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第476話【赤ん坊】
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「おいおい、ヒルダ。子供なんか拾って来てどうするんだよ……?」
ヒルダは俺の質問に真っ直ぐハッキリと答えた。
『育てます』
「マジで……。そもそも育てられるのかよ。お前、子供を育てたことがあるのかよ?」
『ありません。ですが、育てます』
凛とした眼差してヒルダは強い意思を述べる。
完璧に育てる気満々のようだ。
するとプロ子がヒルダに抱かれた赤ちゃんの顔を覗き込みながら訊いた。
『そもそもどこでこの子を拾ったんですか?』
ヒルダはダンジョンの奥を指差しながら言った。
『この通路を少し進んだところに部屋がありまして。そこで拾いました』
「部屋?」
『はい、研究室っぽい設備が揃っていた部屋でした。暇でしたので少し探索をしたのです』
「おいおい、探索は俺の仕事だぞ。横取りすんなよな」
『申し訳ありません、アスラン様。何せ奥から赤子の鳴き声が聞こえてきたもんで……』
「あー、この子が泣いてたのね……。じゃあしゃあないか~」
俺がヒルダに抱えられた赤ん坊の頬を指で突っつくと、赤ん坊が可愛らしい手で俺の指を払いのける。
くすぐったかったのかな?
『でも、いいな~、ヒルダちゃんだけ赤ん坊をゲットできてさ。プロ子も一人ほしいですよ~』
「プロ子、お前はやめておけ」
『なんでですか、アスラン様?』
「お前はヒルダ以上に子供なんて育てられそうにないからさ」
『そんなことはないですよ。プロ子は母性に溢れたお母さんになれますから!』
『じゃあ、プロ子お姉さま、一緒に子供を育てて勝負を致しませんか?』
『勝負?』
なんで、そうなる?
マミードールの考えることは分からんな……。
『二人で子供を育てて、どちらが立派な子供を育てあげるかを勝負するのです』
『なるほどね。赤ちゃんが大きくなったら、どっちのお母さんが好きか訊いて勝敗をつけるのね。面白いですね~』
なかなか長期間な勝負だな……。
どうやらプロ子は勝負に乗る気満々のようだった。
しかし、ヒルダが言う。
『いえ、違いますよ。勝敗は客観的にどちらの子供が立派に育ったか、別の人に審判してもらうでいいと思うのですが』
『「はあ……?』」
俺とプロ子が揃って惚けた声を漏らしてしまう。
「何を言ってるんだ、ヒルダ?」
『そうよ、ヒルダちゃん。意味が分からないよ……?』
『んん?』
ヒルダは赤ん坊を抱えたまま少し考え込んだ。
そして、何か自分の過ちに気が付いたようだ。
改めて説明してくれた。
『私が言っている勝負と言うのは、一人が一人ずつの赤ん坊を育てて、どちらが立派な子供に育て上げるかって言う勝負をしようと言っているのですよ』
『「はあ?』」
尚更言っている意味が分からないな。
まるで子供が二人居るようにヒルダは言っているのだ。
あっ、もしかして……。
俺は眉間を摘まみながらヒルダに訊いてみた。
「なあ、ヒルダ……」
『なんで御座いましょう、アスラン様?』
「もしかして、奥の研究室っぽい部屋に、まだ赤ん坊が一人居るのか?」
『ええ、まだ沢山居ますよ』
『「ええ~……』」
俺とプロ子が唖然と声を漏らした。
「沢山って、どのぐらい?」
『十人ぐらいは居たかと思います』
「はぁ~……」
俺は脱力と共に深い溜め息を履いた。
なんだろう……。
嫌な予感を通り越して、諦め感が沸いてきたぞ。
居るんだな、この奥に、沢山の赤ん坊が……。
「じゃあ、ちょっと奥に進んでみますか……」
『そ、そうですね、アスラン様……』
『では、わたくしが先頭でご案内いたしますわ』
脱力する俺とプロ子を連れてヒルダが先に進んで行った。
そして直ぐに部屋に到着する。
そこは確かに研究室のようだった。
否、研究室と呼ぶよりも、バイオ工場のような設備が並んでいる。
天井や床には配管が何本も入り乱れるように走り、壁際には巨大なガラスケースが並んでいる。
その水槽の中には緑色に輝く液体が満たされていた。
『本当だ……』
「沢山、赤ん坊が居るぞ……」
水槽の液体の中には、複数の赤ん坊たちが浮いているのだ。
しかも、皆、生きている。
プカプカと浮かぶ赤ん坊は、時折ながら脚や腕が緩く動いていた。
「なんだ、この研究室は?」
俺は辺りを観察しながら言葉を漏らした。
「テイアーの研究室なのか?」
『どうなんでしょうね~……』
「前に来た時は、こんな部屋は無かったぞ……」
『新しくなんだか怪しげな研究でも始めたとかですかね……?』
プロ子の言うことにも一理有りそうだ。
テイアーのことだから有り得ない話ではないだろう。
ヒルダがプロ子に言う。
『プロ子お姉さまは、どの子に致しますか?』
『えっ、どうしようかな~』
『もう、この段階で勝負は始まっていますからね』
『んん~、プロ子迷っちゃう~♡』
おいおい、楽しそうに迷うなよ。
マジで子育て勝負を始めるつもりかよ……。
俺はどうなるんだ?
俺の面倒は誰が見てくれるんだよ?
「んん……?」
あれ?
奥に進める扉があるぞ。
二人が水槽を見て回っている間に少し覗いて見るかな。
そう考えた俺は隣の部屋に移動した。
「薄暗いな……」
俺は異次元宝物庫から虫除けのランタンを取り出すと明かりを灯した。
すると室内の様子が照らし出されて窺える。
前の部屋と違って寂れた感覚が強い部屋だった。
埃っぽいし、散らかっている。
テーブルの上には試験管やらがところ狭く並び、壁際には空の水槽がいくつも積み重ねられていた。
研究室と呼ぶよりも倉庫のイメージだ。
「んん、なんだ、これ?」
壁の一角に大きな張り紙が張られている。
そこには人間の進化図のような絵が画かれていた。
それは、ハイハイする赤ん坊から、二足歩行する幼児に繋がり、三段階目で額に角が生えたマッチョマンに変わり、四段階目で一角で堀が深くてしゃくれた顔に尖った耳を持ち、背中に蝙蝠の羽を生やした悪魔のようななりに画かれていた。
お尻には矢印のような悪魔悪魔した尻尾まで生やしているぞ。
どうやらあの赤ん坊は悪魔の子供らしい……。
「こりゃあ、アカンな……」
俺が前の部屋に戻ると、プロ子が水槽の中から赤ん坊を掬い出すところだった。
『じゃあ、私はこの子を育てますよ。絶対に立派な大人に育てて見せますわよ!』
『わたくしだって、この子を優しい母親思いの息子に育てあげてみせますわ!』
『ヒルダちゃん。この子たちの名前をなんにしますか?』
『そうね、アスランJr.ってどうかしら?』
『なかなか、良い名前ですね!』
勝手に人のJr.にすんなよな……。
しかもそれは、悪魔のベイビーだぞ。
「なあ、二人とも……。盛り上がっているところ悪いんだが、ちょっとこっちきてくれないか。見せたい物があるんだわ~」
『なんですか、アスラン様?』
『はい、畏まりました』
二人のメイドが赤ん坊を大事に抱えながら隣の部屋に入って来た。
「まあ、ちょっとこの図を見て貰えないか……」
俺はランタンの光で進化図を照らし出す。
『『えっ!』』
二人の視線が点になった。
呆然と固まってしまう。
どうやら状況を正確に把握できたようだな。
ヒルダが述べる。
『プロ子お姉さま、やっぱりわたくしには赤ん坊を育てるなんて無理ですわ……』
『そうよね、ヒルダちゃん……。私もママになるなんて、まだ百年早そうだわ……』
『この子は水槽に戻しますわね……』
『私もリリースしますよ……』
どうやら二人は子育てを諦めたらしい。
将来的に悪魔に育つと分かっている赤ん坊を育てる勇気は無いようだ。
俺も一安心する。
【つづく】
ヒルダは俺の質問に真っ直ぐハッキリと答えた。
『育てます』
「マジで……。そもそも育てられるのかよ。お前、子供を育てたことがあるのかよ?」
『ありません。ですが、育てます』
凛とした眼差してヒルダは強い意思を述べる。
完璧に育てる気満々のようだ。
するとプロ子がヒルダに抱かれた赤ちゃんの顔を覗き込みながら訊いた。
『そもそもどこでこの子を拾ったんですか?』
ヒルダはダンジョンの奥を指差しながら言った。
『この通路を少し進んだところに部屋がありまして。そこで拾いました』
「部屋?」
『はい、研究室っぽい設備が揃っていた部屋でした。暇でしたので少し探索をしたのです』
「おいおい、探索は俺の仕事だぞ。横取りすんなよな」
『申し訳ありません、アスラン様。何せ奥から赤子の鳴き声が聞こえてきたもんで……』
「あー、この子が泣いてたのね……。じゃあしゃあないか~」
俺がヒルダに抱えられた赤ん坊の頬を指で突っつくと、赤ん坊が可愛らしい手で俺の指を払いのける。
くすぐったかったのかな?
『でも、いいな~、ヒルダちゃんだけ赤ん坊をゲットできてさ。プロ子も一人ほしいですよ~』
「プロ子、お前はやめておけ」
『なんでですか、アスラン様?』
「お前はヒルダ以上に子供なんて育てられそうにないからさ」
『そんなことはないですよ。プロ子は母性に溢れたお母さんになれますから!』
『じゃあ、プロ子お姉さま、一緒に子供を育てて勝負を致しませんか?』
『勝負?』
なんで、そうなる?
マミードールの考えることは分からんな……。
『二人で子供を育てて、どちらが立派な子供を育てあげるかを勝負するのです』
『なるほどね。赤ちゃんが大きくなったら、どっちのお母さんが好きか訊いて勝敗をつけるのね。面白いですね~』
なかなか長期間な勝負だな……。
どうやらプロ子は勝負に乗る気満々のようだった。
しかし、ヒルダが言う。
『いえ、違いますよ。勝敗は客観的にどちらの子供が立派に育ったか、別の人に審判してもらうでいいと思うのですが』
『「はあ……?』」
俺とプロ子が揃って惚けた声を漏らしてしまう。
「何を言ってるんだ、ヒルダ?」
『そうよ、ヒルダちゃん。意味が分からないよ……?』
『んん?』
ヒルダは赤ん坊を抱えたまま少し考え込んだ。
そして、何か自分の過ちに気が付いたようだ。
改めて説明してくれた。
『私が言っている勝負と言うのは、一人が一人ずつの赤ん坊を育てて、どちらが立派な子供に育て上げるかって言う勝負をしようと言っているのですよ』
『「はあ?』」
尚更言っている意味が分からないな。
まるで子供が二人居るようにヒルダは言っているのだ。
あっ、もしかして……。
俺は眉間を摘まみながらヒルダに訊いてみた。
「なあ、ヒルダ……」
『なんで御座いましょう、アスラン様?』
「もしかして、奥の研究室っぽい部屋に、まだ赤ん坊が一人居るのか?」
『ええ、まだ沢山居ますよ』
『「ええ~……』」
俺とプロ子が唖然と声を漏らした。
「沢山って、どのぐらい?」
『十人ぐらいは居たかと思います』
「はぁ~……」
俺は脱力と共に深い溜め息を履いた。
なんだろう……。
嫌な予感を通り越して、諦め感が沸いてきたぞ。
居るんだな、この奥に、沢山の赤ん坊が……。
「じゃあ、ちょっと奥に進んでみますか……」
『そ、そうですね、アスラン様……』
『では、わたくしが先頭でご案内いたしますわ』
脱力する俺とプロ子を連れてヒルダが先に進んで行った。
そして直ぐに部屋に到着する。
そこは確かに研究室のようだった。
否、研究室と呼ぶよりも、バイオ工場のような設備が並んでいる。
天井や床には配管が何本も入り乱れるように走り、壁際には巨大なガラスケースが並んでいる。
その水槽の中には緑色に輝く液体が満たされていた。
『本当だ……』
「沢山、赤ん坊が居るぞ……」
水槽の液体の中には、複数の赤ん坊たちが浮いているのだ。
しかも、皆、生きている。
プカプカと浮かぶ赤ん坊は、時折ながら脚や腕が緩く動いていた。
「なんだ、この研究室は?」
俺は辺りを観察しながら言葉を漏らした。
「テイアーの研究室なのか?」
『どうなんでしょうね~……』
「前に来た時は、こんな部屋は無かったぞ……」
『新しくなんだか怪しげな研究でも始めたとかですかね……?』
プロ子の言うことにも一理有りそうだ。
テイアーのことだから有り得ない話ではないだろう。
ヒルダがプロ子に言う。
『プロ子お姉さまは、どの子に致しますか?』
『えっ、どうしようかな~』
『もう、この段階で勝負は始まっていますからね』
『んん~、プロ子迷っちゃう~♡』
おいおい、楽しそうに迷うなよ。
マジで子育て勝負を始めるつもりかよ……。
俺はどうなるんだ?
俺の面倒は誰が見てくれるんだよ?
「んん……?」
あれ?
奥に進める扉があるぞ。
二人が水槽を見て回っている間に少し覗いて見るかな。
そう考えた俺は隣の部屋に移動した。
「薄暗いな……」
俺は異次元宝物庫から虫除けのランタンを取り出すと明かりを灯した。
すると室内の様子が照らし出されて窺える。
前の部屋と違って寂れた感覚が強い部屋だった。
埃っぽいし、散らかっている。
テーブルの上には試験管やらがところ狭く並び、壁際には空の水槽がいくつも積み重ねられていた。
研究室と呼ぶよりも倉庫のイメージだ。
「んん、なんだ、これ?」
壁の一角に大きな張り紙が張られている。
そこには人間の進化図のような絵が画かれていた。
それは、ハイハイする赤ん坊から、二足歩行する幼児に繋がり、三段階目で額に角が生えたマッチョマンに変わり、四段階目で一角で堀が深くてしゃくれた顔に尖った耳を持ち、背中に蝙蝠の羽を生やした悪魔のようななりに画かれていた。
お尻には矢印のような悪魔悪魔した尻尾まで生やしているぞ。
どうやらあの赤ん坊は悪魔の子供らしい……。
「こりゃあ、アカンな……」
俺が前の部屋に戻ると、プロ子が水槽の中から赤ん坊を掬い出すところだった。
『じゃあ、私はこの子を育てますよ。絶対に立派な大人に育てて見せますわよ!』
『わたくしだって、この子を優しい母親思いの息子に育てあげてみせますわ!』
『ヒルダちゃん。この子たちの名前をなんにしますか?』
『そうね、アスランJr.ってどうかしら?』
『なかなか、良い名前ですね!』
勝手に人のJr.にすんなよな……。
しかもそれは、悪魔のベイビーだぞ。
「なあ、二人とも……。盛り上がっているところ悪いんだが、ちょっとこっちきてくれないか。見せたい物があるんだわ~」
『なんですか、アスラン様?』
『はい、畏まりました』
二人のメイドが赤ん坊を大事に抱えながら隣の部屋に入って来た。
「まあ、ちょっとこの図を見て貰えないか……」
俺はランタンの光で進化図を照らし出す。
『『えっ!』』
二人の視線が点になった。
呆然と固まってしまう。
どうやら状況を正確に把握できたようだな。
ヒルダが述べる。
『プロ子お姉さま、やっぱりわたくしには赤ん坊を育てるなんて無理ですわ……』
『そうよね、ヒルダちゃん……。私もママになるなんて、まだ百年早そうだわ……』
『この子は水槽に戻しますわね……』
『私もリリースしますよ……』
どうやら二人は子育てを諦めたらしい。
将来的に悪魔に育つと分かっている赤ん坊を育てる勇気は無いようだ。
俺も一安心する。
【つづく】
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