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第510話【無限の呪い】
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「ぬご、が……」
「ガルルルルルルルルゥ!!!」
唐竹割りで真っ二つに切り開かれたミーちゃんの身体がティラミスの甲冑を挟み込みながら再生して行く。
「あのライカンスロープは、頭を割られても死なないか……。流石は元がミーちゃんだぜ。しつこいな……」
俺が二階の窓から見下ろす中でミーちゃんが再生を遂げる。
その姿はティラミスの甲冑を着込んだ感じなのだが、サイズがあっていない。
胸当ては無理矢理にも身体を収めているせいか、腹が露出して臍出しルック状態だ。
手足も甲冑を纏っているのだが、同じように肘や膝の角が露になっている。
そして、巨漢のワータイガーの手にはティラミス本体のグレートソードが握られていた。
しかし、ティラミス本体は白眼を向いて、半開きの口からは涎を垂らしている。
どうやら意識が無いようだ。
プティングとスターチが話す。
「おいおい、ボスが取り込まれたぞ……」
「意識も飛んでるみたいだぞ……」
キャッサバ一人が背を向けて歓喜のガッツポーズを取っていた。
「よし、これで次のリーダーは俺だぞ!!」
エクレアが呆れ声でキャッサバの頭をレイピアで突っつきながら言った。
「バカ言ってないで、皆で助けるわよ!」
「ええーー……」
「「「ええじゃあない!」」」
キャッサバが三名に突っ込まれていた。
渋々と剣を上げる。
それを見ていたパンナコッタがアーティファクトドラゴンの中から仲間に提案する。
「ここは私に任せられよ。我がアーティファクトドラゴンのファイアーブレスで跡形もなく焼き払ってやる!!」
ヒステリックにエクレアが吠えた。
「ダメよパンナコッタ殿。ティラミス様まで焼き払うつもりなの!?」
「えっ、そのつもりだけど……」
「なんでっ!?」
「そうしたら次のボスは私だろうから……」
「こいつもか……」
エクレアが膝から崩れる。
相変わらずハイランダーズって一枚岩じゃあないよな……。
謀反やら裏切りとかに容赦ないし、出世にガメツイ奴らばかりだよ……。
それさえなければ本物の騎士なのにさ。
膝を上げたエクレアが仲間に怒鳴る。
「兎に角、ドラゴンブレスは禁止よ。ここはダンジョン内じゃあないのよ。人が営む町の中なの。こんなところで炎なんて吐いたら大惨事よ!!」
アーティファクトドラゴンが長い首の顎に短い前足を伸ばして擦っていた。
「なるほど、それは一理あるな」
どうやら納得はしたようだ。
それにしてもパンナコッタってハイランダーズの中でも一番の切れ者な設定だっただろ。
本当にこれで参謀なんて出来てたのかな?
その疑惑の参謀が作戦を指示する。
「じゃあ、皆でそいつの手足を切断して私にパスしろ。私が持って管理すれば再生不能で身動きも取れなくなるだろうさ」
「「「名案!」」」
うむ、確かに名案だ。
やっぱり参謀なのは嘘じゃないようだな。
早速ハイランダーズが武器を構えながら、鎧を纏ったライカンスロープを取り囲んだ。
四人で四方向を囲む。
「参る!」
一陣を切ってキャッサバが切りかかるとミーちゃんもグレートソードで応戦する。
「はっ!!」
「ガルルルルルルルル!!」
ガキンっと鋼が鳴ると二人の武器がぶつかり合った。
「ぬおっ!!」
しかし、パワーでキャッサバが負ける。
キャッサバの身体がグレートソードで弾き飛ばされた。
「今よ!!」
「「おおう!!」」
今度はエクレアの掛け声に合わせて三名が同時に飛び掛かった。
右と左、それと背後からの同時攻撃。
「ガルンッ!!」
ワータイガーは三方向同時攻撃に対抗出来ずに、その身体に三本の剣を受けてしまう。
右から攻めたスターチが右太腿を斬り落とし、左から攻めたプティングが左肘から腕を落とした。
更に背後から攻めたエクレアがグレートソードを持った右手首を切断する。
「退けい!!」
更に更にとパンナコッタが操るアーティファクトドラゴンが飛び掛かった。
軽やかなステップジャンプからヘッドパットでワータイガーの身体を弾き飛ばした。
「ガルルルルルルルル!!!」
手足を切断されたワータイガーが10メートルほど吹き飛ばされると近くに停車していた荷馬車に激突して止まる。
追突された荷馬車は木っ端微塵に吹き飛んだ。
それだけ凄い体当たりの衝撃だったのだろう。
「よし、皆、切り落とした手足をパンナコッタに渡すよ」
「「おう」」
ハイランダーズが自分たちの足元に落ちてたライカンスロープの手足を拾い上げるとアーティファクトドラゴンにパスした。
アーティファクトドラゴンは投げられたライカンスロープの手足を受け止めると口の中に運ぶ。
そしてエクレアが荷馬車に突っ込んだワータイガーに歩み寄った。
ライカンスロープはヨタヨタと這いつくばっている。
「腕脚を三つも失ったんだもの、もう動けないわよね」
だが、埃が舞う荷馬車の元からライカンスロープが立ち上がった。
その手足が再生している。
それを見てエクレアが苛つきを愚痴った。
「切断されても生えるのね。残念……」
ハイランダーズ三名がエクレアの背後に歩み寄りながら述べた。
「とりあえずティラミス殿のグレートソードは回収できたのだから、こいつを八つ裂きにでもして倒してしまおう」
「八つ裂きで足りなければ、微塵切りでもいいだろうさ」
「微塵切りでも足りなければ、擂り潰してしまえばいいだろう」
容赦が無いな。
でも、それで収まればいいんだけれど……。
「うわぁぁああああ!!!」
唐突に叫び声が上がった。
その声はアーティファクトドラゴンの内部からだ。
悲鳴を上げたのはパンナコッタのようだった。
アーティファクトドラゴンの背中が開いて長槍を持ったパンナコッタが慌てながら這い出て来る。
「んん?」
皆が何事かと首を傾げていると、アーティファクトドラゴンの甲冑の隙間から太くて長いミミズのような触手が飛び出して来たのだ。
それは一本二本じゃあなく、無数である。
あっと言うまにアーティファクトドラゴンが大量のミミズの巣と化す。
「何事、パンナコッタ殿!?」
エクレアの問いにパンナコッタが答えた。
「分からんが、体内で保管しようとしていたライカンスロープの手足から血管が伸びでてアーティファクトドラゴンを飲み込みやがった!!」
「切断したほうも、増殖するの……」
こりゃあ不味くなってきたぞ……。
ティラミスが気絶して、アーティファクトドラゴンまで失った。
そろそろハイランダーズだけじゃあ手に終えなくなって来たぞ。
ここはやはり俺が──。
俺は掌に握られたスーパーヒーリングルビーを口に運んだ。
一個は落として失くしちゃったから、これが最後のルビーだ。
勿体無いが、使うしかないだろう。
そう考えて俺がルビーを噛み砕こうとした時である。
新手の人物が路上に現れた。
「まったく、こう言う派手なのは御法度だって教えてあるだろ。天秤」
柄の悪い口調だった。
「誰……?」
呟いたのは俺を支えているスバルちゃんだった。
路上に突如あらわれた男性を見て呟いたのだろうが──。
「俺も知らん顔だ……」
そう、俺も知らない顔だった。
髪型はオールバックで眉毛は剃られて生えていない。
着ているのは細い縦のラインが複数入ったスーツ風の着物だ。
その下に赤いYシャツ風の着物で、首には金のネックレスを下げている。
一言で表現するならばヤクザ風だ。
「この強面、どこかで……」
いや、知ってるな。
知ってるぞ。
前に一度会っている。
「あいつ、思い出したぞ……」
「えっ?」
スバルちゃんが首を傾げた。
「あいつ、盗賊ギルドの若頭の……」
「若頭の?」
しまった……。
名前までは思い出せない。
でも、前に一度だけ出会っている。
魔王城の町を、どうするかの会議で顔を出してやがった奴だ。
【つづく】
「ガルルルルルルルルゥ!!!」
唐竹割りで真っ二つに切り開かれたミーちゃんの身体がティラミスの甲冑を挟み込みながら再生して行く。
「あのライカンスロープは、頭を割られても死なないか……。流石は元がミーちゃんだぜ。しつこいな……」
俺が二階の窓から見下ろす中でミーちゃんが再生を遂げる。
その姿はティラミスの甲冑を着込んだ感じなのだが、サイズがあっていない。
胸当ては無理矢理にも身体を収めているせいか、腹が露出して臍出しルック状態だ。
手足も甲冑を纏っているのだが、同じように肘や膝の角が露になっている。
そして、巨漢のワータイガーの手にはティラミス本体のグレートソードが握られていた。
しかし、ティラミス本体は白眼を向いて、半開きの口からは涎を垂らしている。
どうやら意識が無いようだ。
プティングとスターチが話す。
「おいおい、ボスが取り込まれたぞ……」
「意識も飛んでるみたいだぞ……」
キャッサバ一人が背を向けて歓喜のガッツポーズを取っていた。
「よし、これで次のリーダーは俺だぞ!!」
エクレアが呆れ声でキャッサバの頭をレイピアで突っつきながら言った。
「バカ言ってないで、皆で助けるわよ!」
「ええーー……」
「「「ええじゃあない!」」」
キャッサバが三名に突っ込まれていた。
渋々と剣を上げる。
それを見ていたパンナコッタがアーティファクトドラゴンの中から仲間に提案する。
「ここは私に任せられよ。我がアーティファクトドラゴンのファイアーブレスで跡形もなく焼き払ってやる!!」
ヒステリックにエクレアが吠えた。
「ダメよパンナコッタ殿。ティラミス様まで焼き払うつもりなの!?」
「えっ、そのつもりだけど……」
「なんでっ!?」
「そうしたら次のボスは私だろうから……」
「こいつもか……」
エクレアが膝から崩れる。
相変わらずハイランダーズって一枚岩じゃあないよな……。
謀反やら裏切りとかに容赦ないし、出世にガメツイ奴らばかりだよ……。
それさえなければ本物の騎士なのにさ。
膝を上げたエクレアが仲間に怒鳴る。
「兎に角、ドラゴンブレスは禁止よ。ここはダンジョン内じゃあないのよ。人が営む町の中なの。こんなところで炎なんて吐いたら大惨事よ!!」
アーティファクトドラゴンが長い首の顎に短い前足を伸ばして擦っていた。
「なるほど、それは一理あるな」
どうやら納得はしたようだ。
それにしてもパンナコッタってハイランダーズの中でも一番の切れ者な設定だっただろ。
本当にこれで参謀なんて出来てたのかな?
その疑惑の参謀が作戦を指示する。
「じゃあ、皆でそいつの手足を切断して私にパスしろ。私が持って管理すれば再生不能で身動きも取れなくなるだろうさ」
「「「名案!」」」
うむ、確かに名案だ。
やっぱり参謀なのは嘘じゃないようだな。
早速ハイランダーズが武器を構えながら、鎧を纏ったライカンスロープを取り囲んだ。
四人で四方向を囲む。
「参る!」
一陣を切ってキャッサバが切りかかるとミーちゃんもグレートソードで応戦する。
「はっ!!」
「ガルルルルルルルル!!」
ガキンっと鋼が鳴ると二人の武器がぶつかり合った。
「ぬおっ!!」
しかし、パワーでキャッサバが負ける。
キャッサバの身体がグレートソードで弾き飛ばされた。
「今よ!!」
「「おおう!!」」
今度はエクレアの掛け声に合わせて三名が同時に飛び掛かった。
右と左、それと背後からの同時攻撃。
「ガルンッ!!」
ワータイガーは三方向同時攻撃に対抗出来ずに、その身体に三本の剣を受けてしまう。
右から攻めたスターチが右太腿を斬り落とし、左から攻めたプティングが左肘から腕を落とした。
更に背後から攻めたエクレアがグレートソードを持った右手首を切断する。
「退けい!!」
更に更にとパンナコッタが操るアーティファクトドラゴンが飛び掛かった。
軽やかなステップジャンプからヘッドパットでワータイガーの身体を弾き飛ばした。
「ガルルルルルルルル!!!」
手足を切断されたワータイガーが10メートルほど吹き飛ばされると近くに停車していた荷馬車に激突して止まる。
追突された荷馬車は木っ端微塵に吹き飛んだ。
それだけ凄い体当たりの衝撃だったのだろう。
「よし、皆、切り落とした手足をパンナコッタに渡すよ」
「「おう」」
ハイランダーズが自分たちの足元に落ちてたライカンスロープの手足を拾い上げるとアーティファクトドラゴンにパスした。
アーティファクトドラゴンは投げられたライカンスロープの手足を受け止めると口の中に運ぶ。
そしてエクレアが荷馬車に突っ込んだワータイガーに歩み寄った。
ライカンスロープはヨタヨタと這いつくばっている。
「腕脚を三つも失ったんだもの、もう動けないわよね」
だが、埃が舞う荷馬車の元からライカンスロープが立ち上がった。
その手足が再生している。
それを見てエクレアが苛つきを愚痴った。
「切断されても生えるのね。残念……」
ハイランダーズ三名がエクレアの背後に歩み寄りながら述べた。
「とりあえずティラミス殿のグレートソードは回収できたのだから、こいつを八つ裂きにでもして倒してしまおう」
「八つ裂きで足りなければ、微塵切りでもいいだろうさ」
「微塵切りでも足りなければ、擂り潰してしまえばいいだろう」
容赦が無いな。
でも、それで収まればいいんだけれど……。
「うわぁぁああああ!!!」
唐突に叫び声が上がった。
その声はアーティファクトドラゴンの内部からだ。
悲鳴を上げたのはパンナコッタのようだった。
アーティファクトドラゴンの背中が開いて長槍を持ったパンナコッタが慌てながら這い出て来る。
「んん?」
皆が何事かと首を傾げていると、アーティファクトドラゴンの甲冑の隙間から太くて長いミミズのような触手が飛び出して来たのだ。
それは一本二本じゃあなく、無数である。
あっと言うまにアーティファクトドラゴンが大量のミミズの巣と化す。
「何事、パンナコッタ殿!?」
エクレアの問いにパンナコッタが答えた。
「分からんが、体内で保管しようとしていたライカンスロープの手足から血管が伸びでてアーティファクトドラゴンを飲み込みやがった!!」
「切断したほうも、増殖するの……」
こりゃあ不味くなってきたぞ……。
ティラミスが気絶して、アーティファクトドラゴンまで失った。
そろそろハイランダーズだけじゃあ手に終えなくなって来たぞ。
ここはやはり俺が──。
俺は掌に握られたスーパーヒーリングルビーを口に運んだ。
一個は落として失くしちゃったから、これが最後のルビーだ。
勿体無いが、使うしかないだろう。
そう考えて俺がルビーを噛み砕こうとした時である。
新手の人物が路上に現れた。
「まったく、こう言う派手なのは御法度だって教えてあるだろ。天秤」
柄の悪い口調だった。
「誰……?」
呟いたのは俺を支えているスバルちゃんだった。
路上に突如あらわれた男性を見て呟いたのだろうが──。
「俺も知らん顔だ……」
そう、俺も知らない顔だった。
髪型はオールバックで眉毛は剃られて生えていない。
着ているのは細い縦のラインが複数入ったスーツ風の着物だ。
その下に赤いYシャツ風の着物で、首には金のネックレスを下げている。
一言で表現するならばヤクザ風だ。
「この強面、どこかで……」
いや、知ってるな。
知ってるぞ。
前に一度会っている。
「あいつ、思い出したぞ……」
「えっ?」
スバルちゃんが首を傾げた。
「あいつ、盗賊ギルドの若頭の……」
「若頭の?」
しまった……。
名前までは思い出せない。
でも、前に一度だけ出会っている。
魔王城の町を、どうするかの会議で顔を出してやがった奴だ。
【つづく】
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