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1章 俺のヘタレな皇子様
11 リューダミロでは
しおりを挟むリューダミロ王城は丘の上に建っており、白い大理石と青いタイルを使った空に浮かぶ空城を思わせる尊厳な雰囲気を持っている。
目視できないが、あらゆる魔法攻撃も物理攻撃も弾く結界が王城を囲み、これは王族が聖魔法で張った結界だった。
リューダミロの王族は皆聖魔法師。
これは誰もが知る常識だった。
ムルエリデ・ロクテーヌリオン公爵は本日王城へ登城した。
ロクテーヌリオン公爵は滅多に王城に来ない。闇魔法師としての特徴である黒髪黒眼が目立つのも嫌だし、何より今から会う人物達が苦手だからだ。
磨き上げられ自分の姿すら鏡の様に映す廊下を延々と歩き、いつもの様にいつもの場所の案内される。
ここは王城の奥深く、王族が住まう空間だった。扉を開けると廊下、また扉。
漸くついた頃にはそっと溜息をついた。
「やあ、ようこそ、いらっしゃい。」
「遅かったな。ムルエリデ。」
彼等は自分より年下だ、
しかしその御身は高貴な身分であり、自分は常に膝をつき頭を下げなければならない。
「お久しぶりで御座います。ロワイデルデ・リューダミロ王太子殿下、カーレサルデ・リューダミロ第二王子殿下」
王太子のロワイデルデは二十五歳、薄い金髪にオリーブ色の瞳をしている。しかしその見た目は十代半ばにしか感じられない程に幼い。
第二王子殿下のカーレサルデは黄色い髪にオリーブ色の瞳。兄のロワイデルデとは違い、見た目は年齢通り二十代前半。
どちらも整った美しい顔をしていた。王族としての気品も威圧も申し分なく、人を従える事に慣れた者達だった。
頭を下げたムルエリデ・ロクテーヌリオン公爵の耳から、掛けた黒髪がサラリと流れた。
「今日呼んだのはね、君の愛しいアーリシュリンの弟ロルビィ・へープレンドの事とその先のカーンドルテ国の聖女の事だよ。」
窓辺に腰掛け足を組んで座っていたロワイデルデが立ち上がり、片足跪いたムルエリデへと近付いた。
「彼は今からカーンドルテ国とサクトワ共和国との戦闘に参加するんだね。そして、アーリシュリンはカーンドルテの聖女の元へいる………。そうだよね?」
ロワイデルデの話し方はゆっくりと穏やかに話しているのに、含みを持たせた様な口調がムルエリデはどこか嫌いだった。九つも歳下なのに………。これでも公爵という立場で表にも出て来たのに、この王太子と話す時は身構えてしまう。
アーリシュリンがカーンドルテ国の聖女と共に行方不明となり、ロルビィが事情を聞く為にスワイデル皇国へ渡った事は説明した。
ロルビィがスワイデル国軍と共にサクトワ共和国へ参戦する旨の報告は、同行させたシゼからきている。
おそらくスワイデル皇国から三国間平和同盟の規定通り、リューダミロがどう動くか伺いが来たはずだ。態々此方から報告ぜずとも知っていると思い報告しなかった。
本当はした方が良いのだが、あまり交流したくなくてしなかったとも云うが。
無言を肯定と取ったのか話は続く。
「君がアーリシュリンがいいと言ったから待ってるんだよ?そのアーリシュリンがいなくなったら困るのは君だけじゃなくて、私もなんだ。」
ロワイデルデはムルエリデの瞳を覗き込む。オリーブ色の瞳に輝きはなく、閉じた瞳孔は空虚で深い。ムルエリデの黒の瞳よりも尚深い闇を感じさせた。
「いいかい?これは秘匿された情報だったんだが、君の配下に必ずアーリシュリンを無傷で連れ帰る様に命令するんだ。情報とはカーンドルテ国の聖女の件だ。あの国の聖女は遥か昔から生きた魔女なんだけどね、私と同様に聖と闇を持っている。聖と闇を同時に持つとね………。」
ムルエリデの瞳を覗き込んだオリーブの瞳がゆらりと撓む。
グワンと力が流れ込み、立ちくらみの様に景色が回った。跪いておれず、床に両手をつく。
ーー息ができないーー
意識が奪われ、下を向いてオリーブの瞳から逃れたいのに眼を逸らせない。
感情と思考が奪われ、自分がなくなる感覚。
ロワイデルデがオリーブの瞳を閉じた。その動きすら、目を離してはいけないとばかりにゆっくりと見える。
「はっ、あぁっっ………、はぁ、はぁ!」
ロワイデルデが視線をずらすと漸く息が出来た。
「分かるかな?この魔法。」
これは…………。闇魔法師としての知識としてしか知らなかったが……。
「…………魅了魔法でしょうか…。」
不出来な生徒が漸く正解を導き出したかの様に、ロワイデルデはにっこりと嬉しそうに微笑んだ。
「そう、正解だ。カーンドルテの聖女は聖と闇を同時に持つ、遥か昔から生きる魔女なんだよ。そしてアーリシュリンは十中八九この魅了魔法で魔力吸収の為に連れ去られた。」
闇魔法師は他者の魔力を取り込んで自身の力を保持し、その身は不老に近くなる。取り込んだ魔力の量次第では不死に近くもなる。しかし、闇属性だけではまともな姿で生きていく事が出来ない。何故ならば魔力を吸収する毎に身体は崩れ人としては醜い姿に変わっていくからだ。
ムルエリデが魔力吸収を行わずに生きてきたのは、魔力生成が出来ない身体が弱い上に、魔力吸収で身体が崩れてしまえば命に関わったからだ。自分で魔力を作れないばかりか闇魔法で魔力を吸い取ることもできない。
だから魔工飴で補ってきた。
そして、アーリシュリンと出会い彼と結婚する為に、リューダミロ王族にとある提案を出した。
アーリシュリンと子供を作れば、自分が持つ闇属性が薄まり元の通り王族の魔力を吸収出来る子が産まれるのではないかと。その為に、魔力吸収で崩れる身体を聖魔法師の力で治癒して欲しいと。
ロクテーヌリオン公爵家の存在意義は、リューダミロ王族に産まれる聖と闇を同時に持って産まれた人間の為に、闇属性のみを吸収する為にある。
そしてリューダミロ王家は闇属性を取り除き聖属性のみをその身に残して、王国の為に聖魔法師として結界を張り続け、魔力吸収で身体が崩れる公爵家の人間を聖属性で治癒する。公爵家の闇魔法師も定期的に魔力を取り込むことが出来、不老の恩恵は無くなるが身体を治癒してもらう。
ロクテーヌリオン公爵家とリューダミロ王家はお互い持ちつ持たれつの関係だった。
だが、どちらの家も血を残し過ぎた。
ムルエリデは闇属性が強くなり、長年勝手に魔力を取り込んできた記憶が血に残ったのか、魔力容量は大きいのに魔力を作れない人間として生まれ、ロワイデルデは多大な聖属性と闇属性を同時に持つ人間として産まれた。リューダミの王家には時々二つの属性を持つ者が産まれる。
ロワイデルデはその聖属性と闇属性が身体の中で相殺し合い今では魔法行使がほぼ出来ない。何とか闇属性の魔力だけでも他の闇魔法師に取り除かせようと試みたが、ロワイデルデの力の方が圧倒し逆に闇魔法師として相手の魔力を吸収してしまう。その繰り返しでロワイデルデの身体は不老に近くなり緩やかにしか成長しなくなった。
ロワイデルデは不老不死になど興味はない。普通に歳をとり国の為に政務を行いたい。
だが、身体が子供のままでほぼ止まってしまい、王城内の奥深くて、執務のみを執り行うことしか出来なかった。
このまま現状が続けば、ロワイデルデは廃嫡し聖属性のみ持つカーレサルデが国王となるし、ムルエリデは公爵家の存在意義が無くなり没落していくしか無かった。
アーリシュリンは魔力量が多く、ムルエリデの魔力容量を満たすに充分な人間であるばかりでなく、忌避されがちな闇魔法師に嫁いでもいいという懐の深い人間でもある。
そもそもムルエリデの魔力容量が大き過ぎて、普通の人間では性行為時に間違って魔力を吸収しようものなら、相手を死なせてしまう。
カーレサルデを娶らせればという話も上がったが、第二王子というスペアの立場が死なれても困るし、ロワイデルデがダメな時のためにも存在しなくてはならないとし、却下された。
現在頼みの綱はアーリシュリンだけである。
ロワイデルデからすればさっさと結婚して子供を作り、ちゃんと闇属性のみを吸収出来る子供を作って貰いたいところだった。
「最初からムルエリデが私の闇属性を吸収出来ればこんな問題も起きていないんだ。」
そう、ムルエリデは魔力の欠乏が激し過ぎてロワイデルデの魔力を吸収する時、聖も闇もどちらも吸収してしまう問題があった。
ムルエリデは、がっと襟を持たれ首を上向かせられる。
「!!」
ロワイデルデが唇を押し付けてきた。
開いた口から舌を押し入れ、クチュクチュと口内を舐め回す。
オリーブの瞳と目が合い、命令してくる。
吸え、と。
仕方なしに舌に舌を絡めてジュウと吸い付く。
唾液と共に温かくも痺れる様な魔力が流れ込んできた。
アーリシュリンの魔力は甘い。しかしロワイデルデの魔力は酒を飲んだ時の様に酩酊する。
グジュと音を立てながら唇が離れ、唾液の糸がぷつりと千切れた。
無理矢理入れられた唾液と魔力をゴクリと飲み込み、ムルエリデは振らつく頭を片手で抑える。
「アーリシュリンを必ず連れ帰るんだ。君の魔力容量を満たせる人間はそうそういない。我が国からは人員は割けない。カーンドルテの魔女に魔力を持つ人間を合わせれば直ぐに餌食になってしまう。」
「では、ロルビィ・へープレンドにのみ対応させるのですか?」
流石に一人ではあんまりでは無いだろうか。
「君も分かるだろう?あれは化け物だ。例え魔女でも彼の魔力は吸えんだろうよ。」
理解したなら行けと手を振られる。
態勢を整え、礼をとってから退室した。
ムルエリデにすれば聖も闇も同じ魔力。取り込めば魔力欠乏症にはいいが、朝から既に魔工飴を舐めてしまって来た為、過剰摂取となってフラフラとふらつく。
「ムルエリデ。」
後ろからカーレサルデが追いかけてきたのか呼び止められた。
「すまないな、兄上は最近調子が悪くて機嫌が良く無いんだ。治癒をするから手を。」
部屋では兄に譲って静観していたが、ムルエリデがふらついていたので追いかけて来たらしい。
「………一回くらいでは身体に変化は出ませんから大丈夫です。」
そう断ったが、カーレサルデは手を握って治癒を施した。
最近はアーリシュリンもスワイデル皇国に留学していたから魔力を取り込むこともなく、治癒を施して貰う必要もなかった。
「滅多に来ないんだ、魔力吸収の弊害だけでなく魔力欠乏の体調不良もあるんだろう?ついでにしていくといい。」
ムルエリデの魔力欠乏症の為だけ考えるなら、ムルエリデが魔力吸収をする度にカーレサルデが定期的に治癒してやると治るのだが、王家がそんな甘い対応を許していなかった。
治癒が欲しいならその身を持って働けと云うのだ。王太子が苦しんでいるのに、ロクテーヌリオン公爵だけ助かるつもりかと。
闇魔法師同様、聖魔法師も少ない。
礼を言って立ち去るムルエリデを見送りながら、カーレサルデは考える。
最近ロワイデルデ兄上の様子がおかしい。
平気な顔をして普通に政務を行う。
特におかしな判断を下すわけでは無い。
それでも時々、眼に光がない。
何処がどうとも言えないのだが……。
「もしかしたら闇が深くなっているのだろうか………。」
王族に聖と闇を持つ者が産まれると、必ずその者は王太子となり王となってきた。その理由は魔力の多さにある。
自分は聖属性しか持たずに産まれたが、アーリシュリン程ではなくとも魔力量は多い。しかし、ロワイデルデ兄上の魔力量はもっと多い。何倍あるだろうか。その大量の魔力も今は聖属性と闇属性で相殺しあい、全く使えない。
使えるのは先程ムルエリデに見せた魅了魔法くらいである。兄上にとっては全く要らない能力だった。
ロクテーヌリオン公爵家の闇魔法師の吸収で闇属性を吸ってしまえば、残るのは大量の魔力と聖属性のみになる。
吸収は定期的に行わなければならないが、王族の大量の魔力を吸えるのもまたロクテーヌリオン公爵家の者くらいしかいないのだ。
こんなに長く相反する二つの属性を抱えた王族はいない。
基本誰もが属性は一つしか授からないのだ。聖と闇という二属性はリューダミロ王家だけ。
長く聖と闇を抱え続けた時、どうなるのだろうか。
カーンドルテの魔女の話は王族ならば知っていた。自分も知っていた。だからこそ不安でならない。
兄上が魔女と同じ様にならないとも限らない。
その時、私はどう動くべきなのか…。
カーレサルデは窓から遠くを見つめた。空は青く晴れ渡っているのに、鳥の涼やかな声が聞こえるのに、不安に押しつぶされそうな心は冷えるばかりだった。
一人室内に残されたロワイデルデの元へ、侍従の格好をした青年が入室の許可をとって入ってくる。
「最後のリストです。」
恭しく差し出された紙を受け取り、ロワイデルデは目を走らせた。
時間は掛かったがあともう少しだ。
出来ればロルビィ・へープレンドがいないうちに終わらせたかったが、また機会はあるだろう。
王命で遠くへ遠征などと言ってやる事も考えたが、神の領域に対して下手な事をして勘付かれ、阻止でもされたら面倒だ。
何の為にこの世に顕現しているのか分からないが、藪を突くような真似はしたく無かった。
ロワイデルデの望みは一つだけ。
たったそれだけの為に今生きている。
それが終われば、全てが終わりだ。
ロワイデルデは息を吸う。
この空気は本物だろうか。
私が作った偽りでは無いだろうか。
吸った空気はぬるくて汚い。
リストを持ってきた侍従の眼は、神を崇めるが如く私を心酔した眼で見つめている。
それすら偽りと知っているだけに、全てがもう信じられない。
…………早く終わらせて、本物の空気を吸いたい。
子供の頃にカーレサルデと笑いながら吸った空気を。
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