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2章 俺のイジワルな皇子様
59 髪飾り
しおりを挟む鏡の前に立ち、長く伸ばした亜麻色の髪に櫛を通す。サラサラの真っ直ぐな髪は窓から入る陽の光を反射し、滑らかな陶器の様な光を思わせる。
後ろで一つに結び、亜空間から長方形の箱を取り出した。中には昔ユキト殿下から貰ったディカの髪飾りが入っていた。
亜空間は時間経過がない。
銀と白で織られた布も、角についた紫色の組紐と反対角についた紫の房飾りも、色褪せる事なく綺麗なままだった。
布部分を結んで垂れた髪に巻き、組紐を巻き付けて上にあった房飾りの留め具に留める。
組紐の先には銀の鈴とアメジストが飾りでぶら下がっており、それが動く度にチリチリと音を鳴らした。
「へえ、かわいいね。」
目を輝かせてトビレウス兄が褒めてくれる。朝から髪をいつも梳いてくれるので、着けた感じを見てもらっていた。
くるくる回ると後頭部にライオンの尻尾が生えている様に見える。
ディカは思いの外軽く、邪魔にならなかったし、髪が広がらなくていい感じだ。
「この髪飾りはどうしたんだ?買ったのか?」
ロルビィは回るのを止めて尋ねたカーレサルデ殿下の方に顔を向けた。
「いえ、ずっと持ってました。昔貰ったんです。」
眼鏡で分かりにくいが、あまりにも嬉しそうな姿に、ふーん……と言ってカーレサルデ殿下は目を細めた。
今ユキト・スワイデル皇太子殿下は国内に張り巡らせた道路整備と、そこを走らせる大型魔導車と、それに伴う観光事業を並行して改変している。
その視察の為、半年前から皇宮を不在にしていた。
大勢の軍隊と侍従を連れて行く為、ついて行きたがっていたロルビィは留守番を言い渡され、リューダミロ留学生三人の世話はハルト殿下が担っていた。
置いて行かれたロルビィは、大量に出された宿題を泣く泣くやり通し、本日漸くユキト殿下が帰ってくると聞いて、誰から見ても浮かれていた。
和かに送り出すトビレウスの後ろから、カーレサルデもロルビィを見送った。
「誰から貰ったんだろうな?」
カーレサルデは今十三歳だが、六歳歳上のトビレウスとあまり身長は変わらない。
二人は今ソルトジ学院の専門学部に通っているが、来年度にリューダミロ王国のピツレイ学院へ留学予定のユキト殿下に合わせて、リューダミロ王国へ戻る予定になっていた。
ロルビィがユキト殿下について行くと言った為である。
ソルトジ学院の専門学部は専攻内容によって二年から四年間の学業内容を選択できる為、二年で卒業出来るものを二人で選んだ。というよりトビレウスに合わせてカーレサルデが合わせていた。
「誰でしょうね?思いっきりユキト殿下の色なのでユキト殿下から貰ったのかと思いましたが。」
カーレサルデはユキトのやたらと綺麗な顔を思い出す。サクラ皇后似の美しい顔は、どんな劇場の俳優や女優達よりも整っている。
繊細なのに力強く、紫の瞳には強い意志があり、見る人間を惹きつけていく。
そんな人間が今ずっとロルビィを隣に置いている。
そんざいに扱いながらも、その実ロルビィの行動は全てユキト殿下が握っているのだが、ロルビィはそれに全く気付いていない。
「違ったら大事だな。」
楽しそうに言うカーレサルデへ、トビレウスは顔を顰めた。
「そんな怖い事言わないで下さい。不安になります。」
トビレウスは可愛い弟が大好きだ。
産まれた時から身体が弱く、熱を出す度に泣きそうになりながら看病し、カーレサルデが聖魔法で治癒すると、とても嬉しそうに感謝する。
「まあ、それならそれできっとユキト殿下がどうにかするだろう。ユキト殿下とは少し通じるものを感じる。て酷い事はしないさ。」
最近知ったのだが、トビレウスは他人の感情が色によって見えるのらしい。だからきっと自分の感情もずっと見てきたはずだ。
別に見られててもいい。
知られようと問題ない。それならそれで、見られている前提で動くだけだ。何も隠さず心を行動に移すだけ。
カーレサルデは自分がリューダミロ王国の王子であり、聖魔法師の治癒師として能力が高い事を自負している。トビレウスは王族に逆らう様な強い性格はしていないし、ロルビィを何度も治癒してきた自分にとても感謝している事を知っていた。
六歳歳下のカーレサルデを多少なりとも頼りにしている事も感じたし、自分が寄せる好意に戸惑いはしても拒否しようとしない事も気付いていた。
だからこのままずっと自分の側に置いておく。
そこら辺にユキト殿下と同じモノを感じるのだが、ロルビィの方が大変そうだなとは思っている。
なにせロルビィは神の領域、神に準ずる者だから、この先何が起きるか分からない。
ロルビィが何をしようとしているのか知らないが、それがユキト殿下に関わる事なのは確かだった。
「ロルビィの立場はリューダミロ王国が保証するし、私も口添えするから大丈夫。病気も怪我も私が治せるから心配も要らない。」
だから安心してロルビィはユキト殿下の下へ送り出し、私の側にいたらいい。
微笑んでそう言うと、トビレウスはホッとしながらもカーレサルデの何かを見ている様だった。
「ねえ、私の今の色は何色?」
興味本位に尋ねると、トビレウスは、え!?と慌てふためく。
「も、桃色?……赤っぽい紫?なんだっけこれ………?」
トビレウスは色恋沙汰には淡白なので色は見えても何を表す色なのか判断がつかない様だ。
喉の奥で笑いながら、トビレウスの耳元でそっと教えてやる。
「…………執着だよ。」
教えてやると、トビレウスは何故!?と目を白黒させていた。
頭が揺れる度にチリンと鈴の音がなる。
それがなんとなく楽しい。
先触れで伺いを立てていた時間にユキト殿下の私室を訪れた。
案内され部屋に入ると既にソファに座ってユキト殿下が待っていた。
「久しぶりだね、ロルビィ。元気にしていたかい?」
「はい、お久しぶりです。元気でしたし、課題も終わらせましたよ!ユキト殿下も怪我もなく無事に帰還された事嬉しく思います。」
嬉しくて小走りに走り寄ると、髪飾りの鈴がチリチリと鳴った。
ユキト殿下がそれは?と目で聞いてくる。
「これは昔約束の証に貰った物です。髪が増えて伸びたので漸く付けれる様になったので、つけてみました。」
ユキト殿下がまじまじと見てくるのがおかしい。
後ろに垂れた髪を掬い取り、ジッとディカの髪飾りを見つめていた。
「………約束?そういえばスワイデルへ初めてきた時も約束とか言っていたね……。誰から貰ったの?」
……え?と、ロルビィは固まった。
くれたのは勿論ユキト殿下なのだが、前回のユキト殿下が必ず自分の下へ来てくれる様にと送ってくれたプレゼントだ。今のユキト殿下は当たり前だが記憶にない。
どう説明すべきだろう………。
ユキト殿下との約束を守りたいのと、貴方自身を守りたいのと、この髪飾りをつけたいのはユキト殿下の為にやりたい事なのだが、全てが前回のユキト殿下との思い出になる。
でも今回のユキト殿下も同じユキト殿下だ。
「銀の糸にアメジストの魔石。しかも火属性だ。私と同じ色合いの火魔法師には会った事は無いのだが、誰か他にいるのかな?」
ロルビィは狼狽えながらも言い方を間違えたのだと気付いた。自分で買った事にしておけばよかった。
もう口から出てしまった言葉を回収する事は出来ない。
「えと、説明し難い事で、言っても信じて貰えないと思うのですが、これはユキト殿下に関わる品物とだけ言わせて下さい。」
手招きされるので近寄ると、隣に座れと指さされるので、よく分からず隣に座った。
ユキトは言葉もなくロルビィの大きな眼鏡を顔から取った。
突然眼鏡を取られてロルビィは驚く。
「え?……あの?」
左目の翡翠の瞳をユキトはジッと覗き込む。視線が合う様に顎を指で上げられ、ロルビィは視線を逸らすことが出来ない。
「もう一度言うよ?誰に貰ったの?」
ゆらりと揺れる紫の瞳が、宝石のアメジストの様に煌めいて綺麗なのだが、その奥にある炎のゆらめきにロルビィは困惑した。
なんか怒ってる???
ユキト殿下を普段から好きだ好きだと態度で表している自覚はあるが、好きでもない人間から貰った物を喜んでつける人間だと思われている。
軽薄な人間と思われた?
「これ、は、ユキト殿下が…………。」
「私?私は贈った覚えはないけども?」
それは、そうだろう。過去に時間が巻き戻ったのでユキト殿下には前回の記憶はない。あるのは自分と使役しているレンレンと黒龍ワグラだけだ。
あうあうと口を開け閉めするロルビィに、ユキトは尚も圧力をかける。
近付いてくるユキトの身体から、無意識にロルビィは後退り端っこの肘掛けまで追いやられ、倒れ込んでしまった。
「でもでも、これはユキト殿下の色なんです!」
何でこんなに怒っているのか分からないが、何とか納得して貰おうとロルビィは必死に言い募る。
ユキトのアメジストの瞳から炎のゆらめきがほんの少し薄まるのを感じ、ロルビィは更に言葉を付け足す。
「あ、アメジストで火魔石だから、ユキト殿下の石だって言われたんです!えと、う~~、コレはユキト殿下に見てもらいたくて、髪伸ばしてて、漸くつけれるようになったから見て貰いたくてっ!」
必死に言い募るロルビィに乗っかり、上から見下ろしてくるユキト殿下を、納得してくれただろうかと見上げた。
…………表情が分からない。
激しく揺らいでいた炎は無くなったが、アメジストの様に輝く瞳はそのまま、無表情にロルビィを見下ろしていた。
困惑するロルビィに、ユキトはそっと手を伸ばした。左手でロルビィの右目を押さえ、レンレンの視界を塞ぐ。
残された翡翠の左目の周りを、ユキトは右手で優しく撫でて、ディカの髪飾りを付けたロルビィの髪を掬い上げた。先っぽから動物の尻尾の様に飛び出した亜麻色の髪に、ゆっくりと口付けるユキト殿下を、ロルビィは目を見開いて凝視した。
うう、色っぽい。
そう思って、今の態勢に気付く。
開いた足の間にユキトが入り込んで、ユキトの膝の上に乗っかっている為腰が上がった状態だった。
動揺するロルビィに誘発されて、ソファの周りにレンレンが現れた。
ブワリと広がる緑の蔦に、ドアの前で待機していた護衛と侍従が慌てるが、レンレンに阻まれ近寄れない。
緑色の檻の中、それでもユキトは動じる事なくロルビィの右目を塞いだまま、ロルビィ翡翠の目にキスを贈った。
「……え?」
真っ赤な顔で翡翠の目を潤ませるロルビィに、ユキトは満足気に目を細めた。
「これ以上は駄目だな………。」
「へ?え?」
ユキトはロルビィの脇に手を入れて持ち上げた。
「納得は出来ないが、君には言えない事が沢山ある様だからね。私の色だと認識してつけると言うのなら譲歩しようか。」
椅子に座り直されながら乱れた髪を撫でつけられ、ユキト殿下の謎の怒りが治った事に安堵した。
「あ、はい。ごめんなさい。」
「いいよ。それに君の魔植が暴れても困る。」
え?とロルビィが見回すと、ロルビィは漸く部屋中にレンレンが出てきて森の様になった有様に気付いた。
「わぁーーーー!?ダメダメ、レンレン!ステイ!」
緑の蔦は樹林の幹になり、大小様々な葉は生い茂り色鮮やかな花々を付け、これで虫や動物がいたならば本物の森と勘違いする。
ほんの少しの隙間の向こうで、集まった兵達がレンレンに斬りかかっているのが見えるが、硬いレンレンは身体強化を施したとしても、切る事は難しい。
レンレンを宥めて引っ込め、涙目で謝るロルビィにユキトは薄く微笑んだ。
ユキト殿下のお陰で事なきを得たが、久しぶりに会えたのに碌に会話も出来ずにお開きとなった。
ユキト殿下が翡翠の瞳から滲んで潤む涙を、もっと見たいとか思っていた事など、ロルビィは知る由もなかった。
ユキト殿下とは1週間程会えないと連絡があった。留守中に処理しきれなかった業務を片付けたり、報告書類を纏めたりと、色々とやる事があり、終わったら迎えを寄越すと言われてしまった。
また毎日会えるのかと期待していただけに、ロルビィはガッカリしていた。
そんな中、リューダミロ王国のロクテーヌリオン公爵邸から魔導通信が入った。
「お久しぶりです、ロルビィ様。見つけましたよ~。」
間延びしたシゼからだった。
以前頼んでいたパルが見つかったとの報告だった。アーリシュリン兄に言付けようとしたが、自分で言えと通信機を渡されたらしい。
パルはサクトワ共和国から移民としてリューダミロ王都に入ってきたのを、シゼがたまたま見付けたのだとか。痩せ細り栄養失調になっている為、今は使用人部屋を一つ借りて休ませていると言われ、今後をどうしたら良いのか指示が欲しいと言われた。
「パルは俺の下につけたい。」
側に置いておけばもしまた裏切る時が来ても止められるかもしれない。それに、パルが裏切るなんて何か事情が有るのでは無いかと思ったのだ。
だったらその問題も解決してあげたい。
シゼの近くにいたロクテーヌリオン公爵とアーリシュリン兄が画面に入ってきた。
「だったらロルビィの侍従として教育しようか?彼と話したんだけど、かなり教育を受けた感じがあるんだよ。リューダミロの知識はないけど、所作も綺麗だし教えるのは簡単かもしれない。」
アーリシュリン兄の申し出に、いいかもしれないと感じた。
「じゃあ、お願いします。ロクテーヌリオン公爵様にも迷惑かけます。」
最近通信毎に思うが、公爵の顔がふっくらしてきた様に感じる。自分もガリガリの痩せ細った身体からスタートしたので、なんとなく親近感が湧くのだ。
ロクテーヌリオン公爵は最近アーリシュリン兄からキスによる魔力譲渡で少し魔力を貰っているらしい。吸収による身体の崩壊はリューダミロ国王が聖魔法師なので定期的に治してくれていると聞いている。してくれないのなら脅しに行かなければならないところだった。
「構わない。君のおかげでリューダミロ王家は安定してきている。ロワイデルデ殿下も黒龍様の治療を受けて順調に行っていると報告が上がっている。こちらで出来る事は何でも言って欲しい。」
黒龍ワグラからロワイデルデ王太子殿下の二属性を聖属性のみにすると連絡は貰っていたが、上手くいっている様で安心した。
パルは暫く養生させて、来年ロルビィ達が帰った時に侍従としてつける様にする事で決定した。
徐々に前回のメンバーが揃いつつある。
後は誰だろう?そういえばスワイデル皇国でショウマ将軍に会っていない。
まだ年齢からいって九年先に下級将軍ならば、今はまだヒラだろうか?それとも何かしら役職についている?
前回パルは死ぬ前にスワイデルにも裏切り者がいると言っていたが、それが誰かも分からない。
その裏切り者の所為でユキト殿下が死んだ可能性が高い。
魔女サグミラは裏切り者を知らないと言った。誰かが転移魔法に干渉したからそいつだろうと言っていた。
その裏切り者も探さねばならない。
一つ一つ問題を片付けては行くが、見えない未来は何と恐ろしく不安定なのか。
それでも、たった一つユキト殿下は必ず守る。死なせない。
例え、自分の身体が死のうとも、魂が疲弊し消滅しようとも………。
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