287 / 604
第287話【繁殖期】
しおりを挟む
俺はソドムタウンの郊外に借りたログハウスで朝食を頂いていた。
テーブルには一緒に住んでいる面々が並んでいる。
スカル姉さん、ガイア、ゴリ、バイマン、オアイドスだ。
朝食を作ってくれたのはミイラメイドのプロ子である。
目玉焼きにソーセージとパン。
ドジっ娘でも作れる簡単な料理である。
俺が目玉焼きを頬張ると、口の中でガリっと固い音が鳴った。
卵の殻だな……。
流石はドジっ娘だわ……。
突っ込む気にもならん……。
そう言えば──。
「スカル姉さん、あのさ?」
「なんだ、アスラン?」
「狼たちはどうした?」
スカル姉さんは、皿の上のソーセージをフォークで突っつきながら答えた。
「いま皆で食べてるじゃあないか」
ガシャン!
スカル姉さん以外全員がフォークを皿の上に落とした。
男たちは顔を青くさせ、ガイアは涙を浮かべて泣きそうな顔をしている。
「ほら、家は大飯喰らいが多いじゃんか」
皆がゴリを見詰めた。
「えっ、俺のせいか……」
「冗談だよ。外の納屋に居る。数が増えたからな」
「へぇ……?」
数が増えたって、なんだろう?
俺は盾から狼たちを召喚してないぞ。
それとも誰かが勝手に盾から狼を召喚したのか?
いや、それはないぞ。
だって盾は異次元宝物庫内に在るのだから。
「どう言うことだ、スカル姉さん?」
「何が?」
「数が増えたって?」
「あー。子供を産んだんだ」
「えっ、マジ……」
「しかも三匹が三匹も産むから、九頭も増えたぞ」
「マジか……」
「だからそろそろ間引いてソーセージにでもするか?」
ガシャン!!
またスカル姉さん以外がフォークを皿の上に落とした。
「冗談だよ。本気にするな」
俺はパンを咥えながら席を立つ。
「はっふはふはふぅ~」
「立ちながら喋るな。それと喋りながら食べるな。あと、座って食べる」
スカル姉さんに注意された俺は、席に戻るとコーヒーでパンを流し込んだ。
「ちょっと狼たちを見て来るわ」
「いってらっしゃい」
「ガイアも行く~」
俺とガイアは食卓を離れて外の納屋を目指した。
まあ、貧乏一家なので納屋には馬が一頭も居ないんだけどね。
だから狼専用の納屋になっているのか。
俺が納屋に入ると藁の上で三匹の狼が子供たちに乳をあげていた。
どうやら狼たちも朝飯のようだ。
「本当だ、子供を産んでやがるわ……」
「赤ちゃん、かわいいね~」
駆け寄ったガイアがしゃがみ込んで、乳を吸う子犬を撫で回す。
あー、子犬じゃなくて子狼かな。
それにしても一気に九頭も増えるのか……。
これはまずったかも知れんな。
まさか雄と雌が三頭ずついるとはおもわなかったぜ。
てか、盾を使って二回召喚したので雄と雌の数が揃ったのか。
それでカップルが丁度三組できたわけだな。
偶然って怖いわ~……。
てか、こいつらやっぱり魔法の生命体じゃあないぞ、普通の狼と一緒だわ。
このままではドンドン増えかねない。
矯正手術か!?
チ◯コ抜くか!?
うわー、でもそれは可哀想だな……。
同じ雄としてチ◯コをもがれるのは想像したくないわ……。
てか、あれ?
そう言えば雄の三匹はどこに行ったんだ?
「ガルゥ」
うわ!!
びっくりした!!
俺が振り返れば三匹の雄狼たちが立っていた。
三匹は口にウサギやヘビの死体を咥えている。
なに、こいつら?
狩りでもしてきたのかよ?
逞しいな……。
ちゃんと嫁や子供たちを養ってやがるぜ。
あれ、一匹だけ微妙に大きくね?
いや、やっぱり大きいよね。
こいつが群れのボスかな?
「じゃあ、お前が群れのリーダーね。アーノルド」
「バウッ!」
返事をしたよ……。
こいつがやっぱりリーダーなのね。
しかも名前がアーノルドなのも当たりなのかな?
早朝の勤務から帰って来た雄狼たちは、自分の嫁の元に行くと、狩って来た獲物を渡す。
嫁たちは、その獲物をハグハグと食べていた。
スカル姉さんは、ちゃんと餌をあげてるのかな?
それとも足りてないのかな?
いや、本能的に狩りをしているのか?
まあ、なんでもいいや。
せっかく増えた家族だから、成長を暖かく見守ってやるかな。
でも、増えすぎるのは問題になるぞ……。
これは早く魔王城をゲットして、こいつらが伸び伸びと走り回れるほどのスペースを、確保してやらねばなるまい。
そうだよ!
魔王城周辺の警護は、こいつらに任せれば良くね?
それなら数が増えても問題なかろう。
ナイスアイデアかな!?
んー……。
でも、安直すぎるかな?
まあ、子狼の仕付だけはちゃんとやって貰わないとならんだろ。
飼い主がペットに噛まれたら堪らんからな。
何せ相手は大型犬以上のダイナウルフ級だもの。
噛まれたら簡単に腕がもげそうだわ……。
今度スカル姉さんに、ブリーダーの知り合いが居ないか訊いてみるか。
いや、相手がダイナウルフ級だからモンスターテイマーかな?
でも、モンスターテイマーなんてクラスは、冒険者ギルドでも見たことが無いぞ……。
これはギルガメッシュの専門だな。
よし、これから冒険者ギルドに行って訊いてみるかな。
何せ久しぶりだしさ。
たまには顔を出さないと死んだと勘違いされかねんからな。
「ガイア、俺は出掛けてくるわ~」
「ガイアも行く~」
うわ~、面倒臭いな……。
幼女は付いてくるなよ。
「ガイアは留守番だ。パンダと遊んでろよ」
「パンダはパンダで飽きた」
意味が分からんが、飽きたのね。
ならば~。
「じゃあこれで暇潰しをしていろよ」
「ぬにゅ?」
俺は異次元宝物庫から首を振るう赤べこ+1を取り出してガイアに手渡した。
【首を振るう赤べこ+1。首を揺らすと暇潰しになる】
「それで遊んでろ」
「うん……」
ガイアは赤べこを床に置いて首を突っつき揺らして遊び出す。
幼女はぼぉ~っとした眼差しで、揺れる赤べこの頭を狼たちと一緒に眺めていた。
流石はプラス1のマジックアイテムだな。
マジで暇潰しになってるよ……。
こうして俺は、朝から冒険者ギルドに向かった。
【つづく】
テーブルには一緒に住んでいる面々が並んでいる。
スカル姉さん、ガイア、ゴリ、バイマン、オアイドスだ。
朝食を作ってくれたのはミイラメイドのプロ子である。
目玉焼きにソーセージとパン。
ドジっ娘でも作れる簡単な料理である。
俺が目玉焼きを頬張ると、口の中でガリっと固い音が鳴った。
卵の殻だな……。
流石はドジっ娘だわ……。
突っ込む気にもならん……。
そう言えば──。
「スカル姉さん、あのさ?」
「なんだ、アスラン?」
「狼たちはどうした?」
スカル姉さんは、皿の上のソーセージをフォークで突っつきながら答えた。
「いま皆で食べてるじゃあないか」
ガシャン!
スカル姉さん以外全員がフォークを皿の上に落とした。
男たちは顔を青くさせ、ガイアは涙を浮かべて泣きそうな顔をしている。
「ほら、家は大飯喰らいが多いじゃんか」
皆がゴリを見詰めた。
「えっ、俺のせいか……」
「冗談だよ。外の納屋に居る。数が増えたからな」
「へぇ……?」
数が増えたって、なんだろう?
俺は盾から狼たちを召喚してないぞ。
それとも誰かが勝手に盾から狼を召喚したのか?
いや、それはないぞ。
だって盾は異次元宝物庫内に在るのだから。
「どう言うことだ、スカル姉さん?」
「何が?」
「数が増えたって?」
「あー。子供を産んだんだ」
「えっ、マジ……」
「しかも三匹が三匹も産むから、九頭も増えたぞ」
「マジか……」
「だからそろそろ間引いてソーセージにでもするか?」
ガシャン!!
またスカル姉さん以外がフォークを皿の上に落とした。
「冗談だよ。本気にするな」
俺はパンを咥えながら席を立つ。
「はっふはふはふぅ~」
「立ちながら喋るな。それと喋りながら食べるな。あと、座って食べる」
スカル姉さんに注意された俺は、席に戻るとコーヒーでパンを流し込んだ。
「ちょっと狼たちを見て来るわ」
「いってらっしゃい」
「ガイアも行く~」
俺とガイアは食卓を離れて外の納屋を目指した。
まあ、貧乏一家なので納屋には馬が一頭も居ないんだけどね。
だから狼専用の納屋になっているのか。
俺が納屋に入ると藁の上で三匹の狼が子供たちに乳をあげていた。
どうやら狼たちも朝飯のようだ。
「本当だ、子供を産んでやがるわ……」
「赤ちゃん、かわいいね~」
駆け寄ったガイアがしゃがみ込んで、乳を吸う子犬を撫で回す。
あー、子犬じゃなくて子狼かな。
それにしても一気に九頭も増えるのか……。
これはまずったかも知れんな。
まさか雄と雌が三頭ずついるとはおもわなかったぜ。
てか、盾を使って二回召喚したので雄と雌の数が揃ったのか。
それでカップルが丁度三組できたわけだな。
偶然って怖いわ~……。
てか、こいつらやっぱり魔法の生命体じゃあないぞ、普通の狼と一緒だわ。
このままではドンドン増えかねない。
矯正手術か!?
チ◯コ抜くか!?
うわー、でもそれは可哀想だな……。
同じ雄としてチ◯コをもがれるのは想像したくないわ……。
てか、あれ?
そう言えば雄の三匹はどこに行ったんだ?
「ガルゥ」
うわ!!
びっくりした!!
俺が振り返れば三匹の雄狼たちが立っていた。
三匹は口にウサギやヘビの死体を咥えている。
なに、こいつら?
狩りでもしてきたのかよ?
逞しいな……。
ちゃんと嫁や子供たちを養ってやがるぜ。
あれ、一匹だけ微妙に大きくね?
いや、やっぱり大きいよね。
こいつが群れのボスかな?
「じゃあ、お前が群れのリーダーね。アーノルド」
「バウッ!」
返事をしたよ……。
こいつがやっぱりリーダーなのね。
しかも名前がアーノルドなのも当たりなのかな?
早朝の勤務から帰って来た雄狼たちは、自分の嫁の元に行くと、狩って来た獲物を渡す。
嫁たちは、その獲物をハグハグと食べていた。
スカル姉さんは、ちゃんと餌をあげてるのかな?
それとも足りてないのかな?
いや、本能的に狩りをしているのか?
まあ、なんでもいいや。
せっかく増えた家族だから、成長を暖かく見守ってやるかな。
でも、増えすぎるのは問題になるぞ……。
これは早く魔王城をゲットして、こいつらが伸び伸びと走り回れるほどのスペースを、確保してやらねばなるまい。
そうだよ!
魔王城周辺の警護は、こいつらに任せれば良くね?
それなら数が増えても問題なかろう。
ナイスアイデアかな!?
んー……。
でも、安直すぎるかな?
まあ、子狼の仕付だけはちゃんとやって貰わないとならんだろ。
飼い主がペットに噛まれたら堪らんからな。
何せ相手は大型犬以上のダイナウルフ級だもの。
噛まれたら簡単に腕がもげそうだわ……。
今度スカル姉さんに、ブリーダーの知り合いが居ないか訊いてみるか。
いや、相手がダイナウルフ級だからモンスターテイマーかな?
でも、モンスターテイマーなんてクラスは、冒険者ギルドでも見たことが無いぞ……。
これはギルガメッシュの専門だな。
よし、これから冒険者ギルドに行って訊いてみるかな。
何せ久しぶりだしさ。
たまには顔を出さないと死んだと勘違いされかねんからな。
「ガイア、俺は出掛けてくるわ~」
「ガイアも行く~」
うわ~、面倒臭いな……。
幼女は付いてくるなよ。
「ガイアは留守番だ。パンダと遊んでろよ」
「パンダはパンダで飽きた」
意味が分からんが、飽きたのね。
ならば~。
「じゃあこれで暇潰しをしていろよ」
「ぬにゅ?」
俺は異次元宝物庫から首を振るう赤べこ+1を取り出してガイアに手渡した。
【首を振るう赤べこ+1。首を揺らすと暇潰しになる】
「それで遊んでろ」
「うん……」
ガイアは赤べこを床に置いて首を突っつき揺らして遊び出す。
幼女はぼぉ~っとした眼差しで、揺れる赤べこの頭を狼たちと一緒に眺めていた。
流石はプラス1のマジックアイテムだな。
マジで暇潰しになってるよ……。
こうして俺は、朝から冒険者ギルドに向かった。
【つづく】
0
お気に入りに追加
385
あなたにおすすめの小説
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる