143 / 604
第143話【私は神だ】
しおりを挟む
俺は気絶した自分を斜め上の空から見下ろしていた。
5メートルぐらい離れた空からだ。
俺は気絶しながら幽体離脱しているようだな。
俺の本体はだらしなく白目を向いて倒れている。
あーあ、情けなく口から涎が垂れてるよ。
それにしても始めてだな、幽体離脱なんてよ。
こんな機会は滅多に無いから楽しんで見るか~。
あれ?
何だか音が聞こえなくなってきたな?
ポラリスのしゃべっている声が聞こえなくなったぞ。
全裸のパーカーさんが駆け寄って来て、俺の意識を取り戻そうと往復ピンタを食らわしていやがる。
うわ、痛そうだ。
やめてくれよ……。
丸太で頭を強打されたんだから、もうちょっと優しく起こしてくれてもいいじゃあないか。
目が覚めたら往復ピンタを倍返ししてやるぞ。
それにしても目が覚めないな。
あれ、ピーターさんが俺の胸に耳を当ててるぞ?
それから慌てるとおデブなアンナを呼び寄せる。
アンナが気絶している俺の手首を持って脈をはかり始めやがったわ。
もう~、おおげさだな。
ポラリスも何をオロオロしているんだよ。
んん?
どうした、アンナ?
何故に暗い顔で首を左右に振るんだ?
おいおい、ポラリスが慌てて狼狽し始めたじゃあないか。
パーカーさん、何故に白目を向いている俺の目蓋を手で閉じちゃうの?
それから両手を胸の上で組ませるなよ。
まるで俺の死体を丁寧に扱ってるみたいじゃあないか。
もう、やめてくれよ~、やだな~。
まるで俺が死んだみたいじゃあないか~。
あ~……。
まさか……。
俺、死んだの?
マジで!!
マジで俺が死んじゃったのか!?
嘘だろ!?
だって俺ここで元気にしているじゃんか!?
この俺の意識は何ですか!?
ああ、幽体離脱だっけ!?
そんなことよりだ!!
ど、どうしよう俺はマジで死んじゃったのか!?
いやいやいや、嘘でしょう!?
だって俺はまだやるべきことが沢山残ってるよ!!
閉鎖ダンジョンだって攻略の途中だしさ!
英雄クラスのアンデットも、あと二体残ってるんだよ!
それにまだ俺は童貞なんだぜ!
なのに死ぬとか有り得ないわ!!
しかも、こんな間抜けな死にかたがあるかよ!!
どうせ死ぬなら、もっと派手にかっこよく豪快に死にてえよ!!
こんな裏庭で丸太にボコられて死ぬなんていやですわ!!
誰か助けてくれ!!
『私がお助けいたしましょうか』
えっ!?
誰だよ!?
『私は神だ』
えっ!?
神さまだって!?
し、信じるかよ、神なんてよ!!
『だが、私は神だ』
信じねえぞ、神なんて!!
お前は誰だ!?
『だから神だ』
信じるかって言ってるだろ!!
そんなモンスターエンジン見たいな登場をする神なんて信じられるか!!
『いや、信じなさい。私は神だ』
だから信じないぞ!!
そうか、お前は俺を騙そうとしているな!?
『いやいや、騙そうなんてしてないから』
いいや、きっとお前は悪魔だな!!
俺を騙して魂を乗っ取ろうと企んでいるだろ!?
『そんな企みはないから、信じなさい。私は神だ!』
そんな馬鹿な話があるか、悪魔野郎が!!
『だから悪魔じゃあないってば、私は神だ!!』
信じられるか、お前が神様なら証拠を見せてみろよ!?
『証拠と言われましても、それは信じてもらうしかないかな』
証拠が無いだと!?
やっぱり怪しいぞ!!
お前はやっぱり絶対に悪魔だろ!?
『だから悪魔じゃないってば、神だってば!!』
いいや、悪魔だ、悪魔だ、悪魔だよ!
『いやいやいや、よりによって悪魔なんかと間違わないで、私は神だからさ!!』
昔から怪しいヤツほど自分を神だとか仏だとかぬかすんだよ!?
『えー、じゃあどうやったら私が神だと信じてくれるのさ!!』
俺を生き返らせたら信じてやろう!!
『いやー、それは駄目かな~』
ほーーら、やっぱり悪魔じゃあねえか!?
『それとこれとは話が別だよ!!』
いいや、神様なら俺を必ず生き返らせてくれるもの。
それが出来ないならあんたは悪魔だ!!
『う~わ、この人、面倒臭いな……』
神様なら面倒臭いとか言うなよ、悪魔野郎!!
『あー、もー、もう用件だけ伝えるよ』
なに?
『えっーと、なんだったっけな。もう慌てたから台詞を完全に忘れたわ……』
台本見てもいいよ。
『えっ、いいの?』
うん、俺はそう言うの気にしないからさ。
『悪いね~。今回がこの仕事の初日なんだよね』
あー、それは大変だね。
なのに面倒臭いこと言ってすまなかったよ。
ほら、俺も死んだばかりだから気が動転してたからさ。
『いやいや、いいんだよ。私が神だって理解して貰えればさ』
いや~、それはまだちょっと……。
『えぇ~、まだ信じてくれないの?』
うん、最近さ、たちの悪い糞女神に引っ掛かってさ、えらい呪いをかけられたばかりなんだよね。
『それは厄介だったね。ちなみにその女神って誰ですか?』
あー、なんて名前だったかな~。
いつも糞女神としか読んでないからさ、名前なんか覚えてないわ。
『そうですか。ですが貴方には転生者の御加護が施されているから私が参上したわけなんだけれど』
あー、そうだ。
糞女神の特徴で語尾にハートマークをよく付けやがるんだわ。
『あー、大体誰だか分かりましたよ……』
そいつに転生させられたのよね。
『それは本当に厄介な女神に転生させられましたね。私だったら泣いてますよ……』
えっ、わかって貰えるの?
『ええ、分かりますとも。その女神様はおそらく私の上司ですから……』
うわぁ~、あんたあんなのの下で働いているの?
辛くね?
会社辞めたくね?
『ええ、正直辞めたいですわ……』
同情するよ、あんたにさ。
分かった、あんたを神様だって信じるよ。特別だからな。
『有り難うございます』
じゃあ、なんで来たかに話を戻そうか?
『はい、では、途中はもう省きまして、貴方を復活させます』
なんだよ、生き返らせてくれるんじゃんか。
『まあ、転生者ですからね』
じゃあ、早く生き返らせてくれよ。
『ただしペナルティーを授けます』
えー、呪いかよ~。
『呪いじゃあありません。ペナルティーですよ』
どっちでも構わないが、お手柔らかに頼むぞ。
まあ、死んだのは俺が未熟だったのが原因だし、文句も言えないわな。
『ペナルティーとは、貴方に死と同様の不幸を授けます』
また、豪快にヤバそうなペナルティーだな。
でぇ、内容はなんだい?
『あなたが性欲を抱くと苦しみだして、挙げ句は行為に至ると死んでしまうペナルティーです!』
へぇ?
『驚きましたか』
ああ、スゲー驚いてるわ。
だってその呪いは糞女神に転生された時に食らってる呪いだからよ。
『えっ……?』
だから糞女神にもう食らっている呪いだよ、それ。
『そ、そんな記録は記載されてませんよ……?』
いやいや、そんなことは無いぞ。ちゃんと調べろよ!
『あなたの書類には、そんな記載は一切有りませんが……』
じゃあよ、俺の体を調べろよ。本体を見てみろよ。
『分かりました。では、調べさせて…………本当だ!!??』
だろ~~。
『な、何故ですか!?』
だからさ、何度も言ってるだろ。
この呪いは糞女神に転生された時に食らった呪いだってばよ。
『そんな記載は無いのに、貴方には呪いが掛かってますね!』
なんだ?
嬉しそうだな?
『これは使えますぞ~。公文書偽造ですね~』
なに、急に悪そうな口調に変わったな……。
『これをネタに上司の失脚を狙えるかも知れませんぞ!』
マジか!?
『じゃあ、あなたをさっさと復活させて私は帰ります。上司を失脚させたい同僚と作戦を組まなければ!』
おいおい、同胞が居るのかよ。
てか、あの糞女神は恨まれ過ぎじゃあね?
まあ、構わんけれどさ。
『では、貴方を復活させます、それでは然らば!!』
早いな………。
そして、俺は目を覚ました。
裏庭の芝生の上で意識が戻る。
「あたたた……。首と頭が痛いな……」
「うわぉ~~~ん、アスランが目を覚ましたわ~~!!」
俺が目を覚ますと泣きじゃくるポラリスが抱き付いて来た。
スケールメイス越しにだが、純粋無垢な乙女の甘い香りが鼻に届くと俺の煩悩を煽る。
ええ~、匂いだな~。
ムクムクとおっ立ちそうだわ~。
油断───。
直後、心臓が爆発しそうに痛み出す。
「ぐっぁぁああがああがが!!!」
俺はポラリスを引き剥がそうと力んだが、怪力娘はびくともせずに抱き付いていた。
「畜生ぅぅうう、呪いはそのままかよ!!!」
【つづく】
5メートルぐらい離れた空からだ。
俺は気絶しながら幽体離脱しているようだな。
俺の本体はだらしなく白目を向いて倒れている。
あーあ、情けなく口から涎が垂れてるよ。
それにしても始めてだな、幽体離脱なんてよ。
こんな機会は滅多に無いから楽しんで見るか~。
あれ?
何だか音が聞こえなくなってきたな?
ポラリスのしゃべっている声が聞こえなくなったぞ。
全裸のパーカーさんが駆け寄って来て、俺の意識を取り戻そうと往復ピンタを食らわしていやがる。
うわ、痛そうだ。
やめてくれよ……。
丸太で頭を強打されたんだから、もうちょっと優しく起こしてくれてもいいじゃあないか。
目が覚めたら往復ピンタを倍返ししてやるぞ。
それにしても目が覚めないな。
あれ、ピーターさんが俺の胸に耳を当ててるぞ?
それから慌てるとおデブなアンナを呼び寄せる。
アンナが気絶している俺の手首を持って脈をはかり始めやがったわ。
もう~、おおげさだな。
ポラリスも何をオロオロしているんだよ。
んん?
どうした、アンナ?
何故に暗い顔で首を左右に振るんだ?
おいおい、ポラリスが慌てて狼狽し始めたじゃあないか。
パーカーさん、何故に白目を向いている俺の目蓋を手で閉じちゃうの?
それから両手を胸の上で組ませるなよ。
まるで俺の死体を丁寧に扱ってるみたいじゃあないか。
もう、やめてくれよ~、やだな~。
まるで俺が死んだみたいじゃあないか~。
あ~……。
まさか……。
俺、死んだの?
マジで!!
マジで俺が死んじゃったのか!?
嘘だろ!?
だって俺ここで元気にしているじゃんか!?
この俺の意識は何ですか!?
ああ、幽体離脱だっけ!?
そんなことよりだ!!
ど、どうしよう俺はマジで死んじゃったのか!?
いやいやいや、嘘でしょう!?
だって俺はまだやるべきことが沢山残ってるよ!!
閉鎖ダンジョンだって攻略の途中だしさ!
英雄クラスのアンデットも、あと二体残ってるんだよ!
それにまだ俺は童貞なんだぜ!
なのに死ぬとか有り得ないわ!!
しかも、こんな間抜けな死にかたがあるかよ!!
どうせ死ぬなら、もっと派手にかっこよく豪快に死にてえよ!!
こんな裏庭で丸太にボコられて死ぬなんていやですわ!!
誰か助けてくれ!!
『私がお助けいたしましょうか』
えっ!?
誰だよ!?
『私は神だ』
えっ!?
神さまだって!?
し、信じるかよ、神なんてよ!!
『だが、私は神だ』
信じねえぞ、神なんて!!
お前は誰だ!?
『だから神だ』
信じるかって言ってるだろ!!
そんなモンスターエンジン見たいな登場をする神なんて信じられるか!!
『いや、信じなさい。私は神だ』
だから信じないぞ!!
そうか、お前は俺を騙そうとしているな!?
『いやいや、騙そうなんてしてないから』
いいや、きっとお前は悪魔だな!!
俺を騙して魂を乗っ取ろうと企んでいるだろ!?
『そんな企みはないから、信じなさい。私は神だ!』
そんな馬鹿な話があるか、悪魔野郎が!!
『だから悪魔じゃあないってば、私は神だ!!』
信じられるか、お前が神様なら証拠を見せてみろよ!?
『証拠と言われましても、それは信じてもらうしかないかな』
証拠が無いだと!?
やっぱり怪しいぞ!!
お前はやっぱり絶対に悪魔だろ!?
『だから悪魔じゃないってば、神だってば!!』
いいや、悪魔だ、悪魔だ、悪魔だよ!
『いやいやいや、よりによって悪魔なんかと間違わないで、私は神だからさ!!』
昔から怪しいヤツほど自分を神だとか仏だとかぬかすんだよ!?
『えー、じゃあどうやったら私が神だと信じてくれるのさ!!』
俺を生き返らせたら信じてやろう!!
『いやー、それは駄目かな~』
ほーーら、やっぱり悪魔じゃあねえか!?
『それとこれとは話が別だよ!!』
いいや、神様なら俺を必ず生き返らせてくれるもの。
それが出来ないならあんたは悪魔だ!!
『う~わ、この人、面倒臭いな……』
神様なら面倒臭いとか言うなよ、悪魔野郎!!
『あー、もー、もう用件だけ伝えるよ』
なに?
『えっーと、なんだったっけな。もう慌てたから台詞を完全に忘れたわ……』
台本見てもいいよ。
『えっ、いいの?』
うん、俺はそう言うの気にしないからさ。
『悪いね~。今回がこの仕事の初日なんだよね』
あー、それは大変だね。
なのに面倒臭いこと言ってすまなかったよ。
ほら、俺も死んだばかりだから気が動転してたからさ。
『いやいや、いいんだよ。私が神だって理解して貰えればさ』
いや~、それはまだちょっと……。
『えぇ~、まだ信じてくれないの?』
うん、最近さ、たちの悪い糞女神に引っ掛かってさ、えらい呪いをかけられたばかりなんだよね。
『それは厄介だったね。ちなみにその女神って誰ですか?』
あー、なんて名前だったかな~。
いつも糞女神としか読んでないからさ、名前なんか覚えてないわ。
『そうですか。ですが貴方には転生者の御加護が施されているから私が参上したわけなんだけれど』
あー、そうだ。
糞女神の特徴で語尾にハートマークをよく付けやがるんだわ。
『あー、大体誰だか分かりましたよ……』
そいつに転生させられたのよね。
『それは本当に厄介な女神に転生させられましたね。私だったら泣いてますよ……』
えっ、わかって貰えるの?
『ええ、分かりますとも。その女神様はおそらく私の上司ですから……』
うわぁ~、あんたあんなのの下で働いているの?
辛くね?
会社辞めたくね?
『ええ、正直辞めたいですわ……』
同情するよ、あんたにさ。
分かった、あんたを神様だって信じるよ。特別だからな。
『有り難うございます』
じゃあ、なんで来たかに話を戻そうか?
『はい、では、途中はもう省きまして、貴方を復活させます』
なんだよ、生き返らせてくれるんじゃんか。
『まあ、転生者ですからね』
じゃあ、早く生き返らせてくれよ。
『ただしペナルティーを授けます』
えー、呪いかよ~。
『呪いじゃあありません。ペナルティーですよ』
どっちでも構わないが、お手柔らかに頼むぞ。
まあ、死んだのは俺が未熟だったのが原因だし、文句も言えないわな。
『ペナルティーとは、貴方に死と同様の不幸を授けます』
また、豪快にヤバそうなペナルティーだな。
でぇ、内容はなんだい?
『あなたが性欲を抱くと苦しみだして、挙げ句は行為に至ると死んでしまうペナルティーです!』
へぇ?
『驚きましたか』
ああ、スゲー驚いてるわ。
だってその呪いは糞女神に転生された時に食らってる呪いだからよ。
『えっ……?』
だから糞女神にもう食らっている呪いだよ、それ。
『そ、そんな記録は記載されてませんよ……?』
いやいや、そんなことは無いぞ。ちゃんと調べろよ!
『あなたの書類には、そんな記載は一切有りませんが……』
じゃあよ、俺の体を調べろよ。本体を見てみろよ。
『分かりました。では、調べさせて…………本当だ!!??』
だろ~~。
『な、何故ですか!?』
だからさ、何度も言ってるだろ。
この呪いは糞女神に転生された時に食らった呪いだってばよ。
『そんな記載は無いのに、貴方には呪いが掛かってますね!』
なんだ?
嬉しそうだな?
『これは使えますぞ~。公文書偽造ですね~』
なに、急に悪そうな口調に変わったな……。
『これをネタに上司の失脚を狙えるかも知れませんぞ!』
マジか!?
『じゃあ、あなたをさっさと復活させて私は帰ります。上司を失脚させたい同僚と作戦を組まなければ!』
おいおい、同胞が居るのかよ。
てか、あの糞女神は恨まれ過ぎじゃあね?
まあ、構わんけれどさ。
『では、貴方を復活させます、それでは然らば!!』
早いな………。
そして、俺は目を覚ました。
裏庭の芝生の上で意識が戻る。
「あたたた……。首と頭が痛いな……」
「うわぉ~~~ん、アスランが目を覚ましたわ~~!!」
俺が目を覚ますと泣きじゃくるポラリスが抱き付いて来た。
スケールメイス越しにだが、純粋無垢な乙女の甘い香りが鼻に届くと俺の煩悩を煽る。
ええ~、匂いだな~。
ムクムクとおっ立ちそうだわ~。
油断───。
直後、心臓が爆発しそうに痛み出す。
「ぐっぁぁああがああがが!!!」
俺はポラリスを引き剥がそうと力んだが、怪力娘はびくともせずに抱き付いていた。
「畜生ぅぅうう、呪いはそのままかよ!!!」
【つづく】
0
お気に入りに追加
385
あなたにおすすめの小説
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる