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第300話【レジェンダリー・マジシャン】
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俺たち三人はソドムタウンに建てられて在る魔法使いギルド本部の塔にやって来ていた。
三人とは、俺とスカル姉さんにギルガメッシュだ。
カンパネルラ爺さんと息子のハンパネルラは冒険者ギルドに置いてきている。
記憶喪失のハンパネルラを引っ張り回すのが億劫だからだ。
なので親子でお留守番である。
俺たち三人は、見慣れた塔を見上げていた。
頭を上げたままギルガメッシュが言う。
「魔法使いギルドの長である紅葉婆さんは、塔のてっぺんに住んで居る」
「なんともリッチなババアだな。ギルド本部の頂上に自宅を儲けているとはよ」
俺の言葉をギルガメッシュが否定した。
「違うんだ、アスラン」
「何が違うんだよ?」
「その昔に、彼女が建てた塔の下の階を借りて魔法使いギルドが始まったんだ」
「えっ、うそ、マジで!?」
「この塔は、うちの冒険者ギルド本部の後に建てられた、この町で二番目に古い建築物だ」
「おいおい、じゃあ、紅葉婆さんって、歳は幾つなんだよ?」
「知らん……。ただ言われているのは、この町に砦を建てた初期冒険者パーティーの生き残りだそうな」
「ええっ、マジか!?」
レジェンドじゃんか。
ギルガメッシュが言っていることが本当ならば、相当の歳のはずだ。
百歳を越えていても可笑しくないぞ。
スカル姉さんが訊く。
「それで、この町で一番最古の魔法使いさんとは、アポ無しで会えるのか?」
そうである。
俺たち三人は、いきなり訪ねて来たのだ。
いくら冒険者ギルドのマスターが一緒でも、日が落ちたこんな時間では、もう無理かも知れない。
何せいきなり過ぎる。
それに相手はババアだ。
もしかしたら早寝早起きかも知れないぞ。
だとすると、もう寝ているかも知れない。
「大丈夫だ。アポならさっき来る途中で取った」
「えっ、いつの間に?」
ギルガメッシュは太い小指に装着された銅のリングを見せた。
「何それ?」
「コミュニケーションリングだ。一日一回だが、頭に思い浮かべた対象の人物に数分間テレパシーを送れる。一方的にだがな」
「それでアポを取ったと?」
「そうだ」
「一方的なら返答は返ってこないだろ?」
「向こうは向こうで魔術で返答してきた」
「なるほど、流石は最古の魔術師か……」
スカル姉さんが歩み出す。
「じゃあアポが取れているなら、遠慮無く行きましょう」
「んだんだ」
「ドクトル・スカル。お前は紅葉婆さんと会ったことが有るのか?」
「無いわ。何せ相手は伝説の魔法使いだものね。これもいい経験よ。私も面識が広がるってもんだ」
「そうか……」
ギルガメッシュは俯きながら先に進んだ。
なんか暗いな。
テンション低くね?
たぶんギルガメッシュは紅葉婆さんに会いたくないのかな?
だとすると、ギルガメッシュが嫌うか怖がるかするほどに、紅葉婆さんの人格は破綻しているのだろう。
簡単に言えば、ギルガメッシュ以上の変態ってことだ。
そうなると、怖いわ~~。
かなり怖いぞ~~。
ここは話の進行をギルガメッシュとスカル姉さんの二人に任せて、俺はギルガメッシュの巨漢に隠れてよっと。
目を付けられたら堪らんもの……。
「じゃあ行くわよ」
「ああ……」
そして三人で塔の中に入る。
魔法使いギルドの本部一階は、マジックアイテムが売り買いされている商店だ。
だが、中の様子はいつもと違って真っ暗だった。
先頭で中に入ったスカル姉さんが、少し進んで足を止める。
「暗いわね……」
「だな……」
俺は異次元宝物庫からランタンを取り出して明かりを灯した。
しかし、ランタンの明かりは周囲を照らし出さない。
「あれ、明るくならないぞ?」
「これは魔法の闇かしら?」
スカル姉さんが呟くボリュームで言うと、唐突に背後の扉がバタンっと音を鳴らして閉まってしまう。
俺とスカル姉さんが咄嗟に振り返ったが、ギルガメッシュは堂々と前を向いたままだった。
そして、周囲は漆黒に包まれる。
ランタンの明かりがぜんぜん効いていない。
「なんだ……」
緊張した俺は腰のロングソードに手を伸ばす。
目を細めて警戒を強める。
すると暗闇から掠れた声が聞こえて来た。
「おやおや、ギルガメッシュ坊屋。早いお着きだね。わたしゃあもっと時間がかかると思ったのにさ」
坊屋呼ばわりされたギルガメッシュは、怒りもせずに暗闇から聞こえて来た掠れ声に答えた。
「道中で連絡を入れたからな。それで早かったんだ」
「なるほど、なるほど」
老婆の声だ。
声だけで皺くちゃ感が伝わって来る。
「明かりをつけてくれないか、暗くて堪らんわ」
「はいはい、分かったわ」
すると突然ながら眩い光に包まれる。
眩しさのあまり俺は目が眩み目蓋を閉じてしまった。
「わたしゃあ目が見えないから、普段は暗くしていてね、ごめんなさいな。これで見えるかしら?」
俺は眩しさに閉じた目をゆっくりと開けた。
光に包まれる世界に人影がうっすらと見えて来る。
そのシルエットは背を丸めた矮躯な影だった。
そして、シルエットが具体的な色を取り戻して、紅葉婆さんの姿が露になる。
ババアだ──。
皺だらけのババアで、背を丸めて立っていた。
鼻が高く、白髪で隙間だらけのロン毛である。
皺くちゃで枯れ木のように細い手足。
そして、何故か全裸だ。
なんで!?
ゲホっ!!
てか、すげーキショイよ!!
だってだって、肋骨が浮かび上がった上半身からは、干し大根のようなだらしない乳が垂れ下がっているんだよ。
しかも干し葡萄が床につきそうじゃんか!!
老婆をディスりたくないけど、マジでアウトだわ!!
「うぷっ、吐きそう!!」
「私もだ……」
俺とスカル姉さんの精神が大きなダメージを受ける。
俺は膝から崩れて両手を床に付いた。
さっき調子こいてケルベロスの焼き肉を食べ過ぎたわ~……。
全部吐きそうだよ……。
だ、駄目だ……。
この手の出落ちぐらい予想しておくべきだったぜ……。
ふ、不覚……。
これほどの時の残酷さを示す光景を前にしても、凛々しく立ち尽くす真の変態オヤジなギルガメッシュが紅葉婆さんに問うた。
「ババア、なんで裸なん……?」
「あんたが来る前にマナーとして水浴びぐらいしてさ、体を清めておこうかと思うてね。わたしゃあまだまだ現役じゃからの。乙女の嗜みじゃわい」
し、死ね、糞ババア……。
長生きし過ぎだぞ……。
そして、こうした精神ダメージから俺が立ち直るのに、もう数分はかかったのである。
話は、それからとなった。
【つづく】
三人とは、俺とスカル姉さんにギルガメッシュだ。
カンパネルラ爺さんと息子のハンパネルラは冒険者ギルドに置いてきている。
記憶喪失のハンパネルラを引っ張り回すのが億劫だからだ。
なので親子でお留守番である。
俺たち三人は、見慣れた塔を見上げていた。
頭を上げたままギルガメッシュが言う。
「魔法使いギルドの長である紅葉婆さんは、塔のてっぺんに住んで居る」
「なんともリッチなババアだな。ギルド本部の頂上に自宅を儲けているとはよ」
俺の言葉をギルガメッシュが否定した。
「違うんだ、アスラン」
「何が違うんだよ?」
「その昔に、彼女が建てた塔の下の階を借りて魔法使いギルドが始まったんだ」
「えっ、うそ、マジで!?」
「この塔は、うちの冒険者ギルド本部の後に建てられた、この町で二番目に古い建築物だ」
「おいおい、じゃあ、紅葉婆さんって、歳は幾つなんだよ?」
「知らん……。ただ言われているのは、この町に砦を建てた初期冒険者パーティーの生き残りだそうな」
「ええっ、マジか!?」
レジェンドじゃんか。
ギルガメッシュが言っていることが本当ならば、相当の歳のはずだ。
百歳を越えていても可笑しくないぞ。
スカル姉さんが訊く。
「それで、この町で一番最古の魔法使いさんとは、アポ無しで会えるのか?」
そうである。
俺たち三人は、いきなり訪ねて来たのだ。
いくら冒険者ギルドのマスターが一緒でも、日が落ちたこんな時間では、もう無理かも知れない。
何せいきなり過ぎる。
それに相手はババアだ。
もしかしたら早寝早起きかも知れないぞ。
だとすると、もう寝ているかも知れない。
「大丈夫だ。アポならさっき来る途中で取った」
「えっ、いつの間に?」
ギルガメッシュは太い小指に装着された銅のリングを見せた。
「何それ?」
「コミュニケーションリングだ。一日一回だが、頭に思い浮かべた対象の人物に数分間テレパシーを送れる。一方的にだがな」
「それでアポを取ったと?」
「そうだ」
「一方的なら返答は返ってこないだろ?」
「向こうは向こうで魔術で返答してきた」
「なるほど、流石は最古の魔術師か……」
スカル姉さんが歩み出す。
「じゃあアポが取れているなら、遠慮無く行きましょう」
「んだんだ」
「ドクトル・スカル。お前は紅葉婆さんと会ったことが有るのか?」
「無いわ。何せ相手は伝説の魔法使いだものね。これもいい経験よ。私も面識が広がるってもんだ」
「そうか……」
ギルガメッシュは俯きながら先に進んだ。
なんか暗いな。
テンション低くね?
たぶんギルガメッシュは紅葉婆さんに会いたくないのかな?
だとすると、ギルガメッシュが嫌うか怖がるかするほどに、紅葉婆さんの人格は破綻しているのだろう。
簡単に言えば、ギルガメッシュ以上の変態ってことだ。
そうなると、怖いわ~~。
かなり怖いぞ~~。
ここは話の進行をギルガメッシュとスカル姉さんの二人に任せて、俺はギルガメッシュの巨漢に隠れてよっと。
目を付けられたら堪らんもの……。
「じゃあ行くわよ」
「ああ……」
そして三人で塔の中に入る。
魔法使いギルドの本部一階は、マジックアイテムが売り買いされている商店だ。
だが、中の様子はいつもと違って真っ暗だった。
先頭で中に入ったスカル姉さんが、少し進んで足を止める。
「暗いわね……」
「だな……」
俺は異次元宝物庫からランタンを取り出して明かりを灯した。
しかし、ランタンの明かりは周囲を照らし出さない。
「あれ、明るくならないぞ?」
「これは魔法の闇かしら?」
スカル姉さんが呟くボリュームで言うと、唐突に背後の扉がバタンっと音を鳴らして閉まってしまう。
俺とスカル姉さんが咄嗟に振り返ったが、ギルガメッシュは堂々と前を向いたままだった。
そして、周囲は漆黒に包まれる。
ランタンの明かりがぜんぜん効いていない。
「なんだ……」
緊張した俺は腰のロングソードに手を伸ばす。
目を細めて警戒を強める。
すると暗闇から掠れた声が聞こえて来た。
「おやおや、ギルガメッシュ坊屋。早いお着きだね。わたしゃあもっと時間がかかると思ったのにさ」
坊屋呼ばわりされたギルガメッシュは、怒りもせずに暗闇から聞こえて来た掠れ声に答えた。
「道中で連絡を入れたからな。それで早かったんだ」
「なるほど、なるほど」
老婆の声だ。
声だけで皺くちゃ感が伝わって来る。
「明かりをつけてくれないか、暗くて堪らんわ」
「はいはい、分かったわ」
すると突然ながら眩い光に包まれる。
眩しさのあまり俺は目が眩み目蓋を閉じてしまった。
「わたしゃあ目が見えないから、普段は暗くしていてね、ごめんなさいな。これで見えるかしら?」
俺は眩しさに閉じた目をゆっくりと開けた。
光に包まれる世界に人影がうっすらと見えて来る。
そのシルエットは背を丸めた矮躯な影だった。
そして、シルエットが具体的な色を取り戻して、紅葉婆さんの姿が露になる。
ババアだ──。
皺だらけのババアで、背を丸めて立っていた。
鼻が高く、白髪で隙間だらけのロン毛である。
皺くちゃで枯れ木のように細い手足。
そして、何故か全裸だ。
なんで!?
ゲホっ!!
てか、すげーキショイよ!!
だってだって、肋骨が浮かび上がった上半身からは、干し大根のようなだらしない乳が垂れ下がっているんだよ。
しかも干し葡萄が床につきそうじゃんか!!
老婆をディスりたくないけど、マジでアウトだわ!!
「うぷっ、吐きそう!!」
「私もだ……」
俺とスカル姉さんの精神が大きなダメージを受ける。
俺は膝から崩れて両手を床に付いた。
さっき調子こいてケルベロスの焼き肉を食べ過ぎたわ~……。
全部吐きそうだよ……。
だ、駄目だ……。
この手の出落ちぐらい予想しておくべきだったぜ……。
ふ、不覚……。
これほどの時の残酷さを示す光景を前にしても、凛々しく立ち尽くす真の変態オヤジなギルガメッシュが紅葉婆さんに問うた。
「ババア、なんで裸なん……?」
「あんたが来る前にマナーとして水浴びぐらいしてさ、体を清めておこうかと思うてね。わたしゃあまだまだ現役じゃからの。乙女の嗜みじゃわい」
し、死ね、糞ババア……。
長生きし過ぎだぞ……。
そして、こうした精神ダメージから俺が立ち直るのに、もう数分はかかったのである。
話は、それからとなった。
【つづく】
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