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1章 俺のヘタレな皇子様
13 襲撃者
しおりを挟む道は人が横に三人並べるくらいの広さがあった。開拓中という事もあって、道周辺は切り開かれており、要所要所には休憩するための広場も作っている。
ゆくゆくは村や町が出来る様に誘致して、サクトワ共和国へ繋がる交易路にするつもりらしい。
進むに連れて森の中は鬱蒼と茂った森林となり、背の高い草が生い茂っていく。心なしか湿気も増し、魔物も危ないが普通の虫や植物にも毒を持つものが増えるので、暑くとも皆きっちり長袖長ズボンになり、汗を流しながら進んでいた。
森へ入って初日、俺の眼は輝いた。
だって目の前に棘をつけた魔植がいる!
「トゲトゲ!欲しい!」
「ま、待って!ロルビィっっ!」
人が使う道だと魔獣や魔植ってあまり近付いてこない。
なので俺はちょっと道から外れてレンレンに魔植を探させた。
「ユキト殿下はそこで待ってて下さい!すぐ戻りますから!」
レンレンの蔓を手に巻きつけ、木の枝から枝へ蔓を伸ばして飛び抜けていく。
「殿下、危ないから此処で待ちましょう。」
ショウマ将軍は追いかけようとするユキト殿下を止めた。
消えたロルビィは置いといて、ショウマは軍団を進めなければならない。
「大丈夫だろうか?」
「誰よりも大丈夫そうなので、進みながら待ちましょう。」
さっきからこの繰り返しなのだ。
普通の植物に擬態した毒性魔植を見つけては、レンレンと名付けた魔植に食べさせ喜び、猿型魔獣が出ては蔓で捕まえ締め上げる。
多少の戦闘は必要かと思っていたが、ロルビィ一人で全てをカバーしていた。
魔植は魔物の中でも一番弱いと言われる魔物の筈なのに、レンレンは規格外だ。
使役系の魔法師は如何に使役している魔物との共鳴が上手くいくかに掛かっているらしいが、ロルビィは自分の手足の様に使いこなしている。
俺たちにとっては進軍が楽で大変助かるが。
ユキト殿下にも多少は驚いた。
持ってきた魔銃とやらが役に立つのか分からなかったが、弓よりも遠距離に高威力の攻撃が出来る。
なる程、血を見なくても良い様に攻撃する為に、遠距離武器を開発したのかと納得した。
遠くにいる魔獣ならユキト殿下が片付けてしまった。近くに来たら全く役に立たないが………。
歩兵部隊として付いてきた兵達も二人の攻撃力に尊敬の目を向ける様になってきている。
「その魔銃は誰にでも使えるんですか?」
俺の適当な敬語にも怒る事が無いのも、平民出の兵達には好感が持てるのだろう。
噂では母親と貴族達を魔力暴走で殺した危ない人間と言われていたが、実際に会って話してみると穏やかで威圧感が全く無い。
貴族の流す噂など信用ならないものだ。
「持ってみる?」
渡された魔銃は思っていたより重い。
殿下はこれを片手でヒョイヒョイと持っている。打つ時だけ左手を添えている様だか、重くてというより狙いを定める為だったのか。
「重いですね。」
「そうだね、ほぼ魔石と鉄を加工したものだからね。木枠も嵌めて軽量化を計ってみたんだけど、まだまだだね。安全性を考えると、木はあまり良く無いしねぇ。」
魔銃を返すと軽々と扱う。見た目よりも身体を鍛えているのだろう。
「あーっ、ショウマ将軍、ユキト殿下いじめてる?」
上空からロルビィの声がした。
ストンと身軽に降りてくる。
「魔銃を見せただけだよ。」
殿下が擁護したので良いが、本当に殿下を危険に晒した時が怖い。
俺の眼には周りの植物がザワリと動いた様に見えるのだ。
「ショウマ将軍はそんな事しないだろう?」
そうだねーとロルビィは笑って答えている。
初日にユキト殿下をテントに連れ帰ってから、ロルビィは殿下に対して過保護だ。
殿下も殿下で人柄がのんびりしているせいか、ロルビィの魔植を見ても驚いた様子がない。
俺より魔力が高いのだから、本来ならこの異常に育った魔植を見て恐怖してもおかしくない筈なのに………。
ユキト殿下の周りに付けた護衛は魔力保持者で固めている。これはハルト殿下の要望だったからだが、もしユキト殿下の魔力が枯渇した場合、強制的にでも回復させる様にと言われていた。
命より大切なものはないだろうと言われたが、噂では人と触れ合うのを嫌うと聞いた。実際さっきの魔銃の受け渡しも手が一切触れていない。人と触れそうになったら無意識なのか距離を取っている。現状ユキト殿下に触っているのはロルビィだけかもしれない。
護衛の兵士達はロルビィの魔力を用心して遠巻きに警護に当たっている。
「棘付き魔植は取れたの?」
ロルビィがキラキラと顔を輝かせて影から蔓を一つ出す。
そこには痛そうな棘がついていた。
「これで攻撃力倍増です!」
「わぁ凄い!」
この二人の空気だけ長閑だなぁ。
この場にいた全員の感想がこれだった。
森の中を進む事二日目、事態は急変した。後方にいた歩兵達がいなくなっているというのだ。
だいぶ縦長になるので、休憩場所の広場に最後の隊が到着しない事で気付いた。
「死体は?」
「ありません。荷物なども落ちてませんし、道もあるので迷うとは思えないのですが。」
大体百人程度で一つの隊を作って進んでいた。最後尾だったし出征に慣れた部隊だった筈だ。
ロルビィに最後尾を見ていなかったか聞いたが、流石に列が長すぎてそこまでレンレンを伸ばしていないと言われてしまった。
もう陽は落ち、これ以上捜索に出るのは得策では無い。
「一旦此処で待機。明日の朝調査しよう。それでもいなかったら諦める。」
そうして次の朝調査に向かったが、何も分からず諦めるしかなかった。
流石にロルビィも異常事態がある時は無茶はしない。ユキト殿下の側で大人しくしていた。たまに道の脇に座り込んで珍しい植物を採集はしている様だが、何処にしまっているのだろう?
猿型や狼型、虫型等の小型魔獣が一切出てこなくなった。
「静かだな………。」
「ちょっと異常ですね。」
ショウマ将軍とシゼが警戒を強めていた。
「これ、異常なの?」
ロルビィとユキトには森の中の進軍など初めてなので分からない。
ただロルビィには魔植レンレンがいる。レンレンの感覚で探ると確かに魔獣も魔植もいなくなっていた。
ただ…………。誰か見ている。
同じ、レンレンと同種。
誰か魔植使いがいる?
ロルビィの翡翠の瞳がクルリと輝く。
追いかけると逃げる………。
昨日消えた人達はコイツに捕まってるのかもしれない。
どうする?
追いかける?
逃げられると捕まった人達の安否が不安になる。
魔植には人をじっくり溶かしながら食べるやつがいる。
もし連れ去られて食べられたら、本当にその人達は終わりだ。
ヒョイ、と身体が持ち上げられた。
脇を持たれて足がぶら下がる。
「ロルビィ、止まったらダメだよ?皆んなの邪魔になる。」
ユキト殿下が急に立ち止まったロルビィを歩くついでの様に持ち上げたのだ。そのまま歩き出すのでロルビィはジタバタする。
「歩けますよっ。」
「何か見えたんですか?」
ロルビィの様子をうかがっていたシゼが話しかける。
「うーん、いるにはいる。でも捕まえるには俺もレンレンと動いた方が良いかも。夜ユキト殿下の側離れても大丈夫かな?」
進軍中だとユキト殿下が移動するので場所を把握するのに困る。夜ならテントにいる事になるので動くなら夜が良いだろう。
「えっ夜いないの!?」
ロルビィを抱えたままユキトは驚いた。
「安全を確認した方が良いと思うんで、ちょっと行ってきますね。」
ロルビィが安心させる様ににこりと笑ってユキトの頭を撫でる。
今日のユキトの髪は横髪を編み込み、編み込んだ髪と後ろの髪を全部高い位置に一つに結えて濃い紫のリボンで飾っていた。
毎朝ロルビィが銀色の髪をどこかしら編み込み結えている。
「終わったらすぐ帰りますから、寝てて下さいね。」
ロルビィが一時離れる…………。
そう思うとユキトは一気に不安が押し寄せてきた。
いや、自分の方が歳上なのに、こんな小柄な子に頼ってどうするんだ!
ユキトは外交は父と弟に任せきりで、皇都から出た事が無かった。そもそも外泊した事が無い。
ずっと皇宮で出来る執務ばかりこなして生きてきたのだ。
外に出たばかりか野営も初めて。
初日からロルビィに頼りっぱなしで来た為、一気に自信が無くなってきた。
出る前は自分でなんでもやれると思っていたのに………。
不安そうな顔のユキトにロルビィは焦った。
ぎゅと抱きつきポンポンと背中を安心させる様に叩く。
「大丈夫ですよ。シゼとパルに見張っててもらうんで。」
「あ、一緒に行かなくて良いんですね~あの曲芸やれって言われても無理だわ。」
レンレンの蔦を使って木から木へ飛び移っていく事を言っているらしい。
シゼ達ならやれそうな気がするけどな………。眼が合うとシゼとパルがどうぞどうぞと譲り合っている。
いや、どっちも置いていくから。
ヒュンヒュンと風を切りながら樹々の合間を通り抜けていく。
うん、やっぱり下に何かいる。
根を張り隙を見て獲物を狙い、引き摺り込んでいる。
ロルビィの魔植は現実の地面に潜っているわけでは無い。
ロルビィの影から亜空間を使って地面に潜り込んでいるので、土を掘ったからといってレンレンの蔦が出てくるわけでは無い。
しかし、他の使役された魔植にしろ森にいる魔植は、普通に地面に潜って存在している。使役された魔植も魔獣も休む時は使役者の影に入っているが、何かしら命令されれば現実世界で活動する。レンレンの動きは普通の使役された魔物とは存在の仕方が全く違っていた。
感覚的には一時間ほど移動しただろうか、地中の存在を追いかけていると前方に人の気配が現れた。
「あれ?これ、ヤバいかな。」
誘き寄せられたかもしれない。
赤茶色の髪の人影は佇んで、ロルビィが到着するのを待っていた。
赤茶色の髪に榛色の瞳の二十代前半くらいの青年だった。見つめてくる眼は輝きが無く暗い。感情の何もかもを失った様な、そんな眼だった。
トンと距離をとって目の前に降りると、青年は丁寧に頭を下げる。
「お待ちしておりました。」
「貴方は魔植使いじゃ無いんですね。いるものと思って此処まできてしまいました。」
ロルビィの文句に青年はふっと笑う。
「私の任務に支障が出そうでしたので、此処まで来ていただきました。まさか、こんな所に神の領域がいるとは思わないでは無いですか。」
神の領域?
…………なんだろう?ずいぶん昔に言われた事ある様な……。
この人カーンドルテの人間かもしれない。あそこの国は赤い髪が多いと聞いた。
カーンドルテ国。魔女の国。
「任務って何?」
青年の眼は死んだ様に輝きが無いのに、表情は貼り付けた様ににこやかだ。
「ユキト・スワイデルの回収です。」
ロルビィの眉がピクリと上がる。
何故突然ユキト殿下?
「魔女サグミラ様が御所望なのです。」
魔女は闇魔法師。
闇魔法師は魔力を吸収する。
ユキト皇太子は魔力が多い。
…………アーリシュリン兄の様に連れて行く気か?
ロルビィの気配が重く変わった。
「させないよ………。」
ロルビィが足を一歩出した。
出した片足の周りがザワリと動く。
チュルチュルと細い蔦が生え、鮮やかな緑の葉を広げながら伸びて行く。
何本も、何本も。
もう片方の足を出したところで、青年が炎を放つ。片手に人の頭程の大きさの炎を一瞬で出現させたのだ。
ロルビィの前面で伸びた蔓から大きな葉が成長し、放たれた炎を弾き飛ばす。
魔植は火魔法に弱い。
それが常識なのに、だからこそ自分が足止め役になったのに、ロルビィの魔植は易々と防いで見せた。
「な…!?」
青年は両手に炎を纏わせロルビィが焼け死んでも構わないとばかりに、自分の視界が塞がるのも厭わずに炎を出現させた。
ゴゥ、と音を立てて燃え盛る炎の中から手が現れる。
手には植物の蔦が纏わりつき、葉が揺れ白い花が咲き、水が滴っていた。
青年の額にロルビィは指を触れた。
青年はその冷たさに顔を青褪めさせる。
「これね、氷花って言うんだって。俺の親が北に行った時のお土産にくれたやつ。弱い炎ならこれで防げちゃうんだよね。」
北に生息する魔植の一部。
通った獣や魔獣を凍らせて保存しながら捕食していく魔植。弱い魔植だが、ロルビィの魔力を食べて育ったレンレンが取り込む事で大きく育っている。
炎は消され、ロルビィの指から白い花の咲いた蔓が伸びて行く。
「…あ、ああ、………あ…っ。」
蔓が全身に巻き付くのを青年は震えながら待つしか無かった。
ロルビィの翡翠色の瞳は透明で、怯えた自分が映っている。
魔植は炎に弱い。
だが、自分に巻き付くコレをただの魔植と言って良いのか………。
魔力を纏った魔植は力弱い人間の動きなど簡単に封じ込めてしまう。
「ねぇ、もしかして攻撃系じゃないのかな?魔力有りそうなのにアーリシュリン兄の攻撃よりかなり弱い。それに、魅了?魔法かかってる?これ解けるのかな?」
ロルビィはブツブツと考えだした。
アーリシュリンの火魔法はあたり一面を火の海にする。
こんな凝縮もされていない火魔法は攻撃とは呼べなかった。
それにこの死んだ様な瞳は違和感がある。まだ怯えたような今の方が人間味がある。
魔力の高まりは感情の高まり。
だからこそ、性行為でお互いの感情を高めて譲渡し合うのだ。
だったら、なんの感情でも良いのではないだろうか?
怒り?悲しみ?恐怖?
魅了魔法は魔力で跳ね返せると言っていた。
だったらこの青年の感情を高めてみるか?
「今は時間がないから持ち帰るかっ!」
まずはユキト殿下が狙われている。
最初に感じていた魔植使いが向こうに行っている可能性が高い。
炎を出されては困るのでそのまま魔植氷花で拘束したまま元の道を引き返す。
火魔法師だし凍りはしないだろう。
ロルビィはユキト殿下の元へと急いだ。
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