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5(ゼオ視点)
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魔帝様は口では認めてくださらないが、私はハーレムの第一夫人になった。
魔帝様の生活サイクルは把握しているので欲求不満な様子があれば、私が彼をリードしこの腕の中で眠るまで抱いている。
魔帝様は「男同士だぞ。淫魔を呼んでハーレムは取り消す」とおっしゃるが、口ばかりだ。魔帝様は過去に地位を奪われ、友だった者達すら離れてしまったこともあり、試し行為をして私の気持ちを計っている。
暴れる時もあるので少々強引だが、彼を拘束しながら愛撫をする。
「やめろっ。いくら愛を囁いても、同意なきこれは犯罪だ!」
「魔帝様は拘束がお好きでしょう?こうやって興奮されている」
スラックスを盛り上げて主張している魔帝様に優しく触ると彼の体が跳ねる。
「ひうんっ。それはやめろっ。気持ちいいから止めろ」
「この頃、魔帝様が素直に喜んでくださることが嬉しいです。もっと気持ちよくなりましょう」
布越しにも分かる熱にうっとりしてしまう。こうして魔帝様を優しく撫でるだけで、私が達してしまいそうだ。
「なんでだ!!なんで止めない!嫌だ、気持ちよくないと言ったら『気持ちよくなるまでやりましょう』と責めるからっ、逆にしたのにっ!」
「ふふふ、貴方のお考えなどお見通しですよ。嫌も気持ちよくないも私を煽って誘っていることくらい分かります。そんなことを言わずとも『気持ちが良い』と言ってくだされば幾らでもいたしますよ」
魔帝様だけに私は笑顔を見せる。するとマティ様は子どものように顔を振った。
「違うっ。違うぞ。止めろは止めろでしかない」
「また私の気持ちを量っているのですね。分かりますよ。今日はこのまま拘束プレイをしましょう」
魔帝様のスラックスを膝まで降ろす。今日は情熱的な赤のトランクスだった。今も布を押し上げている魔帝様をトランクスごと口に含むと布のしょっぱい味が口の中に広がる。
「うわああっ!変態!変態!」
魔帝様の罵倒すら心地よく感じてしまう。私を怒らせて「愛を分からせてあげましょう」と早く挿入されたいのが丸わかりだ。
「ぷはっ」
魔帝様の匂いを吸ったパンツをペニスごと口にするのは素敵なことでしたが、一度口を離した。
「魔帝様。私を怒らせて『分からせエッチ』をしたいのでしょうが、それは今度ですよ。今日はこちょこちょ快感セックスというのをしてみましょう」
「なっ?は?なに?こちょ?」
「少しお待ち下さい」
私は持ってきたカバンから筆を取り出した。新品の筆はのりで固めてあるので、あらかじめ水につけて解し乾かしてある。
「魔帝様。こちょこちょとくすぐるのも快感になるそうですよ」
魔帝様に近づくにつれ魔帝様の目が筆に釘付けになっている。
「ま、待て、ゼオ。話し合おう。今日は普通のせ、セック…‥をしよう。そういう気分だ」
「ふふふ、魔帝様。声が上擦ってますよ。期待されているのですね」
「のおおおお!!!なぜだああああああ!!!」
横たわったまま叫ぶ魔帝様の隣に座り、シャツの前をはだけさせる。私が育てた乳首がピンと立っている。だけど私はまずふっくらとした乳輪を筆先で円をかくように撫でた。
「んあ♡やめろ。くすぐったいではないか」
「筆でコチョコチョとくすぐっているのですから、当然ではないですか」
もう一方の乳首も筆で撫でる。
「んああ♡やめろと言っている。ゼオ、こんなことしてなにが楽しい」
「くすぐったさに顔を歪めるそのお顔を見ること自体が新鮮で嬉しいのです」
「変態!ドS!」
「乳輪はいまいちな反応ですね。くすぐったい場所の代表といえば腋や足裏ですね」
筆を滑らせ、腋や脇腹を撫でれば魔帝様は身をよじりながら笑い声を上げた。
「ひいぃ、バカ!ひひっ!くすぐったいぞ!」
「このくすぐったさが快感になるそうです」
それから一時間、じっくりと筆で撫で回すと魔帝様は笑い声をあげて身をよじる。そのうちに涙を流し、息も絶え絶えになっていく。
「ゆ゛る゛じでっ!ぐい゛い゛ー!わ゛る゛がっだ!!ずな゛お゛に゛な゛る゛がら゛」
「はー♡はー♡魔帝様の泣き顔でこんなに興奮するとは思いませんでした♡」
「ふでや゛め゛で!ぢんぢんのほうがい゛いっ!ぢんぢんして」
泣きながらのおねだりに、最大だと思った興奮がさらに興奮する。ペニスも脈打ち、これ以上ないほど固くなった。
私は魔帝様をうつ伏せにして、窄みに口づけをした。舌でたっぷりと唾液を塗りこむ。
「んひゃああっ♡」
まな板に置かれた魚のように跳ねる魔帝様。足首を縛っているが、膝は固定していないので蹴られないよう足を抑えた。
「次はここも筆で愛撫しますからね。今日はもう限界なので……」
語るのももどかしく、私は熱り立った自分を魔帝様の中に沈めた。
「あああああー♡♡」
「はぁ……はぁ……」
最初から欲のままに腰を動かす。私の先走りと唾液のおかげで、ぐちゅぐちゅと卑猥な音がした。
「マティさま、マティさま、マティさま」
腰を打ち付けながら愛しい方の名を呼ぶ。魔帝様は言葉にならない喘ぎ声を上げ続けている。
肉のぶつかり合う音を数え切れないくらい立て、やがて魔帝様の中に私の愛をたっぷりと注いだ。
「マティ様、いつか私の名を呼びながら愛していると言ってくださいね」
表に向けたマティ様は気を失っている。それでも私は本心を言える。無意識にも意識にも私を刻み、私の愛を常に感じて欲しいからだ。
魔帝様を拘束していた紐を切る。これから湯をわかし、湯にくぐらせた濡れタオルでお互いの体液で濡れた愛しいお方の体を清めるのも私の幸せだ。
魔帝様の生活サイクルは把握しているので欲求不満な様子があれば、私が彼をリードしこの腕の中で眠るまで抱いている。
魔帝様は「男同士だぞ。淫魔を呼んでハーレムは取り消す」とおっしゃるが、口ばかりだ。魔帝様は過去に地位を奪われ、友だった者達すら離れてしまったこともあり、試し行為をして私の気持ちを計っている。
暴れる時もあるので少々強引だが、彼を拘束しながら愛撫をする。
「やめろっ。いくら愛を囁いても、同意なきこれは犯罪だ!」
「魔帝様は拘束がお好きでしょう?こうやって興奮されている」
スラックスを盛り上げて主張している魔帝様に優しく触ると彼の体が跳ねる。
「ひうんっ。それはやめろっ。気持ちいいから止めろ」
「この頃、魔帝様が素直に喜んでくださることが嬉しいです。もっと気持ちよくなりましょう」
布越しにも分かる熱にうっとりしてしまう。こうして魔帝様を優しく撫でるだけで、私が達してしまいそうだ。
「なんでだ!!なんで止めない!嫌だ、気持ちよくないと言ったら『気持ちよくなるまでやりましょう』と責めるからっ、逆にしたのにっ!」
「ふふふ、貴方のお考えなどお見通しですよ。嫌も気持ちよくないも私を煽って誘っていることくらい分かります。そんなことを言わずとも『気持ちが良い』と言ってくだされば幾らでもいたしますよ」
魔帝様だけに私は笑顔を見せる。するとマティ様は子どものように顔を振った。
「違うっ。違うぞ。止めろは止めろでしかない」
「また私の気持ちを量っているのですね。分かりますよ。今日はこのまま拘束プレイをしましょう」
魔帝様のスラックスを膝まで降ろす。今日は情熱的な赤のトランクスだった。今も布を押し上げている魔帝様をトランクスごと口に含むと布のしょっぱい味が口の中に広がる。
「うわああっ!変態!変態!」
魔帝様の罵倒すら心地よく感じてしまう。私を怒らせて「愛を分からせてあげましょう」と早く挿入されたいのが丸わかりだ。
「ぷはっ」
魔帝様の匂いを吸ったパンツをペニスごと口にするのは素敵なことでしたが、一度口を離した。
「魔帝様。私を怒らせて『分からせエッチ』をしたいのでしょうが、それは今度ですよ。今日はこちょこちょ快感セックスというのをしてみましょう」
「なっ?は?なに?こちょ?」
「少しお待ち下さい」
私は持ってきたカバンから筆を取り出した。新品の筆はのりで固めてあるので、あらかじめ水につけて解し乾かしてある。
「魔帝様。こちょこちょとくすぐるのも快感になるそうですよ」
魔帝様に近づくにつれ魔帝様の目が筆に釘付けになっている。
「ま、待て、ゼオ。話し合おう。今日は普通のせ、セック…‥をしよう。そういう気分だ」
「ふふふ、魔帝様。声が上擦ってますよ。期待されているのですね」
「のおおおお!!!なぜだああああああ!!!」
横たわったまま叫ぶ魔帝様の隣に座り、シャツの前をはだけさせる。私が育てた乳首がピンと立っている。だけど私はまずふっくらとした乳輪を筆先で円をかくように撫でた。
「んあ♡やめろ。くすぐったいではないか」
「筆でコチョコチョとくすぐっているのですから、当然ではないですか」
もう一方の乳首も筆で撫でる。
「んああ♡やめろと言っている。ゼオ、こんなことしてなにが楽しい」
「くすぐったさに顔を歪めるそのお顔を見ること自体が新鮮で嬉しいのです」
「変態!ドS!」
「乳輪はいまいちな反応ですね。くすぐったい場所の代表といえば腋や足裏ですね」
筆を滑らせ、腋や脇腹を撫でれば魔帝様は身をよじりながら笑い声を上げた。
「ひいぃ、バカ!ひひっ!くすぐったいぞ!」
「このくすぐったさが快感になるそうです」
それから一時間、じっくりと筆で撫で回すと魔帝様は笑い声をあげて身をよじる。そのうちに涙を流し、息も絶え絶えになっていく。
「ゆ゛る゛じでっ!ぐい゛い゛ー!わ゛る゛がっだ!!ずな゛お゛に゛な゛る゛がら゛」
「はー♡はー♡魔帝様の泣き顔でこんなに興奮するとは思いませんでした♡」
「ふでや゛め゛で!ぢんぢんのほうがい゛いっ!ぢんぢんして」
泣きながらのおねだりに、最大だと思った興奮がさらに興奮する。ペニスも脈打ち、これ以上ないほど固くなった。
私は魔帝様をうつ伏せにして、窄みに口づけをした。舌でたっぷりと唾液を塗りこむ。
「んひゃああっ♡」
まな板に置かれた魚のように跳ねる魔帝様。足首を縛っているが、膝は固定していないので蹴られないよう足を抑えた。
「次はここも筆で愛撫しますからね。今日はもう限界なので……」
語るのももどかしく、私は熱り立った自分を魔帝様の中に沈めた。
「あああああー♡♡」
「はぁ……はぁ……」
最初から欲のままに腰を動かす。私の先走りと唾液のおかげで、ぐちゅぐちゅと卑猥な音がした。
「マティさま、マティさま、マティさま」
腰を打ち付けながら愛しい方の名を呼ぶ。魔帝様は言葉にならない喘ぎ声を上げ続けている。
肉のぶつかり合う音を数え切れないくらい立て、やがて魔帝様の中に私の愛をたっぷりと注いだ。
「マティ様、いつか私の名を呼びながら愛していると言ってくださいね」
表に向けたマティ様は気を失っている。それでも私は本心を言える。無意識にも意識にも私を刻み、私の愛を常に感じて欲しいからだ。
魔帝様を拘束していた紐を切る。これから湯をわかし、湯にくぐらせた濡れタオルでお互いの体液で濡れた愛しいお方の体を清めるのも私の幸せだ。
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