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海中の神殿~蛸の間~
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次の扉を開けると、部屋の壁には蛸が蠢いていた。
何本もの足を規則性もなく動かす姿は、なんとも妙だ。もちろん蛸を見たことがないレキュスは一瞬躊躇したが、その生き物は壁に張り付いている。中央の部分には隙間があった。隙間からは次の扉が見えている。
(このまま一気に泳げば、どうにかなるか?)
レキュスは扉を思いっきり蹴ると、狙いを定めて泳ぎ出した。海を知らないレキュスだが、泳げない訳ではない。湖では魚を捕るため子供のころから泳いでいた。水かきのお蔭でいつもよりも早い気がする。
今度は何とかなりそうだと安心したとき何かが足に絡んだ。
足を掴んだのは一匹の蛸だった。蛸を無視をして泳ぎ切ろうとするが、また1本と蛸が絡んでくる。そうすると足枷でつなぎ留められたように動かせなくなってしまった。
「クッソ、放せ!」
壁にいた蛸がレキュスの身体に絡みつく。胸に張り付いた蛸が、乳首を狙って吸い付いた。
「あっ!」
びっくと身体が固まる。この部屋に来るまでに執拗に攻められていた乳首が痺れるほど感じるのだ。
「嘘だ・・・・」
レキュスの反応をお構いなしに蛸は吸盤で吸い付き、吸盤にある爪でカリカリと掻いてくる。その動きが鋭い快感を生み、性感帯になった乳首はすでに固くなっていた。
レキュスが戸惑っていると別の蛸が男根に絡みつき、覚えのある動きを始めた。女を知らないレキュスでも自慰ぐらいは経験がある。
(この蛸は俺を往かすつもりなのか?)
その動作は人では再現できない絶妙な力加減で、巧みに亀頭を撫で回し何本もの足で男根全体を刺激してくるのだ。
「はあ、はあ・・・・」
このままでは往ってしまうと必死でもがくが、その時には蛸が手足を掴み大の字で股を広げた状態になっていた。この小さな蛸のどこにここまでの力があるのかと不思議になるほど抜け出せないでいる。
レキュスは徐々に射精感が込み上げてくるのを必死に耐える。
「・・・・ぐうぁ!」
その時だった。先ほどから蛸が尻を撫でまわしているとは思っていたが、1本の足をアナルに入れてきたのだ。アナルなど触ったこともないレキュスが驚いて尻に力を入れるも両方から尻の肉を引っ張られ、人に見られたこともないアナルが露わになっていた。
「そんなところに入れるな!」
いくら叫んでも相手に言葉は通じない。胸の刺激と亀頭の刺激に気を取られ、気づけば2本の足がレキュスのアナルを犯していた。
「やめろ・・・ぐぁ、気持ち悪い」
何度も出し入れされていると、ある場所で電気が走るような快感が背骨に走った。
「ツッーーーーーー!!!」
蛸がアナルに入った足を出し入れするたび前立腺に吸盤が引っかかるのだ。こりこりとした感触が前立腺を刺激する。それに絶妙に調整をしながら、レキュスの反応がいい場所を狙ってくるのだ。
レキュスの尻が柔らかくなると蛸の動きが変わった。蛸が器用に足の吸盤を使って前立腺に吸い付いたり、押し込んだりしてくるとレキュスは目の前に火花が散ったような強烈な快感を感じた。
もう周りを観察する余裕もなく、子供のようにいやいやと首を振るレキュス。
「嫌だ!尻の穴なんかで感じるなんて・・・」
レキュスは襲ってくる快楽を必死に唇を噛みしめ耐えているが、崩壊はあっという間だった。
「もう無理だ・・・うう、こんなの耐えられない」
蛸の足がさらに増えると嫌でも感じていることを意識してしまう。蛸の自由に動く足が、乳首と男根とアナルの3カ所を同時に責めるとレキュスは壊れたように弛緩を繰り返した。
「ッッッーーッッああああああ!」
レキュスの口からごぷっと空気が漏れた。鰓が空気を求めてバクバクと開閉している。
「はあ、はあ、はあ・・・・?」
射精の後の解放感に、やっと終わったと力を抜いたレキュスは蛸の動きにまた固まった。
「なんで?・・・もうイッた、イッたから!」
蛸は、レキュスが往っても終わりではないと言うように動きを再開させたのだ。その動きは、まるでレキュスの前立腺を開発するように。
すると蛸が足を使ってゴムのように男根を縛ると尿道を堰き止めた。乳首の責めも止まり今動いているのはアナルに入った足だけだ。
解放されたのかとほっとしたのも束の間、アナルに入った足が前立腺を刺激しながら、別の足でS字結腸の入口をこねくり回す。これはこれで腸を意識してしまう。
蛸の足が動くたびアナルの入口が引っかかり、ぞわぞわとしたものが込み上げてきた。
「がっああ・・・・・なんだ?な、な、なにか・・・くる!止めてくれ、もう・・・イックウウウウ!!!!」
レキュスは初めて経験した強烈な感覚に生理的な涙が流れるが、海の中では助けてくれるものなどいない。縛られた男根では吐精をすることも許されない。レキュスは背中を反らし痙攣を繰り返すだけだ。
「あ゛あ゛あ゛あああああああああアアアアアア!!!・・・イッテルううううう!!」
射精で得られる解放感とは違う、長く降りられないような快楽。
頭では嫌だと拒否しても身体が勝手に歓喜している。そうしているうちに、S字結腸の入口をこね回していた足の先端がS字結腸に侵入した。
「ひぃ」
その刺激は、暴力的なほどの快楽を脳に送ってくる。S字結腸に入り込んだ足がピストンを始めるとレキュスは高みからまた降りられなくなった。
息をするのも忘れるような、快感に身体は気持ちいいと感じている。
「あ゛あ゛あ゛!ずっと、イッてるうーーーーーーー!!!!!ああ、また。イクううううーーーー!!」
射精もできず苦しいだけのはずなのにアナルだけを重点的に犯され、メスイキを身体が覚えるとやっとレキュスは意識を手放すことができた。
意識のないレキュスのアナルは、息をするようにパクパクと開閉を繰り返していた。蛸はアナルからずるっと足を引き抜き、手足に絡んでいた蛸も壁に戻っていくと元の静寂が戻った。
意識もなく漂うレキュスを、海流が次の扉に誘った。
何本もの足を規則性もなく動かす姿は、なんとも妙だ。もちろん蛸を見たことがないレキュスは一瞬躊躇したが、その生き物は壁に張り付いている。中央の部分には隙間があった。隙間からは次の扉が見えている。
(このまま一気に泳げば、どうにかなるか?)
レキュスは扉を思いっきり蹴ると、狙いを定めて泳ぎ出した。海を知らないレキュスだが、泳げない訳ではない。湖では魚を捕るため子供のころから泳いでいた。水かきのお蔭でいつもよりも早い気がする。
今度は何とかなりそうだと安心したとき何かが足に絡んだ。
足を掴んだのは一匹の蛸だった。蛸を無視をして泳ぎ切ろうとするが、また1本と蛸が絡んでくる。そうすると足枷でつなぎ留められたように動かせなくなってしまった。
「クッソ、放せ!」
壁にいた蛸がレキュスの身体に絡みつく。胸に張り付いた蛸が、乳首を狙って吸い付いた。
「あっ!」
びっくと身体が固まる。この部屋に来るまでに執拗に攻められていた乳首が痺れるほど感じるのだ。
「嘘だ・・・・」
レキュスの反応をお構いなしに蛸は吸盤で吸い付き、吸盤にある爪でカリカリと掻いてくる。その動きが鋭い快感を生み、性感帯になった乳首はすでに固くなっていた。
レキュスが戸惑っていると別の蛸が男根に絡みつき、覚えのある動きを始めた。女を知らないレキュスでも自慰ぐらいは経験がある。
(この蛸は俺を往かすつもりなのか?)
その動作は人では再現できない絶妙な力加減で、巧みに亀頭を撫で回し何本もの足で男根全体を刺激してくるのだ。
「はあ、はあ・・・・」
このままでは往ってしまうと必死でもがくが、その時には蛸が手足を掴み大の字で股を広げた状態になっていた。この小さな蛸のどこにここまでの力があるのかと不思議になるほど抜け出せないでいる。
レキュスは徐々に射精感が込み上げてくるのを必死に耐える。
「・・・・ぐうぁ!」
その時だった。先ほどから蛸が尻を撫でまわしているとは思っていたが、1本の足をアナルに入れてきたのだ。アナルなど触ったこともないレキュスが驚いて尻に力を入れるも両方から尻の肉を引っ張られ、人に見られたこともないアナルが露わになっていた。
「そんなところに入れるな!」
いくら叫んでも相手に言葉は通じない。胸の刺激と亀頭の刺激に気を取られ、気づけば2本の足がレキュスのアナルを犯していた。
「やめろ・・・ぐぁ、気持ち悪い」
何度も出し入れされていると、ある場所で電気が走るような快感が背骨に走った。
「ツッーーーーーー!!!」
蛸がアナルに入った足を出し入れするたび前立腺に吸盤が引っかかるのだ。こりこりとした感触が前立腺を刺激する。それに絶妙に調整をしながら、レキュスの反応がいい場所を狙ってくるのだ。
レキュスの尻が柔らかくなると蛸の動きが変わった。蛸が器用に足の吸盤を使って前立腺に吸い付いたり、押し込んだりしてくるとレキュスは目の前に火花が散ったような強烈な快感を感じた。
もう周りを観察する余裕もなく、子供のようにいやいやと首を振るレキュス。
「嫌だ!尻の穴なんかで感じるなんて・・・」
レキュスは襲ってくる快楽を必死に唇を噛みしめ耐えているが、崩壊はあっという間だった。
「もう無理だ・・・うう、こんなの耐えられない」
蛸の足がさらに増えると嫌でも感じていることを意識してしまう。蛸の自由に動く足が、乳首と男根とアナルの3カ所を同時に責めるとレキュスは壊れたように弛緩を繰り返した。
「ッッッーーッッああああああ!」
レキュスの口からごぷっと空気が漏れた。鰓が空気を求めてバクバクと開閉している。
「はあ、はあ、はあ・・・・?」
射精の後の解放感に、やっと終わったと力を抜いたレキュスは蛸の動きにまた固まった。
「なんで?・・・もうイッた、イッたから!」
蛸は、レキュスが往っても終わりではないと言うように動きを再開させたのだ。その動きは、まるでレキュスの前立腺を開発するように。
すると蛸が足を使ってゴムのように男根を縛ると尿道を堰き止めた。乳首の責めも止まり今動いているのはアナルに入った足だけだ。
解放されたのかとほっとしたのも束の間、アナルに入った足が前立腺を刺激しながら、別の足でS字結腸の入口をこねくり回す。これはこれで腸を意識してしまう。
蛸の足が動くたびアナルの入口が引っかかり、ぞわぞわとしたものが込み上げてきた。
「がっああ・・・・・なんだ?な、な、なにか・・・くる!止めてくれ、もう・・・イックウウウウ!!!!」
レキュスは初めて経験した強烈な感覚に生理的な涙が流れるが、海の中では助けてくれるものなどいない。縛られた男根では吐精をすることも許されない。レキュスは背中を反らし痙攣を繰り返すだけだ。
「あ゛あ゛あ゛あああああああああアアアアアア!!!・・・イッテルううううう!!」
射精で得られる解放感とは違う、長く降りられないような快楽。
頭では嫌だと拒否しても身体が勝手に歓喜している。そうしているうちに、S字結腸の入口をこね回していた足の先端がS字結腸に侵入した。
「ひぃ」
その刺激は、暴力的なほどの快楽を脳に送ってくる。S字結腸に入り込んだ足がピストンを始めるとレキュスは高みからまた降りられなくなった。
息をするのも忘れるような、快感に身体は気持ちいいと感じている。
「あ゛あ゛あ゛!ずっと、イッてるうーーーーーーー!!!!!ああ、また。イクううううーーーー!!」
射精もできず苦しいだけのはずなのにアナルだけを重点的に犯され、メスイキを身体が覚えるとやっとレキュスは意識を手放すことができた。
意識のないレキュスのアナルは、息をするようにパクパクと開閉を繰り返していた。蛸はアナルからずるっと足を引き抜き、手足に絡んでいた蛸も壁に戻っていくと元の静寂が戻った。
意識もなく漂うレキュスを、海流が次の扉に誘った。
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