28 / 604
第28話【冒険者ギルド登録】
しおりを挟む
スカル姉さんに冒険者ギルドの場所を教えてもらった俺はローブのフードで視線を隠しながらソドムタウン内を進んだ。
冒険者ギルド本部はソドムタウンのほぼ中央に在るらしい。
そして、まもなくして冒険者ギルド本部に到着する。
そこは大きな古い砦だった。
ここからこの町が広がり発展していったのが一目で分かった。
冒険者ギルドが始まりなんだ。この町の──。
俺は門を潜り砦の中に入って行った。
そこは酒場だった。
広くて大きな酒場だ。
酒場のサイズの割には客は少ない。
でも、すべての客が完全武装だった。
武器を下げ、防具を身に付けている。
いつでも戦える姿であった。
武器しか下げていない軽装なのは、俺だけだ。
酒場内は、バーテンダーに数人のウェイトレスが業務に励んでいる以外は、すべての人が冒険者のようだった。
冒険者以外の一般客はいない。
この酒場からは、ソドムタウンを欲にまみれて闊歩している男たちとは違う匂いがした。
勇者の匂いだ。
勇ましさを感じ取る。
とりあえず俺は受付を探した。
まずはギルドに会員登録せにゃならん。
だが、良く分からないのでウェイトレスさんを捕まえて訊いてみた。
俺が礼儀を正すためにフードを取ると視界が広がる。
だが、ウェイトレスさんのセクシーな制服が飛び込んで来てドキッとした。
もう、ノーパンメイド喫茶のようだった。
きわどい制服を若くてべっぴんな娘さんたちが身に付けているのだ。
すげーサービス豊富な酒場だと思った。
これが無料で堪能できるのだ。
なんともお得なお店だろう。
だが、目の毒であり、呪いが心臓を苦しめる。
俺は悔しかったが、すぐさまフードを被り直して視線を隠す。
それからウェイトレスさんに訊いた。
「すみません、冒険者の登録をしたいのですが、どこでやればいいのですか?」
俺はウェイトレスさんの顔も上半身も見れないから、かなりの不審者っぽかったんだろうな。
ウェイトレスさんは怪訝そうな声で答えてくれた。
「に、二階です……」
あー、完全に怪しまれている。
女の子に嫌われるって悲しいよね。
落ち込みながらも俺は辺りを見回して階段を見つけると、そちらに向かって進んでいった。
スタスタと階段を上がる。
二階に上がると数人の冒険者たちが、何枚もの依頼書だと思われる紙が貼られた掲示板を眺めていた。
その他に受付の人が座るカウンターが幾つかあった。
何故かこの世界の文字が読める俺は、その内の一つから会員登録のカウンターの看板を見付ける。
他のカウンターは依頼受付とアイテム鑑定のカウンターだった。
俺が会員登録のカウンターに進むとカウンター内にはマッチョで大柄の中年男性が座っていた。
鋭い眼光にモヒカンヘアー。上半身が全裸で乳首を二本のサスペンダーで隠している。
ああ、変態だ……。
そう思ったが、何故か安心した。
俺の物語らしいキャラが出て来たぞと安堵する。
フードから顔を出した俺は、モヒカンマッチョマンに話し掛けた。
「すみません、会員登録したいんですが?」
「あらぁ」
モヒカンマッチョマンは羊皮紙と羽ペンを差し出しながら言う。
「あらぁ、あらぁ、可愛いわねぇ。あなたぁ、文字は読めるのぉ~。それと書けるかしらぁ~?」
あー、オカマだ。
俺はモヒカンオカママッチョマンのキャラ建てに感心した。
モブのくせして、そこまでして目立ちたいのかと思う。
モブはモブでレギュラー化したくて必死なのだと感じた。
「文字よ、文字ぃ~。書けるのぉ?」
「読めるから書けると思いますが」
書いたことがないから分からなかったが、読めるのだからかけるだろうと安易に思う。
俺は羽ペンを取って羊皮紙を見た。
契約書だった。
入会料が1000G。
依頼料金の一割をギルドが頂く。
ギルドで受けた依頼に関してのパーティーはギルドメンバー内でのみ組む。
毎年の年末に年会費として1000Gを徴収する。
契約書の規約を破ったらソドムタウンから追放される。
規約はこんなもんだった。
最後にクラスと名前を書く欄がある。
俺が契約書を読んでいるとモヒカンオカママッチョマンが言う。
「読み終わったらぁ、クラスと名前を書いて、血判を押してねぇ」
「クラスって?」
「クラスよ~。あなた何が得意なのかしら。剣とか魔法とかさぁ」
「そのクラスですか……」
悩む、俺。
俺は何が得意なのか?
どんなクラスなのかな?
ステータス画面にはクラスまでは書いてないしな。
俺が悩んでいるとモヒカンオカママッチョマンが言う。
「分からないなら見習いね。その内に、何が得意か分かってくるはずよ」
「じゃあ、それで──」
「書くのは名前だけでいいわよぉ~」
「はい」
俺は促されるままに名前を書いた。
さて、問題は血判だ。
血判って、あれでしょう。
指を切って血を出して推す判子でしょう。
痛いの怖いわ……。
「血判をやるんですか……」
俺が嫌そうな顔で述べるとモヒカンマッチョマンが赤い朱肉を差し出した。
「嫌ならぁ、拇印でいいわよぉ~」
「いいんかい!」
俺は突っ込みの後に名前を書いて拇印を押すと契約書を完成させた。
そして1000Gを差し出す。
「おめでとう。これであなたも立派なギルドメンバーよぉ。うふん♡」
モヒカンオカママッチョマンが片目でウィンクをしてハートマークを飛ばして来た。
キモイ……。
すると奥の扉が開いて女性が顔を出す。
「ギルドマスター、お客様です。こちらに御越しください」
「ええ、分かったわぁ~」
女性に呼ばれて俺の前のモヒカンオカママッチョマンが立ち上がる。
なに!
この人がギルマスなのかよ!!
ただの受付役のモブじゃあないじゃん!!
「なんでギルドマスターが受付を!?」
最後にギルマスが述べる。
「暇を持て余したギルドマスターの戯れだ!!」
「そ、そうですかぁ……」
「ちなみに俺はオカマじゃあないからな!」
口調が普通に戻っていた。
「えっ、どう言うこと……?」
「だからただの戯れだっ!!」
あー、はいはい……。
分かりましたとも……。
【つづく】
冒険者ギルド本部はソドムタウンのほぼ中央に在るらしい。
そして、まもなくして冒険者ギルド本部に到着する。
そこは大きな古い砦だった。
ここからこの町が広がり発展していったのが一目で分かった。
冒険者ギルドが始まりなんだ。この町の──。
俺は門を潜り砦の中に入って行った。
そこは酒場だった。
広くて大きな酒場だ。
酒場のサイズの割には客は少ない。
でも、すべての客が完全武装だった。
武器を下げ、防具を身に付けている。
いつでも戦える姿であった。
武器しか下げていない軽装なのは、俺だけだ。
酒場内は、バーテンダーに数人のウェイトレスが業務に励んでいる以外は、すべての人が冒険者のようだった。
冒険者以外の一般客はいない。
この酒場からは、ソドムタウンを欲にまみれて闊歩している男たちとは違う匂いがした。
勇者の匂いだ。
勇ましさを感じ取る。
とりあえず俺は受付を探した。
まずはギルドに会員登録せにゃならん。
だが、良く分からないのでウェイトレスさんを捕まえて訊いてみた。
俺が礼儀を正すためにフードを取ると視界が広がる。
だが、ウェイトレスさんのセクシーな制服が飛び込んで来てドキッとした。
もう、ノーパンメイド喫茶のようだった。
きわどい制服を若くてべっぴんな娘さんたちが身に付けているのだ。
すげーサービス豊富な酒場だと思った。
これが無料で堪能できるのだ。
なんともお得なお店だろう。
だが、目の毒であり、呪いが心臓を苦しめる。
俺は悔しかったが、すぐさまフードを被り直して視線を隠す。
それからウェイトレスさんに訊いた。
「すみません、冒険者の登録をしたいのですが、どこでやればいいのですか?」
俺はウェイトレスさんの顔も上半身も見れないから、かなりの不審者っぽかったんだろうな。
ウェイトレスさんは怪訝そうな声で答えてくれた。
「に、二階です……」
あー、完全に怪しまれている。
女の子に嫌われるって悲しいよね。
落ち込みながらも俺は辺りを見回して階段を見つけると、そちらに向かって進んでいった。
スタスタと階段を上がる。
二階に上がると数人の冒険者たちが、何枚もの依頼書だと思われる紙が貼られた掲示板を眺めていた。
その他に受付の人が座るカウンターが幾つかあった。
何故かこの世界の文字が読める俺は、その内の一つから会員登録のカウンターの看板を見付ける。
他のカウンターは依頼受付とアイテム鑑定のカウンターだった。
俺が会員登録のカウンターに進むとカウンター内にはマッチョで大柄の中年男性が座っていた。
鋭い眼光にモヒカンヘアー。上半身が全裸で乳首を二本のサスペンダーで隠している。
ああ、変態だ……。
そう思ったが、何故か安心した。
俺の物語らしいキャラが出て来たぞと安堵する。
フードから顔を出した俺は、モヒカンマッチョマンに話し掛けた。
「すみません、会員登録したいんですが?」
「あらぁ」
モヒカンマッチョマンは羊皮紙と羽ペンを差し出しながら言う。
「あらぁ、あらぁ、可愛いわねぇ。あなたぁ、文字は読めるのぉ~。それと書けるかしらぁ~?」
あー、オカマだ。
俺はモヒカンオカママッチョマンのキャラ建てに感心した。
モブのくせして、そこまでして目立ちたいのかと思う。
モブはモブでレギュラー化したくて必死なのだと感じた。
「文字よ、文字ぃ~。書けるのぉ?」
「読めるから書けると思いますが」
書いたことがないから分からなかったが、読めるのだからかけるだろうと安易に思う。
俺は羽ペンを取って羊皮紙を見た。
契約書だった。
入会料が1000G。
依頼料金の一割をギルドが頂く。
ギルドで受けた依頼に関してのパーティーはギルドメンバー内でのみ組む。
毎年の年末に年会費として1000Gを徴収する。
契約書の規約を破ったらソドムタウンから追放される。
規約はこんなもんだった。
最後にクラスと名前を書く欄がある。
俺が契約書を読んでいるとモヒカンオカママッチョマンが言う。
「読み終わったらぁ、クラスと名前を書いて、血判を押してねぇ」
「クラスって?」
「クラスよ~。あなた何が得意なのかしら。剣とか魔法とかさぁ」
「そのクラスですか……」
悩む、俺。
俺は何が得意なのか?
どんなクラスなのかな?
ステータス画面にはクラスまでは書いてないしな。
俺が悩んでいるとモヒカンオカママッチョマンが言う。
「分からないなら見習いね。その内に、何が得意か分かってくるはずよ」
「じゃあ、それで──」
「書くのは名前だけでいいわよぉ~」
「はい」
俺は促されるままに名前を書いた。
さて、問題は血判だ。
血判って、あれでしょう。
指を切って血を出して推す判子でしょう。
痛いの怖いわ……。
「血判をやるんですか……」
俺が嫌そうな顔で述べるとモヒカンマッチョマンが赤い朱肉を差し出した。
「嫌ならぁ、拇印でいいわよぉ~」
「いいんかい!」
俺は突っ込みの後に名前を書いて拇印を押すと契約書を完成させた。
そして1000Gを差し出す。
「おめでとう。これであなたも立派なギルドメンバーよぉ。うふん♡」
モヒカンオカママッチョマンが片目でウィンクをしてハートマークを飛ばして来た。
キモイ……。
すると奥の扉が開いて女性が顔を出す。
「ギルドマスター、お客様です。こちらに御越しください」
「ええ、分かったわぁ~」
女性に呼ばれて俺の前のモヒカンオカママッチョマンが立ち上がる。
なに!
この人がギルマスなのかよ!!
ただの受付役のモブじゃあないじゃん!!
「なんでギルドマスターが受付を!?」
最後にギルマスが述べる。
「暇を持て余したギルドマスターの戯れだ!!」
「そ、そうですかぁ……」
「ちなみに俺はオカマじゃあないからな!」
口調が普通に戻っていた。
「えっ、どう言うこと……?」
「だからただの戯れだっ!!」
あー、はいはい……。
分かりましたとも……。
【つづく】
0
お気に入りに追加
384
あなたにおすすめの小説
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
俺のセフレが義妹になった。そのあと毎日めちゃくちゃシた。
ねんごろ
恋愛
主人公のセフレがどういうわけか義妹になって家にやってきた。
その日を境に彼らの関係性はより深く親密になっていって……
毎日にエロがある、そんな時間を二人は過ごしていく。
※他サイトで連載していた作品です
創造眼〜異世界転移で神の目を授かり無双する。勇者は神眼、魔王は魔眼だと?強くなる為に努力は必須のようだ〜
雅
ファンタジー
【HOTランキング入り!】【ファンタジーランキング入り!】
【次世代ファンタジーカップ参加】応援よろしくお願いします。
異世界転移し創造神様から【創造眼】の力を授かる主人公あさひ!
そして、あさひの精神世界には女神のような謎の美女ユヅキが現れる!
転移した先には絶世の美女ステラ!
ステラとの共同生活が始まり、ステラに惹かれながらも、強くなる為に努力するあさひ!
勇者は神眼、魔王は魔眼を持っているだと?
いずれあさひが無双するお話です。
二章後半からちょっとエッチな展開が増えます。
あさひはこれから少しずつ強くなっていきます!お楽しみください。
ざまぁはかなり後半になります。
小説家になろう様、カクヨム様にも投稿しています。
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
辻ヒーラー、謎のもふもふを拾う。社畜俺、ダンジョンから出てきたソレに懐かれたので配信をはじめます。
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ブラック企業で働く社畜の辻風ハヤテは、ある日超人気ダンジョン配信者のひかるんがイレギュラーモンスターに襲われているところに遭遇する。
ひかるんに辻ヒールをして助けたハヤテは、偶然にもひかるんの配信に顔が映り込んでしまう。
ひかるんを助けた英雄であるハヤテは、辻ヒールのおじさんとして有名になってしまう。
ダンジョンから帰宅したハヤテは、後ろから謎のもふもふがついてきていることに気づく。
なんと、謎のもふもふの正体はダンジョンから出てきたモンスターだった。
もふもふは怪我をしていて、ハヤテに助けを求めてきた。
もふもふの怪我を治すと、懐いてきたので飼うことに。
モンスターをペットにしている動画を配信するハヤテ。
なんとペット動画に自分の顔が映り込んでしまう。
顔バレしたことで、世間に辻ヒールのおじさんだとバレてしまい……。
辻ヒールのおじさんがペット動画を出しているということで、またたくまに動画はバズっていくのだった。
他のサイトにも掲載
なろう日間1位
カクヨムブクマ7000
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる