354 / 604
第354話【巨大クレーター】
しおりを挟む
俺はクレーター山脈の頂上に登って立っていた。
後ろの景色を見下ろせば、麓にエルフの入り口の村が在り、前を見れば巨大なクレーターの中に森がスッポリと収まっている。
巨大クレーターの直径は5キロから6キロほど有りそうだ。
その森の中央に件の旧魔王城が聳えている。
湖の真ん中に在る魔王城は、この3キロほど離れた山の上から見ても倒壊している部分が多く見て取れた。
たぶん住むには、かなりの修繕が必要だろう。
ほぼほぼ建て直しレベルのリホームになりそうだ。
これは予算が掛かりそうだわ……。
俺の横に立つ若様エルフの凶介が巨大クレーターを眺めながら言った。
「俺が小さなころに戦争が終わったんっスが、この辺は焼け野原だったんっスよ」
こいつは案内役で山登りに付き合っている。
エルフなのにリーゼントに特効服を着込んでいるが、実のところ対して強くない。
口先だけのヘッポコだ。
妹の凶子のほうがよっぽど強い。
だが、その凶子はエルフの村で懲罰房に入れられている。
俺が借りているログハウスを半壊させた罰である。
何せ300000Gの損害だぞ。
流石の社長も悪鬼羅刹のように怒ってたわ~。
「お前が小さいころって、何百年前の話だよ?」
「500年ほど前っスかね」
「人間の俺には産まれる前過ぎて、想像もできないぞ……」
よくあるエルフギャップのジョークだな。
「戦時中に魔王が天空の城アヴァロンを引き寄せここに落としたんっス。何せ勇者軍に魔王城ごと囲まれてたっスからね」
「それでこのクレーターが出来たんだろ。それは聞いたぞ」
「戦後は何も無かったクレーター内だったんっスがね。百年もせずに魔王の魔力が薄れて闇のモンスターたちが居なくなって行ったんっスわ。そして草木が生えて、直ぐに森にまで成長したんでスわ~。今は大自然が繁って一人前の樹海っスよ」
「じゃあ今はクレーター内にモンスターは居ないのか?」
「邪悪な闇のモンスターは少ないっス。ですが、獣系のモンスターはうじゃうじゃでスわ~」
「なるほど……」
「それに、魔王城は死霊が住みついてるっス」
「死霊系か……」
「我々エルフもそれがあって戦後は魔王城にほとんど近づいていないっス。以前偵察に入った村のエルフが見た話だと、死霊のボスは、昔の魔王軍参謀役のリッチ・マミーレイス婦人だとか……」
「リッチ・マミーレイス婦人?」
何それ?
リッチなの?
マミーなの?
レイスなの?
それとも婦人なの?
なんなの??
「リッチがモンスター名で、マミーが死霊の母を意味する二つ名で、レイスが名前で、婦人が人妻って意味っスよ」
「アンデッド名が三つもついてるじゃん。紛らわしいよ……」
「父の話だと、リッチ・マミーレイス婦人は魔王の参謀であり、魔王城の宝物庫の番人だったとか……」
「宝物庫の番人か……。でも、宝物庫なんて戦後に略奪されただろ?」
「それが、一部の武器庫や食料庫は発見されて略奪されたっスが、金銀財宝が在るはずの宝物庫は場内から発見されてないんっス」
「えっ、マジで?」
ちょっと興味深い情報だな。
いや、だいぶ興味深いぞ。
埋蔵金だわね。
「勇者軍は魔王城の壁を破壊し、時には穴を掘ったり、魔法で捜索もしたんっスがね、宝物庫だけは見つからず、その番人と言われたマミーレイス婦人も捕まることなく終わってるんっスわ~」
「じゃあ、まだ魔王城内にマミーレイス婦人が潜んで居て、まだ宝物庫が無事に健在していると?」
「可能性は有りますが、今まで多くの冒険者が挑んでは空振りで帰っているっス」
「お前らが入り口の谷を守ってるから、冒険者なんて入れないだろ?」
「冒険者なんてゴキブリと一緒っスからね。山を越えてどこからでも侵入して来るんっスよ」
俺たちはゴキブリか……。
「まあ、分かった。とりあえず獣が蔓延る森を抜けて、死霊が巣くう魔王城をどうにかしないとならないってわけか」
「獣たちも狂暴っスよ。魔王の魔力が消えたとはいえ、そこで育った獣たちっスから、そこらの獣とわけが違うっス」
「それは問題無い。問題は町を作ったら、そこの人々が襲われないようにすることだ」
「それなら壁っスかね」
「防壁か……」
この世界に来て大きな町を見ていて分かることは壁だ。
壁を戦争を想定して作られただけじゃない。
それ以外にモンスター対策のために築かれている。
俺がソドムタウンにトレインを作って突っ込んだ時もそうだった。
番兵が俺が引き連れたモンスターを壁で守るように討伐に励んでいたもんな。
町を作るなら壁も作らんとならんか……。
そうだ。
エルフの村の周りに在る壁は草木を利用した植物の壁だったよな。
あれって魔法で作った代物だろう。
あれなら魔法で壁をチョチョチョのチョイで作れるんじゃあないのか?
あれの作り方を若様エルフに訊いてみるか。
「なあ、若様」
「なんっスか、兄弟?」
えっ、兄弟?
「ちょ、ちょっと待て、若様……」
「なんっスか、兄弟?」
「その兄弟ってなんだ……?」
「えっ、なんだってなんっスか、兄弟?」
「いつから俺たち兄弟になったんだ……?」
「いや、親父が言ってたっスよ」
「なんて?」
「兄弟に妹の凶子を嫁がせるって。だからもう俺とあんたは兄弟っスよ」
「いや、聞いていませんが……」
「じゃあ、その内に言われるんじゃね?」
「そ、そうか……」
あの糞社長め!!
何を考えてやがる!?
なんで俺が凶子と結婚せにゃあならんのだ!!
美人ではあるが、ド近眼で貧乳じゃあないか!!
性格もギャル系ヤンキーだしよ!!
俺は巨乳で可愛い系が好きなんだ!!
いちゃラブ新婚生活でウハウハしたぃぁぁあだだただっだだーー!!!
心臓ガァァアアアア!!!
「ど、どうしたっスか兄弟!?」
「い、いや、なんでもない……」
「そ、そうっスか……」
「ところで若様……。エルフの森の壁を作ったのは魔法か?」
「そうっスが、それよりも、若様って遠慮がちな言い方っスね。兄貴でいいっスよ」
「俺があんたを兄貴って呼ぶなら、なんであんたが俺に『っス』ってヤンキー語で敬意を示すんだ?」
「族の本能っスかね……。ついつい自分より強い者を崇めてしまうっスよ……」
「ヤンキーも大変だな……」
「御理解感謝するっス……」
「ところで草木の壁の話だが」
「ああ、あれはエルフのドルイドたちが築いた壁っスよ」
「あれ、魔王城の町にも作ってもらえない?」
「それは駄目っスね」
「なんでよ? ケチ、ハゲ」
「木の鶴や枝で出来た壁は、木登りが得意な獣系モンスターなら、簡単に越えて来るっスよ。クレーターの森に築くには不向きな壁だと思うっス」
「なるほど……」
ならばやっぱりソドムタウンのように丸太を杭のように指して並べるか、ゴモラタウンのように岩を切り出して立派な壁を作るかだな。
木なら森に沢山在るぞ。
岩なら……。
「この辺に切り出せる岩場は在るか?」
凶介が地団駄を踏んだ。
「足元に沢山在るっス」
「なるほど……」
ならばドワーフ村に金を払って職人を派遣してもらおうか……。
運搬はミケランジェロに手伝ってもらえば予算がかなり浮きそうだな。
まあ、どちらにしろ金が掛かる……。
でも、そんな感じで壁を作ってたら、予算なんて簡単に吹っ飛ぶぞ。
お金か……。
魔王城の宝物庫……。
それを見つけ出すか。
簡単に見つからないだろうが、魔王城を隅から隅まで探索するしかないだろう。
まあ、どうせ魔王城の探索は予定に入っていた工程だ。
やるしかない。
それにリッチ・マミーレイス婦人がまだ健在ならば、どうにかしないとならんしな。
「よし、若様。俺はこれから森に入って魔王城を目指すからよ。ここまででいいわ」
「兄弟……。気をつけて……」
「とりあえず、山を降りるか」
「オッス」
「それと兄弟ってやめてくれない?」
「なんでっスか?」
「俺、凶子となんて結婚しないから」
「じゃあ兄貴って呼ばせてくださいっス」
「好きにして……」
「俺のことは若様じゃあなくって、凶介でかまわないっスよ」
「ああ、分かった……」
本当にこのエルフ族ってウザウザなエルフばかりだわ……。
まあ、役には立つかもしれんがな。
【つづく】
後ろの景色を見下ろせば、麓にエルフの入り口の村が在り、前を見れば巨大なクレーターの中に森がスッポリと収まっている。
巨大クレーターの直径は5キロから6キロほど有りそうだ。
その森の中央に件の旧魔王城が聳えている。
湖の真ん中に在る魔王城は、この3キロほど離れた山の上から見ても倒壊している部分が多く見て取れた。
たぶん住むには、かなりの修繕が必要だろう。
ほぼほぼ建て直しレベルのリホームになりそうだ。
これは予算が掛かりそうだわ……。
俺の横に立つ若様エルフの凶介が巨大クレーターを眺めながら言った。
「俺が小さなころに戦争が終わったんっスが、この辺は焼け野原だったんっスよ」
こいつは案内役で山登りに付き合っている。
エルフなのにリーゼントに特効服を着込んでいるが、実のところ対して強くない。
口先だけのヘッポコだ。
妹の凶子のほうがよっぽど強い。
だが、その凶子はエルフの村で懲罰房に入れられている。
俺が借りているログハウスを半壊させた罰である。
何せ300000Gの損害だぞ。
流石の社長も悪鬼羅刹のように怒ってたわ~。
「お前が小さいころって、何百年前の話だよ?」
「500年ほど前っスかね」
「人間の俺には産まれる前過ぎて、想像もできないぞ……」
よくあるエルフギャップのジョークだな。
「戦時中に魔王が天空の城アヴァロンを引き寄せここに落としたんっス。何せ勇者軍に魔王城ごと囲まれてたっスからね」
「それでこのクレーターが出来たんだろ。それは聞いたぞ」
「戦後は何も無かったクレーター内だったんっスがね。百年もせずに魔王の魔力が薄れて闇のモンスターたちが居なくなって行ったんっスわ。そして草木が生えて、直ぐに森にまで成長したんでスわ~。今は大自然が繁って一人前の樹海っスよ」
「じゃあ今はクレーター内にモンスターは居ないのか?」
「邪悪な闇のモンスターは少ないっス。ですが、獣系のモンスターはうじゃうじゃでスわ~」
「なるほど……」
「それに、魔王城は死霊が住みついてるっス」
「死霊系か……」
「我々エルフもそれがあって戦後は魔王城にほとんど近づいていないっス。以前偵察に入った村のエルフが見た話だと、死霊のボスは、昔の魔王軍参謀役のリッチ・マミーレイス婦人だとか……」
「リッチ・マミーレイス婦人?」
何それ?
リッチなの?
マミーなの?
レイスなの?
それとも婦人なの?
なんなの??
「リッチがモンスター名で、マミーが死霊の母を意味する二つ名で、レイスが名前で、婦人が人妻って意味っスよ」
「アンデッド名が三つもついてるじゃん。紛らわしいよ……」
「父の話だと、リッチ・マミーレイス婦人は魔王の参謀であり、魔王城の宝物庫の番人だったとか……」
「宝物庫の番人か……。でも、宝物庫なんて戦後に略奪されただろ?」
「それが、一部の武器庫や食料庫は発見されて略奪されたっスが、金銀財宝が在るはずの宝物庫は場内から発見されてないんっス」
「えっ、マジで?」
ちょっと興味深い情報だな。
いや、だいぶ興味深いぞ。
埋蔵金だわね。
「勇者軍は魔王城の壁を破壊し、時には穴を掘ったり、魔法で捜索もしたんっスがね、宝物庫だけは見つからず、その番人と言われたマミーレイス婦人も捕まることなく終わってるんっスわ~」
「じゃあ、まだ魔王城内にマミーレイス婦人が潜んで居て、まだ宝物庫が無事に健在していると?」
「可能性は有りますが、今まで多くの冒険者が挑んでは空振りで帰っているっス」
「お前らが入り口の谷を守ってるから、冒険者なんて入れないだろ?」
「冒険者なんてゴキブリと一緒っスからね。山を越えてどこからでも侵入して来るんっスよ」
俺たちはゴキブリか……。
「まあ、分かった。とりあえず獣が蔓延る森を抜けて、死霊が巣くう魔王城をどうにかしないとならないってわけか」
「獣たちも狂暴っスよ。魔王の魔力が消えたとはいえ、そこで育った獣たちっスから、そこらの獣とわけが違うっス」
「それは問題無い。問題は町を作ったら、そこの人々が襲われないようにすることだ」
「それなら壁っスかね」
「防壁か……」
この世界に来て大きな町を見ていて分かることは壁だ。
壁を戦争を想定して作られただけじゃない。
それ以外にモンスター対策のために築かれている。
俺がソドムタウンにトレインを作って突っ込んだ時もそうだった。
番兵が俺が引き連れたモンスターを壁で守るように討伐に励んでいたもんな。
町を作るなら壁も作らんとならんか……。
そうだ。
エルフの村の周りに在る壁は草木を利用した植物の壁だったよな。
あれって魔法で作った代物だろう。
あれなら魔法で壁をチョチョチョのチョイで作れるんじゃあないのか?
あれの作り方を若様エルフに訊いてみるか。
「なあ、若様」
「なんっスか、兄弟?」
えっ、兄弟?
「ちょ、ちょっと待て、若様……」
「なんっスか、兄弟?」
「その兄弟ってなんだ……?」
「えっ、なんだってなんっスか、兄弟?」
「いつから俺たち兄弟になったんだ……?」
「いや、親父が言ってたっスよ」
「なんて?」
「兄弟に妹の凶子を嫁がせるって。だからもう俺とあんたは兄弟っスよ」
「いや、聞いていませんが……」
「じゃあ、その内に言われるんじゃね?」
「そ、そうか……」
あの糞社長め!!
何を考えてやがる!?
なんで俺が凶子と結婚せにゃあならんのだ!!
美人ではあるが、ド近眼で貧乳じゃあないか!!
性格もギャル系ヤンキーだしよ!!
俺は巨乳で可愛い系が好きなんだ!!
いちゃラブ新婚生活でウハウハしたぃぁぁあだだただっだだーー!!!
心臓ガァァアアアア!!!
「ど、どうしたっスか兄弟!?」
「い、いや、なんでもない……」
「そ、そうっスか……」
「ところで若様……。エルフの森の壁を作ったのは魔法か?」
「そうっスが、それよりも、若様って遠慮がちな言い方っスね。兄貴でいいっスよ」
「俺があんたを兄貴って呼ぶなら、なんであんたが俺に『っス』ってヤンキー語で敬意を示すんだ?」
「族の本能っスかね……。ついつい自分より強い者を崇めてしまうっスよ……」
「ヤンキーも大変だな……」
「御理解感謝するっス……」
「ところで草木の壁の話だが」
「ああ、あれはエルフのドルイドたちが築いた壁っスよ」
「あれ、魔王城の町にも作ってもらえない?」
「それは駄目っスね」
「なんでよ? ケチ、ハゲ」
「木の鶴や枝で出来た壁は、木登りが得意な獣系モンスターなら、簡単に越えて来るっスよ。クレーターの森に築くには不向きな壁だと思うっス」
「なるほど……」
ならばやっぱりソドムタウンのように丸太を杭のように指して並べるか、ゴモラタウンのように岩を切り出して立派な壁を作るかだな。
木なら森に沢山在るぞ。
岩なら……。
「この辺に切り出せる岩場は在るか?」
凶介が地団駄を踏んだ。
「足元に沢山在るっス」
「なるほど……」
ならばドワーフ村に金を払って職人を派遣してもらおうか……。
運搬はミケランジェロに手伝ってもらえば予算がかなり浮きそうだな。
まあ、どちらにしろ金が掛かる……。
でも、そんな感じで壁を作ってたら、予算なんて簡単に吹っ飛ぶぞ。
お金か……。
魔王城の宝物庫……。
それを見つけ出すか。
簡単に見つからないだろうが、魔王城を隅から隅まで探索するしかないだろう。
まあ、どうせ魔王城の探索は予定に入っていた工程だ。
やるしかない。
それにリッチ・マミーレイス婦人がまだ健在ならば、どうにかしないとならんしな。
「よし、若様。俺はこれから森に入って魔王城を目指すからよ。ここまででいいわ」
「兄弟……。気をつけて……」
「とりあえず、山を降りるか」
「オッス」
「それと兄弟ってやめてくれない?」
「なんでっスか?」
「俺、凶子となんて結婚しないから」
「じゃあ兄貴って呼ばせてくださいっス」
「好きにして……」
「俺のことは若様じゃあなくって、凶介でかまわないっスよ」
「ああ、分かった……」
本当にこのエルフ族ってウザウザなエルフばかりだわ……。
まあ、役には立つかもしれんがな。
【つづく】
0
お気に入りに追加
384
あなたにおすすめの小説
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
俺のセフレが義妹になった。そのあと毎日めちゃくちゃシた。
ねんごろ
恋愛
主人公のセフレがどういうわけか義妹になって家にやってきた。
その日を境に彼らの関係性はより深く親密になっていって……
毎日にエロがある、そんな時間を二人は過ごしていく。
※他サイトで連載していた作品です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる