148 / 604
第148話【六日目の朝】
しおりを挟む
六日目の朝が来る。
俺はちょっと遅めに部屋を出て、下の階に向かった。
パーカーさんとスパイダーさんの二人が、ちゃんと服を来てチェスを打っていた。
どうやら朝食は終わっている様子だな。
俺は真剣な表情でチェスを打つ二人に挨拶を掛ける。
「おはようございま~す」
「やあ、おはよう、アスランくん」
「チュース」
「アスランくん、俺たちは朝食を食べたが、君はどうする?」
「食事当番は俺っスから~、簡単で不味い飯しか作れないっスよ~」
「じゃあいいや。どうせ今日は城の外に出るつもりだったから、外で食べるよ」
「ああ、分かった」
「パーカーさん、チェックメイトで~す」
「なにっ!!」
俺は裏庭の詰所を出て行く。
チェスは、意外にスパイダーさんが一番強いんだよな。
この前はピーターさんも負けてたし。
あのチャラ男の脳にパーカーさんもピーターさんも敵わないとは侮れん……。
そんなことを考えながら町に出た俺は、朝食を食べるために不買品亭に入った。
やはり午前中は客足も少ない様子である。
カウンターではデップリと太った女将さんが調理の仕込みをやっていて、病弱そうな細い娘さんがモップでフロアーを掃除していた。
俺は床を拭くモップを避けながらカウンター席に腰かける。
「おばちゃん、なんでもいいから朝食を頼むわ」
ギロリと凄く恐い表情で女将さんに睨まれた。
手に持ったデカイ包丁が殺伐と輝きを放つ。
「お、お姉さん、食事をお願いします……」
「はぁ~い、ちょっと待っててね♡」
俺が言葉を言い直すと女将さんは満面の笑みの上に、語尾にハートマークをつけるほど機嫌を直して食事の準備を始めてくれた。
しばらくすると俺の目の前に朝食が並ぶ。
機嫌が良くなった女将さんは朝食の量を奮発してくれていた。
肉の山がテンコ盛りで出て来る。
う~む、流石にこれは食える量じゃあないな。
十人前は有りそうだ。
「昨日の晩の余り物だから安くしとくよ。全部食べていいからね」
食えね~よ……。
しかし微笑む女将さんは俺の頭より大きな包丁で肉の塊をバッコンバッコンと音を鳴らしながら捌いていた。
微笑む女将さんの顔に赤い血が付いてやがる。
こえーーよ……。
もしもこの肉の山を食べきらないと、俺も大型包丁で刻まれちゃうのかな?
俺は仕方がないので食えるだけ食った。
それでも肉の山は半分以上残ってしまう。
「まあ、あんたのサイズの割には食べたほうだね」
女将さんは、血の付いた顔で微笑んでいたが、台詞に悪意が無くても恐く感じられた。
うえ……、吐きそうだ……。
胃袋から肉の臭いが上がってくるぜ……。
俺は吐きそうなのを我慢しながら店を出る。
そろそろワイズマンのところに向かうか。
俺はのんびりとゲートまで歩いて腹の中を消化させようと心掛けた。
しかし、なかなか胃袋の中は消化なんて出来るもんじゃあねえな……。
まあ、今日はのんびりと行こうか。
俺はゲートを潜って町の外に出た。
しばらく歩いて人目が絶えたら異次元宝物庫から金馬のトロフィーを取り出す。
うむ、これもまだ使ってないよな。
この際だから使ってみるか。
【金馬のトロフィー+1。疲れ知らずの鍛えられた黒馬を召喚できる。一日に何度でも召喚できるが、同時に一頭だけである】
俺が適当に念じながら金馬のトロフィーを地面に置くと、ドロンっと煙を上げて黒馬が現れた。
「おおぅ、すげーなー」
立派な黒馬だった。
漆黒の体格は筋肉で引き締まっていて凛々しい。
手綱と鞍も付いている。
いつでも乗れる状態だった。
うむ、これは便利だな。
これがいつでもどこでも召喚出来るとなると、今後の旅も楽になるし時間短縮も大きいだろう。
しかし、なんだろうかな、この馬は……。
非常に目付きが悪くね?
立派な体格とは別に、目付きが死んでないか?
やさぐれてないか?
大丈夫なのかな?
まあ、乗せてくれるなら何でもいいや。
俺はなんとか馬の背中に乗り込んだ。
馬に乗るのは始めてなので、上手く走らせる自信が無い。
まあ、徐々に馴れて行きますか。
最初はゆっくり歩いて進む。
それでも自分で歩くよりは早かった。
こうして練習しておけば、レベルアップ時にスキルで覚えるだろうさ。
そこからどんどんと技術アップしていけばよかろうて。
でも、跳ねる俺の身体から朝食が吹き出そうできつかった。
そんな感じで俺は黒馬にまたがりながらワイズマンの屋敷を目指す。
屋敷に到着する直前に、木の影で黒馬から降りるとトロフィーに戻した。
こんな便利な物を誰かに見られると厄介かも知れない。
しばらくは異次元宝物庫同様に、他人には秘密にしておこうと思う。
俺がワイズマンの屋敷の前まで歩いて進むと、後方から馬車が走って来た。
金持ちが乗るような黒塗りの個室付き馬車だ。
この辺に建物はワイズマンの屋敷しかないから目的地は俺と一緒だろう。
馬車は俺を抜き去るとワイズマンの屋敷前に止まる。
馬車から降りてきたのはマヌカハニーさんだった。
俺に手を振っている。
それで、大きな乳が左右に揺れて目の毒だった。
この人は飛びっきりの美人ではないが、兎に角二つの凶器が大き過ぎて危険だわ。
その辺を自覚して貰いたいものだ。
俺が屋敷の玄関前まで到着すると、丁寧な仕草でマヌカハニーさんが挨拶をして来た。
「おはようございます、アスランくん」
マヌカハニーさんは25歳ぐらいだろうから俺より年上だ。
なのにこれだけ丁寧なのは、ビジネスウーマンの誇りなのだろうかな。
それよりなによりだ……。
微笑む笑顔よりも大きな二つの巨乳のほうが気になった。
うぐぅぅ……。
少し胸が痛む……。
出来るだけ如何わしいことは考えないようにしよう。
俺とマヌカハニーさんは屋敷前で話し込む。
「今日はまたワイズマン様にマジックアイテムの売り込みですか?」
「ああ、少し良さげなマジックアイテムを幾つか手に入れたからな」
俺は異次元宝物庫から銀のスプーンを取り出した。
マヌカハニーさんは異次元宝物庫の穴を見て驚いているようだったが、それ以上には聞いてこない。
まあ、信用できる人には見せても良いだろう。
このマヌカハニーさんは、人間性が確実に信用できる人物だ。
「このスプーンなんて面白いぞ」
「??」
俺はスプーンに蜂蜜を召喚させた。
スプーンの匙には黄色い液体が一杯に輝き出す。
「蜂蜜ですか!?」
「ああ、こんな感じのマジックアイテムも有るんだぜ」
「これは面白いですね。蜂蜜は貴重品ですから高く売れるかも知れませんよ」
マヌカハニーさんが笑顔で言ってくれた。
やはり蜂蜜は貴重品のようだな。
良し良しだ。
「どうぞ、全部食べていいよ」
「有り難うございます。私は名前通りに蜂蜜は大好物ですの!」
マヌカハニーさんは、俺が持ったままのスプーンを一口で咥えて蜂蜜を食べる。
まるで恋人同士がアーンをしてやっているようだった。
俺に取っては初アーンの記念日となってしまう。
なんだか少し恥ずかしいな。
そして、マヌカハニーさんは、両手で頬を押さえながら堪能していた。
「美味し~~い♡」
うむ、喜んでくれて嬉しいわ。
これで二つのスイカも糖分満点になるだろうさ。
あまあまのほわほわだろうな~。
うぐっ……。
ちょっと胸が……。
【つづく】
俺はちょっと遅めに部屋を出て、下の階に向かった。
パーカーさんとスパイダーさんの二人が、ちゃんと服を来てチェスを打っていた。
どうやら朝食は終わっている様子だな。
俺は真剣な表情でチェスを打つ二人に挨拶を掛ける。
「おはようございま~す」
「やあ、おはよう、アスランくん」
「チュース」
「アスランくん、俺たちは朝食を食べたが、君はどうする?」
「食事当番は俺っスから~、簡単で不味い飯しか作れないっスよ~」
「じゃあいいや。どうせ今日は城の外に出るつもりだったから、外で食べるよ」
「ああ、分かった」
「パーカーさん、チェックメイトで~す」
「なにっ!!」
俺は裏庭の詰所を出て行く。
チェスは、意外にスパイダーさんが一番強いんだよな。
この前はピーターさんも負けてたし。
あのチャラ男の脳にパーカーさんもピーターさんも敵わないとは侮れん……。
そんなことを考えながら町に出た俺は、朝食を食べるために不買品亭に入った。
やはり午前中は客足も少ない様子である。
カウンターではデップリと太った女将さんが調理の仕込みをやっていて、病弱そうな細い娘さんがモップでフロアーを掃除していた。
俺は床を拭くモップを避けながらカウンター席に腰かける。
「おばちゃん、なんでもいいから朝食を頼むわ」
ギロリと凄く恐い表情で女将さんに睨まれた。
手に持ったデカイ包丁が殺伐と輝きを放つ。
「お、お姉さん、食事をお願いします……」
「はぁ~い、ちょっと待っててね♡」
俺が言葉を言い直すと女将さんは満面の笑みの上に、語尾にハートマークをつけるほど機嫌を直して食事の準備を始めてくれた。
しばらくすると俺の目の前に朝食が並ぶ。
機嫌が良くなった女将さんは朝食の量を奮発してくれていた。
肉の山がテンコ盛りで出て来る。
う~む、流石にこれは食える量じゃあないな。
十人前は有りそうだ。
「昨日の晩の余り物だから安くしとくよ。全部食べていいからね」
食えね~よ……。
しかし微笑む女将さんは俺の頭より大きな包丁で肉の塊をバッコンバッコンと音を鳴らしながら捌いていた。
微笑む女将さんの顔に赤い血が付いてやがる。
こえーーよ……。
もしもこの肉の山を食べきらないと、俺も大型包丁で刻まれちゃうのかな?
俺は仕方がないので食えるだけ食った。
それでも肉の山は半分以上残ってしまう。
「まあ、あんたのサイズの割には食べたほうだね」
女将さんは、血の付いた顔で微笑んでいたが、台詞に悪意が無くても恐く感じられた。
うえ……、吐きそうだ……。
胃袋から肉の臭いが上がってくるぜ……。
俺は吐きそうなのを我慢しながら店を出る。
そろそろワイズマンのところに向かうか。
俺はのんびりとゲートまで歩いて腹の中を消化させようと心掛けた。
しかし、なかなか胃袋の中は消化なんて出来るもんじゃあねえな……。
まあ、今日はのんびりと行こうか。
俺はゲートを潜って町の外に出た。
しばらく歩いて人目が絶えたら異次元宝物庫から金馬のトロフィーを取り出す。
うむ、これもまだ使ってないよな。
この際だから使ってみるか。
【金馬のトロフィー+1。疲れ知らずの鍛えられた黒馬を召喚できる。一日に何度でも召喚できるが、同時に一頭だけである】
俺が適当に念じながら金馬のトロフィーを地面に置くと、ドロンっと煙を上げて黒馬が現れた。
「おおぅ、すげーなー」
立派な黒馬だった。
漆黒の体格は筋肉で引き締まっていて凛々しい。
手綱と鞍も付いている。
いつでも乗れる状態だった。
うむ、これは便利だな。
これがいつでもどこでも召喚出来るとなると、今後の旅も楽になるし時間短縮も大きいだろう。
しかし、なんだろうかな、この馬は……。
非常に目付きが悪くね?
立派な体格とは別に、目付きが死んでないか?
やさぐれてないか?
大丈夫なのかな?
まあ、乗せてくれるなら何でもいいや。
俺はなんとか馬の背中に乗り込んだ。
馬に乗るのは始めてなので、上手く走らせる自信が無い。
まあ、徐々に馴れて行きますか。
最初はゆっくり歩いて進む。
それでも自分で歩くよりは早かった。
こうして練習しておけば、レベルアップ時にスキルで覚えるだろうさ。
そこからどんどんと技術アップしていけばよかろうて。
でも、跳ねる俺の身体から朝食が吹き出そうできつかった。
そんな感じで俺は黒馬にまたがりながらワイズマンの屋敷を目指す。
屋敷に到着する直前に、木の影で黒馬から降りるとトロフィーに戻した。
こんな便利な物を誰かに見られると厄介かも知れない。
しばらくは異次元宝物庫同様に、他人には秘密にしておこうと思う。
俺がワイズマンの屋敷の前まで歩いて進むと、後方から馬車が走って来た。
金持ちが乗るような黒塗りの個室付き馬車だ。
この辺に建物はワイズマンの屋敷しかないから目的地は俺と一緒だろう。
馬車は俺を抜き去るとワイズマンの屋敷前に止まる。
馬車から降りてきたのはマヌカハニーさんだった。
俺に手を振っている。
それで、大きな乳が左右に揺れて目の毒だった。
この人は飛びっきりの美人ではないが、兎に角二つの凶器が大き過ぎて危険だわ。
その辺を自覚して貰いたいものだ。
俺が屋敷の玄関前まで到着すると、丁寧な仕草でマヌカハニーさんが挨拶をして来た。
「おはようございます、アスランくん」
マヌカハニーさんは25歳ぐらいだろうから俺より年上だ。
なのにこれだけ丁寧なのは、ビジネスウーマンの誇りなのだろうかな。
それよりなによりだ……。
微笑む笑顔よりも大きな二つの巨乳のほうが気になった。
うぐぅぅ……。
少し胸が痛む……。
出来るだけ如何わしいことは考えないようにしよう。
俺とマヌカハニーさんは屋敷前で話し込む。
「今日はまたワイズマン様にマジックアイテムの売り込みですか?」
「ああ、少し良さげなマジックアイテムを幾つか手に入れたからな」
俺は異次元宝物庫から銀のスプーンを取り出した。
マヌカハニーさんは異次元宝物庫の穴を見て驚いているようだったが、それ以上には聞いてこない。
まあ、信用できる人には見せても良いだろう。
このマヌカハニーさんは、人間性が確実に信用できる人物だ。
「このスプーンなんて面白いぞ」
「??」
俺はスプーンに蜂蜜を召喚させた。
スプーンの匙には黄色い液体が一杯に輝き出す。
「蜂蜜ですか!?」
「ああ、こんな感じのマジックアイテムも有るんだぜ」
「これは面白いですね。蜂蜜は貴重品ですから高く売れるかも知れませんよ」
マヌカハニーさんが笑顔で言ってくれた。
やはり蜂蜜は貴重品のようだな。
良し良しだ。
「どうぞ、全部食べていいよ」
「有り難うございます。私は名前通りに蜂蜜は大好物ですの!」
マヌカハニーさんは、俺が持ったままのスプーンを一口で咥えて蜂蜜を食べる。
まるで恋人同士がアーンをしてやっているようだった。
俺に取っては初アーンの記念日となってしまう。
なんだか少し恥ずかしいな。
そして、マヌカハニーさんは、両手で頬を押さえながら堪能していた。
「美味し~~い♡」
うむ、喜んでくれて嬉しいわ。
これで二つのスイカも糖分満点になるだろうさ。
あまあまのほわほわだろうな~。
うぐっ……。
ちょっと胸が……。
【つづく】
0
お気に入りに追加
384
あなたにおすすめの小説
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
俺のセフレが義妹になった。そのあと毎日めちゃくちゃシた。
ねんごろ
恋愛
主人公のセフレがどういうわけか義妹になって家にやってきた。
その日を境に彼らの関係性はより深く親密になっていって……
毎日にエロがある、そんな時間を二人は過ごしていく。
※他サイトで連載していた作品です
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる