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第548話【九角鬼】
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胸の前に何やら紙切れを貼り付けた巨大な鬼が俺に迫って来る。
こいつの正体は、おそらくジオンググだ。
変身しているが面影が残っている。
何故に鬼に変身しているのかは不明である。
だが、間違いないだろう。
場所は喧嘩祭りのステージ上だ。
多く居た観客たちは遠くに逃げて物陰からこちらを伺って居る。
特等席の玉座の陰からはギデンが隠れながらも覗き見ていた。
俺の前に巨鬼が立つ。
「ぬぅぅうううう!!!」
巨鬼が高い位置からのチョッピングライトを打ち落として来た。
まるで空爆のようなパンチである。
拳で俺の脳天をカチ割る気だな。
俺は身体を右に捌くと狙いを外して空振った腕に黄金剣を振るった。
「腕を切り付ければ、自慢の拳を振るえなくなるだろうさ」
俺は手首の上辺りに斬激を打ち込んだ。
ガンっと硬い物を叩いたような音が鳴る。
「硬い! 切れない!?」
俺が振るった剣打は巨鬼の筋肉で弾かれた。
巨鬼の筋肉に僅かな切り傷が残っているが、ダメージと呼べる傷ではない。
戦闘には無害のレベルだ。
「防御力がスゲ~アップしてるじゃんか……」
俺が巨鬼の防御力に呆れていると、巨鬼が蹴りを放って来た。
爪先を突き上げる前蹴りだ。
俺の水月を狙ってやがる。
「蹴りまで使うか!」
「一撃で、決めてやるぅぅううう!!!」
俺は黄金剣の大小をクロスして並べると、巨鬼の蹴り脛をX字で受け止めた。
それでも凄い衝撃が身体を突き上げる。
衝撃が防御を貫通してくるのだ。
「糞っ!!」
防具が無いうえに、ステータスアップの装飾品も付けていないのだ。
全体的に俺の戦闘力が低下しているのが実感出来た。
そして、受け止めた前蹴りの衝撃で両足が1メートルほど浮き上がる。
「まずった…。次の攻撃は躱せないぞ……」
空中に居たのならば回避は不可能。
出来るのは防御のみ。
案の定だ。
巨鬼が両手の指を組んで両腕を頭よりも高く振り上げていた。
「躱せないな、こりゃあ、……」
「一撃で、決めてやるぅぅううううう!!!」
浮いてる俺目掛けて両腕のクラッチハンマーが振り下ろされた。
今度は黄金剣を頭上に二本並べてガードした。
ガンっと拳槌が黄金剣の上から俺を叩き押すと俺の両足が地面に着地する。
衝撃に膝が曲がった。
だが、踏ん張る。
耐える。
まだ両腕で押し付けられている。
凄いパワーだ。
蟹股で踏ん張ったが、尻が地面に付きそうになる。
俺が強打に耐えていると、ふと攻撃の力が緩んだ。
前を見てみれば再び巨鬼が振り返り背を見せる瞬間だった。
また、大振りのテレホンパンチを狙っているな。
そう、俺が思った刹那だった。
予想外にも巨鬼が後ろ回し蹴りを即座に放って来たのだ。
「フェイントか!?」
ヤバイ、タイミングをずらされた!
ガード!?
間に合わない!!
「ぐほっ!!」
「うがぁぁあああ!!!」
俺は巨鬼の後ろ回し蹴りを腹部に食らって再び身体が浮き上がる。
飛んだ。
飛ばされた。
蹴り飛ばされた。
腹の中の何かが吹き出そうなぐらいの脚力に飛ばされる。
「ぐはっ……」
飛ばされた俺は人が捌けた観客席に墜落した。
20メートルは蹴り飛ばされたのだろう。
これが試合なら場外敗けだな……。
「いてて……。何が一撃だ……。もう何発も撃ってるし、何発も当ててるじゃあねえか……」
俺は立ち上がるとステージに残る巨鬼を睨み付けた。
「あの野郎、町中でさんざん追っかけて来たのに、今度はステージから降りない気ですか~……。ムカつく!」
俺は異次元宝物庫からシルバークラウンを取り出すと頭に被った。
「丸焦げにしてやるぞ! マジックイレイザー!!」
俺は口から波動砲魔法を吐き出した。
波動の光が巨鬼に直撃する。
「がぁぁあああつつ!!」
俺はじっくりゆっくり巨鬼を焼き炙る。
そして、マジックイレイザーの放射が止まった。
しかし、巨鬼は身体から焦げ臭い煙を上げながらも立ったままだった。
「がぁるるるるる!!」
まだ力強く唸ってやがる。
「魔法防御も高いのね」
巨鬼は腕を並べて顔だけを守ったようだ。
その腕の隙間から巨鬼の眼光が光るとガードを外した。
巨鬼は身体のあちらこちらから煙を上げているが、まだまだ戦える様子だ。
眼光から憤怒の闘志が揺らいでいる。
勝負が決まるほどのダメージでもないのだろう。
「まだまだ、続くか……。糞っ」
「うがぁぁあああ……」
突然ながら巨鬼が天に向かって吠え出した。
「遠吠え?」
吠えながら全身を力ませていると、巨鬼の身体に生えた角が体内に縮み出した。
「うがぁぁあああああ!!!」
「何をする気だ?」
額の中央から生えていた角が縮むと、肩、肘、膝から生えていた角も縮む。
残っているのは額の二角だけだ。
すると巨鬼が両膝を付いた。
更に両手を付いて四つん這いの姿勢を取る。
「なに、土下座?」
まさか謝るの?
「ぅぅうががががががああ!!」
俺は何が起きるのかと巨鬼を眺めていると、巨鬼の背中に角が生え始める。
さっきまで生えていた場所と違う。
背中に二列で並んで六本の角が生える。
前のほうが太くて長い。
「あれ、一本足りなくない?」
角は九本あったよね。
今は額に二本、背中に六本。
計八本だ。
「うががががあがあがあ!!!」
巨鬼が大きく口を開けると、喉の奥から長い角が生え出て来る。
口の中から九本目だ。
「ええ……。そんなところから……」
今度は巨鬼の身体がバチバチと光り出した。
「放電? 電気かぁ??」
巨鬼の背中に生えた六本角の間を電撃が走っているのが見えた。
それが巨鬼を輝かせて見せているのだ。
更に大きく開けた口から生えた長い角がバリバリと音を立てながら光り出す。
両膝、両手を付いた姿に、口から輝く長い角。
その姿は、まるで電磁砲の砲身。
「あれは、撃ってくるよね……」
「うがぁああああつ!!!」
撃って来た。
口の角から電撃砲を撃って来た。
「電磁パルス砲かよ!!」
雷撃砲の弾光が俺に直撃する。
防御も回避も無効な魔法攻撃だったのだろう。
俺の全身の筋肉が一瞬で痺れて硬直した。
凄く痛いぞ!
「 うぎゃぁぁあああがあがかかかかががあが!!!」
スゲー感電した!!
雷撃を食らった刹那に火花が散って身体が飛ばされた。
俺の身体が一瞬で焦げて行く。
俺は観客席を転がった。
気が付けば這いつくばっていた。
身体が焦げ臭い。
手を見てみれば黒く煤けている。
なかなかのダメージだったぞ……。
俺はゆらゆらと立ち上がった。
立てる。
右腕、動く。
左腕、動く。
ちょっと視界がチカチカしてるな。
電撃を食らった影響だろう。
ダメージは有るが深くない。
まだまだぜんぜん戦えるぞ。
あれ……、髪の毛が焦げてるじゃんか……。
焼け落ちてカサカサのツルツルだ……。
また、ハゲリターンかよ!!
「クソ糞くそ!!」
俺は巨鬼を観客席から睨み付けた。
「良くも、俺の生え替わりだした髪の毛を……!!」
俺は怒りで目を剥いていた。
殺気に溢れる。
巨鬼も膝を上げて立ち上がっていた。
口や額、背中から生えた角が縮んで行く。
一旦すべての角が消える。
「雷撃砲スタイルは終わりか。次はなんだ?」
今度は巨鬼の握り締めた両拳がモコモコと蠢き出した。
その蠢きから角が生え出て来る。
両手の拳から片手四本ずつの角が生え並ぶ。
四本拳に四本角が生え並んだのだ。
両手に計八本の角だ。
最後一本は額に生え出る。
「ベアークローかよ……」
巨鬼は殺伐と尖った二つの拳を握り締めながらステージを降りて俺に迫って来た。
「なんだよ。結局はリングとか関係ないのかよ……」
【つづく】
こいつの正体は、おそらくジオンググだ。
変身しているが面影が残っている。
何故に鬼に変身しているのかは不明である。
だが、間違いないだろう。
場所は喧嘩祭りのステージ上だ。
多く居た観客たちは遠くに逃げて物陰からこちらを伺って居る。
特等席の玉座の陰からはギデンが隠れながらも覗き見ていた。
俺の前に巨鬼が立つ。
「ぬぅぅうううう!!!」
巨鬼が高い位置からのチョッピングライトを打ち落として来た。
まるで空爆のようなパンチである。
拳で俺の脳天をカチ割る気だな。
俺は身体を右に捌くと狙いを外して空振った腕に黄金剣を振るった。
「腕を切り付ければ、自慢の拳を振るえなくなるだろうさ」
俺は手首の上辺りに斬激を打ち込んだ。
ガンっと硬い物を叩いたような音が鳴る。
「硬い! 切れない!?」
俺が振るった剣打は巨鬼の筋肉で弾かれた。
巨鬼の筋肉に僅かな切り傷が残っているが、ダメージと呼べる傷ではない。
戦闘には無害のレベルだ。
「防御力がスゲ~アップしてるじゃんか……」
俺が巨鬼の防御力に呆れていると、巨鬼が蹴りを放って来た。
爪先を突き上げる前蹴りだ。
俺の水月を狙ってやがる。
「蹴りまで使うか!」
「一撃で、決めてやるぅぅううう!!!」
俺は黄金剣の大小をクロスして並べると、巨鬼の蹴り脛をX字で受け止めた。
それでも凄い衝撃が身体を突き上げる。
衝撃が防御を貫通してくるのだ。
「糞っ!!」
防具が無いうえに、ステータスアップの装飾品も付けていないのだ。
全体的に俺の戦闘力が低下しているのが実感出来た。
そして、受け止めた前蹴りの衝撃で両足が1メートルほど浮き上がる。
「まずった…。次の攻撃は躱せないぞ……」
空中に居たのならば回避は不可能。
出来るのは防御のみ。
案の定だ。
巨鬼が両手の指を組んで両腕を頭よりも高く振り上げていた。
「躱せないな、こりゃあ、……」
「一撃で、決めてやるぅぅううううう!!!」
浮いてる俺目掛けて両腕のクラッチハンマーが振り下ろされた。
今度は黄金剣を頭上に二本並べてガードした。
ガンっと拳槌が黄金剣の上から俺を叩き押すと俺の両足が地面に着地する。
衝撃に膝が曲がった。
だが、踏ん張る。
耐える。
まだ両腕で押し付けられている。
凄いパワーだ。
蟹股で踏ん張ったが、尻が地面に付きそうになる。
俺が強打に耐えていると、ふと攻撃の力が緩んだ。
前を見てみれば再び巨鬼が振り返り背を見せる瞬間だった。
また、大振りのテレホンパンチを狙っているな。
そう、俺が思った刹那だった。
予想外にも巨鬼が後ろ回し蹴りを即座に放って来たのだ。
「フェイントか!?」
ヤバイ、タイミングをずらされた!
ガード!?
間に合わない!!
「ぐほっ!!」
「うがぁぁあああ!!!」
俺は巨鬼の後ろ回し蹴りを腹部に食らって再び身体が浮き上がる。
飛んだ。
飛ばされた。
蹴り飛ばされた。
腹の中の何かが吹き出そうなぐらいの脚力に飛ばされる。
「ぐはっ……」
飛ばされた俺は人が捌けた観客席に墜落した。
20メートルは蹴り飛ばされたのだろう。
これが試合なら場外敗けだな……。
「いてて……。何が一撃だ……。もう何発も撃ってるし、何発も当ててるじゃあねえか……」
俺は立ち上がるとステージに残る巨鬼を睨み付けた。
「あの野郎、町中でさんざん追っかけて来たのに、今度はステージから降りない気ですか~……。ムカつく!」
俺は異次元宝物庫からシルバークラウンを取り出すと頭に被った。
「丸焦げにしてやるぞ! マジックイレイザー!!」
俺は口から波動砲魔法を吐き出した。
波動の光が巨鬼に直撃する。
「がぁぁあああつつ!!」
俺はじっくりゆっくり巨鬼を焼き炙る。
そして、マジックイレイザーの放射が止まった。
しかし、巨鬼は身体から焦げ臭い煙を上げながらも立ったままだった。
「がぁるるるるる!!」
まだ力強く唸ってやがる。
「魔法防御も高いのね」
巨鬼は腕を並べて顔だけを守ったようだ。
その腕の隙間から巨鬼の眼光が光るとガードを外した。
巨鬼は身体のあちらこちらから煙を上げているが、まだまだ戦える様子だ。
眼光から憤怒の闘志が揺らいでいる。
勝負が決まるほどのダメージでもないのだろう。
「まだまだ、続くか……。糞っ」
「うがぁぁあああ……」
突然ながら巨鬼が天に向かって吠え出した。
「遠吠え?」
吠えながら全身を力ませていると、巨鬼の身体に生えた角が体内に縮み出した。
「うがぁぁあああああ!!!」
「何をする気だ?」
額の中央から生えていた角が縮むと、肩、肘、膝から生えていた角も縮む。
残っているのは額の二角だけだ。
すると巨鬼が両膝を付いた。
更に両手を付いて四つん這いの姿勢を取る。
「なに、土下座?」
まさか謝るの?
「ぅぅうががががががああ!!」
俺は何が起きるのかと巨鬼を眺めていると、巨鬼の背中に角が生え始める。
さっきまで生えていた場所と違う。
背中に二列で並んで六本の角が生える。
前のほうが太くて長い。
「あれ、一本足りなくない?」
角は九本あったよね。
今は額に二本、背中に六本。
計八本だ。
「うががががあがあがあ!!!」
巨鬼が大きく口を開けると、喉の奥から長い角が生え出て来る。
口の中から九本目だ。
「ええ……。そんなところから……」
今度は巨鬼の身体がバチバチと光り出した。
「放電? 電気かぁ??」
巨鬼の背中に生えた六本角の間を電撃が走っているのが見えた。
それが巨鬼を輝かせて見せているのだ。
更に大きく開けた口から生えた長い角がバリバリと音を立てながら光り出す。
両膝、両手を付いた姿に、口から輝く長い角。
その姿は、まるで電磁砲の砲身。
「あれは、撃ってくるよね……」
「うがぁああああつ!!!」
撃って来た。
口の角から電撃砲を撃って来た。
「電磁パルス砲かよ!!」
雷撃砲の弾光が俺に直撃する。
防御も回避も無効な魔法攻撃だったのだろう。
俺の全身の筋肉が一瞬で痺れて硬直した。
凄く痛いぞ!
「 うぎゃぁぁあああがあがかかかかががあが!!!」
スゲー感電した!!
雷撃を食らった刹那に火花が散って身体が飛ばされた。
俺の身体が一瞬で焦げて行く。
俺は観客席を転がった。
気が付けば這いつくばっていた。
身体が焦げ臭い。
手を見てみれば黒く煤けている。
なかなかのダメージだったぞ……。
俺はゆらゆらと立ち上がった。
立てる。
右腕、動く。
左腕、動く。
ちょっと視界がチカチカしてるな。
電撃を食らった影響だろう。
ダメージは有るが深くない。
まだまだぜんぜん戦えるぞ。
あれ……、髪の毛が焦げてるじゃんか……。
焼け落ちてカサカサのツルツルだ……。
また、ハゲリターンかよ!!
「クソ糞くそ!!」
俺は巨鬼を観客席から睨み付けた。
「良くも、俺の生え替わりだした髪の毛を……!!」
俺は怒りで目を剥いていた。
殺気に溢れる。
巨鬼も膝を上げて立ち上がっていた。
口や額、背中から生えた角が縮んで行く。
一旦すべての角が消える。
「雷撃砲スタイルは終わりか。次はなんだ?」
今度は巨鬼の握り締めた両拳がモコモコと蠢き出した。
その蠢きから角が生え出て来る。
両手の拳から片手四本ずつの角が生え並ぶ。
四本拳に四本角が生え並んだのだ。
両手に計八本の角だ。
最後一本は額に生え出る。
「ベアークローかよ……」
巨鬼は殺伐と尖った二つの拳を握り締めながらステージを降りて俺に迫って来た。
「なんだよ。結局はリングとか関係ないのかよ……」
【つづく】
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