奏でる二人

なゆみ♪

文字の大きさ
上 下
10 / 12
第4章 2018年定期演奏会に向けて

私は上手なんです

しおりを挟む
私の名前は、山崎まゆみ。
市役所の職員として働く傍ら、アマチュアで打楽器をやっている。

自慢じゃないけど、大学のときに吹奏楽コンクールで全国大会に出場したことがあるの。だから、それなりの技術は持ってるつもり。何でも出来るけど、得意はやっぱりスネアとドラムかなぁ。シンバルや鍵盤もやるけど。あっ、小物は苦手です。
でも、苦手って言っても、あの2人よりは得意だと思ってる。そう、あとから入ってきた、山内美加と北口菜由美。私より年は上だけど、技術は全然だね、2人とも。
美加は、パートリーダーやってくれてるけど、下手なのに練習なかなか来ないし、菜由美は、年上の分際で上から目線だし。まずはやることやってから、って感じよね。それなのに、ユーフォニウムの中村英司さんに気に入られてる。ってか、あの人、ただ単に女たらしなだけなんだけどね。
美加さんにしろ、菜由美さんにしろ、ちゃんと楽器の叩き方を知らずにここまで来ちゃったんだろうね、かわいそうに。

今回の定期演奏会は、「展覧会の絵」はヒマだし、私はあまり活躍しない。なのに、エキストラを3人も呼ぶって。美智恵先生はプロだからいいとして、Ka'sの人2人は、かわいそうに、秀和監督にこき遣われてる。
でも、Ka's2人のうちの1人、大石裕也って人。あれで音大へ進学するらしいんだけど、全然使えないの。セッティングしてるときに、ウロウロしてて邪魔だし、何かって言うとメモ書きしてて要領悪いし。上手いかっていえば、まあ上手いけど、トライアングルのビーターを用意させたら、超細いのもってくるし、マジで使えない。

ま、なんだかんだ言って、この楽団の打楽器パートは私がいないと回っていかないってこと。
さてと、ではステージへ上がりますか。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

多分駄文

焼鳥蕎麦
エッセイ・ノンフィクション
だらだらエッセイ(笑)を書いてます.多分駄文です.

女性は知らない男子トイレの話2

黒いテレキャス
エッセイ・ノンフィクション
男子トイレで一部男どもがやらかしてる、いかがなモノか?と思われる事について

カクヨムでアカウント抹消されました。

たかつき
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムでアカウント抹消された話。

僕の日常

R
エッセイ・ノンフィクション
元気だよ

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

書き物練習場

ポテトメーン
エッセイ・ノンフィクション
とにかく練習で書いたものをアップロードします。 面白さや、読者目線は、いっさい気にしてません。 とにかく練習することが目的です。 思ったことを、そのまま書くこともあります。 お題を設けて、書くこともあります。

誰にも読まれない小説だからこそ書ききりなさい

フゥル
エッセイ・ノンフィクション
一話目次 ●小説書きに唯一必要な技術と、その三つの理由 ●創作ノウハウ三つの落とし穴 ●「よく読むこと」と「よく書くこと」、どちらの方がより困難か ●執筆で承認欲求は満たされない ●利他で小説を書けるか? ●「書くこと」とは、あなただけに与えられた使命である ●読まれない小説でも、書く意味はある 「小説を投稿したのに誰も読んでくれない」 「苦労して書いた小説が全く評価されない」 「誰も読んでくれない小説を書くのに意味はあるのか」 そう、問い続けて10年が経った。 いまだに多くの人に読まれる小説は書けていない。 もちろん、何十冊と創作論の本を読んできたし、可能な限りの努力はした。途方もない時間を小説執筆に捧げた。 それでもつまらない小説しか書けないということは、おそらく、才能がないのだろう。 では、才能がなければ小説を書く意味はないのか。読まれない小説に存在する意味はないのか。 私はそうは思わない。私は確固たる信念を持って「読まれない小説でも、書く意味がある」と断言する。 このエッセイでは、ただひたすら「読者がいない状態で小説を書き続ける技術」と、その必要性について語る。 ※どの話から読んでもわかるように書いてあります。質問等は感想へ。

みっちゃんの闘病日記

ルルン
エッセイ・ノンフィクション
2歳の我が子が重い病気になった。 なぜうちの子が?私のせい? 悪化していく症状と母親の気持ち、長期に渡る闘病生活とその後・・・ みっちゃんの頑張った記録と母親である私の心情・家族の事を描きます。 命の大切さ、尊さ、元気に過ごせることの素晴らしさが伝われば嬉しいです。 幸せってなんだろうをテーマに描く作品です。

処理中です...