底辺キャバ嬢だった私が過去に戻って無双する話

ちんゆま

文字の大きさ
上 下
9 / 11
リスタート

8

しおりを挟む




『未来ー!起きなさーい!!
早く起きないと学校遅刻するわよ!!』


「…んん゛ー!あと5分ー!」



トントントン
…バサッ

『いい加減起きなさい!!もうっ!!
ご飯もう出来たわよ!!お味噌汁冷めちゃうから早く起きて来なさいっ!』



「んーっ!さむっ!はいはい、起きましたよーっ!!」


(朝に起きるなんて何年振り!?え?
中学の時から朝起きる事なんて無かったから、、、約15年ぶり!?
え、やばない!?笑
でも、体が若いから全然苦じゃないわー。w
若いってサイコーかよ。)






『あんた今日から学校行くんでしょ?
入学式から3日も休んでたんだから遅刻なんて出来ないんだからねっ!!』


「わかっとるよー!ちゃんと今日から真面目に行きますよーっ!!」




(入学式の喧嘩で制服はクリーニング出さないかんかったし、

何より、喧嘩して帰って来てワイシャツ血だらけなのに
女神様の加護で傷全部治ってるから
お母さんに怪しまれない様に
痛い振りして3日は休んだんだよね…)












「じゃあ行ってくるねー!!お母さんはちゃんと今から寝てよ!
寝不足が1番体調崩すっちゃけんね!!!」



『はーい!わかったわよー!未来はちゃんと勉強してくんのよー!いってらっしゃーいっ!』





(朝から学校にいくなんて…っ!未だに不思議だわw
てゆーか、行ってきますなんて久しぶりに言ったなー…
やっぱり誰かに送り出してもらえるのって嬉しいな!フフッ)





「とりあえず学校行って、勉強かぁー…
正直、女神様に貰ったスキルあれば
テストなんてクソよゆーだし、つか、答えを写す作業でしかないしなー…とりあえず勉強は授業中怪しまれない程度にやって、
今後の計画を立てないとっ!!


あーっ!つか、入学式に喧嘩したの広まってなかったらいいけどなー…」







1ーA
(ここか…なんか緊張するんだけど…w)

ガラガラガラッ


ジーッ



スタスタスタスタ…
ガラガラッ
   ストンッ

(まぁこんなもんだよね。入学して早々連続で休んだし…仕方ないか。)






周りの人達は入学式の喧嘩の事を知っていた。
そして、同じ小学校から上がった者もいる為
未来の居ない3日の間に悪い噂が学校中に広まっていたのだ。







ピンポンパンポーン
『1年A組の柊未来さん。職員室まで来てください。繰り返します……』


(はぁ…ダル。登校初日から職員室ってなかなか無いでしょ。)












『柊さん。貴方は入学式の日に上級生と喧嘩をしたそうですが…本当ですか?』



「はぁ…本当ですよ。上級生から呼び出しがあり、行ったら舐めてるだの引き摺り回すだの言われて、殴りかかられたので防衛しました。」



『なるほど…そうですか。目撃情報もあり概ね一致してるので貴方の言っていることに嘘は無いようですね。

本題に入りますが、今の貴方は風紀違反がいくつかあります。
まず、貴方の髪の毛の色は規則違反です。黒髪にして来なさい。
そして、制服もずいぶん改造して、スカートもだいぶ短いようですが、
これは作り直して来てください。
そして、貴方の持っていた鞄ですが、指定の物では無いので
明日からは学校指定の鞄で登校してください。』





(あー…そうだった。こいつ生活指導の先生やん。ダルすぎでしょ。
つか、こんな厳しかったっけ?


髪の毛染めるの面倒いし、スカート作り直すのもダルいし、カバンとかもはや何処やったっけ?ダサいとか言って捨てた気がする…。はぁ…どーするかなー…






あ、そぉいえば、女神様から貰ったスキルあるやん!!!!!

忘れとったわ!!笑







えぇーっと、貰った物は確か
予知と交渉術、加護付与と、治癒能力MAXそれに世界言語かー…
あと女神の加護ね。

つかスキルってどうやったら発動すんの?
予知とか、出来てるんだったら呼び出される前にどっか行ってたのに…。

怪我は頭痛くて寝て、起きたら綺麗に治ってたし、
多分、女神様の加護と治癒能力MAXは常に発動してるっぽいな…

残りの
予知と交渉術と加護付与は念じないとダメっぽい?





丁度いいしこの先生に交渉術つかってみよーかな!)




(よし!交渉術発動!笑)

「先生、私髪の毛染めたく無いし、制服も作り直すの面倒なんで、やりません。
鞄はどっかに捨てたんで無理です」



『あ、あぁ…そうか…。そういう事なら仕方ないな!!わかった!先生に任せておきなさい!
今日はもう教室に戻って授業受けて大丈夫だから!』



「はーい!先生ありがとーっ!」







(…え、やばない?やばすぎん!?
どゆこと!?交渉すらしてないけど!?!?
精神操作と何処が違うん!!!?
怖すぎ((((((
まぢかー…とりま良かったっちゃ良かったけど、なんか怖いな…。あんまり多様しないように気をつけよう…!)




(とりあえず教室に戻って今後の計画立てよう!!)









しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界転移したよ!

八田若忠
ファンタジー
日々鉄工所で働く中年男が地球の神様が企てた事故であっけなく死亡する。 主人公の死の真相は「軟弱者が嫌いだから」と神様が明かすが、地球の神様はパンチパーマで恐ろしい顔つきだったので、あっさりと了承する主人公。 「軟弱者」と罵られた原因である魔法を自由に行使する事が出来る世界にリストラされた主人公が、ここぞとばかりに魔法を使いまくるかと思えば、そこそこ平和でお人好しばかりが住むエンガルの町に流れ着いたばかりに、温泉を掘る程度でしか活躍出来ないばかりか、腕力に物を言わせる事に長けたドワーフの三姉妹が押しかけ女房になってしまったので、益々活躍の場が無くなりさあ大変。 基本三人の奥さんが荒事を片付けている間、後ろから主人公が応援する御近所大冒険物語。 この度アルファポリス様主催の第8回ファンタジー小説大賞にて特別賞を頂き、アルファポリス様から書籍化しました。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

吐き気と、君の唇を貸して

御厨カイト
恋愛
都内のとある高級クラブでキャバ嬢として働いている『私』が、余りの忙しさに具合が悪くなっているのを彼女である女性の黒服が助けるお話です。

武器を持つことが許された日本が舞台の鬱ゲーに転生した俺は友人Aとして女主人公を助けていたらハーレムを築いていた

山田空
ファンタジー
元のタイトルは『友人Aの俺は女主人公を助けたらハーレムを築いていた』 友人Aに転生した俺は筋肉で全てを凌駕し鬱ゲー世界をぶち壊す 絶対に報われない鬱ゲーというキャッチコピーで売り出されていたゲームを買った俺はそのゲームの主人公に惚れてしまう。 ゲームの女主人公が報われてほしいそう思う。 だがもちろん報われることはなく友人は死ぬし助けてくれて恋人になったやつに裏切られていじめを受ける。 そしてようやく努力が報われたかと思ったら最後は主人公が車にひかれて死ぬ。 ……1ミリも報われてねえどころかゲームをする前の方が報われてたんじゃ。 そう考えてしまうほど報われない鬱ゲーの友人キャラに俺は転生してしまった。 俺が転生した山田啓介は第1章のラストで殺される不幸の始まりとされるキャラクターだ。 最初はまだ楽しそうな雰囲気があったが山田啓介が死んだことで雰囲気が変わり鬱ゲーらしくなる。 そんな友人Aに転生した俺は半年を筋トレに費やす。 俺は女主人公を影で助ける。 そしたらいつのまにか俺の周りにはハーレムが築かれていて

150年後の敵国に転生した大将軍

mio
ファンタジー
「大将軍は150年後の世界に再び生まれる」から少しタイトルを変更しました。 ツーラルク皇国大将軍『ラルヘ』。 彼は隣国アルフェスラン王国との戦いにおいて、その圧倒的な強さで多くの功績を残した。仲間を失い、部下を失い、家族を失っていくなか、それでも彼は主であり親友である皇帝のために戦い続けた。しかし、最後は皇帝の元を去ったのち、自宅にてその命を落とす。 それから約150年後。彼は何者かの意思により『アラミレーテ』として、自分が攻め入った国の辺境伯次男として新たに生まれ変わった。 『アラミレーテ』として生きていくこととなった彼には『ラルヘ』にあった剣の才は皆無だった。しかし、その代わりに与えられていたのはまた別の才能で……。 他サイトでも公開しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~

SHIN
ファンタジー
それは、ある少年の物語。 ある日、前世の記憶を取り戻した少年が大切な人と再会したり周りのチートぷりに感嘆したりするけど、実は少年の方が凄かった話し。 『僕の兄上はチート過ぎて人なのに魔王です。』 『そういうお前は、愛され過ぎてチートだよな。』 そんな感じ。 『悪役令嬢はもらい受けます』の彼らが織り成すファンタジー作品です。良かったら見ていってね。 隔週日曜日に更新予定。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

処理中です...