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3章 俺の愛しい皇子様
95 小鳥の願い
しおりを挟む小鳥は最初黒龍ワグラと白龍ハゼルナルナーデと暮らしていたが、途中からロルビィの肩で過ごすようになった。
魔植レンレンとは仲が良く、夜やロルビィが忙しい時はレンレンが作った寝床で寝たり、遊んだりして過ごしていた。
ピィであった頃とは雲泥の差の自由。
ロルビィの幸せそうな姿に、小鳥は満足だった。
ただ老いというものはロルビィにも小鳥にもやってくる。
先に魂が大河に還ったのはロルビィだった。小鳥は黒龍ワグラと魂が繋がっていた為か人種よりも少し丈夫になっていたらしい。
「ねぇ、ピィは俺が幸せだったと思う?」
「ピー!」
小鳥は喋れない。
だけど力強い鳴き声に、ロルビィはほんのり笑った。
ロルビィは年老いてシワも増えたが、相変わらず可愛らしい雰囲気の人だった。
笑えば皆んなが笑い返す、そんな笑顔の人だった。
「ピィありがとう。」
撫でる手は優しく、最後はユキトと二人でとお願いされてレンレンと一緒に部屋から出た。
ロルビィの魂が空に登ると、ユキトはロルビィの身体をレンレンに渡した。
魔法師が使役する魔獣や魔植は、最後に使役者である魔法師の身体を貰える。それが契約で、ロルビィは自分の身体をレンレンにあげて欲しいとお願いしていた。
レンレンは桃色の花の中心を大きく開けて、ロルビィの身体が傷付かないようにそっと飲み込んだ。
それから暫くして、元気を無くしたユキトも逝ってしまった。
自分の身体もあげると言われたレンレンは、ユキトの身体もそっと飲み込んだ。
空の棺は王家の墓に納められ、二人の遺髪だけを入れられた。
小鳥も暫くしたら身体が動かなくなった。
ロルビィとユキトが死んでから、小鳥はずっとレンレンといたのだが、小鳥がいなくなったレンレンはどうするのだろうと小鳥は尋ねた。
「どうもしない。レンレンはここにいるだけ。」
レンレンはロルビィの姿を真似していた。
亜麻色の髪に片方だけの翡翠の瞳。右目は義眼だったので、替わりにユキトの紫の瞳を模していた。年齢は二十歳手前頃だろうか?
小鳥はレンレンに尋ねた。
寂しくないのかと。
黒龍ワグラは白龍ハゼルナルナーデと仲睦まじく過ごしている。そこに行くのも良いとは思うが、レンレンだけの家族がいないのではと考えた。
「レンレンは風に吹かれて飛ぶのも、地に触って寝るのも大丈夫だよ?一人は寂しいと言われているけど、レンレンは一人で生きていけるよ。大丈夫!」
小鳥はレンレンには足りないものがあるのだと、この時漸く理解した。
人の様に、小鳥の様に、悲しい嬉しいと言った感情が無いのだと気付いた。
ロルビィが死んでもユキトが死んでも、大事にする物だと思うから丁寧に飲み込んだが、悲しくて泣く事も涙を流す事もない。
その場の状況に合わせて感情がある様に振る舞えても、それは経験と知識からきているだけで、心があるわけではなかったのだと。
小鳥は白く濁った黒い瞳で、レンレンを最後まで見つめた。
オレンジ色の丸い身体は年老いて毛が抜けボロボロだったが、レンレンはその温もりが無くなるまで手のひらに乗せ続けた。
レンレン、もし神様にもう一度会えたら、尋ねてみるよ………。君の幸せを願って。
「………………………キュ………。」
小さく、吹かれた風にかき消されそうな程小さく鳴いて、小鳥は目を瞑った。
小鳥はまた、空いっぱいに広がる魂の大河と大時計の前に来ていた。
虹色の髪に銀の瞳の時空の神ルーベンディレウス・ロルビィ・セレンテストルテは小鳥に指を出して止まらせてくれた。
『小鳥よ、お前はここに来る度に誰かの為に泣いているのだな。』
ピーピー。
大事な人には幸せになって欲しい。
悲しみを知るのは不幸でしょうか?
孤独を理解するのは不幸でしょうか?
『私も感情の無いただの大時計の部品の一部。神とは名ばかりの動けない物よ。感情とは知的生命体に入った魂達が持った特別な情報。私にはそれがないので、それが不幸だとも幸せだとも言い切れない。』
レンレンに幸せを!
時空の神は一度瞼を閉じた。
『ロルビィとユキトに褒美を尋ねた時、それは全て小鳥に渡すと言ってきた。魂の縁が繋がっているのなら、次も会える可能性があるのなら、魂の大河に渡り流されようと言ってきた。記憶の保護も再会の確約もいらない。必ず次も会えばわかるから要らないのらしい。…………二人は小鳥の次の生まれ変わりの幸せを願った。』
時空の神ルーベンディレウス・ロルビィ・セレンテストルテは瞼を開けた。
銀の光が瞳の中を星屑の様に回る。
『次の世界は違う世界にしか行けない。だからお前はレンレンに会う事もないし、生まれ変われば記憶もない。レンレンが何であったかも知らない存在になる。それでもレンレンの幸せを願うか?』
小鳥はピーピーと怒った。
当たり前だよ!
例えもう会えなくても、レンレンはロルビィを助け、小鳥の相手をしてくれた。大切な家族であり仲間だったのだ。
幸せであれ、それが小鳥の願い。
『承知した…………。』
小鳥の願いは時空の神ルーベンディレウス・ロルビィ・セレンテストルテへと伝えられ、小鳥は次の世界へと旅立つ為に空へ登り、魂の大河の中の一つの光になって消えた。
レンレンはフィガナの結界の中、黒龍ワグラの棲家でずっと過ごしていた。
煉瓦造りの屋敷と青い草が流れる草原。
所々に咲く野の花と、青空に流れる白い雲は、永遠に変わらず時を止めたかの様に静かだ。
白龍ハゼルナルナーデが回復し動ける様になると、黒龍と白龍は二人で出かける様になった。
それは数日であったり、数十年であったりしたが、その間レンレンはずっとこの屋敷でのんびりと過ごしていた。
屋敷を手入れし、綺麗に磨き、結界が綻べば紡ぎ直して、特にそれを暇だとも寂しいとも思わずにいる。
たまに黒龍が一緒に行くかと誘ってくるが、レンレンは断っている。ユキトが昔、愛する人と二人でいる蜜月は貴重だと言っていたので、ワグラとハゼルナルナーデには二人でいるのが良いだろうと判断したからだ。
リンゴン、リンゴン。
滅多に鳴らない屋敷の呼び鈴が鳴った。
少し前にワグラが取り付けたものだった。
この世界に龍種は少なく、訪れる者も少ないだろうが、フィガナの結界の中は龍だけ通れる様にしていくので、誰か訪ねて来たら相手をして欲しいと言われたのだ。
「はいはーい。」
ロルビィの姿をしたレンレンは、トトトと屋敷の入り口へ走った。今ちょうど草原に寝転がり流れる雲を見上げていたところだった。
屋敷の扉の前には薄紫色の髪の青年が立っていた。
「あれ?」
見た事があるが、誰だっただろうとレンレンは首を傾げた。
大分昔だ。
それこそ、生まれて数十年の頃の記憶。
振り返った青年はギョッとした顔をした。
「え、え!?ロルビィ…さま~ではないですね。あ~使役してた魔植?えらいまた長生きですね。あんだけ魔力与えられてたらこのくらい生きるもんなんですね。」
一人納得顔……、を多分している細目の男。
キィロという名前の男だった。
攻撃するレンレンの蔓を暫く止めた男。
ロルビィの魔力の圧を真正面から受けていたくせに、何事もなく生きていた男。
「何で生きてるの?」
レンレンは不思議そうに尋ねた。
「そりゃ~私も一応龍なので?」
レンレンは更にキィロに近づいて、背伸びをした。ロルビィの身体は小柄で、キィロの方が背が高い。
キィロの瞼をグリっと無理矢理開けた。
「痛い、痛いっ!」
「はっ!ほんとだぁ~目がある!縦長の瞳孔してる!しかも瞳の色は黄色だった!」
目を抑えてキィロは半歩逃げた。
あの時紅龍ノジルナーデもいたのに、彼は他に龍がいると言わなかった。
「そりゃ、私は龍の中では中の下辺り。能力も隠密。要は気配を消すのに長けているのですよ。」
レンレンの疑問にキィロは教えてくれた。
「弱いのか。」
レンレンの容赦ない一言に、キィロはムゥと唇を尖らせる。
「あ~分かりました。お名前確かレンレンと言ってましたね。貴方が此処から出ないものだから、私がこき使われる羽目にあいましたよ。」
レンレンは首を傾げた。何を言っているのか分からない。
「時空の神ルーベンディレウス・ロルビィ・セレンテストルテから呼ばれたのですよ。あそこは呼ばれた管理者しか行けません。そこで預かり物をしました。レンレンがなかなかこの空間が隔絶された結界の中から出ないので、渡せないから行けと言われたのですよ。」
そう言ってキィロは手を出した。
手のひらには光る粒が一つ。
「一つお尋ねですが、私と一緒に来ますか?此処で一人で居続けるのなら受け取らない方が良いと思います。」
レンレンは不思議そうにキィロを見て、また光の粒を見た。
「それ、何?」
「これは『感情』です。」
時空の神ルーベンディレウス・ロルビィ・セレンテストルテに呼び出され、仕方なく赴いたキィロはレンレンを託されてしまった。
キィロからしてみれば、丸投げされた、である。
「貴方のお友達である小鳥からの贈り物らしいですよ。」
「小鳥からの?」
レンレンは、じゃあ貰うと即答した。
貰う為にキィロと一緒に行く方が良いならば、ついて行くと。
レンレンの返事に光の粒は飛んでレンレンの中へ吸い込まれていった。
パチン
弾ける音にレンレンは驚いた。
何かが変わった気はしないが、何かが違う気もする。
「?」
「どうですか?」
「わかんない。」
キィロはへぇ~と何を考えているのか分からない細目でレンレンを観察している様だ。
「とりあえず初めて感情が芽生えてこんな所に独りでいるのもあんまりでしょう。暫くは様子見で一緒にいますので安心して下さい。」
あと、そのロルビィ様の格好を変えれるかとお願いして来た。
何だかその格好の人物と過ごしているとバレた時、ユキトが化て出そうで怖いというのだ。
「ユキトの魂はどこか違う世界に行ってると思うけど?」
「それでも、念には念を入れて変えましょうよ。」
レンレンは仕方ないと、亜空間にしまった体のストックから情報を繋ぎ合わせていった。
出来上がったのはキィロよりやや背が低めの細身の青年。髪は小鳥からオレンジ色、瞳は翡翠と紫のオッドアイ、顔は美人寄り。手足は長く細っそりしているが、ちゃんと筋肉の付いた身体にした。
「ど?これなら全然違うでしょ?」
なかなかの出来栄えにレンレンはクルリと回って見せた。
「おー、なかなかですね!ちょっと配色が派手ですが、良いんじゃないでしょうか。」
レンレンは褒められて嬉しそうに笑った。
さっきまでの機械的な無表情ではなく、褒められてホカホカする暖かいものに、レンレンは不思議な気持ちになった。
これが『感情』?
「特に行き先もないのでワグラ達を捕まえましょうか。どこ行ったか知ってますか?」
「うーんと、確か新しくできた人口惑星のレジャーに行くとかなんとか言ってたよ?ハゼルナルナーデがスイートルーム一ヶ月貸切したって。今向かってる途中じゃないかな?」
キィロはえぇ~と叫ぶ。
「何処からその資金出てるんです!?」
「色々仕事してるみたい。人種は老化も寿命もあるから合わせるのが大変言ってたよ。」
「いや、それはそうですけど…………。その人口惑星のレジャー施設って惑星丸ごと遊び放題って宣伝しまくってる、今話題の惑星ですよね?ままま、まさかあの超有名ホテルのスイートじゃないですよね!?行きましょう!追いかけましょう!乱入しないと!連絡先は!?」
レンレンは急かされ屋敷の中にある通信機からワグラ達へ連絡を取らされた。
貸切宇宙船から外の暗闇を覗いていたワグラは、窓ガラスに灯された文字とピピッという電子音に、珍しいなと視線をやった。
屋敷の滅多に使われない通信機からの応答だった。
隣にいたハゼルナルナーデがトトンと軽く叩くと、窓ガラスにパッと映像が届く。
「あ、ハゼルナルナーデ~。キィロとそっちに行ってもいい?」
窓は観覧用に大きく作られており、その窓にレンレンが映っていた。姿が違うが、レンレンが容姿を簡単に変えれる事は知っていたし、あの通信機を使えるのはレンレンのみに指定してある。
間違いなくレンレンとは思うが、隣にいる薄紫色の髪に細目の男は知らなかった。
「キィロ?来るのは構わないが誰だ、その男は。」
「あ、同行者ですー。お初にお目に掛かります。同じ龍種のキィロです。」
「あまり見かけない龍ですね。」
ハゼルナルナーデもワグラも会ったことのない龍だった。
「知り合いじゃないの?」
画面の向こう側では一緒に仲良く映ってる割にはキィロの事を知らない様子でレンレンが尋ねている。
「え~知ってるわけないですよ。私はしがない平民。龍の世界の衛星でも違う星にいましたし、こちらに来ても一人でフラフラしてましたし。」
碌に知らないくせに元王族のハゼルナルナーデにたかろうとしてるのかと、レンレンは何と無くキィロの性格を納得した。
「よく分からないが、来るのは構わない。来方は分かるか?船はこちらで用意してやるが。」
え~うっそ!流石ぁとキィロは喜んでいる。指定されたターミナルを聞いたキィロは、レンレンの手を掴んで外に出た。
キィロの身体がフワリと膨らみ、龍体へと変化する。
細身の薄紫の龍の姿は、人化の時よりも優美さがあった。鬣は長く、風にフンワリと流れている。
レンレンは問答無用で乗せられ、この本星にある先程教えてもらったターミナル近辺まで飛ぶから掴まっとけと言われて、蔦を伸ばして掴まった。
「あ、契約しときます?その方が私の龍気が流れてその身体ももっと保つようになりますよ?結界の外に出てる時は誰かと繋がってた方が良いと思うので。」
何となく提案されて、レンレンも何となくそうだなと頷いた。
魔植との契約はとても簡単だ。
お互い認識したら良いのだから。
キィロの龍気がジンワリと流れてくる。
久しぶりの他者の感覚に、レンレンは今まで自分が孤独であったのだと理解した。
飛び出した島は、元々大陸と思っていたロルビィ達と過ごしたスワイデル皇国があった島だ。
今はハゼルナルナーデの力によって隔離され、人の世の地図から消え去って久しい。
遥か昔に人は全て大きな大陸へ移って、今は残された龍種が過ごす楽園になっていた。
キィロの流れる薄紫の鬣を握って、レンレンは小鳥の言葉を思い出した。
寂しくないの?
うん、寂しい………。
「キィロは龍だからずっと生きてるよね?」
「ん?そりゃー管理者は基本世界と一心同体。死のうとしない限り死にませんね?」
レンレンは地平線を見つめ、広く続く空を見つめた。広い、広くて大きい世界。
時空の神が望んだ生き物の溢れる世界。
その中で、レンレンは一人なのだと知った。
眼下には銀と白と灰色の、無機物で出来た建物が建ち並ぶ都市が見えてきた。それは地平までも続く様な大きな都市。
その一角には高く大きな塔が空高く聳え立ち、明々と光を灯して飛行艇を誘導していた。
それがターミナル。ここで飛行艇に乗り、大気圏外にあるステーションへ行って、そこから宇宙船に乗り込むのだ。
龍はもう自由に空を飛ぶことはない。飛べば人種の探知に引っ掛かるから、飛ばない様になった。
気配を消せるキィロくらいなのかもしれないなと、レンレンは思った。
見え出したターミナル付近に降り立ち、人化したキィロへレンレンは尋ねた。
「じゃあ、死ぬ時一緒に死んでよ。」
「んえ!?まだ死ぬつもり有りませんけど!?」
キィロは驚いているが、レンレンは畳み掛けた。
「もし、そうなったらだよ。」
やたらと人らしい顔で真剣に言うレンレンへ、キィロは困ったように頭をかいて口をへの字にした。
「あ~これは、あ~もしかて本当の本気で丸投げされた?………………仕方ありませんね、乗り掛かった船なので面倒見ましょう。」
レンレンはキィロの返事にヤッタァと笑顔で喜んだ。
それは魔植らしくない、とても人らしい笑顔だった。
おわり
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とても面白かったです
本当に面白くてずっと読んでました
特にユキト殿下の覚醒からの制圧までが本当にかっこよかったです
その他にも好きなシーンがいっぱいで、こんな素晴らしいお話に出会い拝読できた事がとても幸せで読み終えた後、多幸感に浸っております。
素敵なお話をありがとうございました
感想有難う御座います。
そう言っていただけて嬉しいです。ユキト殿下の性格設定が変わっていく話でしたが、最後チートの変態で終わりました。好きなシーンがあると言ってもらえて嬉しいです。
今後もそう言っていただけるよう頑張ります!
イッキ読みして一日浸ってしまいました。
面白かったです。年の差のあるロルビィとユキトの関係が辛いときもあったけれどやっぱり溺愛でしたね。
スパダリかと思いきや、変態なのは参った…登場人物もみんな濃くて好きでした。
ハッキリわかってなくても、なんかみんな幸せになったみたいで良かった〜竜や魔植までも!
この世界観良かったです。
またほかの作品も読みに行きますね!
今日の、家事はお休みでした。明日頑張る
読んで頂き有難う御座います。
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『おわり』とありましたが、まだ完結となっていないので?もう少し続くのかな🤔もしそうなら、うれピィです✨
感想毎日有り難うございました。
励みになりました。
一応ここまでって言うつもりで考えたので、完結です。
ユキト殿下の変態ぶりを3章で書けたので感無量。1章が長くなり過ぎて諦め掛けてました………。
基本ハッピーエンドが好きなので、皆んな幸せになる様にとしています。
息子達も幸せに繋がっていくことでしょう。
また違う話も作っている途中ですので、気が向いたら読んで頂けたらと思います。