記憶にないプロポーズをやり直して結婚した。

からどり

文字の大きさ
上 下
2 / 10

オレ、傭兵団解散したから結婚するんだ 2

しおりを挟む
それを見られたと気づいてもオレはショックで隠すことも忘れてた。

「なんだこりゃ、ボディピアスか。意外と派手で過激なもんが好きなんだな」

そう言って彼はオレの乳首についているリング状のピアスを引っ張った。その瞬間、体に電流が流れたかのような感覚に襲われる。

「ひぃん♡やめてくださっ……あうぅ……んっ♡」

体がびくつき腰がくねる。こんな快感は初めてだ。誰になにされても苦痛が混じってた。

外見のせいで『メスもどき』と言われ、押さえつけられ無理やりつけられたピアス。輪姦されるたびに一個増え、メスもどきは使わない場所だから封印だと言われてちんこにまで輪っかのピアスを裏筋に二個、尿道口に一個つけられた。次はアナルにするという嫌な話が出てきたときに傭兵団が壊滅状態になり解放されたんだ。一個目で逃げられればよかったけど戦場で逃げる場所なんて死んで向かうとこだけだった。

「お、エロマゾい反応するな。もしかしてお前、経験ありか」

小隊長の言葉に思わず体を硬直させる。こんな過去、バレたら死にたい。いや、死ぬだけじゃ済まない何かが失われる。そう思った。

「へぇ、やっぱりそうか。まぁ安心しろよ、オレも経験がある。でもこれは前の恋人のために着けてたやつだろ?外すぞ」

「ちが……んうっ! はぁ……」

恋人じゃない、でも言えない。そんな葛藤をしてたら再び乳首を摘まれ言葉が出なくなる。
そのまま小隊長は慣れた手付きでピアスを外そうとして外せなかった。
オレだって自由の身になってから道具を使って外そうと試みたけど傷一つつけられなかった。
オレにピアスをつけたクソは奴隷のピアスとかいう着けた奴にしか外せないピアスをオレにいくつも着けたまま死んじまった。

オレは泣いちまった。見られないよう隠れて着替えたりしてたのに体の一部になってて忘れてしまっていた。こんな日がくるなら借金してでも専門の魔法使いに頼んで解術してもらうべきだった。

「外れないな。仕方ない、切って取るか」

ピアスの意味を察した小隊長は自分のナイフを取り出すと刃先をオレに見せてきた。それを見た瞬間、オレは恐怖で震え上がる。

「い、イヤっす! お願いします、それだけは勘弁してください!オレ、貯めた金で魔法使いにお願いして取るっすから!」

「なら、今取ってもいいだろ。金がもったいねーし、危ないからじっとしてろ。肌まで切ったら治るまでできなくなるからな」

肌どころかピアスをとるため乳首やブツを切り落とすんっすよね?と歯をガタガタ震わせていると左乳首の輪っかのピアスを掴まれ、ナイフの刃先を当てると紙みたいに簡単に切ってしまった。

「あ、あぁ……あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

オレの悲鳴が部屋中に響き渡る。小隊長はそんなこと気にせず、切り落としたピアスをゴミ箱に投げ捨てるとオレの右乳首のピアスも同じように切り落とした。

「あああ!!ああああぁぁぁ!!」

「落ち着け。お前がじっとしてたからちゃんとピアスだけ切り落とせたぞ」


でかい指できゅっと乳首を摘まれた快感で「あひんっ♡」と声を出してしまう。俺の抵抗力がゼロになるまで乳首をグリグリ揉まれてアンアンと鳴いちまうと「マゾいな」と小隊長は笑っていた。
それでようやっとどういう力か小隊長がオレのピアスだけを切り取ったのを理解できた。

「ちんぽのもとっちまうぞ」

そう言ってオレのちんこに刃を向けられたときは乳首の比でない恐怖を感じたが3つのピアスが外れるとオレは恐怖とピアスからの開放感で泣いてしまった。
小隊長はオレの頬を舐め、そのままオレの耳元に口を近づけると囁くように言う。

「いいか、お前の体はお前だけのもんじゃない。結婚したから俺が管理してやる。ピアスもケツも全部俺で上書きして前の男のことは全部忘れさせてやる」

「へい♡嬉しいっす♡よろしくおねがいしたいっす♡」

「俺はサドっ気があるからな。マゾエロいお前と相性はきっと最高だ。毎晩覚悟しとけよ」

「望むところっす♡」

「つーわけだ。さっそくおっぱじめるぞ!」

「うひゃああ♡」

ピアスのなくなったオレは覆いかぶさってきた小隊長に腕も足も巻き付けて堂々と抱きついた。

「小隊長♡好きっす。好きっす」

「おいおい、もうお前の夫になんたんだ。名前で呼べよ」

「だって、オレ、ずっと小隊長のこと『小隊長』って呼んでたしずっと憧れてた小隊長の名前なんて恐れ多くてどんな名前だったか忘れて」

「忘れたのかよ。お前ってやつは」

小隊長……いや、旦那さんは呆れたような顔をしながらオレの頭を撫でてくれた。

「まぁ、なんだ。これから覚えればいいさ。俺の名前はザインだ。これからは忘れるなよ」

「はい、わかったっす。ザイ……んぶっ!?」

ザインと言い終わる前にキスされた。口の中に舌を入れられて蹂躙され、息ができなくて苦しくて気持ちよくて頭がおかしくなりそうだ。

「ルーファ、愛してるぜ」

「んぅ……はぁ……んむ……んんんんんんんんんんんんっ!!!」

初めて名前を呼ばれて幸せすぎてイキそうになった瞬間、尻に何か熱いものが入ってきた。

「お、やっぱぬるぬるだな。指一本、簡単に入ったぞ。淫魔の血が流れていると後ろからローションみたいな体液が出るって聞いたことがあるが、お前もそうなんだな」

「な、なんで知って……うはぁん♡」

前の傭兵団の時も淫魔だってことは隠していたのに……。

「傭兵団のときに健康診断受けただろ。あの時、種族検査もするんだ。ま、種族差別になるから結果を教えてもらえるのは俺とか隊を任されたものだけなんだけどな。まぁ、そんなことより……」

「うわあああっ! 待ってくれっす!まだ心の準備が……」

「待たねぇよ。思った通りお前のケツマンコは最高だ!締まりもいいしヒダも指に絡みついてきやがる!今まで抱いた男共と全然違う!お前こそ最高の夫だよ!!」

ザインのどこかにスイッチが入ったみたいだ。
オレは中を指一本でぐちょぐちょと激しくかき回され、シーツを掴みながら背を仰け反らせ腰を上げて喘ぎまくった。

「あひっ♡あひぃっ♡」

「いい声で鳴くじゃねえか!もっと聞かせてくれ!ほら、ここが弱いんだろ!前立腺ゴリゴリしてやる!」

「ひゃあんっ♡だめっす♡そこばっかりしないでっ♡すぐイクっ♡イッちゃうっす♡」

「イケ!一発目だ。しょぼい射精したらこのまま外に出て犯すからな!」

「はいっす♡出すっす♡いっぱいザーメン出るっすうぅっ♡」

びゅーっ♡どぴゅっ♡ 勢い良く出た精液はオレの顔にまで飛んできた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい

椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。 その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。 婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!! 婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。 攻めズ ノーマルなクール王子 ドMぶりっ子 ドS従者 × Sムーブに悩むツッコミぼっち受け 作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。

ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話

あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハンター ライト(17) ???? アル(20) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後半のキャラ崩壊は許してください;;

捨て猫はエリート騎士に溺愛される

135
BL
絶賛反抗期中のヤンキーが異世界でエリート騎士に甘やかされて、飼い猫になる話。 目つきの悪い野良猫が飼い猫になって目きゅるんきゅるんの愛される存在になる感じで読んでください。 お話をうまく書けるようになったら続きを書いてみたいなって。 京也は総受け。

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

「今夜は、ずっと繋がっていたい」というから頷いた結果。

猫宮乾
BL
 異世界転移(転生)したワタルが現地の魔術師ユーグと恋人になって、致しているお話です。9割性描写です。※自サイトからの転載です。サイトにこの二人が付き合うまでが置いてありますが、こちら単独でご覧頂けます。

屈強な男が借金のカタに後宮に入れられたら

信号六
BL
後宮のどの美女にも美少年にも手を出さなかった美青年王アズと、その対策にダメ元で連れてこられた屈強男性妃イルドルの短いお話です。屈強男性受け!以前Twitterで載せた作品の短編小説版です。 (ムーンライトノベルズ、pixivにも載せています)

処理中です...