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第458話【魚雷発射】
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俺はタラップを駆け上がりコックピットを目指した。
鉄扉のハッチを開けて上の階に出ると、そこはコックピット前の廊下である。
俺がコックピットに入ると変態ネモ船長を含めた四人のスケルトンクルーが操縦席に腰掛け各自の仕事に励んでいた。
三画面あるモニターが見える中央の席に変態ネモ船長が腰掛けている。
「あれ、操縦は船長自らがやるのか?」
俺が問うと変態ネモ船長が振り返る。
「戦闘状態時は、誰にも操縦桿は渡さねえよ!!」
あー、なんかテンションが暴走気味な感じがするぞ……。
「ひゃひゃひゃひゃ、さあ、来やがれ半魚人たちよ!!」
変態ネモ船長は血走った眼差しで正面のモニターを睨み付けた。
正面の三画面モニターには隊列を組むマーマンたちの群れが映し出されていた。
数百の群れが綺麗に整列してハープーンガンやトライデントを構えている。
「すげー、数だな……」
俺は横の席に座るスケルトンクルーが眺めているモニターを覗き込んだ。
おそらくレーダーだろう。
その画面には、ノーチラス号を囲むように、数百から数千の点光が輝いていた。
「囲まれてるじゃん……」
俺の呟きにレーダーを見ていたスケルトンクルーが言葉を返す。
「いや~、今日は凄い数ですね。たまにこのぐらいの人数で総攻撃を仕掛けて来るときがあるんですよね~」
スケルトンクルーの口調は呑気な物だった。
これだけの余裕なのだ。
ノーチラス号がマーマンの総攻撃を食らっても耐えられる証拠だろう。
だが、次の瞬間にスケルトンクルーが聞き捨てならない一言を口走る。
「こりゃあ、年貢の納め時かな~」
えっ!?
なに、なに!?
何を呑気なことを言ってるんだ、こいつ!?
俺は変態ネモ船長の背後に詰め寄って問うた。
「おいおい、もしかしてヤバイのか!?」
変態ネモ船長はモニター越しにマーマンの隊列を睨み付けながら答える。
「ついにこの時が来たのだよ!!」
「こ、この時ってなんだよ……?」
「このノーチラス号の最後だ!!」
「おい、マジか!?」
「我々ノーチラス号の船員たちは、この500年間、海の男として散っていくことだけを願って暴れてきた!!」
へぇ、なにそれ?
「時には鯨と戦い、時にはマーマンたちと戦い、時にはクラーケンとも戦った!!」
海の中で戦いすぎじゃあねえ?
「敵の闘志を誘うために縄張りを犯し、民を苦しめ、財宝の略奪もした!!」
もう海賊だな!?
「それもこれもすべては海の男として散っていくためだ!!」
そんな理由のために他人に迷惑かけるなよ!!
「さあ、今日と言う日が最後の海となるために、全力で戦おうぞ!!」
「「「おーー!!」」」
おーー、じゃあねえよ!!
「一番二番の魚雷発射準備開始だ!!」
「イエッサー!!」
うわ、魚雷を撃ち込む気だぞ!!
「魚雷、発射!!」
「発射!!」
するとノーチラス号の腹から二発の魚雷が発射された。
マーマンの隊列に突き進む二つの魚雷がモニター越しにも見て取れた。
うわ、マジで撃ったよ!!
マーマンたち逃げて!!
だが、俺の願いも届かないまま二つの魚雷がマーマンの隊列に飛び込んだ。
そして一匹の一角鯨に魚雷が命中すると大爆発を起こす。
その衝撃波が泡の突風と変わってモニターから見える景色を覆い隠した。
それと同時にノーチラス号の船体が激しく揺れる。
自力で立って居られなくなった俺は、脇の空き席に寄りかかり震動に耐えた。
「これは、酷い……」
俺は揺れが収まるとモニターで外を確認しようと見た。
だが、まだ、海底は泡だらけの景色ばかりで様子が窺えない。
しかし、予想は出来ていた。
これだけの衝撃波がノーチラス号まで届くのだ。
あの魚雷の爆風ならば、水中に生身で泳いでいたマーマンたちは壊滅しただろう。
「おいおい、やり過ぎじゃあねえか……。これじゃあ大虐殺じゃあねえかよ……」
椅子に座ったままの変態ネモ船長が振り返らずに述べる。
「何を申すか、冒険者よ。これは戦いだ。戦争だ。ウォーだ。情も慈悲も無用な殺し合いだぞ」
「てめ~……」
「私は軍人だ。潜水艦の艦長だ。戦う時は戦う。殺す時は殺す。それが任務だ」
「でも、これは大虐殺だ。ジェノサイドじゃあねえか!!」
「えっ、なに言ってるの、お前?」
「えっ……」
「良く見てみろよ」
「はぁ~?」
モニターを映し出すカメラが爆風で掻き回された泡から視界を取り戻すと、前方の景色が見え始めた。
ノーチラス号の前方にはマーマンの隊列が、魚雷を撃ち込まれる前と同じように並んでいる。
「あれ~、どう言うこと……?」
変態ネモ船長が言う。
「もっと良く見てみろよ」
「えっ、ええっ!!」
俺が目を凝らしてモニターを凝視するとマーマンたちの異変に気が付いた。
あれ、オッパイがついてる?
「マーマンたちが、マーメイドになってやがるぞ……。なんで!?」
隊列を崩したマーメイドたちが、はしゃぐように泳ぎ出すとノーチラス号の周りを可憐に泳ぎだした。
その表情は満面の笑顔である。
座席を立った変態ネモ船長が振り返ると説明してくれた。
「いま撃った魚雷の中身は性転換薬が入っていたんだ。それをマーマンたちが吸収してマーメイドに変化したわけだ」
「な、なんでそんなことを!?」
「この死海エリアの半魚人たちは雄しか生まれないんだ。だから定期的にノーチラス号の化学力で性転換薬を放って雌に変えているってわけでね」
「だから、なんでそんなことをするんだよ!?」
「ほら、昔はマーマンと争って財宝とかを略奪とかしてたから、その時の罪滅ぼしだ」
「はぁーーー、なにそれ!!」
「たまにサービスでもしないとさ、俺たちと戦争ごっこをしてくれないんだよ。ほら、俺たち軍人だから、戦ってくれる敵が居ないと死んじゃうからさ~」
「なんじゃいそれ!!」
戦争ごっこだと!?
そもそも死んでるじゃんか!!
スケルトンじゃんか!!
暇なら死ねよ!!
「まあ、兎に角だ。上陸するぞ!」
「上陸?」
「半魚人たちの城に上陸だ!」
【つづく】
鉄扉のハッチを開けて上の階に出ると、そこはコックピット前の廊下である。
俺がコックピットに入ると変態ネモ船長を含めた四人のスケルトンクルーが操縦席に腰掛け各自の仕事に励んでいた。
三画面あるモニターが見える中央の席に変態ネモ船長が腰掛けている。
「あれ、操縦は船長自らがやるのか?」
俺が問うと変態ネモ船長が振り返る。
「戦闘状態時は、誰にも操縦桿は渡さねえよ!!」
あー、なんかテンションが暴走気味な感じがするぞ……。
「ひゃひゃひゃひゃ、さあ、来やがれ半魚人たちよ!!」
変態ネモ船長は血走った眼差しで正面のモニターを睨み付けた。
正面の三画面モニターには隊列を組むマーマンたちの群れが映し出されていた。
数百の群れが綺麗に整列してハープーンガンやトライデントを構えている。
「すげー、数だな……」
俺は横の席に座るスケルトンクルーが眺めているモニターを覗き込んだ。
おそらくレーダーだろう。
その画面には、ノーチラス号を囲むように、数百から数千の点光が輝いていた。
「囲まれてるじゃん……」
俺の呟きにレーダーを見ていたスケルトンクルーが言葉を返す。
「いや~、今日は凄い数ですね。たまにこのぐらいの人数で総攻撃を仕掛けて来るときがあるんですよね~」
スケルトンクルーの口調は呑気な物だった。
これだけの余裕なのだ。
ノーチラス号がマーマンの総攻撃を食らっても耐えられる証拠だろう。
だが、次の瞬間にスケルトンクルーが聞き捨てならない一言を口走る。
「こりゃあ、年貢の納め時かな~」
えっ!?
なに、なに!?
何を呑気なことを言ってるんだ、こいつ!?
俺は変態ネモ船長の背後に詰め寄って問うた。
「おいおい、もしかしてヤバイのか!?」
変態ネモ船長はモニター越しにマーマンの隊列を睨み付けながら答える。
「ついにこの時が来たのだよ!!」
「こ、この時ってなんだよ……?」
「このノーチラス号の最後だ!!」
「おい、マジか!?」
「我々ノーチラス号の船員たちは、この500年間、海の男として散っていくことだけを願って暴れてきた!!」
へぇ、なにそれ?
「時には鯨と戦い、時にはマーマンたちと戦い、時にはクラーケンとも戦った!!」
海の中で戦いすぎじゃあねえ?
「敵の闘志を誘うために縄張りを犯し、民を苦しめ、財宝の略奪もした!!」
もう海賊だな!?
「それもこれもすべては海の男として散っていくためだ!!」
そんな理由のために他人に迷惑かけるなよ!!
「さあ、今日と言う日が最後の海となるために、全力で戦おうぞ!!」
「「「おーー!!」」」
おーー、じゃあねえよ!!
「一番二番の魚雷発射準備開始だ!!」
「イエッサー!!」
うわ、魚雷を撃ち込む気だぞ!!
「魚雷、発射!!」
「発射!!」
するとノーチラス号の腹から二発の魚雷が発射された。
マーマンの隊列に突き進む二つの魚雷がモニター越しにも見て取れた。
うわ、マジで撃ったよ!!
マーマンたち逃げて!!
だが、俺の願いも届かないまま二つの魚雷がマーマンの隊列に飛び込んだ。
そして一匹の一角鯨に魚雷が命中すると大爆発を起こす。
その衝撃波が泡の突風と変わってモニターから見える景色を覆い隠した。
それと同時にノーチラス号の船体が激しく揺れる。
自力で立って居られなくなった俺は、脇の空き席に寄りかかり震動に耐えた。
「これは、酷い……」
俺は揺れが収まるとモニターで外を確認しようと見た。
だが、まだ、海底は泡だらけの景色ばかりで様子が窺えない。
しかし、予想は出来ていた。
これだけの衝撃波がノーチラス号まで届くのだ。
あの魚雷の爆風ならば、水中に生身で泳いでいたマーマンたちは壊滅しただろう。
「おいおい、やり過ぎじゃあねえか……。これじゃあ大虐殺じゃあねえかよ……」
椅子に座ったままの変態ネモ船長が振り返らずに述べる。
「何を申すか、冒険者よ。これは戦いだ。戦争だ。ウォーだ。情も慈悲も無用な殺し合いだぞ」
「てめ~……」
「私は軍人だ。潜水艦の艦長だ。戦う時は戦う。殺す時は殺す。それが任務だ」
「でも、これは大虐殺だ。ジェノサイドじゃあねえか!!」
「えっ、なに言ってるの、お前?」
「えっ……」
「良く見てみろよ」
「はぁ~?」
モニターを映し出すカメラが爆風で掻き回された泡から視界を取り戻すと、前方の景色が見え始めた。
ノーチラス号の前方にはマーマンの隊列が、魚雷を撃ち込まれる前と同じように並んでいる。
「あれ~、どう言うこと……?」
変態ネモ船長が言う。
「もっと良く見てみろよ」
「えっ、ええっ!!」
俺が目を凝らしてモニターを凝視するとマーマンたちの異変に気が付いた。
あれ、オッパイがついてる?
「マーマンたちが、マーメイドになってやがるぞ……。なんで!?」
隊列を崩したマーメイドたちが、はしゃぐように泳ぎ出すとノーチラス号の周りを可憐に泳ぎだした。
その表情は満面の笑顔である。
座席を立った変態ネモ船長が振り返ると説明してくれた。
「いま撃った魚雷の中身は性転換薬が入っていたんだ。それをマーマンたちが吸収してマーメイドに変化したわけだ」
「な、なんでそんなことを!?」
「この死海エリアの半魚人たちは雄しか生まれないんだ。だから定期的にノーチラス号の化学力で性転換薬を放って雌に変えているってわけでね」
「だから、なんでそんなことをするんだよ!?」
「ほら、昔はマーマンと争って財宝とかを略奪とかしてたから、その時の罪滅ぼしだ」
「はぁーーー、なにそれ!!」
「たまにサービスでもしないとさ、俺たちと戦争ごっこをしてくれないんだよ。ほら、俺たち軍人だから、戦ってくれる敵が居ないと死んじゃうからさ~」
「なんじゃいそれ!!」
戦争ごっこだと!?
そもそも死んでるじゃんか!!
スケルトンじゃんか!!
暇なら死ねよ!!
「まあ、兎に角だ。上陸するぞ!」
「上陸?」
「半魚人たちの城に上陸だ!」
【つづく】
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