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第一章
第三十四話 ライブに行く
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私は40歳婚活難民の弱者男性である。
今日はイケメンな部下の佐々木君のライブに来ている。
日ごろは足を踏み入れないような地下への階段を下りる。
薄暗い受付でチケットを渡すと半券を渡された。
この半券でドリンクが一杯飲めるらしい。
防音の重い扉を開けて中に入ると、ちょっとして広間にパラパラと人がいた。
お客はどうも若い女の子ばかりだ。
ここは椅子など置いていないのでみんな立っている。
何やらグッズらしいタオルを持っている女性もいる。
ここで堂々と女性に声を掛けられる性格ならば出会いもあるのかもしれないが、私は居場所がないなと言う思いになった。
紙コップに入ったビールを片手に隅っこの方でちびちびと飲む。
時間が経ってくるとだんだんと会場に人が増えてきた。
会場全体が薄暗いのでよくわからないとはいえ可愛い子も多い。
何人ぐらいが佐々木君のファンなのだろうと余計な詮索をしてしまう。
どう考えても佐々木君はやはりモテモテだろうなあと羨ましく思う。
しかしもう人間が違いすぎて妬ましくもない。
年収400万ぐらいの40歳の中年と音楽活動をしている24歳のイケメンな男性。
比べるのは無理がある。
別にモテなくてもいいのだ。
私はただ一人の嫁さんがほしい。
それだけなのだ。
今日はイケメンな部下の佐々木君のライブに来ている。
日ごろは足を踏み入れないような地下への階段を下りる。
薄暗い受付でチケットを渡すと半券を渡された。
この半券でドリンクが一杯飲めるらしい。
防音の重い扉を開けて中に入ると、ちょっとして広間にパラパラと人がいた。
お客はどうも若い女の子ばかりだ。
ここは椅子など置いていないのでみんな立っている。
何やらグッズらしいタオルを持っている女性もいる。
ここで堂々と女性に声を掛けられる性格ならば出会いもあるのかもしれないが、私は居場所がないなと言う思いになった。
紙コップに入ったビールを片手に隅っこの方でちびちびと飲む。
時間が経ってくるとだんだんと会場に人が増えてきた。
会場全体が薄暗いのでよくわからないとはいえ可愛い子も多い。
何人ぐらいが佐々木君のファンなのだろうと余計な詮索をしてしまう。
どう考えても佐々木君はやはりモテモテだろうなあと羨ましく思う。
しかしもう人間が違いすぎて妬ましくもない。
年収400万ぐらいの40歳の中年と音楽活動をしている24歳のイケメンな男性。
比べるのは無理がある。
別にモテなくてもいいのだ。
私はただ一人の嫁さんがほしい。
それだけなのだ。
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