28 / 36
28 サクの特訓
しおりを挟む
カーラ達が、ワースティアの街へ行ってしまった。
「坊主! 俺様達も行くぜ」
「どうして私もなんですか~。一応、私もワースティアの街へ行ってくださいと、ギルドから言われているのです。」
ヴェルジュは聖職者ギルドから、頭を下げられた。
聖職者ギルドは、多くの者が、貴族や、お金持ちの者が多く、復興支援などには行きたがらない。
これが、神王国と他国との戦いで、遠征だとすると、比較的に安全な後方の部隊に入って同行する事はある。
そこで名を上げる事もあるからだ。
治癒師や薬師だとて、お金にならない仕事や、今、抱えている患者を優先する。
支援部隊に手を挙げるのは、見習いや、見習いから上がった駆け出しの者達ばかりだった。
プラトーの街からS級冒険者が行くと知り、聖職者ギルドでは、メンツを守るため、上級者を一人でも出せとの司教からの指示だったのだ。
「そんなものより、坊主が怪我をしたら、誰が治すんだ?」
「あなたが、怪我をしないように注意したらよいではないですか~」
「そんな面倒なことなんかできねーよ」
我が道論のシグルーンだった。
「あの・・俺は大丈夫だから。カーラ達の方へ行ってください」
「馬鹿か? こいつがいるから、思いっきり鍛えてやれるんだ。それに移動もな」
もう一度言おう。
我が道論のシグルーンだった。
「わかりました。あなたは、一度言ったら聞きません。ですが途中で抜けますよ。一応顔は出しておかないと、後々厄介ごとはさけたいので」
そこで三人は、人目のない森を目指した。
「よいですか~サク。今から私達の重大な秘密をあなたに話ます。」
「・・・はい」
「これはカーラとロイ爺さんとリズしか知りません。決して知られてはいけないのです」
「・・・はい」
サクは緊張した。
いつになく、ヴェルジュの綺麗な瞳が、怖くなったのだ。
「まぁ、他に話しても良いが、そうしたら俺達はこの世界でお前たちと敵対関係だけってことだ。カーラはどちらを選ぶかはわからないが、この世界で生きるなら敵対だろうよ。」
「それくらい重い真実です。ですが、サクはこの先、カーラと共にいるのならいずれ私達の事を知るでしょう。早いか遅いかですかね~」
重い話なのだが、何処かふわふわ~とヴェルジュは話す。
「俺様はフェンリル。こいつは竜だ。」
「カーラは人の子ですからね」
そう言うとヴェルジュはアルビノの竜に、シグルーンは真っ白なフェンリルに姿となった。
シグルーンはすぐに人型に戻る。
サクは声が出ない。
青ざめた顔には恐怖が見える。
ヴェルジュは少し寂しく思う。
「私達を怖がらないのはカーラだけですね。でもサクの反応が本来のなのです」
シグルーンは動けずにいるサクを抱えて、ヴェルジュに飛び乗った。
アルビノの竜は羽ばたく。
光は、彼の真っ白な鱗をキラキラと輝かせていた。
サクは切り立った山頂にいた。
気絶していたのだろう、ここまでの記憶がない。
「坊主」
「・・はい」
「強くなりたいのなら、泣き言を言うんじゃないぞ」
「・・はい」
「よし! 俺様がカーラを鍛えたからな。任せろ! この世界の方が人には優しいから、カーラまではいかないかもしれないが、教えてやるぜ」
ごくりとサクの喉がなる。
ヴェルジュは美しい人の姿になり、優雅にお茶と、菓子を食べている。
まだ、ヴェルジュが、美しく大きな竜だとは・・・。
サクは目の前のシグルーンを見る。
フェンリルなんて伝説の魔獣なのだ。
「なんだ? やる前から怖いのか」
カッカっかーと笑う筋肉美女。
この人達は人ではない。
だけど、カーラは、親のように慕い愛している。
俺を救ってくれたカーラ。
それだけなのに、とても大事な事を、俺なんかに暴露し、なおも俺を強くしてくれる。
それは、この人達にとって、何も得することじゃないのに。
「ど、どうして? 」
「はぁ?」
「どうして、俺に正体をばらしたのですか?」
シグルーンは頭をポリポリとかいた。
「初めにヴェルジュが言っただろう。早いか遅いかだ。俺様達も、いつまでカーラの傍にいてやれるかわからない。あいつは強いぜ~! カーラに足らないのは経験だ。やればやるだけ変った魔力の使い方で、自分の力を解放する。ついて行ってやれ。人間で誰か一人でもあいつの気持ちを知っている者が、いてもいいだろう。」
その顔は何処か寂しく、そして誇らしげにシグルーンはサクを見つめた。
誰か一人でも・・。
それはノアでもなく俺でいいのだろうか?
竜とフェンリルに育てられたカーラ。
本来倒す魔獣だ。
ヴェルジュとシグルーンが敵対するとは考えたくはない。
だが、正体がばれたら、彼らはカーラの元を去る。
その時の彼女の気持ちを、わかってやってくれと言っているのか?
「うん! 俺・・カーラが好きだよ。だから強くなる」
「あぁ。雄は強く雌を守る。いくぞ!」
「はい!」
シグルーンの特訓が始まる。
それはめちゃくちゃな特訓だった。
いきなり、サクは崖から落とされる。
「這い上がれ! 」
「その前にサクが潰れてしまうでしょうが!?」
ヴェルジュは防護の魔法をサクに施す。
カーラにもよくやったものだと、懐かしそうにサクを見た。
「息が・・苦しい」
「そりゃそうだ。ここは空気が薄いからな」
こんなものニヴルヘイムに比べたら、天と地ほど楽々だと言う。
ニヴルヘイムってのは死者の国ヘルヘイムと並ぶ人が生きられない世界。
そんな所でカーラは育った。
「自身の魔力を高めろよ! 死ぬぞ」
やはりめちゃくちゃだとヴェルジュはため息をはいた。
それは三日間続く。
「サクを回復して行きます。ちょっとあちらに顔を出したら、すぐに戻るので、今日は体術とかにしてくれますか?」
「ちっ! 俺様の予定ではぴょんぴょんと、こんな崖くらい登れるようになってからだったんだぜ」
「カーラでも十二年かかったのですよ! まったく」
サクは、本気で無理ですからと言いたかった。
三日間で、これほど過酷な特訓は無理だからと、何度も、何度も、心で叫ぶ。
ヴェルジュの施してくれた防護の魔法がなければ、もう何十回も死者の国に、行ってしまったかわからない。
「わかったよ。 お前は黒ヒョウの獣人だ。その身体能力は高い。俺様に傷をつけてみろ。だったらウールヴへジンとしてメンバー登録してやるぜ。そこから実戦でやろうや」
「ほんとうにめちゃくちゃなかたですね~。では行きます。サクは、ちゃんと食事をするのですよ」
ヴェルジュはロイ印の巾着袋をサクに手渡す。
その中には食料や、調理道具や、寝袋などが、入っている。
「行ってらっしゃい」
「はい。行ってきます」
そう言ってヴェルジュはアルビノの竜になり、大空を飛んで行った。
「始めるぞ!」
「はい! お願いします。」
サクは、二本のロイ印の解体ナイフを構えた。
どこまで自分にできるだろう・・。
竜とフェンリル。
瞬殺されていてもおかしくない。
姿を見たときは恐怖しかなく、声もでなかった。
でも・・・。
ヴェルジュとシグルーンなのだ。
カーラが愛する家族が、俺を強く、彼女の傍にいてやってくれと言った。
腹に力を入れる。
シグルーンの払いだけで、ぶっ飛ばされた。
大丈夫!
くるっと受け身をとり、ナイフを構えた。
「坊主! 身体強化だ! お前の俊敏な動きを最大に活かせ」
「はい! 」
俺は黒ヒョウの獣人だ。
気配を消し、柔軟で俊敏。
それに暗くても見える。
さらわれ、奴隷として人族にいたぶられ蔑まれたけど・・。
誇り高い豹族。
顎をぐいっと引き、サクは、シグルーンに挑んだ。
「坊主! 俺様達も行くぜ」
「どうして私もなんですか~。一応、私もワースティアの街へ行ってくださいと、ギルドから言われているのです。」
ヴェルジュは聖職者ギルドから、頭を下げられた。
聖職者ギルドは、多くの者が、貴族や、お金持ちの者が多く、復興支援などには行きたがらない。
これが、神王国と他国との戦いで、遠征だとすると、比較的に安全な後方の部隊に入って同行する事はある。
そこで名を上げる事もあるからだ。
治癒師や薬師だとて、お金にならない仕事や、今、抱えている患者を優先する。
支援部隊に手を挙げるのは、見習いや、見習いから上がった駆け出しの者達ばかりだった。
プラトーの街からS級冒険者が行くと知り、聖職者ギルドでは、メンツを守るため、上級者を一人でも出せとの司教からの指示だったのだ。
「そんなものより、坊主が怪我をしたら、誰が治すんだ?」
「あなたが、怪我をしないように注意したらよいではないですか~」
「そんな面倒なことなんかできねーよ」
我が道論のシグルーンだった。
「あの・・俺は大丈夫だから。カーラ達の方へ行ってください」
「馬鹿か? こいつがいるから、思いっきり鍛えてやれるんだ。それに移動もな」
もう一度言おう。
我が道論のシグルーンだった。
「わかりました。あなたは、一度言ったら聞きません。ですが途中で抜けますよ。一応顔は出しておかないと、後々厄介ごとはさけたいので」
そこで三人は、人目のない森を目指した。
「よいですか~サク。今から私達の重大な秘密をあなたに話ます。」
「・・・はい」
「これはカーラとロイ爺さんとリズしか知りません。決して知られてはいけないのです」
「・・・はい」
サクは緊張した。
いつになく、ヴェルジュの綺麗な瞳が、怖くなったのだ。
「まぁ、他に話しても良いが、そうしたら俺達はこの世界でお前たちと敵対関係だけってことだ。カーラはどちらを選ぶかはわからないが、この世界で生きるなら敵対だろうよ。」
「それくらい重い真実です。ですが、サクはこの先、カーラと共にいるのならいずれ私達の事を知るでしょう。早いか遅いかですかね~」
重い話なのだが、何処かふわふわ~とヴェルジュは話す。
「俺様はフェンリル。こいつは竜だ。」
「カーラは人の子ですからね」
そう言うとヴェルジュはアルビノの竜に、シグルーンは真っ白なフェンリルに姿となった。
シグルーンはすぐに人型に戻る。
サクは声が出ない。
青ざめた顔には恐怖が見える。
ヴェルジュは少し寂しく思う。
「私達を怖がらないのはカーラだけですね。でもサクの反応が本来のなのです」
シグルーンは動けずにいるサクを抱えて、ヴェルジュに飛び乗った。
アルビノの竜は羽ばたく。
光は、彼の真っ白な鱗をキラキラと輝かせていた。
サクは切り立った山頂にいた。
気絶していたのだろう、ここまでの記憶がない。
「坊主」
「・・はい」
「強くなりたいのなら、泣き言を言うんじゃないぞ」
「・・はい」
「よし! 俺様がカーラを鍛えたからな。任せろ! この世界の方が人には優しいから、カーラまではいかないかもしれないが、教えてやるぜ」
ごくりとサクの喉がなる。
ヴェルジュは美しい人の姿になり、優雅にお茶と、菓子を食べている。
まだ、ヴェルジュが、美しく大きな竜だとは・・・。
サクは目の前のシグルーンを見る。
フェンリルなんて伝説の魔獣なのだ。
「なんだ? やる前から怖いのか」
カッカっかーと笑う筋肉美女。
この人達は人ではない。
だけど、カーラは、親のように慕い愛している。
俺を救ってくれたカーラ。
それだけなのに、とても大事な事を、俺なんかに暴露し、なおも俺を強くしてくれる。
それは、この人達にとって、何も得することじゃないのに。
「ど、どうして? 」
「はぁ?」
「どうして、俺に正体をばらしたのですか?」
シグルーンは頭をポリポリとかいた。
「初めにヴェルジュが言っただろう。早いか遅いかだ。俺様達も、いつまでカーラの傍にいてやれるかわからない。あいつは強いぜ~! カーラに足らないのは経験だ。やればやるだけ変った魔力の使い方で、自分の力を解放する。ついて行ってやれ。人間で誰か一人でもあいつの気持ちを知っている者が、いてもいいだろう。」
その顔は何処か寂しく、そして誇らしげにシグルーンはサクを見つめた。
誰か一人でも・・。
それはノアでもなく俺でいいのだろうか?
竜とフェンリルに育てられたカーラ。
本来倒す魔獣だ。
ヴェルジュとシグルーンが敵対するとは考えたくはない。
だが、正体がばれたら、彼らはカーラの元を去る。
その時の彼女の気持ちを、わかってやってくれと言っているのか?
「うん! 俺・・カーラが好きだよ。だから強くなる」
「あぁ。雄は強く雌を守る。いくぞ!」
「はい!」
シグルーンの特訓が始まる。
それはめちゃくちゃな特訓だった。
いきなり、サクは崖から落とされる。
「這い上がれ! 」
「その前にサクが潰れてしまうでしょうが!?」
ヴェルジュは防護の魔法をサクに施す。
カーラにもよくやったものだと、懐かしそうにサクを見た。
「息が・・苦しい」
「そりゃそうだ。ここは空気が薄いからな」
こんなものニヴルヘイムに比べたら、天と地ほど楽々だと言う。
ニヴルヘイムってのは死者の国ヘルヘイムと並ぶ人が生きられない世界。
そんな所でカーラは育った。
「自身の魔力を高めろよ! 死ぬぞ」
やはりめちゃくちゃだとヴェルジュはため息をはいた。
それは三日間続く。
「サクを回復して行きます。ちょっとあちらに顔を出したら、すぐに戻るので、今日は体術とかにしてくれますか?」
「ちっ! 俺様の予定ではぴょんぴょんと、こんな崖くらい登れるようになってからだったんだぜ」
「カーラでも十二年かかったのですよ! まったく」
サクは、本気で無理ですからと言いたかった。
三日間で、これほど過酷な特訓は無理だからと、何度も、何度も、心で叫ぶ。
ヴェルジュの施してくれた防護の魔法がなければ、もう何十回も死者の国に、行ってしまったかわからない。
「わかったよ。 お前は黒ヒョウの獣人だ。その身体能力は高い。俺様に傷をつけてみろ。だったらウールヴへジンとしてメンバー登録してやるぜ。そこから実戦でやろうや」
「ほんとうにめちゃくちゃなかたですね~。では行きます。サクは、ちゃんと食事をするのですよ」
ヴェルジュはロイ印の巾着袋をサクに手渡す。
その中には食料や、調理道具や、寝袋などが、入っている。
「行ってらっしゃい」
「はい。行ってきます」
そう言ってヴェルジュはアルビノの竜になり、大空を飛んで行った。
「始めるぞ!」
「はい! お願いします。」
サクは、二本のロイ印の解体ナイフを構えた。
どこまで自分にできるだろう・・。
竜とフェンリル。
瞬殺されていてもおかしくない。
姿を見たときは恐怖しかなく、声もでなかった。
でも・・・。
ヴェルジュとシグルーンなのだ。
カーラが愛する家族が、俺を強く、彼女の傍にいてやってくれと言った。
腹に力を入れる。
シグルーンの払いだけで、ぶっ飛ばされた。
大丈夫!
くるっと受け身をとり、ナイフを構えた。
「坊主! 身体強化だ! お前の俊敏な動きを最大に活かせ」
「はい! 」
俺は黒ヒョウの獣人だ。
気配を消し、柔軟で俊敏。
それに暗くても見える。
さらわれ、奴隷として人族にいたぶられ蔑まれたけど・・。
誇り高い豹族。
顎をぐいっと引き、サクは、シグルーンに挑んだ。
0
お気に入りに追加
330
あなたにおすすめの小説
聖女の孫だけど冒険者になるよ!
春野こもも
ファンタジー
森の奥で元聖女の祖母と暮らすセシルは幼い頃から剣と魔法を教え込まれる。それに加えて彼女は精霊の力を使いこなすことができた。
12才にった彼女は生き別れた祖父を探すために旅立つ。そして冒険者となりその能力を生かしてギルドの依頼を難なくこなしていく。
ある依頼でセシルの前に現れた黒髪の青年は非常に高い戦闘力を持っていた。なんと彼は勇者とともに召喚された異世界人だった。そして2人はチームを組むことになる。
基本冒険ファンタジーですが終盤恋愛要素が入ってきます。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。
なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。
そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。
そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。
彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。
それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。
帝国騎士団を追放されたのでもふもふ犬と冒険とスローライフを満喫する。~反逆の猟犬~
神谷ミコト
ファンタジー
カノン=リシャールは帝国騎士として戦場で無双の活躍していた。
停戦を迎えて、『無能で協調性のない親の七光り』と侮蔑され、ついには騎士団長エドガーの一存で帝国騎士団をそしてパーティを追放(クビ)されてしまう。
仕方なく立ち寄った田舎でゆっくりと過ごそうとするカノンであったが、もふもふのフェンリルに出会い共に旅をすることになる。
カノンを追放した団長は、将軍の怒りをかい騎士団での立場を徐々に悪くする。挙句の果てに、数多くの任務失敗により勲章の取り消しや団長の地位を失くしたりと散々の目に遭う。
カノンは旅をする中で、仲間を作りハーレム展開を楽しみながら、世界を救っていく。
これは騎士団一の戦闘能力を持った男がスローライフを望みながらも問題に巻き込まれ無双で解決!新たなペット犬(?)と旅と冒険を楽しみながら帝国将軍へと成り上がっていく物語である。
※2500文字前後でサクッと読めます。
※ハーレム要素あり。
※少し大人向けの微ダークファンタジー
※ざまぁ要素あり。
※別媒体でも連載しております。
絶対防御とイメージ転送で異世界を乗り切ります
真理亜
ファンタジー
有栖佑樹はアラフォーの会社員、結城亜理須は女子高生、ある日豪雨に見舞われた二人は偶然にも大きな木の下で雨宿りする。
その木に落雷があり、ショックで気を失う。気がついた時、二人は見知らぬ山の中にいた。ここはどこだろう?
と考えていたら、突如猪が襲ってきた。危ない! 咄嗟に亜理須を庇う佑樹。だがいつまで待っても衝撃は襲ってこない。
なんと猪は佑樹達の手前で壁に当たったように気絶していた。実は佑樹の絶対防御が発動していたのだ。
そんな事とは気付かず、当て所もなく山の中を歩く二人は、やがて空腹で動けなくなる。そんな時、亜理須がバイトしていたマッグのハンバーガーを食べたいとイメージする。
すると、なんと亜理須のイメージしたものが現れた。これは亜理須のイメージ転送が発動したのだ。それに気付いた佑樹は、亜理須の住んでいた家をイメージしてもらい、まずは衣食住の確保に成功する。
ホッとしたのもつかの間、今度は佑樹の体に変化が起きて...
異世界に飛ばされたオッサンと女子高生のお話。
☆誤って消してしまった作品を再掲しています。ブックマークをして下さっていた皆さん、大変申し訳ございません。
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
召喚されたけど不要だと殺され、神様が転生さしてくれたのに女神様に呪われました
桜月雪兎
ファンタジー
召喚に巻き込まれてしまった沢口香織は不要な存在として殺されてしまった。
召喚された先で殺された為、元の世界にも戻れなく、さ迷う魂になってしまったのを不憫に思った神様によって召喚された世界に転生することになった。
転生するために必要な手続きをしていたら、偶然やって来て神様と楽しそうに話している香織を見て嫉妬した女神様に呪いをかけられてしまった。
それでも前向きに頑張り、楽しむ香織のお話。
チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~
てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。
そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。
転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。
そんな冴えない主人公のお話。
-お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる