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45 魂の混ぜ合わせ
しおりを挟む雪代が倒れてくる…。
呆然と目を見開き、万歩は白い身体を抱き止めた。
雪代に刺さった刃に触れないよう慌てて体勢を変え横抱きにする。
抜いてはダメだと咄嗟に考える。
血がどんどん流れ出てくる。
刃を抜けばもっと広がる。
立て続けに思考は浮かぶが解決方法は全く浮かばない。
「ゆき、雪代…っ!」
白い長い髪も、雪代と万歩の服もあっと言う間に真っ赤に染まっていった。
閉じていた雪代の瞼が薄っすらと開き、彷徨って万歩を捉える。
何かを言おうとしていた。
よかった、ぶじだ。
そう動いた気がした。
何で庇った!そう文句を言いたかった。
でも雪代は正解なのだろう。永然の未来視では暗闇が広がっていた。
万歩が死ねば全滅だ。
だから雪代が身代わりになるのは全体的に見れば正解だ。
でも万歩から見たら不正解だ!
どうしたら助かる!?
いやだ、死んで欲しくない!
ここで生き残ったって、妖魔を倒して神浄外に戻ったって、雪代がいないなら一緒だ。
遠くで呂佳が叫んでいた。
「聖苺!治癒を!」
聖苺が飛んで来て雪代に刺さった剣の柄を握る。
「ダメだっ、抜いたら血が…!」
「大丈夫、抜いたら直ぐに塞ぐ。僕の能力には治癒がある。任せて。」
力強い聖苺の瞳に、万歩はコクリと頷いた。万歩にはそんな力はない。あると言うなら何にでも縋りたかった。
聖苺は剣の柄を握り直し、思い切り引き抜く。血が吹き出し万歩は腹の底が沈む思いがした。雪代の命が流れてしまう。雪代の甘い神力が流れ出ているのを感じた。
聖苺はすかさず刺し傷の上に手のひらを乗せる。
徐々に血の勢いが緩み、おそらく止まった。
「な、治ったのか?」
恐る恐る万歩が尋ねると、聖苺は厳しい顔で雪代の身体を診ている。
「神力が流れ過ぎてる。…………流石に僕じゃ怒るよな~この子。」
うーんと考え込み出した。
万歩には何の話か分からない。
「この子って、付き合ってる人いる?」
「………はぁ?何の話?いや、わかんねーけど、多分いない?」
そんな話は聞いた事なかった。いたらショックだ。
「このまま放置すると神力不足で命が危ない。身体は治したけどね。手っ取り早く神力を身体の中に入れるのがいいけど、多分意識ないから無理矢理他人の神力入れても変換出来ないんだよね。変換無しで無理に入れるしかないけど、混ざるんじゃ無いかなって思うんだよね。この子の神力少なくなってるから。傀儡にはしたくないしねぇ。でも合意無しもねぇ。」
何の話をしてるのか分からず、今度は万歩が考え込んだ。
神力が混ざる?
確かに他人から神力を受け取る時は、自分の神力に変換して取り込む。量が多い時は、とりあえず溜め込んどいてゆっくりと少しずつ変換していく。
子供のうちに神力を親から入れてもらうのは、変換が出来ないから神力をくれた人の神力が身体の中に蓄積されてその人に染まる。染まるから反抗心が薄くなる。入れた人と入れられた人が同じ神力になるから、強い方がいう事を聞かせられるようになる。
大人になると神力を自分の物に変換できるから、これは子供の頃のみの話でー、大人同士なら神力を受け渡すのは変換有りきか、伴侶になる時の混ぜ合わせだけと習った。それ以外では与える側の神力が多すぎた場合、傀儡になるから禁止って言ってたな。
普通は大人同士の神力のやり取りは危険が伴うからやらないって。
だから伴侶になる時の魂の混ぜ合わせの時が基本で、伴侶同士なら性交時にでもやる人は多いって下ネタ好きは言って……、うらやまーって……。
伴侶の、混ぜ合わせ…。
「伴侶!?」
つらつらと考えていて閃いた。
つまり神力を混ぜて魂を混ぜ合わせる!?
「あ、意外と頭いいの?正解~。今他人の神力入れると変換出来ないから混ざるんだよね。知らないうちに傀儡になるよりは、伴侶の方がいいでしょ?誰か候補がここにいたらいいんだけど、いないならしょうがないから僕が、」
「俺っ!俺は!?あ、でも俺寿命短い…。」
勢い込んで言ったが、銀狼は神力は多いが寿命は短い。
「あ、銀狼くん、そういう関係?ちょうどよかった。寿命は大丈夫じゃ無いかな?今が保たせればいいから、神浄外に戻って白狐君が回復すれば、白狐君の寿命の方に引っ張られるよ。君も長生き出来るしちょうど良いね!」
聖苺の見解はとても軽かった。
「あ、でも玄武が…。」
「いーよ、いーよ、もう半分は真っ黒みたいだし、君達が子供作ったら玄武から外れるけど直ぐに死ぬわけじゃ無いし。亀だからそこそこ長生きするよ。それにこんな事やらかして玄武のままじゃ困る。」
聖苺は立ち上がって万歩の後ろに回った。
「僕が誘導するからゆっくり神力を流すんだよ。」
万歩の肩に小さな手が乗り、ゆっくりと押された気がした。
実際には押していない。
神力が雪代の中に流れるように促されたのだ。
万歩の神力は多い為、一気に流すのは危険だと判断した聖苺が、年若い銀狼の為に率先してやっている。
なんだかこの銀狼の子が一生懸命で応援したくなったからだ。
ゆっくりと万歩の銀の神力が雪代の中に混ざっていく。
反発する事なく身体の中に溶けていくのを、聖苺は確認した。
普通この暗闇の中では神力の回復は遅い。
だが異界から来た者だけは、この闇を祓い神力を無尽蔵に生み出せた。
だから毎回霊亀が銀狼を召喚する必要があった。
可哀想な異界人に聖苺も同情心はあったので、こんな事で償えるなら手伝ってやりたかった。
「うん、いいよ。白狐君の中に満たされた。実に完璧に混じっちゃったね。」
本来、伴侶の契約は双方の同意がいる。
お互い伴侶になる事を望み、相手と魂を混ぜ合わせたいという思いがなければ成立しない。
だが恋人同士でなるつもりはなかったけど、神力の受け渡しをやっていてうっかり契約が成立してしまう事もしばしばあるのが伴侶の契約だった。
万歩が神力を流す事によって、雪代の僅かに残った神力も万歩の中に流れて来ていた。
それはこの二人が思い合い、伴侶になっても良いと無意識に感じていたから成立したと言って良い。
そこまでの説明を聖苺はしなかったが、雪代の同意が無意識下で行われた事に安堵した。
聖苺が神力を流してもお互い面識も少ないので、雪代は聖苺の傀儡にしかならなかった可能性が高い。
ここで万歩の神力も雪代に弾かれたら、傀儡化は免れなかった。
そうなったら恨まれたところだろう。
良かった良かったと聖苺は安堵した。
聖苺が密かに胸を撫で下ろしているとは知らず、二人の混ざった神力を受け取った万歩は、暖かい気持ちになっていた。
自分の中に雪代が入って来た気分だ。
銀色の尻尾が後ろに立つ聖苺をパタパタと叩いていたが気付いていない。
聖苺はウンウン良い仕事しちゃったーと満足した。
「この子は僕が見とくから、君はあっちに集中してね。」
まだ戦闘は続いている。
浮かれていた万歩はハッと顔を引き締めた。無事に帰らないとこの幸せな気持ちを堪能出来ない。
「お願いします!」
呂佳達の方に駆けながら頼む万歩へ、雪代を受け取った聖苺は手を振って見送った。
少し離れた位置でへたり込む紅麗を確認して、後は他の神獣達に任せるしかないと後方一帯へ守護の為の炎を広めた。
妖魔の生命樹からポコポコと卵が生まれ続ける。
美晴が生まれた事により瘴気が増し、生命樹の妖力が美晴一人ではなく枝全体に散らばる事で、小さな卵が生まれようとしていた。
那々瓊はそれらを稲妻で打ち落としながら、黒い生命樹の中にあるであろう龍核と神核が何処にあるのかを探った。
生命樹は巨大だ。
もし移動していたら困る。
中腹辺りに神力と妖力が混じる存在を見つけた。
邪魔されては厄介だと思い呂佳の方を見ると、呂佳はこちらに気付いており頷いていた。
達玖李と交互に美晴へ攻撃しているその合間に、那々瓊の方も注視していたようだ。
邪魔されないよう足止めしてくれるのだと判断し、那々瓊は身軽に地を蹴った。
雷の槍が現れ階段状に太い幹に刺さっていく。その上を那々瓊は長い長衣である事を窺わせない身軽さで跳んで行った。
目的地には一際大きな静電気を放つ槍を刺している。
そこに那々瓊はストンと降り立ち、すかさず幹に手を付いた。
バリンッッ!!!!
空気を劈く割れた音が響き渡り、太く黒い幹が破裂した。黒い霧も吸い込みきれない程の破壊音だからこそ音が漏れたのだが、本来なら耳を塞ぎ身体が痺れる程の轟音だ。
それによって、その部分から上が大きく傾く。
生命樹の上半分が枝諸共ギシイィと鈍い音を響かせて倒れていき、地響きを立てて地に落ちた。
那々瓊は気にせず割れた幹の中央に進む。
割れて尖った木の先端が長衣に引っ掛かり、那々瓊は不快そうに顔を顰めて雷を更に落として削ってしまった。
遠くからそれを確認していた呂佳は、那々瓊の荒い攻撃にウーンと言いたい事が沢山浮かんできたが、全てが終わったら説教しようと全て飲み込んだ。
「…………私は宙重のやり方は気に食わない。」
那々瓊は幹の中央に埋まる龍核へ話し掛けた。
龍核と神核は両方とも揃ってそこにあった。神核は比翔のものだが、ほぼその線は千切れかけ神核自体は眠りについていた。龍核の方は先程まで小さな欠片で意識を作っていたが、近くに来て戻る事は出来てもその存在は希薄で消えようとしていた。
形を作る事すらもう出来ない。
ーーそうか……。そうかもしれないな。ーー
宙重の声が密やかに響いた。
直ぐ側にいる那々瓊にしか、もう届かない。
先程姿を現した時も、無理をして現れ心話を使っていた。
「私なら無理矢理にでも伴侶になって一緒に卵を育てるよ。神の呪いも分け合うし、死ぬ時も一緒。妖魔に落ちる前に輪廻の輪に入り次も頑張って珀奥様の魂を探す。」
宙重が笑った気がして、那々瓊はムッとした。
「私の言ってる事可笑しいかな?」
ーー可笑しくないさ。オレもそれくらいの我儘を貫けば良かったと後悔しているだけさ。ーー
嫌われたくなくて後手に回ってしまった。
それだけだ。
宙重から見れば那々瓊はまだ若い。若くて、その生命力溢れる行動力に振り回されている呂佳を見て、羨ましくなってしまった。
「私から言わせれば、余計な負担を強いるより、強引にでも行くべきだし、どうせ呂佳は悩むのだから私に振り回されて丁度いい。」
その方が呂佳もグダグダと悩まずいいのだと那々瓊は言い切った。
呂佳が人を心に入れないのは悩むからだ。
相手のことを考えすぎて、相手よりも秀でて返そうとするから余計悩む。
決断が早く見えたり、白黒はっきりしているように見えるのも、悩みを外に出さずに答えだけを表に出すからそう見えるのだ。
そして疲れる。
本当は誰かといたいのに、一緒にいると悩んでしまう。
その繰り返しが苦手なのだ。
だったら悩まなくてもいいくらい強引に自分のものにしたっていいじゃないか。
那々瓊の自論に宙重の龍核は音もなく震えた。
那々瓊は宙重が嫌いなようだが、宙重は那々瓊の我の強さに、震えるほどの羨ましさを覚え好感を持った。
那々瓊は宙重の龍核と玄武の神格を手に持つと、下に向かって飛び降りた。
綺麗に着地するとブワリと長衣が広がる。
万歩と空凪が走り寄って来たので、そちらに向かって歩く。
「お疲れ、生命樹はどうする?」
空凪は近寄るべきか迷っていた万歩を、一旦呂佳達から離れさせ那々瓊の方に連れて来た。
空凪と美晴は属性が同じな為、攻撃に回るなら那々瓊の方がいいだろうと思い那々瓊を呼びに来たのだ。
「こうする。」
那々瓊は空凪の疑問に完結に答えた。
ピシャーンという空を割る破裂音と共に、生命樹が縦に割れ燃え出す。
「豪快。」
紫色の目を真ん丸にして万歩が呟いた。
那々瓊は空凪に龍核と神核を預けた。
「私が呂佳達に混ざるから万歩に浄化させてて。」
龍核と神核は長く妖魔の生命樹の中にあった為、黒く燻んでいた。
「分かった。」
空凪が了解すると、那々瓊はヒラリと走り出し行ってしまった。
特に急いでいる様にも見えない疾走なのに、あっという間に呂佳の側に着いてしまう。
「すげー、はえー。」
「そうだな。見た目アレなのに期待を裏切る中身をしてるのが那々瓊なんだ。」
笑いながら万歩に二つの核を渡した。
「どうしたらいいんだろ?」
万歩が首を傾げる。那々瓊は浄化しろと言っていたが、やり方が分からなかった。
「持っとくだけでいい。銀狼の存在自体が浄化だから。」
万歩は手のひらの中の核を見つめて、分かったと言って両手で握りしめた。
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