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31,お母さん

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今日は結婚式のお迎えが来る日だ。


王に言われた一ヶ月、長いようで短かった…
街の開拓は順調以上の順調で助手も到着してテキトは安心してた。今は助手に街の事を教えていると言う。

結婚式は俺よりもスピカやレナの方が楽しみにしている。
まぁ女性は主役で俺は脇役みたいなものだからな。
2人の夫として恥ずかしくない脇役になるとしようかな

まだ早朝なのでお迎えは来てないが朝一には着くだろう。

俺は数日留守になるのでテキトに一言言っておこうとおこうテキトに家に向かった。

「おはようございます… ユキャールさん… どうしました?こんな早朝から…」
テキトは寝てたようだ、だが悪いな今日だけはダメだ

「おはよう、今日から式の為、数日空けるから報告にきた」
「大丈夫ですよ、きちんと把握してますからわざわざ報告に来なくても」
「俺も大丈夫だとは思ってるんだが、テキトさんと話すとあくどい事が色々浮かんで楽しいんだよ」
「ふふ…僕もです、最近レナさんと真面目な仕事の話しばっかりで… レナさんはとても優秀なのでそれはそれで楽しいのですが、やはり男はやんちゃしてこそですね」
「あぁ実際に悪い事するわけじゃないが、そんな話をするだけでも童心に戻れそうな気はしてな」
「まったくです。それで今日はどんな悪戯を考えましたか?」
「あぁ式が終わったら街を一掃する、そして王都の隣の村とその隣の村へと一掃していく」

「一掃とはまた大きく出ましたね」
「今までは家が適当に並んでただけだが人が来るようになるからにはある程度整った形にしようと思ってな」
「ほうほう、それで一掃ですか、頑張ってくださいね」
「おいおい、それで終わりか?冷たいじゃないか」
「そんなこと言ったって、民への説明・家具の撤去・解体・建設・家具の設置まで全部ユキャールさんがやるんじゃないですか」
「僕はそれでどうなったか把握するだけの簡単なお仕事ですよ」
「まぁたしかにそうだわ」

「どうせなら王都から近場の村は街にしちゃったらどうです?そしてここは街から都市へ!」
「それはかなり大事になるな、俺はまたレナから馬車馬のように働かされる…」
「馬車馬と言えば助手が来た時は面白かったですね。」
「あぁ領主様は馬の馬車なんか一生に1度乗れもしないだろう」
「着いた時の助手たちの表情は傑作でしたよ」
「あれを考えたのはレナだがな」
「レナさん見た目に寄らず、怖い考えをしてますからね」
「あぁ… 本当に人の心を掴むのがうまい… 俺もいつのまにか掴まれて操られている」

「それでそのレナさん達からそろそろお呼びがかかるんじゃないですか」
「そうだな、じゃ式の後で、すべてを一掃して我が物にしてやるわ!」
「もうユキャールさんの物でしょうが…」
「そうとも言うな!」
「まったくです」
「「ハッハッハッハ」」


俺が家に戻るとお迎えの馬車が到着してた。

「遅いわよユキャール、ほら行くよ」

俺たちは王都に向けてのんびり移動した。

「こんなにのんびり移動したのは王都に着くまでだったかな?」
「そうね、あの頃は飛べなかったし、野営しながら歩いてたわね」
「野営と言うとその夜は2人で、ですか?」
「そうよレナ、レナが思ってるような事をしてたわ」
「それはそれで羨ましいです…」
「レナが来た時には野営って言っても家を作れたからな、野営らしい野営はしてないな」
「そうなんです!主様はもっとボクと野営するべきです」
「今回の旅だとどうかな?業者さんが何を準備してくれてるのか知らんけど」
「御者さんたちに家を建ててボク達は野営しましょう!」
「レナ、それじゃ立場は逆よ」
「は!そうでした姉さん…」

こんな感じで馬車はゆっくり進む… 街の隣の村に入り、村民たちに挨拶しながら進む…

「あの村の発展は難しそうですね…」
レナが悩んでた。

「主様?あの村の名前はあるんですか?」
「そういやまだ決めてないな」
「何か特徴があるんでしょうか」
「俺が最初に湯を2つ掘った位かな」
「ゆがに ですか… あの村はユニの村にしましょう!」
「レナ…あなたって賢いくせに、名づけのセンスないわね…」
「姉さん… 賢いのとセンスは違うのです…」
「それじゃわたしも名前をつけてあげようかしら、ユキャール?あの看板建てた先の村の名前もまだだったよね?」
俺はそうだといい、スピカは名前を考えていた。あの村に到着するのはもう少し時間がかかる…
その時馬車が止まった。何事かと思ったら休憩のようだ。

俺たちは家で作っておいた茶をみんなに振る舞い休憩時間を楽しんだ。

村に向かう途中もう1度休憩になる昼食だ、それが終わり馬車は最初の村へ入る。

そこでも村民に歓迎された。
「主様の人気はすごいですね…」
「まぁ嫌われてるよりはいいな」
ん~とスピカは考えてる…

「決めた!ここの村の名前はハツノ村よ!」
スピカが村の名前を言うと村民はポカーンとしてたまだ意味が分かってないようだ。
やがて名前を付けられた事に気付き始めた村民は歓声を上げる。

「わぁすごい歓声です、それで姉さん由来とかはあるんですか?」
「そりゃぁここが色んな意味で『初の』村だからよ!」
そこは歓声のおかげで村民には聞こえなかった…

「姉さん… 姉さんの名付けセンスだってボクの事言えないじゃないですか…」
「こんな事で主様の子供を産んだ時大丈夫ですか?」
「安直な名前だって知ったら泣きますよ?」
「そういやボクの名前の時だって…」
「あれはユキャールでしょ!」
「俺にも期待するなよ…」
「う”… その時はみんなで考えるわよ!」
「ボクに期待しないでくださいね…」

そんな平和な会話の中馬車は王都へ向かう。
やがて日が傾き、野営箇所を探す事となる。

「今日はここで野営と致します、ここには川があり、水浴びもできますし飲めますので結構便利な場所なんですよ」
さすが野営のプロの御者さん、良い所を見つけてくれたが俺たちには関係なかった…

「ユキャール?この辺でいいかな?」
「あぁいい感じの広さだ」
「じゃぁいくよ~」
スピカが建築魔法で家を2件建てた1つは厩舎付の御者さんようだ

「俺たちはここで寝ますので御者さんはこの厩舎がある家を使ってください」
俺が説明するが御者さんは驚いていた…
まぁそうなるわな…

みんなで夕食を取り御者さんが先に水浴びにいってそのまま休むと言う

俺たちは久しぶりの野営?を楽しんでた
「こんなのボクの野営じゃないです…」
レナは膨れていたが、頭を撫でて機嫌を取った…

ん? 何かの気配を感じた! 俺は探索するがそれらしい気配はなくなってた…

「どうしたのユキャール?」
「いや、何かの気配を感じたから探索したが何も反応がなくなっていた」
「ふ~ん 敵じゃなきゃいいけどね、あれからレナの組織に連中にも会ってないしね」
「姉さん… ボクの組織じゃないですよ… でもボクにもわずかですが気配を感じましたよ」
「レナも感じたのか」
「ボクはこんなので感じるより、おっぱいの方が… って何言わせるんですか!」
「いや、レナが勝手に言ってたわよ」
「主様!今日は罰としてたくさんHしてくださいね!」
「それいいわね!」
何の罰なんだと俺は思い夜は更けていく…

いつものようにスピカはキスと秘所、レナはおっぱいを中心に攻める。
2人共好きな所が別だからこういう攻め方ができるんだよなぁ…

「ぁ…ぁ…あなた… アン… ハン!」
「主様…ん…ん…おっぱいきもちいいです…」

いつもと同じ攻めだが今日はしかたないと思い1人ずつ膣奥に肉棒を入れ腰を動かす

「ぁ…ぁ…ぁ…ぁ…あん… あん…やん!」
「あなた…あなた… きて!きて!アーーーーー!!」

「主様…ん…ん…ん! やだ!くる!」
「まだ!もっと!もっと主様がほしいの!アーーーーー!!」

明日もあるので不満もあるかと思うがここまでにしておいた。

ん?またあの気配だ… 今度は近い!

俺は服を着替え外に出る、装備も忘れてない。


「へー あんた良い精をしてるな」
「誰だ!」

俺が声の方へ向くと1人の女性が立っていた。
若くもなく、かと言って中年ってわけでもない。

「あたしの事そんなに見つめないでくれ… 濡れるだろ…」
? なんだこいつ痴女か?

「残念ながらあんたが思ってるヤツじゃないよ。あたしは…何といえばいいのかな?」
「まぁ男から精を貰う事で元気になるみたいな?そんな感じだとおもってもらえばいいさ」
よくわからんがHして元気になるって俺の異性性交とちょっと似ているな。

「いやぁ前からこの辺で良い精の感じと懐かしい感じを見つけてね、色々探ってたわけ、そして良い精の相手に出会った」
「と言う訳であんた、あたしとヤらないかい?若くはないけどまだいけるだろ?」
「いや… いい… 間に合ってる…」

さっき2人を相手にしたばかりだし、彼女は他人には見えないそんな感じがするので気軽にできないし、それ以前に異性性交がある。

「ん~…じゃぁどうやったら貰える?」
「いやいや!そういう話じゃないだろ!」
「なんなんだこの女、随分グイグイくるなまるでレナの様だ? レナ?」

なんか他人に見えないと思ったらこの女性、レナに似てるんだ!

「あ~ちょっと関係ない話しになるんだがいいか?」
「ん?まぁいいさ、なんだい?」
「あんたに娘はいるか?」
「ん~いると言うより、いたって言う方が正しいかも…」
娘の話しになると女性は寂しそうな表情に変わる…

「娘は数年前突然あたしの前から消えた、それっきり行方不明なんだ…」
「そうなのか…悪い、嫌な事を思い出させてしまったな…」
「いや、いいさもう過ぎ去った話だ。それより何であたしに娘がいると思ったんだい?」
「いやその事なんだが…」

「主様!!」

レナが飛び出してきた。

「「レナ…」」

「「え?」」

「あれ?お母さん?」

「お母さん?あれがレナの母親か?」

「あ~我が娘レナだな突然あたしの前から消えてなにやってたんだい?」

「えっと…」
いくら母親の前でも組織に捕まってしまったなんでいいにくいんだろうな…

「あぁだいたいわかった、どこかに飛ばされ捕まって、この人に助けてもらった感じだろ」
さすがレナの母親… レナと同じ知識でも持ってるのか?

「お母さんの言う通りです。」
「そっか… 悪かったね… あの日レナが体調が悪いのは知ってたんだがそれも訓練の1つと考えたんだ」
「いつも体調が万全な時に動けると思うな?ですか?」
「さすがあたしの娘!その通りだ!」

「あのー、ちょっといいか?」

「なんだい?」「なんですか主様?」

「あ、レナの母親に聞きたいんだ、この子の名前はレナでいいのか?」
「そうさ、あんただってレナって呼んでるんだろ?レナから名前を聞いたんじゃないのかい?」
俺はレナとの出会いと名付けについて話した。

「そんな偶然もあるもんだねぇ。でもその子の名前はレナ、あたしが付けた名前だ」
「そういやお互い自己紹介もしてないな、あたしはレナの母親のルナさ」
「俺の名前は正式に名乗るが、ヘーボン王国ミャケ領領主ユキャール・ミャケ子爵だ」
「ほう貴族様だったのかい、それじゃあんたの事を主様って言ってるレナはレナ・ミャケ子爵婦人か?」
「それで合ってるが正確ではない、レナは俺の第二婦人になる」
「それでも十分さ!よくやったレナ!貴族婦人なんてなりたくてなれるもんじゃないぞ!」
「お母さん…貴族ってそんなにお気楽なものじゃなかったです…」
「それともう1つ聞きたい…」
俺はかなり気になっている事を聞いた。

「レナの母親がルナさんだろ?レナのお婆ちゃん、ルナさの母親はリナさんか?」
「よく知ってるね、その通りだよ!!」
レナの名付けセンス0は血筋のようだ、レナも気付いたらしく落ち込んでいた。
「お母さん1つ聞きたいけど、ボクと主様の間に子供ができてそれが女の子ならロナになるの?」
「ん~別にそんな規則はないぞって言うかレナ教えてなかったか?あたしたちの種族は女しか生まれないぞ?」
「え…じゃぁ主様との子は女の子で確定なの…」
「別にそこまで気にする必要はないだろう?それにレナが第二婦人と言うのなら第一夫人もいるんだろ?その人が男の子を生めば問題ないじゃないか」
何か、レナの母親なのにあっさりした性格の人だな…

「それよりレナ?あたしはあんたの夫になるが、その人の精が欲しい、何とかしてもらえないか?」
……。 それ娘に頼むことじゃないだろう…

「いくらお母さんでもちょっと難しいかな…」
ちょっとなのかよ!

「主様?お母さんに主様の事話していいですか?」
あぁ異性性交の事か… いずれ知る事になるんだから早い方がいいか
「俺から説明しよう…」
俺はルナさんに異性性交の事を話した。

「ほ~あんたにもあたし達みたいな能力があるのか、しかもあたし達と違って相手にも与えちゃうと…」
「あたし達みたいな能力ってレナにもそんな能力があるのか?」
俺が知らないレナの能力が気になって聞いてみた。

「あたし達って言うよりあたし達の種族の話だね。その前にレナ?旦那に種族の事をはなしてもいいのかい?」
ルナさんはレナに尋ねる、本来レナから聞くはずだったのでそうなるのもわかる。

「うん…ボクも最近気付き始めた所だったしお母さんの話を聞いて完全に思い出したから主様に知ってもらいたい」

「そうかなら説明するよ…」
ルナさんは種族の事を説明した。

・生まれる子は必ず女の子であること

・人(男)の精を糧にできると言う事、ただ糧にしないと生きていけないわけじゃない。

・精を糧にすると自身の能力が増えること、相手には何も影響ない。

・精を糧にしてる時は妊娠はしない

・逆に糧にしないと妊娠する

「まぁこんな所かな、他にも細かいのがいくつかあるが大きく言えばこんなもんさ」
「じゃぁ糧にしてないレナとのHでレナが妊娠する可能性があったってことか?」
「そりゃそうだが、知らないあんたがレナとヤってたんだ孕ませる気があったんだろ?」
「それはそうだが… 今度は自分で切り替えができるようになるんだな」
「まぁそうなるね」
ただでさえ能力の上がりが早いレナなのに種族能力も+されればどうなることか…

とりあえず家に戻るか…

考えてもしかたないので俺たち(ルナさん含む)は家に戻る、そこからルナさんの驚きの連発が始まりいつもの説明に入る。
途中スピカも起きてきて、自己紹介した後でいつもの説明になった。


説明が終わるとルナさんが当然だと思う事を聞いてきた。

「何で貴族の子爵さまがこんな所で野営?してるんだい?」
肝心な俺たちの結婚式の話をするの忘れてた…

「式か、めでたい!よし!あたしも行こう!」
ルナさんが付いてくることになった。

「あたしはレナの母だ、そしてユキャールあんたはレナの夫つまりあたしの息子、スピカあんたもレナと同じ夫を持つ妻なのであたしの娘さ!」
「いや~めでたい!行方不明だった娘に会え、その娘の結婚式が3日後でそして息子ができ、新たな娘もできた!」
(3日後と言うのはもう日付が変わってるから)

「えーっとわたしもルナさんをお義母さんって呼んでいいのかな?」
スピカが言うとルナさんはダメだと言う

「お義母さんはダメだ。『義』はいらない。お母さんと呼ぶのならいい」
言葉を発してるだけじゃわからないじゃねぇか!

「うん『お母さん』♪。でもお母さんだとレナと被っちゃうな。わたしは『母さん』と呼ぶことにしよう」
「うん、それでいいさ」
「俺も母さんと呼ばなきゃダメか?」
「ユキャールはダメだ!あんたに母さんなんて呼ばれたら精が貰いにくくなる!」
そっちの問題かよ!やる気はないよ!(多分…)

もう今日は寝よう… その前にベッド1つ追加か…

俺はベッドを1つ作り、レナと母さんは久しぶりの親子水入らずで寝るといいと伝える。

「なにからなにまで悪いね ナニももらえるともっといいんだけどさ」
やかましい!さっさと寝ろ!
「おやすみです主様、姉さん」
「おやすみレナ、母さん」


「レナのお母さんとは思えないほどサバサバしてた人だったねぇ」
「まったくだ、それでレナ並に優秀だ」
「ほえ~うちの領がまたすごい事になっちゃいそう」
「まぁ良い方向に行くならいいさ」
「そうだね♪」



そしてようやく眠りに付けた…
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