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第468話【決着返し】
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【おめでとうございます。レベル44に成りました!】
ああ、レペルが上がったぞ。
勝負がついたんだ。
俺の完全勝利だぜ。
『ぁぁ………』
水中に寝そべるように浮き上がった女の子の身体がゆっくりと背から床に沈むように落ちて行く。
その胸には俺が投げ放ったトライデントが深々と刺さっていた。
少女の名はガルガンチュワだ。
その正体は、ほんの僅か前まで十本脚を駆使して戦っていた巨大なクラーケンである。
そのクラーケンが今は少女の姿で死にかけていた。
ガルガンチュワの背が岩床についた。
彼女の眼差しは虚ろで口からは赤い先決が狼煙のように上がっている。
まだ、生きている。
だが、瀕死だろう。
もう、死にかけている。
静かに俺は、その可愛らしい顔を上から覗き込んでいた。
『見事なり……、アスラン……』
「どうだい。これから死ぬ気持ちは?」
『悔いは無い……』
「そうか」
『一つ頼みが有るのだが、いいか……?』
「なんだ、最後ぐらい聞いてやるぞ?」
『私を塒に連れてってくれないか……』
「分かった」
俺はガルガンチュワをお姫様だっこで運んでやった。
胸に刺さったトライデントが邪魔臭かったが、これを抜いたら出血が溢れて直ぐに死んでしまうだろう。
もう少し生かしてやらねば──。
最後ぐらい塒で安らかに眠らせてやろう。
『その岩の上に置いてくれ……』
「ああ、分かったよ」
俺は言われるがままにガルガンチュワの身体を岩の上に置いた。
周りには金銀財宝が散らばっている。
まさに黄金の塒だな。
するとガルガンチュワが寝そべったまま黄金の中に手を突っ込んだ。
何かを拾い上げる。
「なんだ?」
ガルガンチュワは、青くて小さなガラス玉のような物を持っていた。
『これは昔の冒険者が所有していたマジックアイテムだ……』
「マジックアイテム?」
『これを、飲むとだな』
ヤバイっ!!!
俺は咄嗟に手を伸ばしてガラス玉をガルガンチュワの手の中から奪い取ろうとした。
だが、ガルガンチュワはガラス玉を自分の口の中に放り込む。
「吐け、飲むな!!」
『もう、遅いわ!!』
ガリっと音が響いた。
ガルガンチュワがガラス玉を噛み砕いた音だろう。
そして異変は即座に現れた。
ガルガンチュワの裸の身体に、複数の血管が稲妻のように浮き上がる。
すると胸に刺さっていたトライデントが自然と抜け落ちた。
「糞っ!!!」
俺は腰から黄金剣を引き抜くと、寝そべるガルガンチュワの首根っこを狙って刃を振りかざす。
だが、ガルガンチュワの片手が俺の振った黄金剣を摘まんで止めた。
動かない!!
まるで剣の先が万力にでも固定されたかのように動かなかった。
びくともしない。
『くっくっくっ──』
少女の瞳が大きく開く。
その表情は瀕死の顔から生気に溢れた顔に変わっていた。
復活してやがるぞ!!
『マジックアイテムにはマジックアイテム。騙し討ちには騙し討ちだ!!』
黄金剣を捕らえたままガルガンチュワが起き上がる。
俺は完全に力負けしていた。
片手で摘まみ上げる剣が微動だにも動かない。
引いても押しても全力で力んでも、微塵にも動かない。
ただただ眼前に立つ少女が怪しく微笑んでいる。
向かい合うガルガンチュワが言った。
「心臓が一度に二つも潰れたぞ。あー、マジで痛かったぞ」
しゃべってやがる!
テレパシーじゃあ無く、口でしゃべってやがるぞ!
「タコやイカには心臓が三つ有ってね。私たちクラーケンも同じなんだ。それで即死は免れたが、全回復薬を飲めなければ死んでいたな」
「そ、そうですか~……」
不味い、不味い、不味い!!
マジで不味いぞ!!
折角の騙し討ちが成功したのにミスった!!!
超ミスったわ!!
まさか全回復を許すなんて最大級のミスだわ!!
「人間の外観も悪くないな。コンパクトだが、パワーはそのままだ。まるで狭苦しい蛸壺に押し込まれてギュウギュウな感覚だが、それがまた住み心地が堪らんわ!」
「そ、そうですか~……」
「この身体、気に入った。この指輪は私が貰い受ける!!」
「はい、あげます……。あげますから俺を殺さないでください……」
「おや、降参するのか?」
分かるんだよな……。
剣を掴まれているだけで分かるんだわ……。
これはボーイッシュな少女が有するパワーじゃあねえぞ。
これの外見は俺好みの美少女だけれど、中身は巨体なクラーケンなんだってよ。
もう、全回復したクラーケンに、勝てるチャンスは無いだろう。
二度も三度も騙せるとは思えない。
もう、言うしかない……。
「降参します……」
「そうか──」
言うなりガルガンチュワが黄金剣から手を離した。
俺は呆気なく解放される。
するとガルガンチュワは自分の裸体をグルグルと見回した。
やべ……。
心臓が痛いわ……。
だってスゲ~健康美なスタイルなんだもん……。
あたたたたっ…………。
俺が痛みだした心臓を押さえながら俯くと、ガルガンチュワは踵を返して黄金の中を漁り始める。
ヒップもエロイ……。
見ていたいが、見てられない……。
泣く泣く視線を逸らした。
「なあ、アスラン。私が見て来た人間は、マーマンたちと違って全裸では無く、ちゃんと服を来ていたのだが。やはり着衣を身につけるのが人間として普通なのだろうか?」
「ああ、そうだけど……」
「なるほどね。なんか着られる服は無いかな~。ルンルンルン」
言いながらもガルガンチュワは黄金の中から着衣を探しだしていた。
「あの~、ガルガンチュワさん……。何をしてらっしゃるのですか……?」
「服を探していると言ってるだろ」
「なんで……?」
「着るためだ」
「なんで着るの?」
「それが人間なのだろう?」
「そうだけど……」
おいおいおい、何を考えてやがる!!
このクラーケンは何がしたいんだ!!
服を探してどうする!?
お出かけですか!?
外出するつもりですか!?
「あの~、人間の真似をして、どうするの……?」
「地上で暮らす」
「まーじーでーー!!」
「せっかく人の身体を手に入れたんだ。こんな娯楽の少ない死海の底で暮らすよりも、地上で若くてピチピチした王子様とラブロマンスに浸りたいと思うだろ、普通」
クラーケンが人魚姫ぶるなよな……。
「アスラン、お前を生かす代わりに私を地上まで案内しろ。そうすれば殺さずに仲良くしてやってもいいぞ」
「マジで……」
「嫌なら断ればいい。お前を殺して一人で地上を目指すからさ」
「ガルガンチュワ、今日から俺たちは仲間だ。仲良くやろうな!!」
「おっ、あったあった。服があったぞ。とりあえずこれでも着ておこうかな~」
ルンルン気分のガルガンチュワは見つけ出した服を着始めた。
白いビキニブラを嵌め、赤いレザーの上着を羽織った。
そして、モロ脚が露になる際どいホットパンツを穿く。
更にロングブーツを履いた。
「流石に水中だと靴は邪魔なんだな~」
なんだろう、イカやタコと同じなのにセクシーでエロイぞ……。
むしろイカやタコと同じに思ってるからエロイのかな?
いたたたたっ……。
心臓が……。
【つづく】
ああ、レペルが上がったぞ。
勝負がついたんだ。
俺の完全勝利だぜ。
『ぁぁ………』
水中に寝そべるように浮き上がった女の子の身体がゆっくりと背から床に沈むように落ちて行く。
その胸には俺が投げ放ったトライデントが深々と刺さっていた。
少女の名はガルガンチュワだ。
その正体は、ほんの僅か前まで十本脚を駆使して戦っていた巨大なクラーケンである。
そのクラーケンが今は少女の姿で死にかけていた。
ガルガンチュワの背が岩床についた。
彼女の眼差しは虚ろで口からは赤い先決が狼煙のように上がっている。
まだ、生きている。
だが、瀕死だろう。
もう、死にかけている。
静かに俺は、その可愛らしい顔を上から覗き込んでいた。
『見事なり……、アスラン……』
「どうだい。これから死ぬ気持ちは?」
『悔いは無い……』
「そうか」
『一つ頼みが有るのだが、いいか……?』
「なんだ、最後ぐらい聞いてやるぞ?」
『私を塒に連れてってくれないか……』
「分かった」
俺はガルガンチュワをお姫様だっこで運んでやった。
胸に刺さったトライデントが邪魔臭かったが、これを抜いたら出血が溢れて直ぐに死んでしまうだろう。
もう少し生かしてやらねば──。
最後ぐらい塒で安らかに眠らせてやろう。
『その岩の上に置いてくれ……』
「ああ、分かったよ」
俺は言われるがままにガルガンチュワの身体を岩の上に置いた。
周りには金銀財宝が散らばっている。
まさに黄金の塒だな。
するとガルガンチュワが寝そべったまま黄金の中に手を突っ込んだ。
何かを拾い上げる。
「なんだ?」
ガルガンチュワは、青くて小さなガラス玉のような物を持っていた。
『これは昔の冒険者が所有していたマジックアイテムだ……』
「マジックアイテム?」
『これを、飲むとだな』
ヤバイっ!!!
俺は咄嗟に手を伸ばしてガラス玉をガルガンチュワの手の中から奪い取ろうとした。
だが、ガルガンチュワはガラス玉を自分の口の中に放り込む。
「吐け、飲むな!!」
『もう、遅いわ!!』
ガリっと音が響いた。
ガルガンチュワがガラス玉を噛み砕いた音だろう。
そして異変は即座に現れた。
ガルガンチュワの裸の身体に、複数の血管が稲妻のように浮き上がる。
すると胸に刺さっていたトライデントが自然と抜け落ちた。
「糞っ!!!」
俺は腰から黄金剣を引き抜くと、寝そべるガルガンチュワの首根っこを狙って刃を振りかざす。
だが、ガルガンチュワの片手が俺の振った黄金剣を摘まんで止めた。
動かない!!
まるで剣の先が万力にでも固定されたかのように動かなかった。
びくともしない。
『くっくっくっ──』
少女の瞳が大きく開く。
その表情は瀕死の顔から生気に溢れた顔に変わっていた。
復活してやがるぞ!!
『マジックアイテムにはマジックアイテム。騙し討ちには騙し討ちだ!!』
黄金剣を捕らえたままガルガンチュワが起き上がる。
俺は完全に力負けしていた。
片手で摘まみ上げる剣が微動だにも動かない。
引いても押しても全力で力んでも、微塵にも動かない。
ただただ眼前に立つ少女が怪しく微笑んでいる。
向かい合うガルガンチュワが言った。
「心臓が一度に二つも潰れたぞ。あー、マジで痛かったぞ」
しゃべってやがる!
テレパシーじゃあ無く、口でしゃべってやがるぞ!
「タコやイカには心臓が三つ有ってね。私たちクラーケンも同じなんだ。それで即死は免れたが、全回復薬を飲めなければ死んでいたな」
「そ、そうですか~……」
不味い、不味い、不味い!!
マジで不味いぞ!!
折角の騙し討ちが成功したのにミスった!!!
超ミスったわ!!
まさか全回復を許すなんて最大級のミスだわ!!
「人間の外観も悪くないな。コンパクトだが、パワーはそのままだ。まるで狭苦しい蛸壺に押し込まれてギュウギュウな感覚だが、それがまた住み心地が堪らんわ!」
「そ、そうですか~……」
「この身体、気に入った。この指輪は私が貰い受ける!!」
「はい、あげます……。あげますから俺を殺さないでください……」
「おや、降参するのか?」
分かるんだよな……。
剣を掴まれているだけで分かるんだわ……。
これはボーイッシュな少女が有するパワーじゃあねえぞ。
これの外見は俺好みの美少女だけれど、中身は巨体なクラーケンなんだってよ。
もう、全回復したクラーケンに、勝てるチャンスは無いだろう。
二度も三度も騙せるとは思えない。
もう、言うしかない……。
「降参します……」
「そうか──」
言うなりガルガンチュワが黄金剣から手を離した。
俺は呆気なく解放される。
するとガルガンチュワは自分の裸体をグルグルと見回した。
やべ……。
心臓が痛いわ……。
だってスゲ~健康美なスタイルなんだもん……。
あたたたたっ…………。
俺が痛みだした心臓を押さえながら俯くと、ガルガンチュワは踵を返して黄金の中を漁り始める。
ヒップもエロイ……。
見ていたいが、見てられない……。
泣く泣く視線を逸らした。
「なあ、アスラン。私が見て来た人間は、マーマンたちと違って全裸では無く、ちゃんと服を来ていたのだが。やはり着衣を身につけるのが人間として普通なのだろうか?」
「ああ、そうだけど……」
「なるほどね。なんか着られる服は無いかな~。ルンルンルン」
言いながらもガルガンチュワは黄金の中から着衣を探しだしていた。
「あの~、ガルガンチュワさん……。何をしてらっしゃるのですか……?」
「服を探していると言ってるだろ」
「なんで……?」
「着るためだ」
「なんで着るの?」
「それが人間なのだろう?」
「そうだけど……」
おいおいおい、何を考えてやがる!!
このクラーケンは何がしたいんだ!!
服を探してどうする!?
お出かけですか!?
外出するつもりですか!?
「あの~、人間の真似をして、どうするの……?」
「地上で暮らす」
「まーじーでーー!!」
「せっかく人の身体を手に入れたんだ。こんな娯楽の少ない死海の底で暮らすよりも、地上で若くてピチピチした王子様とラブロマンスに浸りたいと思うだろ、普通」
クラーケンが人魚姫ぶるなよな……。
「アスラン、お前を生かす代わりに私を地上まで案内しろ。そうすれば殺さずに仲良くしてやってもいいぞ」
「マジで……」
「嫌なら断ればいい。お前を殺して一人で地上を目指すからさ」
「ガルガンチュワ、今日から俺たちは仲間だ。仲良くやろうな!!」
「おっ、あったあった。服があったぞ。とりあえずこれでも着ておこうかな~」
ルンルン気分のガルガンチュワは見つけ出した服を着始めた。
白いビキニブラを嵌め、赤いレザーの上着を羽織った。
そして、モロ脚が露になる際どいホットパンツを穿く。
更にロングブーツを履いた。
「流石に水中だと靴は邪魔なんだな~」
なんだろう、イカやタコと同じなのにセクシーでエロイぞ……。
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