ダーク・ライトサイド

タカヤス

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ダークサイド 第11話

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「諸君、帝国は今、最大の危機を迎えている。
南方より現れた魔王が侵略行為を繰り返し、多くの命を奪っている」
しん、と静まりかえる中、女性の声が響く。
「南方総司令ロイド殿、聖斧戦士ウェンディー殿……そして、皆の中にもかけがえのない家族や仲間を奪われた者が居るだろう」
大勢の兵士たちから言葉は無い。
深い絶望が支配し、ざわめきさえも起こらない。
「私も諸君らの気持ちが痛いほどに分かる。……私の妹も奪われた」
女性の声が暗く沈む。
軍師である彼女の声が全てに浸透した。
そんな最高のタイミングを見計らったかのように、一転して力強い女性の声がする。
「だが!……今、我々のすべきことは何なのか!
 失った物の大きさに打ちひしがれ、落胆する事か!
 我々に未来を託して先に逝った者たちの意志を無駄にする事か!」
強い口調の言葉に、うつむきがちだった兵士たちの顔が上がる。
忘れていた何かを思い出したかのように、ざわざわと場が騒ぎ出す。
「違う! 大切なものを失った悲しみの涙を流すのは、まだ早い!
 魔王の侵略行為は続いているのだ! 我々は戦わなければならない!」
兵士たちの心に、戦う意志がわき上がる。
軍師の言葉は、群衆心理をうまく利用し、兵士たちに力を与える。
「私はかつて魔王を討ち滅ぼした『蒼の魔術師』の子孫。
かつてはたった一人の勇者と少数の仲間だった。
だが、今回はここに幾多の勇者たちが居る」
兵士たちの表情に輝きが戻る。
彼女のその名の通りの『魔術』が全兵士に伝わった時、彼女は高らかに宣言した。
「勇者と『蒼の魔術師』。我々で再び魔王を討ち滅ぼそうではないか!!」
兵士たちの地を揺るがすような、雄叫びが上がる。
「そうだ! 負けてられるか!」
「たった一人じゃない、俺たちが勇者として魔王を倒す!」
「軍師アニエス様、我々に力を!」
大歓呼で指示を受けるアニエスは、頼もしい表情で応えている。

だがキールベインは知っている。
彼女とて同じ人間だということを。
兵士を騙して死地へと赴かせる事への罪悪感を。
彼女の内心は不安と重圧とで押しつぶされそうだと、一度だけ吐露した事を。
だからせめて、彼女が一人の時には優しく迎えてあげたい。
それが出来るのは、キールベインだけだと思っているから。



「85点。まぁ、合格だ」
間者からの情報で、軍師アニエスの演説を聴いたジュダはそう答えた。
「連戦連敗である不利益な事実には触れずに、相手を『魔王』という悪の存在とすることで自己の正当性を説く。
そうすることで『蒼の魔術師』の子孫という血筋が生きるというわけだ」
ジュダは愉しげにワイングラスを傾ける。
「残りの15点はどのようにすればよろしいのですの?」
小首を傾げながら、名目はロゼッタ領主であるクレアが尋ねた。
「せっかく魔王という分かりやすい悪の存在を誇示したのだ。
それを活かす為には勇者の存在が必要不可欠だ。
旗印とする為の偽物でも用意しておけばよかったのだ」
ジュダは薄く笑う。
それに対して、オルティアが疑問の声を上げる。
「兵士一人一人が勇者だ、という演説にも効果はあると考えますが」
ジュダはやはり薄く笑ったまま答える。
「人間は所詮、他人任せで生きる事を望む怠惰な存在なのだ。
自分以外の誰かが勝手に問題を解決してくれるのを望む」
「……………」
「兵士一人一人が勇者だと誤魔化したとしても、一度破れれば『やはり勝てないのだ』と諦めが早い。
それならば抜かれる事のない伝家の宝刀をひけらかす方が持続性が増す」
「それが勇者という偶像ですね」
オルティアの答えに、ジュダは答えずグラスをあおった。
「ジュダ様、それじゃあクインヒア軍の攻撃に備えた方がいいのでは?」
クレアがやや不安そうに尋ねる。
「放っておけ。大々的な演説で士気を高揚させた。
それはつまり裏返してみれば士気を高揚させなければならないほどに、奴らの士気は落ちていたという事だ。
士気だけでは連戦連敗の疲弊した身体は癒せない」
ジュダはグラスの液体を飲み干す。
「軍隊は動かない。動かせないのだ………となれば、打つ手は限られてくる」
まるでこれから起こる事を予知しているかのように、ジュダは呟いた。


「軍隊は動かせないわ」
蒼の軍師アニエスは、尋ねてきた将軍に静かに答えた。
彼女の白い肌が、いつにもまして白い気がする。
光の加減だろうか………
それとも、心労は彼女に重くのしかかっているのだろうか。

「しかし、軍師殿!」
彼女に伺いを立てたのは、彼女の演説により士気を上げた将軍の一人だった。
『今すぐの出陣を』という将軍の要請に、アニエスは丁寧に答える。

攻める方が、地の利を放棄する事になることになり、不利だということ。
現在のクインヒア軍はベルザイン軍との混合で統率が取れず、かつ負傷兵も多いこと。

さらに、キールベインだけに明かした事だが、もし、次に敗れれば士気は急落すること。
将軍もそれらの事は理解出来るのだろう。
だが、理性と感情とは往々にして同一にはならない。
「しかし、それは敵も同じです! 戦には時期があります。
士気の上がった今以外のいつが好機だというのですか!?」
「それでも万全とは、言え………こほっ…」
口元をハンカチで押さえる彼女の代わりに、キールベインが答える。
「将軍、私も将軍と同じ気持ちです。
ですが、まず傷を癒す事が大切だと、軍師様がおっしゃっています。
どうかご自重下さいますよう」

キールとて、多くの兵士たちと同様、手をこまねいている自分を歯がゆく思う。
だが、それ以上にアニエスを信じているのだ。
将が去った後、そんな青年にアニエスは呟く。
「一人の奇跡的カリスマにより急造された軍隊。それを崩すのは簡単なのよ。
軍隊など使わないでもね」
「それは一体………?」
キールベインの疑問に、アニエスは答えた。
「核となっているものの崩壊。すなわち………ロゼッタ軍騎士団長ジュダの暗殺よ」



ロゼッタはかつてないほどに、活気に溢れている。
戦時中ではあるが、商業都市であるバーザルとミリヨヒからの名目援助の物資はロゼッタを潤している。
そんな中、旅芸人達も金と安全を求めてロゼッタの主要城下町に集まった。
領主クレアは、それらに最低限の規制はしたものの、概ね許可していた。
『パンとサーカス』
そんな言葉があるように、食料と娯楽は民衆の満足度を上げる。
ジュダの指示で、娯楽への規制は緩やかなものになっているのだ。
そして彼らをロゼッタ兵が歓迎する。
連戦連勝とはいえ、犠牲者や負傷者が皆無というわけではない。
戦争の疲労はロゼッタ軍の兵士達にも、休息を強要していたのだ。

帝都でも有名な踊り子が、ジュダへ面会を求めたのはこの頃だった。



「いかがでございましょうか? 帝都でも評判の踊り子シャナの舞いは」
表面上の人当たりの良さだけはジュダ以上に、商人は揉み手した。
ひとしきりの舞いを終え、シャナと呼ばれた女はクレアたちの前に跪く。
ふわりと広がるエメラルド色に輝く長い髪。
全体的にゆったりとした『舞い』にふさわしい服装。
その服装に包まれた、無駄のないプロポーション。
もちろん薄いヴェールに包まれた顔の造形は、多くの男たちを魅了してきたと思わせるほど整っている。
「良い。領内での営業の許可を与える」
「ははぁ、ありがとうございます」
商人は平身低頭、領主クレアに頭を下げる。
シャナの方も頭を下げるが、その目線はジュダに向けられている。
白い肌にうっすらと上気している頬と表情は、一見すれば好意を示している。
普通の男であれば、自分に気があると舞い上がるだろう、一見熱っぽい視線。
(くくくっ………愉しませてくれそうだ)
ジュダは口元に笑みを作る。
当然、ジュダは普通の男ではなく、見せかけだけの好意であると看破していた。
すなわち憧憬、恋慕ではない、敵意と殺意を覆い隠そうとする訓練された闇の目であると。
それにも関わらず、いや、だからこそジュダは彼らに伝えた。
「今日はゆっくりと、この城で疲れを癒すがよかろう」と。


深夜。
控えめのノックの後、ジュダの予想通りの人物が姿を現した。
ゆったりとした、所々が透けるような薄い素材の服装。
神秘的かつ扇情的な商業用の衣装を身につけた女、シャナであった。
「そろそろ来る頃だろうと思って待っていた。『舞い』を見せてくれるのだろう?」
「……………」
シャナは、こくりと頷いた。
彼女の表情は、緊張と笑顔の混じったものだった。
まるで初めて男の元へ訪れる、何も知らない少女のような。
それは訓練された完全なる表情。
男はそれを見破っていたが、それを悟られる態度も表情も現してはいない。
他の一般の男が取るであろう、好色の表情を装う。
互いが互いの偽りの表情を浮かべながら、彼女は踊る。

風のような『舞い』は、やがてたゆたうような『舞い』へと変化する。
人間の身体の美しさ、動作を追求し、演出するような動き。
扇情的で、魅惑的な動作を加えるのは、この時代の旅の踊り子という性質上当然のことかもしれない。
多くの男たちが見惚れ、欲情を煽られたであろう『舞い』が終了した。

静かに傅(かしづ)く女に、ジュダが歩み寄る。
「なかなかに愉しめた。充分な褒美をやろう」
女はゆっくりと、男を見上げ立ち上がる。
上気した肌にうっすらと浮かぶ汗は、男の理性の壁を崩すには最適な状態だったろう。
潤むサファイアの瞳がジュダを見つめる。
「声が出せないのか?」
「……………」
ジュダの問いかけに、シャナはこくりと頷く。
同時に喋れない代わりとばかりに、ゆるゆると細い手をジュダへと回す。












柔らかい双丘の感触を男に、わざと押し当てるようにする。
同時に香草の良い香りが、男の鼻腔へと侵入しているはずである。
シャナの思惑通りに、ジュダは彼女の抱擁に応え、彼女の腰へと手を回す。
「……んっ………ふっ……」
それだけでシャナは身体を震わせ、顔を上げる。
男の顔が近づき、両者の唇が触れ合う。
最初は唇と唇の軽い接吻。
おずおずと、ゆっくりと彼女の柔らかい唇が開く。
「……っ………ぁ…………はぁ……」
悩ましげな女の吐息がジュダの顎にかかる。
もっと深い接触を求めるように、唇から濡れた舌が伸びる。
だがすぐに、恥ずかしがるように閉じられようとする唇。
ジュダの舌がそれを許さず、シャナもそれに応える。
舌と舌とが触れ合い、次いで彼女の舌がジュダへと侵入する。
たっぷりと湿り気を帯びた舌がジュダの口内へ、唾液を流し入れる。

シャナは『蒼の軍師』が雇った暗殺者である。
彼女は幼い頃にある組織に拾われ、暗殺者に仕立て上げられた。
幼い頃から薄めた毒を飲み続け、それへの耐性を付ける。
彼女が見目麗しい女へと成長した時、彼女の体液は毒性の物へと変化していた。
大体において情事は深夜人目の付かない場所で行われる為、男の欲望を煽れば、簡単に暗殺対象と二人きりになれる。
彼女の『死の接吻』から逃れた男は居ない。

どちらともなく、唇が離れる。
名残を惜しむかのように、粘ついた唾液の糸が二人の唇を結び、垂れ下がる。
ジュダはゆっくりと、シャナを抱え上げる。
抵抗することなく女は男の首にしがみつき、再びキスをねだるように目を閉じる。
ベッドへと歩みながら、男はそれに応える。
「ふっ……んっ………」
演技なのか、本当になのか判別は付かないが、シャナは恍惚の表情を浮かべ、甘い吐息を漏らす。

濃厚な口づけは死へのカウントダウン。
混じり合えば混じり合うほどに、男の身体は死へと近づくはずだ。
ベッドへと倒れ込む二人は、しばらく互いの体温を伝え合う。
やがてもぞもぞとシャナが体勢を変え始めた。
ジュダの下をゆっくりと下ろす。
硬度を増した竿を、包み込むように手で固定して、口に含む。
たっぷりと唾液を含んだ口の中で、男の一物はぴくぴくと暴れる。
同時にぬちゅり、という卑猥な音が漏れる。
さらなる毒を混入させるように、男に聞かせるように、シャナの顔がゆっくりと前後する。
「んっ……ふっ………んっ…むっ………んんうっ………!」
シャナは、ぴくりと身体を反応させる。
獲物の男が、彼女の秘所の布を取り払ったからだ。
外気に触れる感覚と、次いで男の顔が押しつけられる感覚。
更なる毒を求めるように、男は女の湿った花弁を舐める。
「んっ………ぁ…………っ……んんっ……はっ……」
的確にシャナの反応するポイントを、ジュダは重点的に責める。
最初は演技を4割ほど含ませていた彼女だったが、今はその演技力を必要としていない。
本気で感じ始めた彼女は、白い太股で、男の頭を挟み込む。
「んくっ……んむっ…むぐっ………んんっ………」
応えるようにジュダも、自らの股間を押しつけ、シャナを圧迫する。
互いが互いを舐め合う状況が続く。

(?……おかしい)
シャナは火照る身体を感じながら、違和感を覚える。
抵抗力の無い人間であれば、最初の口づけだけでも死に至るはずだ。
にも関わらず、この男に身体の変調は見られない。
彼女の身体は毒を吐き続けているはずだというのに。

当の暗殺対象者は、涼しい顔で体勢を変える。
戸惑っている様子さえ見られるシャナに、覆い被さる。
既に固く誇張している男根を、女性の腹に押しつけるようにして抱きしめる。
「っ……ぁ………はぁ…はぁ………んっ…」
ジュダの手がエメラルド色の髪を撫でる。
(一体、どうしたのだろう?)
「不思議か? 私が毒で死なない事が」
「!?」
シャナの胸中に答えるかのようなタイミングで、ジュダが囁く。
彼女の身体が僅かに強ばるのを、いたずらを成功させた子供のような笑みでジュダは見やる。
男を受け入れる準備が、すっかり整った様子の女へ、ゆっくりと突き入れる。
「んっ………んんっ!」
実は、あまり多くの男を受け入れた事のない彼女の膣内は、熱く、きつくジュダを締め付ける。
(どうして、どうして毒が効かないの?)
シャナの脳裏には、疑問符が渦巻いていたが、彼女は訓練された暗殺者だった。
さらなる毒を注入させるべく、目の前の男に口づけをせがむ。
「んっ…んむっ………んっ……はっ………っ……んんっ……」
男のピストン運動に呼応するように、唇が近づき、また離れる。
毒は間違いなくジュダの体内へと侵入しているはずだ。
だというのに、男の動きは止まらない。
むしろ、高みを目指す為に強くなっている感さえある。
前後運動の合間にも、ジュダはシャナの耳元で囁く。
「幼い頃から、その身体となったか。では、最後までいったことはほとんど無いだろう?
……喜べ。今日は、女として最後の高みまで誘(いざな)ってやる」
「ひっ………っ…んっ……んんんっ…………はぁ……んっ……」
シャナは男から逃れようと、身体をくねらせる。
だが、それを許すジュダではない。
見た目からは想像出来ないほどの強い力で女の腰を固定すると、味わうというよりもえぐるといった様子で腰を出し入れする。
「はっ……んっ………ふぁ……はぁ………っ……」
毒により言葉を失った彼女から、荒々しい吐息が漏れる。
初めての荒々しい刺激に、にちゃにちゃという水音が響く。
「んんっ………ぁ……っ…はぁ………んっ……」
男の腰に無意識に、腰を合わせ始めた彼女の結合部分に、ジュダの手が伸びる。
「んんんっ!」
一際大きく、シャナが仰け反る。
ピンク色の突起をジュダが摘み上げたからだ。
同時に、鍛えられたしなやかな肉体が、ジュダを更に締め付ける。
肉のひだが包み込むように、刺激と熱を与える。
「っ………ぁ…はぁはぁ…はぁ……んんっ………んっ…んんんっ……」
彼女の常識が通用しない相手に、畏敬の念を感じる。
そしてそれに犯されているという状況は、シャナを暗殺者から女へと戻す。
「んっ………んはっ……ぁ……んんっ………んんんんんんっ!!」
呼吸は荒々しく、声が出せていたならば、大きく絶叫していただろう。
彼女はジュダへとしがみつき、身体を痙攣させる。
「快楽に飲まれながら、眠るがいい」
ジュダが最後に腰を突き入れ、シャナは弓なりに大きく仰け反った。
「んんんっ…………」
声の無い声が、部屋に響いた。










ジュダは胸元のペンダントを眺める。
彼には過去の正確な記憶が無い。
確かに彼は『過去』に存在していたはずだ。
だというのに、記憶を思い出そうとすると、決まって靄がかかったように曖昧になる。

そんな中、たった一つだけ確実なもの。
それが、人間全てへの憎悪。

だが、一体なぜ……
与えられた……
ペンダントは……大切なもの……
なぜ大切なのだ?
貰った……一体どこで、誰から……?

この男にしては珍しく、胸中のわだかまりを吐く。
だが、それは一度だけだった。

すぐにいつもの不敵な表情を浮かべる。
『魔王』たる自分は、やる事があるではないか。
かつて戦った『蒼の魔術師』の血を引く者。
そして、彼と同等の存在『勇者』……

「ふふっ……ふははははははっ!」
胸が躍る。
月をも隠す夜の闇が、男を祝福するかのように広がっていた。












To Be Continued・・・

























あとがき

「踊り子」を装う「暗殺者」という設定を使ってみました。
「踊り子」の元ネタは、某花札会社の「炎エムブレム」からです。
けど、最近はスタッフが変わったせいか、難易度は低いです。(GBA)
ぬるい俺には、これくらいが丁度良いと言えば丁度良いですが(閑話休題)

「暗殺者」の体液が毒という設定の元ネタは、俺がリアル厨房の時に読んだ「ソードワー○ド・リプレイ(初代)」の「シャド○ニードル(確かこんな名前だった)」
幼い頃から薄くした毒を飲み、その毒をどんどん強くしていく。
「体液を毒にして、キスで殺す」という燃えて萌える設定は、俺脳内にこびりついてまして・・・
本当に好きな人が出来た時、彼女の苦悩が始まるのです。
実際にそのシーンは出てこなかった(笑)んですが、妄想する中学生としては、もうたまらない感じでした。
ああっ・・・うっとり(しばらく妄想)

そんでもって、シャナは毒の後遺症やらで、うまく喋れないという設定にしてみました。
台詞を使わずに、動きと状況説明だけでエロい文章を書いてみようという試みでしたが、どうだったでしょうか?
(結局、台詞っぽいのを使ってますけど・・・ぎゃふん)



今回、やりたい事が色々あって(『蒼の軍師様』と『ジュダ様』が勝手に文章を増やして)、エロ文章以外が長くなった気がします。
以前『エロ以外でも状況が細かい方が燃えるから、いい』というありがたいご意見を頂いたので、今回はそれに甘えさせて貰います・・・。
削るとしたら、ジュダたちの会話がいらない所なんですけど・・・
クレアやオルティアといった『闇の娘』を再確認しておかないと、という事でそのままっす。

『闇の娘』についてですが・・・
俺は『敵組織の幹部連中』が大好きです。
大ボスの下についている中ボスって奴らが、大ボス以上に好きです。
つまりは『四天王』とか『十本刀』とか『逆十字』とか『ガンホーガンズ』とか色々。
大きい奴、小さい奴、卑怯なやつ、正々堂々なやつ、良い奴、悪い奴・・・
もう、辛抱たまらん!(壊)

掲示板で既に妄想を吐きましたが、「ダークサイド」では、ジュダの下に6人の『闇の娘』が居ます(予定)。
『雷神公女』、『殺戮人形』、『黒霧』、『悪夢』、『氷弓』、『空の女王』

彼女たちを今後活躍させたいなぁ、と考えてます。

子供の残忍さ(クレア)、大ボスに忠実(オルティア)、何考えてるのか分からない(黒ローブのねーちゃん)が今のところの三人です。
そろそろ、次の「闇の娘」、正々堂々タイプの武人を出す予定ですので、お楽しみに。



(思い出したように)なんか、二つ名(通り名)ってかっこいいですよね。
ひそかなマイブームです。
ライトサイドでは、『蒼の魔術師』とか『聖斧戦士』とか『汚れなき聖女』とか。
『闇の娘』たちにも上記の二つ名があり、ジュダにも二つ名を付けようと思ってるんですが・・・(本編では、色々呼ばれてましたっけね)

とりあえず、シャナたんは、『死神の秘薬』(ルビは『デスズトリップ』)
ちなみに帝都には、『鍵の聖女』と帝都を守る『七聖剣将』という人たちがいます
あぁ、なんか名前付けるの楽しくなってきたぞぉ!

多分、一種の逃避行動(笑)

ではでは。


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