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第一章
第四十二話 続々・打ち上げ
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私は40歳、婚活難民の弱者男性である。
佐々木宇美さんと言う美女の隣で私は幸せな気持ちになっていた。
ライブの打ち上げで私たちの他に8人ほどいるのだが、そんな事は気にならない。
二人仲良くイチゴパフェを頼んで「美味しい」と言って食べる。
些細な事かも知れないが今この瞬間の事は人生を振り返って時に思い出すことだろう。
それぐらい私にとっては幸せな時間だった。
しかし、世の中と言うのは不公平だ。
宇美さんと結婚して毎日のようにご飯を一緒に食べる男とはどんなやつなのだろうか?
出来れば完全に敗北を感じるほどパーフェクトな男性と結婚してほしい。
そうすれば嫉妬すら出来ない。
私などはアタックすら出来る立場ではない。
仮に私が28歳ならば少しの可能性はあったかもしれない。
それでもイケメンでもなく、収入も少ない私では無理だっただろう。
今の40歳の弱者男性である私がアタックするなどは彼女に対する冒涜だ。
10万円でフェラーリを売ってくれと交渉するようなものである。
私は宇美さんに惚れてしまったからこそ、もう距離を取ろうと思った。
この恋心を高ぶらせて何も良いことはない。
誰も得しないし一人のストーカーを生み出す結果になるだろう。
私のような弱者男性に恋心はもう毒薬みたいなものなのだ。
身を焦がす劇薬なのだ。
佐々木宇美さんと言う美女の隣で私は幸せな気持ちになっていた。
ライブの打ち上げで私たちの他に8人ほどいるのだが、そんな事は気にならない。
二人仲良くイチゴパフェを頼んで「美味しい」と言って食べる。
些細な事かも知れないが今この瞬間の事は人生を振り返って時に思い出すことだろう。
それぐらい私にとっては幸せな時間だった。
しかし、世の中と言うのは不公平だ。
宇美さんと結婚して毎日のようにご飯を一緒に食べる男とはどんなやつなのだろうか?
出来れば完全に敗北を感じるほどパーフェクトな男性と結婚してほしい。
そうすれば嫉妬すら出来ない。
私などはアタックすら出来る立場ではない。
仮に私が28歳ならば少しの可能性はあったかもしれない。
それでもイケメンでもなく、収入も少ない私では無理だっただろう。
今の40歳の弱者男性である私がアタックするなどは彼女に対する冒涜だ。
10万円でフェラーリを売ってくれと交渉するようなものである。
私は宇美さんに惚れてしまったからこそ、もう距離を取ろうと思った。
この恋心を高ぶらせて何も良いことはない。
誰も得しないし一人のストーカーを生み出す結果になるだろう。
私のような弱者男性に恋心はもう毒薬みたいなものなのだ。
身を焦がす劇薬なのだ。
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