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第四章
第百二話 続々・初めての海外へ
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私は氷河期時代、41歳の弱者男性である。
私はマッチングしたフィリピン人女性のビアンカと会うためにフィリピンに行こうとしている。
恐らくフィリピン人の客室乗務員に会釈して飛行機に乗ると窓際の席だった。
飛行機自体は北海道に行ったときに乗ったことがある。
とはいえ慣れていないせいか離陸のときは少し緊張した。
案内のアナウンスが流れるが英語なので「thank you」と空港名くらいしか聞き取れない。
東京からフィリピンまでは約五時間のフライトだ。
フィリピンとの時差は1時間で日本の方が進んでいる。
ゆっくりと東京が遠ざかるのを見てからフィリピン語の本を読むことにした。
マガンダン ガビ ポ(こんばんは)
なれない言語のためかすぐに睡魔に襲われて眠りについた。
フィリピン語の本を読んでは眠りにつくを繰り返しているとフィリピンに着いていた。
ニノイ・アキノ国際空港に付き飛行機から降りるともわっと熱気を感じた。
フィリピンは12月でも最低気温25℃最高気温30℃の常夏なのだ。
私を見つけやすいように今日の服装の写真をビアンカに送ってしまったため、私は暑い中マフラーを手に持ち、セーター姿のまま進んだ。
ちなみに荷物はリュックサック一つだけで、それを機内に持ち込んだため荷物受け取りの作業はない。
入国審査では何やら英語で並ぶ場所が書いてあったが意味が解らなかった為、フィリピン人枠と外国人枠があるのだろうと予想をして黒人いる後ろに並ぶことにした。
結構な人数が並んでおり20分程待たされた。
私の予想は正解だったようで案内されると不愛想な女性に「パスポート」と言われた。
私はパスポートと言われる前に帰りの飛行機の情報や宿泊場所の書類を渡した。
審査員は何だかめんどくさそうに書類を見ている。
そして時折こいつは偽物じゃないだろうなという目でこちらを見てきた。
何日いるのか? とおそらく聞かれたので「スリーデー」と答える。
返事が正解だったか分からないがパスポートと書類を返されて手をサッと振られて行けと合図された。
心配だった入国が割とあっさり終わった喜びと『ものすごい不愛想な対応をされたなあ』という思いが複雑に混ざり合いながら私は出口に急いだ。
エントランスに着くと私はついにビアンカと初対面をしたのであった。
私はマッチングしたフィリピン人女性のビアンカと会うためにフィリピンに行こうとしている。
恐らくフィリピン人の客室乗務員に会釈して飛行機に乗ると窓際の席だった。
飛行機自体は北海道に行ったときに乗ったことがある。
とはいえ慣れていないせいか離陸のときは少し緊張した。
案内のアナウンスが流れるが英語なので「thank you」と空港名くらいしか聞き取れない。
東京からフィリピンまでは約五時間のフライトだ。
フィリピンとの時差は1時間で日本の方が進んでいる。
ゆっくりと東京が遠ざかるのを見てからフィリピン語の本を読むことにした。
マガンダン ガビ ポ(こんばんは)
なれない言語のためかすぐに睡魔に襲われて眠りについた。
フィリピン語の本を読んでは眠りにつくを繰り返しているとフィリピンに着いていた。
ニノイ・アキノ国際空港に付き飛行機から降りるともわっと熱気を感じた。
フィリピンは12月でも最低気温25℃最高気温30℃の常夏なのだ。
私を見つけやすいように今日の服装の写真をビアンカに送ってしまったため、私は暑い中マフラーを手に持ち、セーター姿のまま進んだ。
ちなみに荷物はリュックサック一つだけで、それを機内に持ち込んだため荷物受け取りの作業はない。
入国審査では何やら英語で並ぶ場所が書いてあったが意味が解らなかった為、フィリピン人枠と外国人枠があるのだろうと予想をして黒人いる後ろに並ぶことにした。
結構な人数が並んでおり20分程待たされた。
私の予想は正解だったようで案内されると不愛想な女性に「パスポート」と言われた。
私はパスポートと言われる前に帰りの飛行機の情報や宿泊場所の書類を渡した。
審査員は何だかめんどくさそうに書類を見ている。
そして時折こいつは偽物じゃないだろうなという目でこちらを見てきた。
何日いるのか? とおそらく聞かれたので「スリーデー」と答える。
返事が正解だったか分からないがパスポートと書類を返されて手をサッと振られて行けと合図された。
心配だった入国が割とあっさり終わった喜びと『ものすごい不愛想な対応をされたなあ』という思いが複雑に混ざり合いながら私は出口に急いだ。
エントランスに着くと私はついにビアンカと初対面をしたのであった。
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