弱者男性は幸せになれるのか!? 一発逆転を夢見た末路の物語

幻霧雲開

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第一章

第三十話 躁鬱

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私は氷河期時代の40歳弱者男性である。

結婚と子供を持つことを夢見て生きている。

しかし、こんな年で年収400万くらいであると結婚は儚い夢となる。

子を産んでくれる女性は見向きもしてくれない。

女性と出会いもないのだけどね。

しかし、この年まで生きていると自分に軽い躁鬱の気があることを自覚している。

何もないのに気分が落ち込むことがある。

まあ、何もなさ過ぎて落ち込んでいると言えなくもないか。

仕事をしているだけの人生だもんな。

しかし、躁の時もあるのだ。

こちらも何もないのに楽しいのである。

お酒を飲んで、テレビで野球を見ているだけで楽しかったりする。

同じような日々を送っていて、こうも気分が変わるのとは不思議なもんだ。

人はただ脳に送られる物質によって気分が左右されている。

私のように日々にイベントも変化もないとそれがよくわかる。

麻薬で強制的に脳に快楽物質を送ってしまうと、脳が壊れてしまう。

何せ、何もない日々でも躁だと楽しいのだから。

同じように過剰にストレスが掛かると悪い物質が脳に行き過ぎて鬱になる。

脳は快楽物質に敏感なのだ。

みんな脳を大切にしよう。

過度なストレスはダメ。

麻薬は絶対ダメ。

以上、弱者男性からでした。(お前が言うなとツッコまれそう)
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