368 / 604
第368話【悪霊が群がる城】
しおりを挟む
マッチョなエルフたちが森の木を斬り倒して道を作る中で俺はミケランジェロと立ち話をしていた。
サイクロプスのミケランジェロが愛用のスレッジハンマーを背負ったまま言う。
「なあ、アスラン。私も手伝いたいのだが、何をしたら良いのだ。私のような魔物は破壊は得意だが創作は苦手な種族だ。だから指示をくれないか」
「とりあえず、エルフたちが斬り倒した丸太を一ヶ所に集めて置いてくれないか。あとでそれで家を建築するのに使うからさ」
「それは、私の家も含まれるのか?」
「当然だろ。最初は粗末な家だが、そのうちに石作りの立派な神殿に住まわしてやるよ」
「本当か、アスラン!?」
ミケランジェロは歓喜している様子だった。
ミケランジェロはドワーフの村の側で、洞窟に住んでいた。
500年もだ。
そんな彼からして、ちゃんとした家に住めるってのが喜ばしいのだろう。
それが神殿となれば尚のことだ。
「お前さんはガイアの血を引く神族の血縁なのだろ」
「ああ、確かに……」
「ならば俺たちと一緒に町を作って暮らせ。町を作ったら、守れ。それが神の役目だ」
「感謝する……」
そう呟いたミケランジェロが作業を始めた。
エルフたちが斬り倒した丸太を軽々と担いで一ヶ所に集め始める。
まあ、なんとも頼もしいパワーだぜ。
「さて、俺も次の作業に入るかな」
俺の次の作業は魔王城の探索だ。
300メートルほど離れたここまで伝わる霊気の主をどうにかせんとならん。
リッチのマミーレイス婦人──。
アインシュタイン曰く、闇の女王だ。
今回のミッションで最大の困難だろう。
半端ない霊気だぜ。
リッチと言えばアンデッドの中でも最強の部類だ。
だから嘗めて掛かれない。
「アスラーン、ボートの準備ができたぞ~」
水辺のほうからゴリが声を掛けてきた。
そちらを見ればゴリが小型のボートに乗ってオールを振っている。
「おう、今行くぜ!」
俺はボートに駆け寄り飛び乗った。
水上でボートが激しく揺れる。
「危ないな! もっと静かに乗れよ!!」
「すんまそ~ん……」
俺はゴリが漕ぐボートで魔王城に向かった。
ボートにはもう一隻のボートがロープで繋がれ牽引されている。
「俺はお前を向こう岸に降ろしたら、帰っていいんだな?」
「ああ、アンデッドが複数居そうだから、帰ったほうがいい……」
「マジで一人で大丈夫か?」
「お前が居ても足手纏いだろ」
「だよな……」
「まあ、いつものことだから気にすんな。それより俺が留守の間、向こう岸の面倒を見てくれないか」
「ああ、それは任せておけ」
やがてボートは魔王城の麓に到着した。
そこで俺がボートを降りるとゴリは一人で引き返して行く。
俺は手を振ってゴリを見送った。
「さて……」
振り返り黒い城を見上げる。
まずは上に登れる場所を見つけないとな。
そして直ぐに城に上がれる階段を見つけた。
俺は魔王城に初めての一歩を踏み入れた。
崩れ掛けた正門を潜る。
まずは正面から入りたかったのだ。
まあ、記念だからな。
それにしても凄い霊気だ。
魔王城の島に上陸してから更に霊気が強く感じられる。
それにしても周囲を見回せば、城の倒壊が激しいな。
何処からでも幽霊が出てきそうな雰囲気である。
周りの景色が怪しい紫色に見えるぐらいだ。
「さて、早速出迎えかな?」
俺は現在城門が打ち破られた正面ゲートを潜った直ぐ側に立っていた。
城壁に囲まれた広場だ。
そして、複数の出入口が有る。
そのすべての闇に何かが蠢いていた。
おそらく下級の アンデッドだろう。
しかし昼間のせいで出て来ない。
すべての数を合わせれば五十体……。
否、百体は居るかな?
だが、敵にすらならないだろう。
一番高い霊気は正面から流れて来る。
俺はそっちに向かって進んだ。
城内に入ると薄暗かった。
俺が入城すると群がっていたスケルトンたちが道を開ける。
隅のほうに逃げて行く。
「警戒こそされているが、敵意が無いな。こいつらから殺気が感じられない……」
おそらくこいつらを束ねているボスキャラが俺に敵意を持っていないのだろう。
俺は一番強い霊気を辿って先に進んだ。
そして城の中をアンデッドたちに見張られながら進んで謁見室に入った。
室内は天井が崩れて日差しに照らされている。
その日差しの中に玉座が在った。
魔王城の玉座──。
魔王の玉座だ。
黒曜石で作られた玉座には、禍々しい髑髏や動物の角や獣の牙が飾られていた。
いかにも恐怖を司る魔王の玉座だ。
ここに500年前、前魔王が鎮座していたのだろう。
すると辺りが突然暗くなった。
天から照らしていた日差しが黒雲で遮られる。
そして、ドッと霊気が強くなった。
「来るか!」
俺は異次元宝物庫から黄金剣を引き抜くと腰を落として身構えた。
すると謁見室の壁からアンデッドたちが大量に現れる。
壁をすり抜けて沸いたのだ。
うーん、百体は居るな……。
ワイトやレイスの霊体系アンデッドばかりだ。
大臣のような上品な容姿の悪霊たちだった。
これはヤバイぞ……。
この数に魔法を一斉射撃されたら、幾ら俺でも即死レベルだぜ。
半分諦めた俺は若干剣を下げて体の力を抜いた。
驚異を振り払うようにリラックスを心掛ける。
すると玉座の後ろから深々とフードを被ったローブ姿の霊体が現れた。
「出たな……」
フード付きローブは着物としてハッキリと見えるが、その中身は暗闇だった。
おそらく、こいつがマミーレイス婦人だろう。
間違いない……。
ローブの霊体が言う。
『汝、魔王か、勇者か……?』
ボイスじゃあない、テレパシーだ。
年配の女性の声質だった。
でも、悪霊とは思えないほどに澄んだ声色である。
美しい声だ。
俺は率直に答えた。
「俺は、どちらでもないな」
『ならば、選べ……』
「その必要は無い。俺はソロ冒険者アスランだ。魔王でも勇者でもない。強いて言うならば──」
『強いて言うならば、なんじゃ?』
「ここに町を作る者だ!!」
『はい、失格。退場ね』
「えっ!!!」
突然俺の足元が崩れた。
落とし穴だ。
「うわぁぁああああ~!!!」
俺は真っ逆さまに落ちて行く。
魔王城の地下に……。
【つづく】
サイクロプスのミケランジェロが愛用のスレッジハンマーを背負ったまま言う。
「なあ、アスラン。私も手伝いたいのだが、何をしたら良いのだ。私のような魔物は破壊は得意だが創作は苦手な種族だ。だから指示をくれないか」
「とりあえず、エルフたちが斬り倒した丸太を一ヶ所に集めて置いてくれないか。あとでそれで家を建築するのに使うからさ」
「それは、私の家も含まれるのか?」
「当然だろ。最初は粗末な家だが、そのうちに石作りの立派な神殿に住まわしてやるよ」
「本当か、アスラン!?」
ミケランジェロは歓喜している様子だった。
ミケランジェロはドワーフの村の側で、洞窟に住んでいた。
500年もだ。
そんな彼からして、ちゃんとした家に住めるってのが喜ばしいのだろう。
それが神殿となれば尚のことだ。
「お前さんはガイアの血を引く神族の血縁なのだろ」
「ああ、確かに……」
「ならば俺たちと一緒に町を作って暮らせ。町を作ったら、守れ。それが神の役目だ」
「感謝する……」
そう呟いたミケランジェロが作業を始めた。
エルフたちが斬り倒した丸太を軽々と担いで一ヶ所に集め始める。
まあ、なんとも頼もしいパワーだぜ。
「さて、俺も次の作業に入るかな」
俺の次の作業は魔王城の探索だ。
300メートルほど離れたここまで伝わる霊気の主をどうにかせんとならん。
リッチのマミーレイス婦人──。
アインシュタイン曰く、闇の女王だ。
今回のミッションで最大の困難だろう。
半端ない霊気だぜ。
リッチと言えばアンデッドの中でも最強の部類だ。
だから嘗めて掛かれない。
「アスラーン、ボートの準備ができたぞ~」
水辺のほうからゴリが声を掛けてきた。
そちらを見ればゴリが小型のボートに乗ってオールを振っている。
「おう、今行くぜ!」
俺はボートに駆け寄り飛び乗った。
水上でボートが激しく揺れる。
「危ないな! もっと静かに乗れよ!!」
「すんまそ~ん……」
俺はゴリが漕ぐボートで魔王城に向かった。
ボートにはもう一隻のボートがロープで繋がれ牽引されている。
「俺はお前を向こう岸に降ろしたら、帰っていいんだな?」
「ああ、アンデッドが複数居そうだから、帰ったほうがいい……」
「マジで一人で大丈夫か?」
「お前が居ても足手纏いだろ」
「だよな……」
「まあ、いつものことだから気にすんな。それより俺が留守の間、向こう岸の面倒を見てくれないか」
「ああ、それは任せておけ」
やがてボートは魔王城の麓に到着した。
そこで俺がボートを降りるとゴリは一人で引き返して行く。
俺は手を振ってゴリを見送った。
「さて……」
振り返り黒い城を見上げる。
まずは上に登れる場所を見つけないとな。
そして直ぐに城に上がれる階段を見つけた。
俺は魔王城に初めての一歩を踏み入れた。
崩れ掛けた正門を潜る。
まずは正面から入りたかったのだ。
まあ、記念だからな。
それにしても凄い霊気だ。
魔王城の島に上陸してから更に霊気が強く感じられる。
それにしても周囲を見回せば、城の倒壊が激しいな。
何処からでも幽霊が出てきそうな雰囲気である。
周りの景色が怪しい紫色に見えるぐらいだ。
「さて、早速出迎えかな?」
俺は現在城門が打ち破られた正面ゲートを潜った直ぐ側に立っていた。
城壁に囲まれた広場だ。
そして、複数の出入口が有る。
そのすべての闇に何かが蠢いていた。
おそらく下級の アンデッドだろう。
しかし昼間のせいで出て来ない。
すべての数を合わせれば五十体……。
否、百体は居るかな?
だが、敵にすらならないだろう。
一番高い霊気は正面から流れて来る。
俺はそっちに向かって進んだ。
城内に入ると薄暗かった。
俺が入城すると群がっていたスケルトンたちが道を開ける。
隅のほうに逃げて行く。
「警戒こそされているが、敵意が無いな。こいつらから殺気が感じられない……」
おそらくこいつらを束ねているボスキャラが俺に敵意を持っていないのだろう。
俺は一番強い霊気を辿って先に進んだ。
そして城の中をアンデッドたちに見張られながら進んで謁見室に入った。
室内は天井が崩れて日差しに照らされている。
その日差しの中に玉座が在った。
魔王城の玉座──。
魔王の玉座だ。
黒曜石で作られた玉座には、禍々しい髑髏や動物の角や獣の牙が飾られていた。
いかにも恐怖を司る魔王の玉座だ。
ここに500年前、前魔王が鎮座していたのだろう。
すると辺りが突然暗くなった。
天から照らしていた日差しが黒雲で遮られる。
そして、ドッと霊気が強くなった。
「来るか!」
俺は異次元宝物庫から黄金剣を引き抜くと腰を落として身構えた。
すると謁見室の壁からアンデッドたちが大量に現れる。
壁をすり抜けて沸いたのだ。
うーん、百体は居るな……。
ワイトやレイスの霊体系アンデッドばかりだ。
大臣のような上品な容姿の悪霊たちだった。
これはヤバイぞ……。
この数に魔法を一斉射撃されたら、幾ら俺でも即死レベルだぜ。
半分諦めた俺は若干剣を下げて体の力を抜いた。
驚異を振り払うようにリラックスを心掛ける。
すると玉座の後ろから深々とフードを被ったローブ姿の霊体が現れた。
「出たな……」
フード付きローブは着物としてハッキリと見えるが、その中身は暗闇だった。
おそらく、こいつがマミーレイス婦人だろう。
間違いない……。
ローブの霊体が言う。
『汝、魔王か、勇者か……?』
ボイスじゃあない、テレパシーだ。
年配の女性の声質だった。
でも、悪霊とは思えないほどに澄んだ声色である。
美しい声だ。
俺は率直に答えた。
「俺は、どちらでもないな」
『ならば、選べ……』
「その必要は無い。俺はソロ冒険者アスランだ。魔王でも勇者でもない。強いて言うならば──」
『強いて言うならば、なんじゃ?』
「ここに町を作る者だ!!」
『はい、失格。退場ね』
「えっ!!!」
突然俺の足元が崩れた。
落とし穴だ。
「うわぁぁああああ~!!!」
俺は真っ逆さまに落ちて行く。
魔王城の地下に……。
【つづく】
0
お気に入りに追加
384
あなたにおすすめの小説
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
俺のセフレが義妹になった。そのあと毎日めちゃくちゃシた。
ねんごろ
恋愛
主人公のセフレがどういうわけか義妹になって家にやってきた。
その日を境に彼らの関係性はより深く親密になっていって……
毎日にエロがある、そんな時間を二人は過ごしていく。
※他サイトで連載していた作品です
辻ヒーラー、謎のもふもふを拾う。社畜俺、ダンジョンから出てきたソレに懐かれたので配信をはじめます。
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ブラック企業で働く社畜の辻風ハヤテは、ある日超人気ダンジョン配信者のひかるんがイレギュラーモンスターに襲われているところに遭遇する。
ひかるんに辻ヒールをして助けたハヤテは、偶然にもひかるんの配信に顔が映り込んでしまう。
ひかるんを助けた英雄であるハヤテは、辻ヒールのおじさんとして有名になってしまう。
ダンジョンから帰宅したハヤテは、後ろから謎のもふもふがついてきていることに気づく。
なんと、謎のもふもふの正体はダンジョンから出てきたモンスターだった。
もふもふは怪我をしていて、ハヤテに助けを求めてきた。
もふもふの怪我を治すと、懐いてきたので飼うことに。
モンスターをペットにしている動画を配信するハヤテ。
なんとペット動画に自分の顔が映り込んでしまう。
顔バレしたことで、世間に辻ヒールのおじさんだとバレてしまい……。
辻ヒールのおじさんがペット動画を出しているということで、またたくまに動画はバズっていくのだった。
他のサイトにも掲載
なろう日間1位
カクヨムブクマ7000
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる