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第四章
第百八話 フィリピンで初めての食事
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私は氷河期時代、41歳の弱者男性である。
私はマッチングアプリで知り合ったビアンカ姉妹とモールに来ていた。
モールに入るときにまず日本との違いを感じる。
手荷物検査があるのだ。
空港ほど厳しいものではないが軽くリュックの中を確認されて、金属探知機で体を調べられて終わった。
映画の知識ではモールで持ち物検査をしていた国に覚えがない。
セキュリティ意識がしっかりしているというべきか、そこまでしないと危険だと思うべきか。
モールの中に入ると田舎のイオンのような感じだった。
電気屋も服屋も飲食店もある。
日本との違いは日本の場合は飲食店が一画に集中しているのと違い、フィリピンは多少散らばっているところだろうか。
とは言えそこまでの違いは感じない。
子供を連れた家族やカップルが多い気がする。みんな楽しそうだ。
ビアンカたちは私が日本人だからだろうかラーメン屋に行こうとしていた。
フィリピンでの初めての食事に『日本の味』と書かれたラーメン屋はさすがにないなと思い、フィリピン料理が出る店にしてくれと頼んだ。
フィリピン料理を出してくれる店は食べ放題で人気だったからか満席で断られ、何となく目についたチキン屋に入ることにした。
「ここに入ろう」と私が言うとビアンカたちは『え? ここにするの?』という感じのリアクションだったが、もう閉店時間も近づいているので「ここにする」と私は決断した。
適当に選んだ料理は4人分合わせたら1羽ぐらいになりそうな量の鶏の丸焼きとミートスパゲティとガーリックトーストだった。
ドンと鶏肉の焼かれたものが置かれるがナイフがなくまた切ってもいない。
私の手元にはフォークしかないため食べようと思うとかぶりつくしかない。
フィリピンのマナーはよくわからなかったがビアンカに頼むと店からナイフを借りて良い具合に切ってくれた。
チキンはかなり美味しかった。
スパゲティも美味しいのだが、フィリピンのスパゲティは伸びているように感じるほどかっつりとゆでられていて柔らかかった。
私はそのままで十分美味しかったが、ビアンカたちはチキンにソースをつけて食べている。
私もそのソースを使ってみたが、どうも口には合わなかった。
ルビーはガーリックトーストをとても美味しそうに食べていた。
どうやらガーリックトーストを初めて食べたらしい。
というかビアンカたちはこの店に初めて来たようだった。
モールの中のチェーン店のようなのだが支払いは4000ペソほどかかった。
支払いは当然私がすべて払ったが4人で1万円である。
あれ? 物価やすいんじゃないの? と疑問に思った。
どうやらここは見た目は安そうなチェーン店なのだが彼女たちには高級店で入ったことがなかったらしい。
もう8000ペソほどしか残っていない。
いざとなればクレジットカードも持っているが予想よりお金がかかっている。
さすが海外旅行、思ってたんと違うことが多く起こるものだ。
私はマッチングアプリで知り合ったビアンカ姉妹とモールに来ていた。
モールに入るときにまず日本との違いを感じる。
手荷物検査があるのだ。
空港ほど厳しいものではないが軽くリュックの中を確認されて、金属探知機で体を調べられて終わった。
映画の知識ではモールで持ち物検査をしていた国に覚えがない。
セキュリティ意識がしっかりしているというべきか、そこまでしないと危険だと思うべきか。
モールの中に入ると田舎のイオンのような感じだった。
電気屋も服屋も飲食店もある。
日本との違いは日本の場合は飲食店が一画に集中しているのと違い、フィリピンは多少散らばっているところだろうか。
とは言えそこまでの違いは感じない。
子供を連れた家族やカップルが多い気がする。みんな楽しそうだ。
ビアンカたちは私が日本人だからだろうかラーメン屋に行こうとしていた。
フィリピンでの初めての食事に『日本の味』と書かれたラーメン屋はさすがにないなと思い、フィリピン料理が出る店にしてくれと頼んだ。
フィリピン料理を出してくれる店は食べ放題で人気だったからか満席で断られ、何となく目についたチキン屋に入ることにした。
「ここに入ろう」と私が言うとビアンカたちは『え? ここにするの?』という感じのリアクションだったが、もう閉店時間も近づいているので「ここにする」と私は決断した。
適当に選んだ料理は4人分合わせたら1羽ぐらいになりそうな量の鶏の丸焼きとミートスパゲティとガーリックトーストだった。
ドンと鶏肉の焼かれたものが置かれるがナイフがなくまた切ってもいない。
私の手元にはフォークしかないため食べようと思うとかぶりつくしかない。
フィリピンのマナーはよくわからなかったがビアンカに頼むと店からナイフを借りて良い具合に切ってくれた。
チキンはかなり美味しかった。
スパゲティも美味しいのだが、フィリピンのスパゲティは伸びているように感じるほどかっつりとゆでられていて柔らかかった。
私はそのままで十分美味しかったが、ビアンカたちはチキンにソースをつけて食べている。
私もそのソースを使ってみたが、どうも口には合わなかった。
ルビーはガーリックトーストをとても美味しそうに食べていた。
どうやらガーリックトーストを初めて食べたらしい。
というかビアンカたちはこの店に初めて来たようだった。
モールの中のチェーン店のようなのだが支払いは4000ペソほどかかった。
支払いは当然私がすべて払ったが4人で1万円である。
あれ? 物価やすいんじゃないの? と疑問に思った。
どうやらここは見た目は安そうなチェーン店なのだが彼女たちには高級店で入ったことがなかったらしい。
もう8000ペソほどしか残っていない。
いざとなればクレジットカードも持っているが予想よりお金がかかっている。
さすが海外旅行、思ってたんと違うことが多く起こるものだ。
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