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涙の雨はすぐにやむ
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ずーっと返事を考えるのに夢中だったけど定時に仕事を終わらせて、いつもより早い時間に帰宅する。部屋に入ると龍一さんからの着信があった。まだメッセージの返信をどうすれば良いのか悩んでいたけど電話で伝える手段があった!と着信で気がついて私は震える指で龍一さんに電話をかけた。
「もしもし」
『ども、トモヨさん。こんばんは。あの……すいません。急にあんなメッセージ」
彼の落ち込んで悲しげな声を聞いてせめて『ありがとう。嬉しいです』だけでも送っておけば良かったと後悔する。
「いいえ、私こそごめんなさい。なかなか返信できなくて……すごく嬉しくてお返事しようと思ったらどんな言葉も気持ちをあらわせなくて」
「いえ、俺の方こそ急な話で。女性にとって大事なのに、指輪って。だから、急に行くのは嫌だったんじゃないかって。日曜日が嫌ならまた改めて・・・・・・」
「そんなことありません!すごく嬉しんです。だからどんな返事をしたら龍一さんに最高に嬉しいって気持ちが伝えられるかずっと悩んでて。龍一さんと日曜日に一緒にいけないのだけはいやでずぅ。やだあ、いっじょにえらびらいれす」
龍一さんを苦しませたことを考えるほど胸が痛くなって締め付けられる。鼻水と涙が出て上手く喋れない。
「ごめっ、ごべんなさぁい。りゅういちさんをぐるじめたっ。うわああああん」
『トモヨさんっ、泣かないでっ。あの、俺は、ああ、くっ、上手く言えない」
ぷつりと切れた電話。返事しないうえに泣いてしまう女なんて迷惑極まりない。感情の起伏がコントロールできにくい時期だったのだから気をつけておけば良かったと思ってももうおしまい。真剣に考えてくれたことにこんな自分勝手をしたら嫌われて当然。私はスマホを胸に抱きしめて泣いてしまった。
泣きつかれた私は自分の家だし、とフローリングの床に寝そべって腕を枕にしてぼんやりしていた。ミサキからの着信音が鳴った気がするけどスマホを見る元気もない。
ガチャガチャと玄関で鍵を開ける音が聞こえてきた。リビングと玄関の間にあるドアのすりガラスに人影が2つ動いているのが見えた。
「トモヨさん!」
「先生!靴脱いでよ!」
「掃除する!」
バンと勢いよく開かれたドアから飛び込むように靴を履いたままの龍一さんが入ってきた。たしかにミサキが怒るわ。泣きつかれた頭で妙に冷静に分析してしまう。
「……トモヨさん」
龍一さんは私のそばでしゃがみ込み心配そうな顔で覗き込んできた。彼の両腕が私の体を優しくあおむけにしてくれた。
彼の頬が私の胸にふれた。それから彼の頭が離れたな。と思ったら私の唇に優しくキスをされて……
まるで眠り姫が目覚めるように、白雪姫が息を吹き返したように私の体に熱と酸素が流れ込んでくる。
「大好きなりゅういちさんがいる」
「トモヨさん」
龍一さんはほっとした表情をして微笑んだ。
「俺のせいで泣かせてしまった」
「龍一さんと指輪、買いに行きたい」
私がそう言うと龍一さんが私の前髪をなで上げる。
「トモヨさん。日曜日、俺と行こう」
「龍一さんと一緒?」
「俺とトモヨさんはずっと一緒」
嬉しくて私はへにゃあって笑ってしまうと龍一さんも嬉しそうに笑ってくれた。
「トモヨさんの笑顔は本当に可愛いな」
そう言って彼はまた私にキスをした。今度は長くて深い大人のキス。
「ん……」
甘い吐息と一緒に声が漏れてしまう。私はいつの間にか彼に抱き起こされていて、背中を撫でてくれる手がとても気持ちいい。
「ちょっと先生。一応、先生の生徒でお姉ちゃんにとって実の妹の私がいるんですけどー?」
いつの間にかミサキが龍一さんの後ろの方で立っていた。私達が仲直りする間に制服から私服に着替えも済ませていて、彼女は呆れた様子だった。
「ああ、悪い」
龍一さんは立ち上がって私を立たせてくれた。それからまた軽いキスをして頭を撫でてくれる龍一さん。
「お邪魔しました」
私とミサキに頭を下げて帰ろうとしたらミサキが「先生、ストップ」と言った。
「掃除してから帰って」
腕を組んで私達の前で仁王立ちするミサキ。
「あ」
龍一さんが慌てて靴を脱いで、片手に靴を持つ。
「私がしときますから。龍一さんは帰ってゆっくりしてください」
「俺が悪いから。靴、玄関に置きにいくんで」
龍一さんは靴を持って玄関に置いて、私達の方に戻ってきて、もう一度軽く私にちゅっとキスをしてくれる。
「先生、これ使って良いですから」
龍一さんがミサキから渡されたフローリングワイパーを使って廊下から一直線についた足跡を拭いていくとすぐに靴跡が消えていった。
「まったくもう。先生、次は靴脱いでくださいね」
「はい。すみません」
「ごめんなさい」
私のせいで龍一さんが心配して駆けつけてくれたのに掃除までしてくれたのが申し分けなく一緒にミサキへ謝る。
なのに龍一さんは私をみてにっこり笑う。そしてまた私を抱き寄せてくれた。
「トモヨさん」
「はい」
「日曜日、楽しみにしてて」
「はい。絶対行きますから」
ちゅっ
「あ~~!もうっ!お姉ちゃんが落ち込んでるから言うの我慢してたけど!妹の前で二人共ずっとチュッチュッしないの!もうっ!これから私とお姉ちゃんで姉妹タイムだから!先生との恋人タイム終了!ハイ!帰る!」
龍一さんがキスしてくれて頭がふわふわしている私はミサキのことをうっかり忘れていた。彼女に背中を押されて半ば追い出されるように玄関に向かう龍一さん。
「じゃあ日曜日に。トモヨさん。また連絡するんで」
「はい」
龍一さんが玄関のドアを開ける前に私はつま先立ちをして龍一さんの頬にちゅっとキスをした。
「心配して来てくれてありがとうございます。大好きです。」
私のキスを受け止めて驚いた顔の龍一さんは嬉しそうに目を細めて、私の頬にもキスをし返してくれた。
「うん。俺も愛しる。トモヨさん」
それから何度もキスをしたりされたりしてから龍一さんをお見送りした。
「もしもし」
『ども、トモヨさん。こんばんは。あの……すいません。急にあんなメッセージ」
彼の落ち込んで悲しげな声を聞いてせめて『ありがとう。嬉しいです』だけでも送っておけば良かったと後悔する。
「いいえ、私こそごめんなさい。なかなか返信できなくて……すごく嬉しくてお返事しようと思ったらどんな言葉も気持ちをあらわせなくて」
「いえ、俺の方こそ急な話で。女性にとって大事なのに、指輪って。だから、急に行くのは嫌だったんじゃないかって。日曜日が嫌ならまた改めて・・・・・・」
「そんなことありません!すごく嬉しんです。だからどんな返事をしたら龍一さんに最高に嬉しいって気持ちが伝えられるかずっと悩んでて。龍一さんと日曜日に一緒にいけないのだけはいやでずぅ。やだあ、いっじょにえらびらいれす」
龍一さんを苦しませたことを考えるほど胸が痛くなって締め付けられる。鼻水と涙が出て上手く喋れない。
「ごめっ、ごべんなさぁい。りゅういちさんをぐるじめたっ。うわああああん」
『トモヨさんっ、泣かないでっ。あの、俺は、ああ、くっ、上手く言えない」
ぷつりと切れた電話。返事しないうえに泣いてしまう女なんて迷惑極まりない。感情の起伏がコントロールできにくい時期だったのだから気をつけておけば良かったと思ってももうおしまい。真剣に考えてくれたことにこんな自分勝手をしたら嫌われて当然。私はスマホを胸に抱きしめて泣いてしまった。
泣きつかれた私は自分の家だし、とフローリングの床に寝そべって腕を枕にしてぼんやりしていた。ミサキからの着信音が鳴った気がするけどスマホを見る元気もない。
ガチャガチャと玄関で鍵を開ける音が聞こえてきた。リビングと玄関の間にあるドアのすりガラスに人影が2つ動いているのが見えた。
「トモヨさん!」
「先生!靴脱いでよ!」
「掃除する!」
バンと勢いよく開かれたドアから飛び込むように靴を履いたままの龍一さんが入ってきた。たしかにミサキが怒るわ。泣きつかれた頭で妙に冷静に分析してしまう。
「……トモヨさん」
龍一さんは私のそばでしゃがみ込み心配そうな顔で覗き込んできた。彼の両腕が私の体を優しくあおむけにしてくれた。
彼の頬が私の胸にふれた。それから彼の頭が離れたな。と思ったら私の唇に優しくキスをされて……
まるで眠り姫が目覚めるように、白雪姫が息を吹き返したように私の体に熱と酸素が流れ込んでくる。
「大好きなりゅういちさんがいる」
「トモヨさん」
龍一さんはほっとした表情をして微笑んだ。
「俺のせいで泣かせてしまった」
「龍一さんと指輪、買いに行きたい」
私がそう言うと龍一さんが私の前髪をなで上げる。
「トモヨさん。日曜日、俺と行こう」
「龍一さんと一緒?」
「俺とトモヨさんはずっと一緒」
嬉しくて私はへにゃあって笑ってしまうと龍一さんも嬉しそうに笑ってくれた。
「トモヨさんの笑顔は本当に可愛いな」
そう言って彼はまた私にキスをした。今度は長くて深い大人のキス。
「ん……」
甘い吐息と一緒に声が漏れてしまう。私はいつの間にか彼に抱き起こされていて、背中を撫でてくれる手がとても気持ちいい。
「ちょっと先生。一応、先生の生徒でお姉ちゃんにとって実の妹の私がいるんですけどー?」
いつの間にかミサキが龍一さんの後ろの方で立っていた。私達が仲直りする間に制服から私服に着替えも済ませていて、彼女は呆れた様子だった。
「ああ、悪い」
龍一さんは立ち上がって私を立たせてくれた。それからまた軽いキスをして頭を撫でてくれる龍一さん。
「お邪魔しました」
私とミサキに頭を下げて帰ろうとしたらミサキが「先生、ストップ」と言った。
「掃除してから帰って」
腕を組んで私達の前で仁王立ちするミサキ。
「あ」
龍一さんが慌てて靴を脱いで、片手に靴を持つ。
「私がしときますから。龍一さんは帰ってゆっくりしてください」
「俺が悪いから。靴、玄関に置きにいくんで」
龍一さんは靴を持って玄関に置いて、私達の方に戻ってきて、もう一度軽く私にちゅっとキスをしてくれる。
「先生、これ使って良いですから」
龍一さんがミサキから渡されたフローリングワイパーを使って廊下から一直線についた足跡を拭いていくとすぐに靴跡が消えていった。
「まったくもう。先生、次は靴脱いでくださいね」
「はい。すみません」
「ごめんなさい」
私のせいで龍一さんが心配して駆けつけてくれたのに掃除までしてくれたのが申し分けなく一緒にミサキへ謝る。
なのに龍一さんは私をみてにっこり笑う。そしてまた私を抱き寄せてくれた。
「トモヨさん」
「はい」
「日曜日、楽しみにしてて」
「はい。絶対行きますから」
ちゅっ
「あ~~!もうっ!お姉ちゃんが落ち込んでるから言うの我慢してたけど!妹の前で二人共ずっとチュッチュッしないの!もうっ!これから私とお姉ちゃんで姉妹タイムだから!先生との恋人タイム終了!ハイ!帰る!」
龍一さんがキスしてくれて頭がふわふわしている私はミサキのことをうっかり忘れていた。彼女に背中を押されて半ば追い出されるように玄関に向かう龍一さん。
「じゃあ日曜日に。トモヨさん。また連絡するんで」
「はい」
龍一さんが玄関のドアを開ける前に私はつま先立ちをして龍一さんの頬にちゅっとキスをした。
「心配して来てくれてありがとうございます。大好きです。」
私のキスを受け止めて驚いた顔の龍一さんは嬉しそうに目を細めて、私の頬にもキスをし返してくれた。
「うん。俺も愛しる。トモヨさん」
それから何度もキスをしたりされたりしてから龍一さんをお見送りした。
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