰か歩いて来る。
ロングスカートだ。
シルエットからして女性だな。
しかもメイド服!
『超ビンゴっ!!』
黒くて長いスカートに、フリルの付いた純白のエプロン。
そして、白いカチューシャ。
長い銀髪を腰まで伸ばしてシャープな顔立ちには眼鏡を掛けている。
美人だ。
切れ長の瞳に長い妖精耳。
エルフかな?
更に胸が大きくスタイルが官能的だった。
なんともボッ、キュン、ボンなセクシーな女性である。
何よりクールな美人だ。
俺好みのストライクだ。
そのような美しい女性が足音ひとつ立てずに歩いて来る。
銀縁眼鏡のレンズが窓から差し込む月明かりで光って見えた。
彼女は冷静でしゃべりもしない。
ただ、片手には長い刃物を持っている。
『あれれ……』
窓から差し込む月明かりが刀身を殺伐と光らせた。
細身の剣。
洋風で言えばレイピアだ。
何よりメイド服の彼女は眼鏡越しに俺を鋭い眼光で見詰めている。
いや、睨んでいる……。
その鋭い瞳から警戒心が感じられた。
そして、彼女は冷たい口調で話し掛けてくる。
「こんな時間帯に、賊ですか。押し込み強盗ですか?」
何を言ってるんだ、この眼鏡っ娘は?
『賊? 強盗?』
あれ、俺は勘違いされているのかな?
夜な夜な女性の家に無断で上がり込んでいるのだ、強盗だと思われても仕方ないのかな?
てか、言い訳できね~……。
この状況からして強盗だと思われても可笑しくねえぞ。
だって俺、現在不法侵入中だもんな。
この誤解を解かなければ……。
そして出た俺の言い訳は──。
『すみませ~ん、道に迷いまして~……』
事実だ。
だが、これが通じるかな?
するとメイド服の彼女は銀縁眼鏡のズレを直してから俺を睨み付けながら言った。
「テレパシー……?」
テレパシー?
何を言ってるのかな?
「マジックトーチ」
すると彼女の掌上に小さな炎が燃え上がる。
その小炎をこちらに向けてまじまじと俺の姿を灯りで照らしながら観察していた。
「あなたは地下倉庫のウッドゴーレム……?」
『ウッドゴーレム……?』
なに、それ?
「何故にマリオネットゴーストが館に入ってこれるのかしら。もう、結界が崩れかけているのね……」
『マリオネットゴーストって、なにさ?』
俺が首を傾げるとメイド服の彼女も首を傾げた。
それからレイピアの刀身を上げた彼女が切っ先を俺に向けながら言う。
「まあ、どちらにしろマリオネットゴーストならば除霊するしかないわね。切り刻んで!」
『ちょっと待てや!』
眼鏡メイドが切りかかって来た。
銀縁眼鏡が光って、口元が三日月型に吊り上がっている。
狂気だ!!
俺は踵を返して逃げだした。
怖いっ!!
必死に走る。
『うわぁわぁわぁわぁ~~!!』
俺は来た廊下を戻って台所に逃げ込んだ。
だが、眼鏡メイドは鬼気迫る表情で追ってくる。
「待ちなさい、賊がっ!!」
『いやいや、待たないわ。殺される!!』
俺は台所を飛び出して館の外に出た。
そこでコケる。
スッテ~~ンと転んだ。
そして追い付かれる。
「さあ、私に切り刻まれて成仏なさい!」
『ひぃぃいいい~~!!』
転んだまま俺が振り返ると眼鏡メイドが連続殺人鬼のような笑みでレイピアを振り上げていた。
や、やられる……。
殺される……。
死んだばかりなのに、また死にとうございません!!
ちょっと美女の匂いに釣られて自宅に不法侵入したぐらいで殺されてたまるか!!
そんなの納得いかねぇぞ!!
その時である。
『待ちなさい、クレア』
制止の声。
「『えっ!?」』
突如、声が聞こえた。
眼鏡メイドの声でも俺の声でもなかった。
弱々しい年配の女性の声だった。
その声に眼鏡メイドの動きも止まる。
彼女は上げていたレイピアを静かに下げた。
そして眼鏡メイドが夜空を見上げながら言う。
「何故ですか、マリアンヌ様?」
マリアンヌって誰よ!?
『クレア、その者を私の部屋にお連れして』
この人、クレアって言うんだ。
「お部屋にですか!?」
お部屋に?
女性の部屋に?
『その者はマリオネットゴーストでもウッドゴーレムでもございませんよ』
「では、何者ですか?」
それは俺も訊きたい。
『転生者よ』
「転生者!?』
空を見上げていた眼鏡メイドがクイッと俺のほうを見ると凝視した。
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