弱者男性は幸せになれるのか!? 一発逆転を夢見た末路の物語

幻霧雲開

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第一章

第二十四話 ビルクリ1級の学科試験

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私はビルクリーニング技能士1級の学科試験を受けている弱者男性である。

ビルクリーニング技能士1級の学科試験には学科問題と実技のペーパー試験の2種類ある。

学科問題は全体の65%以上、学科ペーパー試験は40%以上正解しないといけない。

学科試験は25問が〇×で、25問は四択の選択問題である。

はっきり言って難しくはない。

しかし清掃を行っている者は勉強が苦手な人が多いため、苦戦する人もいる。

ペーパー試験は計算問題がでる。

清掃する面積に、どれくらいの時間がかかるのかなどが提示される算数の問題と洗剤の問題などだ。

こちらの方が覚えることも少なくて、より簡単である。

学科テストが終わると、一緒に受けていた佐々木君とそのまま飲みに行った。

そして一緒に自己採点などを行う。

「ラーメン構造って知っていました?」と佐々木君。

「俺も知らなかった。冗談で書いてあると思ったよ」と答える。

私たちは達成感のためか話に熱が入り盛り上がった。

私も佐々木君も合格ラインはクリアしていた。

乾杯したビールが美味かった。

次はビルクリーニング技能士1級には実技テストである。

私も少しは前進しているのだ。
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