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第四章
第百七話 続々々・ビアンカとフィリピンで
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私は氷河期時代、41歳の弱者男性である。
私はマッチングアプリで知り合ったビアンカ姉妹と移動している。
まずは民泊から出て少し暗くなっている住宅街を歩いた。
家の前で何かしらの店を開いていて屋台のようになっている家がたまにある。
焼き鳥っぽいものを売っていた。
野良犬が普通に歩いている。
ビアンカたちは気にもしていないので普通の光景のようだ。
たまに川などがあるがゴミが捨てられていてあまりきれいではない。
私は何とかビアンカとコミュニケーションを取ろうとしている。
とは言え私の英語の知識では犬を見て「ドッグ」というのが精一杯である。
それにビアンカの発音はイギリス人が話すような聞き取りやすい英語ではないため知っている単語でも意味を理解できないことが多い。
自然と翻訳機を通してしか意志の疎通が出来なかった。
あとはボディランゲージと笑顔で乗り切るしかない。
5分ほど歩くとこの地区の出口に出た。
私の見たところフィリピンの町は住宅地の入り口はかなり制限されているようだ。
例えば日本で言えば2丁目への入り口が一つしかない感じである。
そして入り口にはその地区の名前の看板がある。
高級な地区ならば検問がいて入れる時間が決まっている感じだ。
ただ翻訳機では自分の聞きたいことをズバリ翻訳しない時が多く、これが真実か確認は出来なかった。
そしてモールに移動するためにジプニーという乗り物にのった。
簡単に言うと乗り合いバスの小型版という感じで、身を寄せ合って十人ほどが電車のような横一列の座席に向かい合って5人ずつくらい座る。
ビアンカは目的地を言いお金を払っている。
4人で乗って80円くらい払ったようだ。
面白いなと思ったのは運転席に遠い人は手の届く距離のお客にお金を渡してリレーのように運転手にお金を渡すのだ。
お釣りも同じように帰ってくる。
人と人の距離感が日本とだいぶ違っていた。
それは現代の日本では失われているぬくもりのように感じる。
出発もお客が席でぎちぎちになるまで発進しない。
呼び込みをしてお客さんが集まるまで待って発進した。
隣との距離感が近いためジプシーに乗る際はスリなどに気を付けないといけない。
だが私はビアンカと会うためにフィリピンに来ているため、ここは観光地ではなく、観光客狙いの悪い人はここにはいないようだ。
私はマッチングアプリで知り合ったビアンカ姉妹と移動している。
まずは民泊から出て少し暗くなっている住宅街を歩いた。
家の前で何かしらの店を開いていて屋台のようになっている家がたまにある。
焼き鳥っぽいものを売っていた。
野良犬が普通に歩いている。
ビアンカたちは気にもしていないので普通の光景のようだ。
たまに川などがあるがゴミが捨てられていてあまりきれいではない。
私は何とかビアンカとコミュニケーションを取ろうとしている。
とは言え私の英語の知識では犬を見て「ドッグ」というのが精一杯である。
それにビアンカの発音はイギリス人が話すような聞き取りやすい英語ではないため知っている単語でも意味を理解できないことが多い。
自然と翻訳機を通してしか意志の疎通が出来なかった。
あとはボディランゲージと笑顔で乗り切るしかない。
5分ほど歩くとこの地区の出口に出た。
私の見たところフィリピンの町は住宅地の入り口はかなり制限されているようだ。
例えば日本で言えば2丁目への入り口が一つしかない感じである。
そして入り口にはその地区の名前の看板がある。
高級な地区ならば検問がいて入れる時間が決まっている感じだ。
ただ翻訳機では自分の聞きたいことをズバリ翻訳しない時が多く、これが真実か確認は出来なかった。
そしてモールに移動するためにジプニーという乗り物にのった。
簡単に言うと乗り合いバスの小型版という感じで、身を寄せ合って十人ほどが電車のような横一列の座席に向かい合って5人ずつくらい座る。
ビアンカは目的地を言いお金を払っている。
4人で乗って80円くらい払ったようだ。
面白いなと思ったのは運転席に遠い人は手の届く距離のお客にお金を渡してリレーのように運転手にお金を渡すのだ。
お釣りも同じように帰ってくる。
人と人の距離感が日本とだいぶ違っていた。
それは現代の日本では失われているぬくもりのように感じる。
出発もお客が席でぎちぎちになるまで発進しない。
呼び込みをしてお客さんが集まるまで待って発進した。
隣との距離感が近いためジプシーに乗る際はスリなどに気を付けないといけない。
だが私はビアンカと会うためにフィリピンに来ているため、ここは観光地ではなく、観光客狙いの悪い人はここにはいないようだ。
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