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3-7 アート・ブレイク・ダウン
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さっきの彼が、車に跳ね飛ばされていた。
ぼくは急いで駆け付ける。
車の運転手があわてたようすで彼を探している。
ぼくも探した。
しかし、どこにもいない。
ふと、コツン、と足に何かがぶつかった。
「これは……」
工作教室の名札だった。
教室に通っていたころ、ぼくもつけていたので覚えている。
さっきの彼がつけていたものが、車にぶつかった衝撃で外れてしまったのだろう。
その名札に書かれていた名前を見て、驚いた。
「……『稲荷ロロ』……どういうことだ?」
ぼくは教室に戻って、ありとあらゆる場所を探った。
そして教室の先生の机から、工作教室で開かれた作品展の写真がまとめられたアルバムを見つけた。
見ると、ぼくがさっき壊した胸像の前に立ち、ピースをしている男子の写真を見つけた。
胸像の前の札には、『稲荷ロロ』と書かれている。
ピースをしている男子の顔に、見覚えがあった。
さっきまで、ぼくといっしょに作業をしていた彼だ。
——彼は『ロロくん』だったんだ。
じゃあ、あの爪はいったい……?
「ねえ、聞いたことない?」
ぼくは急いで駆け付ける。
車の運転手があわてたようすで彼を探している。
ぼくも探した。
しかし、どこにもいない。
ふと、コツン、と足に何かがぶつかった。
「これは……」
工作教室の名札だった。
教室に通っていたころ、ぼくもつけていたので覚えている。
さっきの彼がつけていたものが、車にぶつかった衝撃で外れてしまったのだろう。
その名札に書かれていた名前を見て、驚いた。
「……『稲荷ロロ』……どういうことだ?」
ぼくは教室に戻って、ありとあらゆる場所を探った。
そして教室の先生の机から、工作教室で開かれた作品展の写真がまとめられたアルバムを見つけた。
見ると、ぼくがさっき壊した胸像の前に立ち、ピースをしている男子の写真を見つけた。
胸像の前の札には、『稲荷ロロ』と書かれている。
ピースをしている男子の顔に、見覚えがあった。
さっきまで、ぼくといっしょに作業をしていた彼だ。
——彼は『ロロくん』だったんだ。
じゃあ、あの爪はいったい……?
「ねえ、聞いたことない?」
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