314 / 604
第314話【四日後の再出発】
しおりを挟む
あれやこれやで四日の月日があっという間に過ぎて行った。
俺はその間をイルミナルの町でブラブラしたり、ソドムタウンの町でダラダラしたりと、穀潰しのように怠惰なまま時間を潰していた。
そして四日目の朝に俺はダースさんの鍛冶屋の前で、息子のルークさんを待っていた。
今日がダンジョンに再探索する日なのだ。
カッコンカッコンと金槌で焼けた鉄を叩くダースさんの仕事っぷりを見ながら俺は、オレンジジュースをチビチビと飲んでいる。
「ダースのオヤジさん、なかなか上手いな~」
「何がだ?」
「鍛冶仕事だよ」
「そりゃあ二十年の腕前だからな」
「俺も今度、鍛冶屋スキルでも習得しようかな」
「いつでも訪ねて来い。弟子なら歓迎だ」
「いや、弟子入りなんてめんどいからいいわ。そこまで本気じゃあないぞ」
「そ、そうか……」
あれ……。
なんか金槌で焼けた鉄を叩く音が激しくなったぞ?
あれれ、怒ったかな~。
俺は屈みながら鉄を叩くダースオヤジの背後に近付くと耳元で言ってやった。
「怒った? 怒りましたぁ~~?」
「むきぃぃいいいい!!!」
ダースのオヤジがハンマーを振り回しながら俺を追い回す。
「ひゃひゃひゃ~~」
笑いながら逃げる俺。
「そんなハンマーが当たるか!!」
「くそぉぉおおお!!」
流石は元兵長だが、剣の腕がだいぶ鈍っていやがるな。
鍛冶職が向上したが剣技は衰えたか。
「死ね、ごぉらららあ!!」
「わっひゃひゃひゃ、とろいとろい~」
俺たちが追い駆けっこをしていると、鍛冶屋の奥からルークさんが出て来る。
「お父さん、アスランさんといつの間にそんなに仲良くなったのですか?」
「仲良くなってねーーよ!!」
怒鳴る父親。
うん、馬鹿息子だな。
すると大通りのほうから町の人の大声が聞こえて来る。
「ひ、姫様だーー!! 姫様が出たぞーー!!」
町の人々がドタドタと家の中に逃げて行く。
そしてバタバタと扉を閉めて静まり返った。
「逃げ足がお早いこと……」
町は君主の姫様を怖れて静まり返っていた。
ダースのオヤジも鍛冶屋の奥に逃げ込んで居なくなっている。
残ったのは俺とルークさんだけである。
しばらくすると少し先の大通りをレイラ姫様が、ボロボロのドレスと黒山羊頭を被って、トボトボと通り過ぎて行くのが見えた。
ルークさんが俺に言う。
「じゃあ僕たちも森の滝に向かいましょうか」
「はいよ──」
ルークさんの手には、木の棒が握られていた。
この前たしか俺を背後から襲った時に持っていた木の棒だよな。
「もしかして、お前の武器ってそれだけか?」
ルークさんは握っていた木の棒を見てから不思議そうに言う。
「はい、そうですが?」
うわー、いくらゴーレムマスターだからって木の棒だけとは不甲斐ないはなしだな……。
それはちょっと軽装すぎませんか?
防具も身に付けてないしさ。
ダンジョンを舐めてない?
舐めてるよね?
所詮は素人か……。
「これ、ダンジョンで見付けたマジックアイテムなんですよ」
「えっ、マジで?」
「はい、マジです」
「ちょっと貸してみそ」
「みそ?」
俺はルークさんから木の棒を受けとるとマジックアイテム鑑定をしてみた。
【マジックワンド+5。ストーンゴーレムが召喚できる。コントロール中のゴーレムの操作時間超向上。コントロール中のゴーレムの攻撃力超向上。コントロール中のゴーレムの防御力超向上。コントロール中のゴーレムの魔法防御力超向上】
なに、これ!?
神の棒か!!!!!
「何これ、プラス5ってなんだよ!! しかも全部超向上じゃんか!!」
「な、何って言われましても……」
「こんなスゲー棒っ切れ、どこで見付けたんだ!?」
「だからダンジョンで……」
マジか!!
マジですか!!
こんなスゲーマジックアイテムが眠ってるダンジョンなんですか!?
これから行くダンジョンって、もしかしてマジックアイテムの宝庫ですか!?
いやいやいやいや!!!
すげーーな!!
最初は魔女攻略のヒントがあればと思って首を突っ込んだけれど、早くも目的を忘れて大脱線しそうだわ!!
これは絶対にダンジョンの場所が知りたくなったぞ!!
俺のハクスラスキルが爆発すれば、もっと凄いマジックアイテムがザックザックと出て来るんじゃないのか!?
出てくるよね!?
出てきますよね!!
ダンジョンはレイラ姫様が居ないと入れないみたいなことを言ってたけれど、場所さえ分かればどうにでもなる。
今日は大人しくレイラ姫様に媚を売って気に入られ、ダンジョンに連れて行ってもらおう。
あとは場所さえ分かればこっちのものよ!!
そのダンジョンを別の日に俺一人で漁り回ってマジックアイテムを一人占めじゃい!!
そーーだよ!!
そーーーなんだよ!!
戦力アップだ!!
スゲーマジックアイテムがバンバン出てこえば、それで俺の戦力が上がるはずだ。
俺の戦力が上がれば魔女だって倒せるはずだ。
そうしたらダンジョンで呪いを解かなくったって、魔女を倒せるじゃな~~い!!
そう、戦力アップで解決だ!!
よし、俄然やる気が沸いて来たぞ!!
よーーし、俄然低姿勢でレイラ姫様に媚を売る気が沸いてきたわい!!
もうプライドもへったくれもありゃしねえわ!!
「うし、ルークさん、早く俺たちも森に行こう!!」
俺はルークさんを急かした。
「は、はい……」
俺はスキップしながら町を出る。
「ルンルンルンだぜ!!」
久しぶりにマジックアイテムを大漁ゲットできるチャンスだぜ!!
しかも高品質のマジックアイテムおだ!!
こうして俺とルークさんが森の滝に到着すると、黒山羊頭を被ったレイラ姫様が待っていた。
「ぐるるるる………」
あー、俺を見て野性的に唸ってますよ。
めっちゃ、警戒されていますわ。
この前のことを覚えているのね。
説得できるかな?
同行を許してくれるかな?
やべ、見えない剣を振りかぶりながら、こっちに近付いて来るよ……。
やっぱ、駄目かな~……。
「レイラ、やめてくれ!!」
おお、ルークさんが俺の前に立ってくれたよ!!
「この人は仲間だ。僕らはパーティーを組むんだよ!!」
「パーティー?」
あ、止まった。
お姫様が止まってくれたぞ。
意外と話を聞いてくれるのかな。
俺はルークさんの背後から顔を出すとレイラ姫様に挨拶を飛ばした。
「どーーも、この度パーティーに加えてもらいますアスランでーーす。よ、ろ、し、く、ね♡」
「がるるるっ!!!」
「ひぃ!?」
やっぱり俺には牙を剥くのね、このお姫様は!!
【つづく】
俺はその間をイルミナルの町でブラブラしたり、ソドムタウンの町でダラダラしたりと、穀潰しのように怠惰なまま時間を潰していた。
そして四日目の朝に俺はダースさんの鍛冶屋の前で、息子のルークさんを待っていた。
今日がダンジョンに再探索する日なのだ。
カッコンカッコンと金槌で焼けた鉄を叩くダースさんの仕事っぷりを見ながら俺は、オレンジジュースをチビチビと飲んでいる。
「ダースのオヤジさん、なかなか上手いな~」
「何がだ?」
「鍛冶仕事だよ」
「そりゃあ二十年の腕前だからな」
「俺も今度、鍛冶屋スキルでも習得しようかな」
「いつでも訪ねて来い。弟子なら歓迎だ」
「いや、弟子入りなんてめんどいからいいわ。そこまで本気じゃあないぞ」
「そ、そうか……」
あれ……。
なんか金槌で焼けた鉄を叩く音が激しくなったぞ?
あれれ、怒ったかな~。
俺は屈みながら鉄を叩くダースオヤジの背後に近付くと耳元で言ってやった。
「怒った? 怒りましたぁ~~?」
「むきぃぃいいいい!!!」
ダースのオヤジがハンマーを振り回しながら俺を追い回す。
「ひゃひゃひゃ~~」
笑いながら逃げる俺。
「そんなハンマーが当たるか!!」
「くそぉぉおおお!!」
流石は元兵長だが、剣の腕がだいぶ鈍っていやがるな。
鍛冶職が向上したが剣技は衰えたか。
「死ね、ごぉらららあ!!」
「わっひゃひゃひゃ、とろいとろい~」
俺たちが追い駆けっこをしていると、鍛冶屋の奥からルークさんが出て来る。
「お父さん、アスランさんといつの間にそんなに仲良くなったのですか?」
「仲良くなってねーーよ!!」
怒鳴る父親。
うん、馬鹿息子だな。
すると大通りのほうから町の人の大声が聞こえて来る。
「ひ、姫様だーー!! 姫様が出たぞーー!!」
町の人々がドタドタと家の中に逃げて行く。
そしてバタバタと扉を閉めて静まり返った。
「逃げ足がお早いこと……」
町は君主の姫様を怖れて静まり返っていた。
ダースのオヤジも鍛冶屋の奥に逃げ込んで居なくなっている。
残ったのは俺とルークさんだけである。
しばらくすると少し先の大通りをレイラ姫様が、ボロボロのドレスと黒山羊頭を被って、トボトボと通り過ぎて行くのが見えた。
ルークさんが俺に言う。
「じゃあ僕たちも森の滝に向かいましょうか」
「はいよ──」
ルークさんの手には、木の棒が握られていた。
この前たしか俺を背後から襲った時に持っていた木の棒だよな。
「もしかして、お前の武器ってそれだけか?」
ルークさんは握っていた木の棒を見てから不思議そうに言う。
「はい、そうですが?」
うわー、いくらゴーレムマスターだからって木の棒だけとは不甲斐ないはなしだな……。
それはちょっと軽装すぎませんか?
防具も身に付けてないしさ。
ダンジョンを舐めてない?
舐めてるよね?
所詮は素人か……。
「これ、ダンジョンで見付けたマジックアイテムなんですよ」
「えっ、マジで?」
「はい、マジです」
「ちょっと貸してみそ」
「みそ?」
俺はルークさんから木の棒を受けとるとマジックアイテム鑑定をしてみた。
【マジックワンド+5。ストーンゴーレムが召喚できる。コントロール中のゴーレムの操作時間超向上。コントロール中のゴーレムの攻撃力超向上。コントロール中のゴーレムの防御力超向上。コントロール中のゴーレムの魔法防御力超向上】
なに、これ!?
神の棒か!!!!!
「何これ、プラス5ってなんだよ!! しかも全部超向上じゃんか!!」
「な、何って言われましても……」
「こんなスゲー棒っ切れ、どこで見付けたんだ!?」
「だからダンジョンで……」
マジか!!
マジですか!!
こんなスゲーマジックアイテムが眠ってるダンジョンなんですか!?
これから行くダンジョンって、もしかしてマジックアイテムの宝庫ですか!?
いやいやいやいや!!!
すげーーな!!
最初は魔女攻略のヒントがあればと思って首を突っ込んだけれど、早くも目的を忘れて大脱線しそうだわ!!
これは絶対にダンジョンの場所が知りたくなったぞ!!
俺のハクスラスキルが爆発すれば、もっと凄いマジックアイテムがザックザックと出て来るんじゃないのか!?
出てくるよね!?
出てきますよね!!
ダンジョンはレイラ姫様が居ないと入れないみたいなことを言ってたけれど、場所さえ分かればどうにでもなる。
今日は大人しくレイラ姫様に媚を売って気に入られ、ダンジョンに連れて行ってもらおう。
あとは場所さえ分かればこっちのものよ!!
そのダンジョンを別の日に俺一人で漁り回ってマジックアイテムを一人占めじゃい!!
そーーだよ!!
そーーーなんだよ!!
戦力アップだ!!
スゲーマジックアイテムがバンバン出てこえば、それで俺の戦力が上がるはずだ。
俺の戦力が上がれば魔女だって倒せるはずだ。
そうしたらダンジョンで呪いを解かなくったって、魔女を倒せるじゃな~~い!!
そう、戦力アップで解決だ!!
よし、俄然やる気が沸いて来たぞ!!
よーーし、俄然低姿勢でレイラ姫様に媚を売る気が沸いてきたわい!!
もうプライドもへったくれもありゃしねえわ!!
「うし、ルークさん、早く俺たちも森に行こう!!」
俺はルークさんを急かした。
「は、はい……」
俺はスキップしながら町を出る。
「ルンルンルンだぜ!!」
久しぶりにマジックアイテムを大漁ゲットできるチャンスだぜ!!
しかも高品質のマジックアイテムおだ!!
こうして俺とルークさんが森の滝に到着すると、黒山羊頭を被ったレイラ姫様が待っていた。
「ぐるるるる………」
あー、俺を見て野性的に唸ってますよ。
めっちゃ、警戒されていますわ。
この前のことを覚えているのね。
説得できるかな?
同行を許してくれるかな?
やべ、見えない剣を振りかぶりながら、こっちに近付いて来るよ……。
やっぱ、駄目かな~……。
「レイラ、やめてくれ!!」
おお、ルークさんが俺の前に立ってくれたよ!!
「この人は仲間だ。僕らはパーティーを組むんだよ!!」
「パーティー?」
あ、止まった。
お姫様が止まってくれたぞ。
意外と話を聞いてくれるのかな。
俺はルークさんの背後から顔を出すとレイラ姫様に挨拶を飛ばした。
「どーーも、この度パーティーに加えてもらいますアスランでーーす。よ、ろ、し、く、ね♡」
「がるるるっ!!!」
「ひぃ!?」
やっぱり俺には牙を剥くのね、このお姫様は!!
【つづく】
0
お気に入りに追加
389
あなたにおすすめの小説
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

元Sランク冒険者のお爺さんの残した遺品は、物凄い宝の詰まった指輪でした。
チョコクッキー
ファンタジー
元Sランク冒険者で貴族の祖父を持つユウマ。彼が死に際の祖父から遺品として頂いた指輪には、実は宝物庫よりも物凄いお宝が隠されていた。ちょうど、10歳になり王国貴族学院に入学し卒業後には、冒険者を目指す予定のユウマ。祖父の遺産もあり、また様々な出会いや出来事から祖父の素晴らしさと偉大さを改めて実感して成長していくハイファンタジー物語。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。



【後日談完結】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長していった。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、そして・・・。
初投稿というか、初作品というか、まともな初執筆品です。
今までこういうものをまともに書いたこともなかったのでいろいろと変なところがあるかもしれませんがご了承ください。
誤字脱字等あれば連絡をお願いします。
感想やレビューをいただけるととてもうれしいです。書くときの参考にさせていただきます。
おもしろかっただけでも励みになります。
2021/6/27 無事に完結しました。
2021/9/10 後日談の追加開始
2022/2/18 後日談完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる